
秋田県は、去年から、夏場にアオコが発生するなど水質改善が課題になっている 八郎湖で、シジミを使った浄化試験を行っています。
アオコ(青粉)は、富栄養化が進んだ湖沼などで、主に浮遊性の微細な藻類が大発生し、水面を覆いつくすほどの状態およびその藻類を指します。水面に青緑色の粉をまいたように見えるので、青粉と呼ばれていると言われています。
試験では、東部承水路に設けた6カ所の消波堤の中にヤマトシジミ600kgとセタシジミ50kg〜100kgほど放流しました。そして去年の試験開始から来年まで3年間、シジミの生存率や生育具合、それに消波提内の水に含まれる窒素やリンの量などを詳しく調べているところです。
秋田県によりますと、シジミは水の中にある植物プランクトンを取り込んで濾過するため、アオコ発生の原因となる植物プランクトンの異常発生を抑える効果が期待されています。
八郎湖では、かつてシジミ漁が盛んでしたが、近年は大幅に落ち込んでいます。このため、地元の漁業関係者は、シジミによる水質改善に加えて、シジミ漁の再興にも期待しています。


