木村拓哉 Flow - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

木村拓哉 Flow - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

2022年06月26日Flow 第二百四回目「拓哉キャプテン × Kj」Part3

6月のマンスリーゲストは、今年デビュー25周年を迎えたロックバンド・Dragon AshのKj。
Kjの「人生の1曲」も伺います。


木村:東北の『ライブハウス大作戦』っていう震災復興支援に、積極的に参加されてきたらしいね。

Kj:うんうん。

木村:今、戦争というものも世の中には存在していて。震災やコロナもそうだけど、そういうことって、バンドとして、Kjとして、ゼロから音を作ったり言葉を紡いだりすることの、何かきっかけになったり、影響ってあったりする?

Kj:うん。でもね、俺が今まさに思っていたし、思っているのは…例えば、今おっしゃってくれた『東北ライブハウス大作戦』っていう、震災以降音楽が止まってしまった街に小さなライブハウスを作って、“音楽の灯を絶やさずにみんなの拠り所を守っていこう!”っていうムーブメントを始めたボスがいて。で、賛同した仲間たちとか自分みたいな後輩が、そのライブハウスに、例えば仙石線が石巻までまた開通してない時に行って、弾き語りしてるんですよ。みんなでね。
例えば俺の時だったら、多賀城までは電車が動いてたから、「多賀城」って駅で降りて、そこで誰かに車借りて、無理矢理石巻まで行く、とか。

木村:うん。

Kj:多賀城までも通ってない時は、高速もぶっ壊れてて片道だったんで、”その道で行くか、線路をひたすら歩くか”で行って、弾き語りしてたんですけど。
それこそ、バンドで行くと大所帯だし、大変じゃないですか。なので、バンドマンなんで(弾き語りは)本望ではないけれども、でも、音楽が全く鳴らないよりは弾き語りでも鳴った方がいいと俺たちは思うので、ギターだけ担いで、それぞれみんな仲間たちと行って。
この活動自体は、バンドカルチャーを好きな人はある程度知っていたりするけれど、でもそれはとても小さな話で。“俺たちの気持ちの問題”というか。それが結果的に、木村さんが(『東北ライブハウス大作戦』を)知るに至るっていうことが、こういう活動の1番デカい(意味)と思ってて。
だから、例えば(木村が)俺と出会わなければ、このカルチャーを知らないかもしれないし、こういうムーブメントは知らないかもしれないじゃないですか。でも、俺が木村さんと会うことによって、木村さんがこれを知って、影響力のある方が口にしてくれることで、すごい人数のリスナーにこのムーブメントが届くっていうのが、俺が1番したいことなんですよね。

木村:ラジオを聴いてくれている人たちの中に「え! その弾き語りが聴きたいよ!」って人が、絶対にいると思うし。

Kj:逆にね。

木村:本能で「俺は絶対に音楽は鳴った方がいいと思うし」って言って、線路を歩いてくれたKjがいるわけじゃん。だから、何ていうんだろうな…そういう素敵な奴らっていうのは、“気持ち動いてる”というか。

Kj:まぁ、“餅は餅屋”だと思う。だから、俺らにはできないことの方が多いけど、でも”音楽で変えられる何か”っていうものも、確実にあって。ゼロじゃなくて。「そこは任せてよ!」みたいな(笑)。その代わり、音楽で変えられないことは…。

木村:「頼みますよ!」

Kj:「頼みますよ!」だし、「音楽で変えられなくても、音楽を聴いた君には変えられるかもしれないじゃん!」っていうのが、多分、音楽のカッコいいところで。「俺では世界を平和にできないけど、この音楽を聴いた誰かは、もしかしたら世界を平和にできるかもしれないし」みたいな。
その青臭いロマンっていうのが、多分、ずっとバンドマンが1番宝にしてるものだと思うので。それをいろんな人に巻き散らかして生きてるだけでも…。

木村:だから、そのピュアなメンタルやメッセージを「今そんな綺麗事を言っててもさ〜」って、端っこの方に追いやる人たちもいるかもしれないけど、やり続けたものの存在価値っていうのは、それを受け取る人が決めるものだと思う。

Kj:だと思うし、“俺たちが青臭いこと言わなかったら、一体誰が言うんだよ!”って思っちゃうから。アーティストぐらい、絵空事言ってたっていいと思うしね。

木村:ちょっとプライベートの話、聞いてもいいですか?
ラグビーをやってたっていう話を聞いて、インドア派? アウトドア派? 今の生活、今のKjがどうなのかなっていうところなんだけど。でも、音楽を作るってなったら間違いなくインドアだもんね。

Kj:自分は相当引きこもりです。あの…暗いとかじゃなくて。性格は超明るいし、めちゃめちゃ友達も多いんですけど、かなりインドア派です。
例えば木村さんの曲「OFF THE RIP」は、俺の中ではものすごくアウトドアなイメージがあるので、意識して”外の光が届くような曲”にしようと思いました。

木村:お〜。実際、僕もその印象で、レコーディングも、それこそライブの時も…。

Kj:解放感がある感じですよね。

木村:解放感がありましたね。へえ、そうなんだ。
ここからは、番組に届いているリスナーからのメッセージに、Kjにも付き合ってもらおうと思います。

【東京都 波乗りKoji 38歳 男性】
キャプテンこんにちは!
僕は昔からキャプテンのファッションが好きで、キャプテンが私服姿をinstagramにあげると、すぐにそのファッションをチェックするようにしています。
そこでキャプテンに質問です!
キャプテンが服を選ぶときの基準って何でしょうか?
自分のファッション選びの参考にしたいのでぜひ教えてください!!


Kj:もう、さんざん真似しましたよ。木村さんのドラマの中での格好ね。俺は『若者のすべて』(1994年フジテレビ系ドラマ)ですけども。まぁ、「ロンバケ」って(『ロングバケーション』1996年フジテレビ系ドラマ)言う人もいるでしょうし、いろんなそれぞれの木村さんがあるでしょうけども、自分は『若者のすべて』1本なんで。

木村:1本(笑)。

Kj:はい。それこそ、革パンツも真似しましたね。レッドウィングのエンジニア(ブーツ)は高いんで、ホーキンス買って、レッドウィング風にエイジングして(笑)。ライダース(ジャケット)もそうですね。シングルライダース。亀は飼わなかったですけど。流石にね、はい。

木村:亀?

Kj:(ドラマの中で木村が)部屋で亀に餌をあげてたんですよ。…いや待って、覚えてない?

木村:覚えてる覚えてる(笑)。

Kj:あれでみんな亀飼ってますから! 絶対忘れちゃダメですよ!

木村:(笑)。今「亀」って言われた時に一瞬、“ファッションで亀って…俺、あったかなぁ?”って(笑)。

Kj:だから、その時の俺たちから見たら、そういうのもファッション。あの木造のアパートの端で亀を飼って、「俺も1人だよ…」的な、あのカタルシス。もう、キリがないですから!
多分、言われてもあんまり楽しくないから、これ以上言わないですけど(笑)。

木村:いやいや。そういう「〇〇観てたんですよ」とか、それこそ、ある作品で乗ってた単車を「俺も同じように改造して乗ってました」とか聞くと、“ああ、そいいう世代なんだ”って、逆に嬉しくなることはすごくあるので。
でも、服は、選ぶ基準というか、僕は好きなものが変わってないので。それこそ、高校の時分からブレはあるんですけど、メインルートはそんな変わってない感じかな。
だから、インターでは降りるんだけど、その道に戻って来る。

Kj:結局ね。

木村:そういう感覚かな、僕は。いや〜、面白かった。Kj、ヤバいっすよね。

Kj:楽しいです、俺。

木村:マジですか。

Kj:すごい楽しいです。ラジオとか全然出ないので。

木村:いやもう、出てください。どんどん。定期的に呼ぶので。

Kj:じゃあ、定期的に来ます。面白話、仕入れてきます(笑)。

木村:お願いします(笑)。
今月はDragon AshのKjさんとお送りしてきましたが、今のKjが持つ目標とか夢とか、あと挑戦したいことって、今、ありますか?

Kj:まあ、25年もプロでバンドマンとして生きているって、最早ここまで来たらむちゃくちゃかっこいい生き方だと思うので、みなさんが許す限り、表現が枯渇しない限りはやりたいと思ってるのと、同時に、それと同じかそれ以上に、大人になって久々にバンドを組みたいと思ったメンバーとThe Ravensっていうバンドを組んで最近制作をしていて、もうじき作品も録り終わるので、そのバンドを真剣にやっていきたいっていう、その二本柱かな。

木村:この番組では毎回ゲストの方に「人生の1曲」を伺ってるんですが、Kjの「人生の1曲」、どんな曲になるんでしょうか。

Kj:はい。Dragon Ashの話もいっぱいさせてもらったので、「繋がりSUNSET」という、自分たちの曲を選びたいと思います。

木村:(「繋がりSUNSET」)が、「人生の1曲」?

Kj:はい。20代の最後に作った曲です。1曲に1ヶ月2ヶ月かけて(作って)。タイミング的に“自分が20代の最後に人に届ける曲”ってわかっていたので、“自分は20代に何を鎹(かすがい)にして生きて来れたのかな?”“何を握り締めて今ここにいるのかな?”と思ったら、”繋がり”だったんですよね。本当に、綺麗事でも何でもなくて。
仲間だったり、それこそ俺たちとかガキのバンドマンを虐げてきたウザい先輩だったり、下の子たちだったり…全部の繋がりが、多分、自分を今のアーティストにしてくれているので。その「繋がりSUNSET」っていう曲は、すごく大きな曲です。

木村:いいなぁ。「人生の1曲」が、自分の曲だよ! なかなかカッコいいですよ! いやぁ、ありがとうございます。
ということで、今月6月のゲストは、Dragon AshのKjでした。ありがとうございました。

Kj:ありがとうございました!

[OA曲]
M.繋がりSUNSET/Dragon Ash

[後TM]
OFF THE RIP/木村拓哉

2022年06月19日Flow 第二百三回目「拓哉キャプテン × Kj」Part2

6月のマンスリーゲストは、今年デビュー25周年を迎えたロックバンド・Dragon AshのKj。
ここでしか聴けないトーク、お楽しみに!


木村:「陽はまたのぼりくりかえす」から、同級生でサポートメンバーだったDJ BOTSが正式加入し、99年アルバム『Viva la Revolution』をリリース。売り上げが180万枚以上!
そして、これは自分もすごい興味があったんだけど、ギターと2人のダンサーが加入して7人編成になって、ロックバンドではあるんだけども、DJがいたりダンサーがいたり…っていう新しいスタイルを打ち出したっていうことなんだけど。

Kj:はい。

木村:DJ、ダンサーが加入してもいいんじゃないかっていうのは、どういう経緯だったの?

Kj:まず、DJのBOTS君は、そもそも必要枠なんですよ。ギターとかベースとか(バンドに必須のポジションとして)あまり変わらないというか。
ちょっと昔話なんだけど、中学でバンド初めて本格的に音楽にのめり込む時に、渋谷の宇田川交番…。

木村:わかりますよ。

Kj:(宇田川交番界隈に)いたでしょ?

木村:うん、いたよ(笑)。「いたでしょう?」ってバレてるでしょ(笑)。

Kj:宇田川交番の、斜向かいくらいに「OCTOPUS ARMY」って服屋さんが…。

木村:あった! 「OCTOPUS ARMY」あった(笑)。

Kj:オリジナルのカバンとか出してるとこ(笑)。あそこに中2、中3とかで買い物に行ってたんですよ。(そのほかに)センター街の「VOICE」って古着屋さんで…。

木村:「VOICE」あった!

Kj:(VOICEの)福袋で、3枚1000円とかで、中身は見えないで売ってもらえるんですよ。すごい安くね。それを、ドラムの奴といつもその古着屋に行って、1000円でお互い福袋買って、どっちも開けて、サイズとか色が合う方を物々交換して、そのTシャツで下北のライブハウス出る、みたいな。そんな感じだったんで。
その「OCTPUS ARMY」に行った時に、聴いたことのない音楽が流れてたんですよ。すごいエレキギターが歪んでて、“これ生ドラムじゃないなぁ…”っていうドラムの音がずっとグルグルとループしてて。その(リズムの)上にラップが乗ってて。“これ何なんだろう? ヒップホップなのかな? ロックなのかな?”みたいな。で、店員さんに聞いたんですよ。「これ、何ていうアーティストですか?」って。

木村:「OCTPUS ARMY」で(笑)。

Kj:「OCTPUS ARMY」で。そしたら、バンダナで(額を覆い)一切目が見えないような状態の、“その接客態度で今ならヤバいよ!”みたいな店員さんに「お前、楽器弾きなのにBeastie(Boys)も知らないの? 今から買いに行きな」って言われて、そこで初めてBeastie Boys(ビースティ・ボーイズ)を知って。アルバム『Check Your Head』が、その時流れてたんですけど、そのアルバムを買って。

木村:どこで(アルバム)買ったの?

Kj:三軒茶屋です。

木村:それは三茶なんだ(笑)。そのまま(お店を出て)、宇田川の交番をまっすぐ行って…。

Kj:HMVね。

木村:HMVじゃないの?(笑)

Kj:(HMV)ありましたね。そこじゃないです(笑)。
三茶で(アルバムを)買って、Beastieを家で聴いて。そこでもう、今の自分の音楽に1番通ずる衝動・衝撃をを受けて。ギターもある、ベースもある、歌もある、ラップもある、ブレイクビーツってものが鳴ったりもしてる、生ドラムもある…みたいな。だから、なんていうのかな…“ギターがこう、ベースがこうで、ここに立ってこういうAメロがあってBメロがあってCメロがある”っていうテンプレートみたいなものを俺も初めてぶち壊されたっていうか、“おもちゃ箱ひっくり返したみたいな音楽だなぁ”って思って。そこにやられて。
BOTS君とは高校で出会ったんですけど、彼は彼でDJに目覚めて。お母さんからもらう1日の昼飯代を、昼飯食わないで、クラスの全員から弁当をちょっとずつ分けてもらう元気玉みたいな食生活しながら(笑)、その食事代で1日1枚、12インチっていう(大きさの)レコードを買って、レコードを増やして2枚使いしたり、ミックステープ作って俺達にミックステープくれたりとかして、1人でやってたんですよ。で、BOTS君に「じゃあ、一緒にやろうよ」って俺が誘って。
最初、ライブが始まる前にスクラッチ入れてもらってたりとかしてたんですけど、「本格的に(音楽を)やろう!」となって、BOTS君はその後学校を辞めて、Dragon(Ash)に入ったんです。

木村:へぇ〜!

Kj:ダンサーはね、(2000年に)『SUMMER SONIC』っていうフェスの第1回があったんですよ。その時に観たアレステッド(・ディベロップメント)が衝撃で、“あっ、ライブってこんなに楽しいんだ”みたいな。

木村:でも、なんだろうな…テンションがけっこう寂しいところに行ってしまうんだが、けっこう不幸なこともバンドであったんですね。

Kj:そうですね。

木村:2012年で、オリジナルメンバーのベーシストの。

Kj:IKUZONEがね。

木村:他界してしまうっていう。こういうことって、実際、現実として、バンドメンバーが1人他界してしまうっていうのは…経験者しかやっぱりわからないんだろうな。自分はこういう経験がないから。

Kj:なんて表現していいかわからないけど…。特に、その亡くなる前に最後にやったライブが…IKUZONEが1番愛していたROTTENGRAFFTYってバンドがあるんですけど、俺らよりちょっとお兄さんの世代で、ずっと売れない時期にIKUZONEがプロデュースしたりライブをやったりしていて。そのROTTENGRAFFTYってバンドがワ〜っと売れてきて、初めて「2バン(2つのバンドだけでライブ)でDragon(Ash)を呼ぶ!」って呼んでくれて。確かね、渋谷のEASTか何かで2バン(ライブ)したんですよ。で、もう最高の打ち上げをして、その後。ほんとに1番いいとこで着地したっていうか。最高の夜が最後のライブだったんですよね。
なので、それも寂しかったし、今思うと、その最後の最後までスーパーロックベーシストとしていれたっていうのは、バンドマンとして最高なんですけど、残された自分たちはね。

木村:そうだね。

Kj:自分たちはみんな子供で、IKUZONEは(本名)馬場さんっていうんですけど、馬場さんがイチからバンドマナーとか、服の着こなしとかね、ライブの時の動きとかを教えてくれていたようなものなんで…。もう確実に、あの人がいなければDragonAshはないですし。今だからこそ「ありがとね」っていう言葉が出てくるんですけど、その時の俺たちは 「いやいやいや、1人で行っちゃわないでよ!」っていう感覚の方が多かった。あと、ファンが悲しかったと思う。やっぱね。

木村:絶対そうだと思うし、ファンもそうだけど、当事者であるバンドのメンバーっていうのは…。
でも今、すらっと何のつっかかりもなく”ありがとう”って言う言葉が出てくるっていうのが、1番の関係性じゃないかなぁとも思うし。

Kj:そうですね。

木村:その後、本当にいろんなことを経験して、2020年、ダンサーの2人が脱退して5人編成になって、今年、デビュー25周年。

Kj:はい。

木村:25周年。いいなぁ。このバシン!っと決められる感じが非常に素晴らしいなと思います。

Kj:ありがとうございます。

木村:10代でデビューして25年間やってきて。ちょっとは変わるんですか?

Kj:そうですねぇ。

木村:それはバントっていう形態もそうだし、音楽っていうものに対してもそうだし。

Kj:例えば、良い悪いとかじゃなくて、その他の役者さんとかアイドルグループとかと1番違うのは、自分たちでゼロからモノを生み出して、自分たちで演奏して、自分たちでやっていくっていうのが1番大きなテーマなので。“何か良いものをピックアップする”って感覚とは違うから、自分たちで生み出していく、生産していくってことへのモチベ(モチベーション)が保てなかったら、やっぱり長くできないと思うんですよね。
あとは、「自分たちが楽しんでるから、人が見て楽しいと思ってもらう」っていうのが大前提だし、最低限「聴いてる人たちに愛してもらう」「評価してもらう」「ライブハウスに足を運んでもらう」っていうこと。それはこちらがどうすることもできないから、感謝の面が大きいけど。
俺らが10代の時に、25年もやっていて今も現場でヘッドライナーやってるって人はあんまりいなかったので、多分、バンドマンの寿命自体がすごく伸びてると思う。

木村:なんか、「Dragon Ashの25周年」っていう響きをこうやって実際に目の当たりにすると、きっとファンの人たちはそれは感じ取ってると思うんだけど、その底力的なものが…表面上の「俺らバンドやってます!」「音楽作ってます!」っていうだけじゃない、“人との繋がり”というか、バンドメンバーだからこそ分かりあえる、許せるところだったり(そういうものが)すごく強くあるんじゃないかなっていうのが、勝手な僕のイメージなんですけど。

Kj:そう言ってもらえると嬉しい。やっぱり自分たちも、“音楽力”とか“演奏力”ってより、”バンド力”にはけっこう自信があるから。Dragon Ashに限らずなんですけどね。長くやってる俺の仲間達のバンドは、みんな“バンド力”が高いなって思う。

木村:”バンド力”って、良い言葉だなぁ。

Kj:バンドマンって、もうホント、ダメな人種なので。長くやってるからわかるけど(笑)。

木村:なんでなんで(笑)、なんでダメな人種なの(笑)。

Kj:なんていうのかなぁ…承認欲求もあって、自己顕示欲もあるんだけど、踏み込んでほしくない、みたいな。

木村:でも、すごい動物的でいいと思うけどな(笑)。

Kj:そうそうそう動物的!(笑) だから、簡単に言うと子供っぽいんですよ。

木村:でもなんていうのかな、”人間らしさ”っていう美しい響きはあるかもしれないけど、そこの根底って、“動物らしさ”じゃん。

Kj:本能ってこと?

木村:そうそう。それを感じるけどな。

[BGM]
M.Let yourself go, Let myself go/Dragon Ash
M.So What'Cha Want/Beastie Boys
M.People Everyday/Arrested Development

[OA曲]
M.Tiny World/Dragon Ash

[後TM]
OFF THE RIP/木村拓哉

2022年06月12日Flow 第二百二回目「拓哉キャプテン × Kj」Part1

6月のマンスリーゲストは、ロックバンド Dragon AshのKj。
実は2人でじっくり話すのは、今回が初めて。一体どんなトークになるのか、お楽しみに!


木村:今月のマンスリーゲストはこの方! Dragon AshのKjさんです!

Kj:お願いします! お久しぶりです。

木村:お久しぶりです! 僕の2ndアルバム『Next Destination』に収録された楽曲で「OFF THE RIP」という曲があるんですけれども、その曲をKjが手掛けてくれて。その曲のミュージックビデオには(湘南乃風の)RED RICEだったり、武田真治だったり、女優の江口のりこさんが出てくれて、そちらの完成披露試写会の生配信に、Kjにも参加していただきました。お会いするのは、それ以来ですよね。

Kj:はい。生配信以来です。

木村:僕、ツアーをやらせていただいて、そのツアーの中で、もちろん「OFF THE RIP」を演らせてもらったんですけど…会場に来てくれた観客のみんなは、今の(コロナ禍の)状況下なので、一緒に歌ったり歓声を上げて盛り上がることができなかったんだけど、「『OFF THE RIP』の中で描かれている”踏み込め!””望んだ場所へ行こうぜ!”っていうメッセージがすごく胸に響きました! 本当にありがとうございます!」という感想をすごいもらっていて。

Kj:嬉しいですね。

木村:ツアーをやってる最中は進行形なので、声を出せずにいるみんなのマスク越しの瞳から伝わってくる“熱”というか“エネルギー”というか、そういうものをすごく感じながら演っていたんだけど、(ツアーが)終わった後に「ステレオやスピーカーから流れて来る曲ももちろん好きなんだけど、ああやって実際に目の前で歌ってくれて、そのメッセージがモロに”生”として伝わってきた時に、すごく勇気をもらえました!」っていう感想がめちゃくちゃ多かったんですよ。

Kj:嬉しいです!

木村:だから、その事実を作ってくれたKjに今日伝えられるのが、僕自身もすごく嬉しくて、今日は(ゲストに)来てくれて良かったと思ったんです。
お互いの、今までのイメージって絶対的にあると思うんですよ。(木村は)イメージ的にどうでした?

Kj:木村さんのイメージ…自分はかなりオンタイムで、(木村が)駆け上がっていく様を幼少期から見ている世代なので。それこそ俺、初舞台を観に行ってますし(笑)。

木村:(ミュージカル)「聖闘士星矢」を観てますからね。

Kj:「聖闘士星矢」がツボですからね、当時は。SMAPじゃないですからね(笑)。

木村:そこじゃない(笑)。

Kj:そこ(SMAP)はどうでもいい(笑)。「おっ、聖闘士星矢やんのか!」で行ってますから(笑)。

木村:なるほど(笑)。
この番組は、ゲストがどのように人生をFlowしてきたのかをトークしていくわけなんですが、今日来てくれたKjは、1979年生まれ、東京都出身。現在43歳。1997年にDragon Ashでデビュー。フロントマンとしてバンドを牽引し続ける一方、プロデュースとか、いろんな形態で音楽作品を発表するほか、映画、ドラマなど俳優としても活躍、という。

Kj:それ、書かんでよかったんじゃないかなぁ…。

木村:だって事実だもん。子供の頃のKjっていうのは、どんな感じだったの?

Kj:わんぱくですね。

木村:わんぱく?

Kj:それこそラグビー部だったので、小・中と、けっこう本格的にラグビーやってましたね。もう“部活少年”て感じ。

木村:ラグビー? なんでラグビーを選んだ?

Kj:ラグビーが強い学校だったんですよ。例えば小学校とかだと、他に選択肢をいっぱい与えるとラグビーに流れなくなってしまうので、野球とかサッカーとか(の部活は)はないんですよ。もう、アグレッシブに運動したい男の子はみんなラグビー部に入るっていう。

木村:ラガーマンだったんだ。

Kj:そうです。そのラグビー部の4人で、最初にバンドも組みました。

木村:そうなんだ!

Kj:だから、中2の時かな? 学祭でハロウィン(ドイツのバンド)とかのコピーバンドを観たんですよ。「まじカッケーな」って言って。それで中2の時に「自分たちも今から1年間猛練習して、3年生の時の学祭でこういうことを演ろう!」って言って、ラグビー部の4人で(バンドを)組んで…っていうのが最初です。

木村:その時は、オリジナルの曲というより、カバー?

Kj:ほぼブルーハーツ(THE BLUE HEARTS)。

木村:おっ、そうなんだ。

Kj:8割9割、ブルーハーツ。で、ガンズ(ガンズ・アンド・ローゼズ)。ジュンスカ(JUN SKY WARKER(S))。お兄ちゃんがいる奴とかはBOØWYをやってみたりとか、ZIGGYをやってみたりとか。

木村:うぉ〜(笑)。もう今挙がったアーティスト名は、全部ストライクゾーンですね。

Kj:世代的に、持ってないCD、ないですよね(笑)。

木村:ないね(笑)。で、最終的に、Dragon Ashのメンバーとの出会いは?

Kj:その当時、自分のバンドを組んでて、うちのドラムの奴も他でバンドをやってて、高校に進学していろいろ価値観とかが変わったり進路を定めたりとかして、みんながみんな同じようにバンドをやるわけではないので、そこで「自分は(バンドを)辞める」とか、「自分は続ける」って奴が出てくる中、「じゃあ一緒にやろうか?」ってなったんですよね。

木村:でも、デビューしたのは…。

Kj:17歳です。

木村:17歳でメジャーデビューってすごくない?

Kj:学生服でライブハウスに行って、ちっちゃい楽屋でストリートっぽい格好に着替えて、「えっ、ストリートだよ? 何?」みたいな顔で演る、みたいな(笑)。

木村:16、17歳くらいでメジャーデビューってなった時、もちろんバンドメンバーもそうだけど、Kj本人の中の受け取り方っていうのは、どういう感覚だったの?

Kj:そうですね。ちょっとこう、ノスタルジー補正があるから的確かどうかはわからないけど、当時は相当苦しかったです。やっぱり、17歳でライブハウスの現場に出ている時点で、対バン相手のバンドの人たちもすごく嫌がるので。

木村:それは、どう嫌がるの?

Kj:そのぐらいのカテゴリーの時って、例えば大人だったらバイトして、俺らもバイトして、ノルマ払って埋まらない千鳥格子の客席を眺めてライブする…っていう。で、ちょっとずつちょっとずつ動員を増やしたり、対バン相手のお客さんを取ったりっていう感覚のクラスなので、その対バン相手が子供な時点で、相手がすごくがっかりするんですよね。自分たちに利点がないし。

木村:そういう意味か。「なんで赤コーナー、こんな10代が来たんだよ!」みたいな。

Kj:そうそう。世代的に、なんか孤独でしたね。当時、俺らが16、17歳とかでやってる時に、横浜とか湘南の方で「山嵐」っていうミクスチャーバンドがすごく人気があって、それが自分たちの1個上の先輩だったんです。(それから)ちょっとしてから、「RIZE」っていう金子ノブアキくんが入ってるバンド。その3つぐらいしか、今でも残っているようなバンドはいなかったんで。たぶん、それぞれが孤独だったし、それぞれがライバルだった感じですね。

木村:それは貴重な立場だね。いないもんね、あんまり。

Kj:いない。だから、そこから10年くらいバンド活動を続けて、やっと1個上、2個上くらいの歳の奴が後から出てきて、そこで仲良くなる、みたいな。だから最初の10年とか、ガキの頃からやってるバンドは、みんなかなり孤独だったと思います。

木村:バンドなのに孤独って、なんかすごい。

Kj:そうなんですよね。ロックバンドって、シーンにいて横のつながりとか義理人情とかでやっと成り立ってるような文化なので、バンドマンにとっては、例えそれが誰もが知ってる有名なバンドであろうと誰も知らないバンドであろうと、“そのつながりがあるかないか”で幸福度が決まるので、横のつながりがなく孤立してるっていうのは、辛かったですね。

木村:でも、98年に「陽はまたのぼりくりかえす」っていう(ヒット曲を出した)。この曲、すごく聴いた記憶があるんだよね。その時はまだ19歳だもんね?

Kj:18か19歳とかですね。

木村:もしこの曲がヒットしなかったら…えっ、「音楽を辞めよう」とか、ホントに思ってたの?

Kj:音楽を辞めるというか、バンドですね。1つ1つのバンドだとライブハウスが埋まらないんで、6、7バンドくらいで、200キャパのいろんなライブハウスを回る…みたいな。回ってても、ダントツ人気なかったんで。

木村:マジで?

Kj:(自分たちが)子供だからっていうのもあるんですけど、ビックリするくらい人気なくて。なんか「1番やりたいことをやって、これで最低限の人たちに刺さらないようでは、多分もう、自分たちの表現が誰かを突き動かすっていうのは難しいんじゃないかな」っていうところまで。
まあ、17歳とかの頭の中って、ちっちゃい宇宙なんで。でも、ちっちゃい宇宙がゆえに隅々まで見渡せるし、自分の大事な世界なので、それを維持できないのかな、と。今思うとそんなことないんですけど。

木村:そうなんだよね。17、18、19歳位の時のメンタリティー、あとキャパでその当時を考えたら、「いや、もうこれで無理だったら無理だろ」ってきっと思ってる、感じてるとは思うんだけど、いろんな経験をしてきて、今40代とかになって当時のことを俯瞰で見ると、「当時はそりゃキツイだろうなぁ」って。

Kj:そうなんですよね。例えば、すごくおおざっぱに言うと、今、俺たちの年齢の365日って、何1つ成長せぬまま、へらへらして終わる1年もなくはないじゃないですか(笑)。「あれ? あと1か月で今年終わるの? 俺何してたっけ?」みたいな。
17、8歳の楽器弾きの1年って、その1年だけで格段に世界観が広がったり感性が育ったりするので、「あ、このジャンルの映画かぁ」とか「このジャンルの音楽かぁ」とかじゃなくて、初めて見聞きするもので毎日埋めることも、好奇心旺盛な子だったらできると思うんだよね。そういう時期の1年と今の1年だと、いわゆる“体感”で、長さとか濃度が違うと思うんですよ。
始めたてのバンドマンって、自分が何をやってるかを一番言い辛い。「バンドマンだよ」「いや、それ、バンドマンじゃなくてフリーターでしょ?」みたいな。

木村:でもそこは、覚悟をした奴は、何を言われようと。

Kj:そうなんですよね。時間と共に覚悟が深まっていくので、最初からその覚悟で楽器持ってる奴なんて、たぶん1人もいない。

木村:まあ、いないよね。いないけども、デビューしちゃってるからね。

Kj:そうなんですよね。誰かに動いてもらっているっていうのも初めてことだし。

木村:そうだよね。

[BGM]
OFF THE RIP/木村拓哉

[OA曲]
M.陽はまたのぼりくりかえす/Dragon Ash

[後TM]
OFF THE RIP/木村拓哉

2022年06月05日Flow 第二百一回目

今週は、みなさんからいただいたメッセージを紹介させていただきます。
最後までよろしく!


木村:いつもたくさんのメッセージ、ありがとうございます。
今回はドラマ「未来への10カウント」の撮影現場の楽屋からお届けしております!
まずは、そんな現在放送中のドラマ「未来への10カウント」に関してのメッセージ。2通まとめて紹介させていただきます!

【埼玉県 なつみ 29歳 女性】
拓哉キャプテン、こんにちは!
毎週木曜日、ドラマ「未来への10カウント」楽しく見させていただいております。
撮影もラストスパートですね!質問です。
スパーリングシーンは、本当に打たれているんですか?第6話のスパーリング、迫力があり、凄かったんですが、体は大丈夫ですか?心配です。
裏話があれば教えていただきたいです。

【東京都 匂いフェチ 13歳 女性】
拓哉キャプテン、こんにちは!
未来への10カウント、第6話も素敵でした。
京明高校の練習試合に出場するために、奮闘する生徒たちの姿に感動しました!
スパーリングシーンは、キャプテンがかっこよすぎて何百回も巻き戻しては観るを繰り返しています。笑
私は弓道部なのですが、今、部活の大会の選手選抜に向けて一生懸命練習しています。
ボクシングと弓道は全く異なるものではありますが、ドラマを観ていると共感できるところがたくさんあり、私ももっと頑張ろう!という気持ちになれます。
今後どういう展開になってゆくのか楽しみです。


木村:13歳で“匂いフェチ”って大丈夫なんだろうか…(笑)。ありがとうございます! 他にもたくさんいただいているんですが、代表して2つメッセージを紹介させていただきました。
みなさんから、第6話のスパーリングシーンについて「あれやばくね?」っていうメッセージが多かったんですけれども、あれはですね…そうですね…ヤバいです(笑)。単純にヤバいです。
「実際に当たってるんですか?」とか「打たれてるんですか?」って質問も来てるんですけど、(木村演じる)桐沢が、部員に対して「(パンチを)1発入れる度にその都度交代だよ」っていうルールを設けたじゃないですか。なので、桐沢が(パンチを)1発入れるっていうシーンに関しては、ガチに現場ではスパーン!って入ってましたね。だからみんな、撮影の合間に、現場に来てくださっていたトレーナーのスタッフの方に、氷のうで首元を冷やしてもらったりとかしてましたね。
…まあ、このラジオなので、自分の部屋感覚でお話しちゃうんですけど、久々にやったんですよ。あのシーンの撮影中に、ギックリ(腰)。
久々にやって身体が動かなくなって、1巡目2巡目を撮り終わったくらいの時に、急に“あれ?なんか違和感あるな”って思って。“なんだろう、この違和感”って思ってたら、急に全く動けなくなって。これもここだからぶっちゃけますけど、”さらし”巻いてました。さらし巻いてあのシーンを撮り終えました。
そういう“裏話が過ぎるんじゃないか?”ってトークになってしまいましたけども、ラジオネーム:匂いフェチも言ってましたけど、スポーツって、個人競技だったり団体競技だったりいろんな形があると思うけど、その“向き合い方”っていうのは、どこか似たものがあってもいいのかな。“本気で向き合う”ってことに関しては、どんなスポーツにおいても、そこが重要な軸になるんじゃないかなぁと思いますけどね。
実際に「未来への10カウント」を観てくださって「やる気が出た」とか「明日から頑張ろう!」とか「自分もちょっと、あの人の言葉刺さったなぁ」とか、そういう風に思ってくださるのが、僕は一番嬉しいです。今度の木曜日(6月9日)のファイナルラウンドが最終回ということなので、みなさんの心のミットへ思いきり打ち込みたいと思いますので、ぜひ受け止めてください。
そして、先週配信された「木村さ〜〜ん!」200回記念の感想もたくさんいただいております。代表してこちら。

【広島県 ☆☆☆よっこん☆☆☆ 41歳女性】
木村さん、こんにちは!
「木村さ〜〜ん!」200回おめでとうございます。
鈴木京香さんと一緒に「beautiful morning」を聴かれている場面がとても雰囲気が良くて、何度も再生しました!
ずっと口角をクッと上げられ柔らかい笑みで曲を聴かれていた(鈴木)京香さんと、その後ろで様々な表情をされる木村さん。
お二人のこの感じがなんだか、胸にグッときて泣きそうになりました。
これまで配信された中で一番、繰り返し観た回となりました。


木村:いろんな感想を(SNSで)呟いてくださってる方がいらっしゃったじゃないですか。僕も覗いたんですけど、京香さんが来てくださって、それを観てくれたみんながジーンとしてくれた…っていうのが、“「木村さ〜〜ん!」も、なんかすごい領域に来たな”って思ったんですけど。人と人とのケミストリーで、観てくれた人たちがより感じてくれることが多かったらすごいことだなぁと思ったし、改めて京香さんの魅力っていうのも再認識できた回になったなと思ったし。あと、レコードを作ってくれた(山根)アツシ、いたじゃん! 彼が呟いてて。「放送、見ながら泣いてしまった」って、アツシが涙を流してくれたっていうのが…それを僕が見た時、逆に目頭が熱くなりましたね。
でも、山下達郎さんからのきっかけというか、「(レコード)作んないの?」ってパスがなかったら、アツシのところへも行ってなかったと思いますし、あと、糸井(重里)さんにも(レコードを)届けてくれてたじゃん。ああいうのが、すごく嬉しかったなぁ。他にも実際に(レコードを)お渡しさせていただいて、いろんな方のリアクションもきっとあるんだろうけど、来てくれた京香さんには感謝しております。本当にありがとうございました。

木村:続いては、リスナーのみなさんが一生懸命チャレンジしていることを応援する【リポビタン×Flow 頑張るリスナー応援企画!】
今回はこちらのメッセージをご紹介したいと思います。

【長野県 メリマロ 女性 46歳】
初めてメールします。
正直、いや、ホントに失礼な言い方ですが、私は木村さんのファンではありません。
が、もちろんドラマなどで「木村拓哉」で育ってきた世代ですので、唯一無二の存在であります。
こんな私が、今回はお礼を伝えたくてメールしました。
月曜日の朝、家事をしながら耳に入ってきた声は、木村さんでした。
何気なくテレビに目をやり、お話されている言葉を字幕で見ると
「人間なんで。やりたくない日もある。でも、腐らず手を抜かず本気で向き合う」
という内容でした。そのとき、体に電流が走ったような感覚になりました。
私は、16年同じ会社に勤めていますが、社内の雰囲気が悪すぎて、毎日行きたくない衝動に襲われます。とくに、月曜日はそうです。
その月曜の朝に、自分が逃げていた現実を叩きつけられた感じがし、木村さんのように、負けたくないという気持ちが沸いてきました。
その日から、毎朝木村さんを思い出しています。もはやファンですね。そして、不思議と私の周りの雰囲気がよくなりました。
たった一週間ですが、変化が見えたので、これからも腐らず気張っていきたいと思います。木村さん、復活のきっかけを、ありがとうございました。


木村:これはメリマロさんなりにアンテナで受け取ってくれて、そう変換してくれたんですね。1人の変化って、やっぱり、絶対にその現場に(変化を)もたらしますよね。
「腐らず手を抜かず本気で向き合う」っていうのは…「腐らず」っていうのは、嫌なことも相当あるので、そこで腐ったら、そこにいること自体がもったいなくなっちゃう。なので「腐らず」ってワードなんですけど。
「手を抜かず本気で」っていうのは、何回も言うことなんですけど、自分の行く現場ってプロしかいないんで、“プロが自分のことを待ってる”んですよ。そこで手を抜いたり、適当に”こんな感じでいいんでしょ?”ってやると、プロたちには「何コイツ手を抜いてんだよ」って、(手を抜いていることが)見え見えというか。例えば、手品をやるにしても、みんな(プロだから)タネがわかってるんですよ。タネはわかってるんだけど、「タネがわかってるからってタネ見せんなよ、ちゃんと俺らのこと驚かせろよ」っていう。言い方を何かに例えるんだったら、そういう感じかな。
メリマロさんは、(メールの冒頭で)「ファンではありません!」っていう素敵な入り口がありまして、(最後には)「もはやファンです!」って(笑)。でも嬉しいです。ありがとうございました。

【リポビタン×Flow 頑張るリスナー応援企画!】
あなたがいま、一生懸命チャレンジしていること、頑張っていること、頑張っている理由など、エピソードと共に番組宛に送ってください。メッセージをくれたリスナーの中から10名様にリポビタン製品をプレゼントします!
みなさんの熱いメッセージ、お待ちしております!

[BGM]
beautiful morning/木村拓哉

[OA曲]
M.微熱/UA

[後TM]
OFF THE RIP/木村拓哉

2022年05月29日Flow 第二百回目「拓哉キャプテン × 藤原ヒロシ」Part4

5月のマンスリーゲストは、 藤原ヒロシさん。
今日はみなさんからいただいたメッセージを元に2人でトークしたいと思います。
そして、藤原さんの「人生の1曲」も伺います。最後までよろしく!


木村:ここからはですね、この番組に届いているリスナーからのメッセージに、ヒロシ君にもお付き合いしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

藤原:お願いします!

【千葉県 さと 46歳 女性】
拓哉キャプテンこんにちは!!
お気に入りの服を見つけた時、キャプテンは同じ物を複数や違う色の物も購入しますか?
それとも同じ物は1枚しか買わないのか…? どちらですか?
ちなみに私は、違う色の物も購入してしまうタイプです…


木村:これ、どうでしょう?

藤原:僕は買っちゃいますね。気に入ったら、同じ色でも買っちゃうことありますね。

木村:えっ、複数?

藤原:うん。買わないですか?

木村:買わない。

藤原:へぇ〜。だってその時買わないと、もうなくなっちゃったりするから。

木村:なくなっちゃうかもしれないけど、もう1枚持ってるじゃないですか。

藤原:それがボロボロになる可能性があるじゃん。

木村:でも、それはボロボロになっていく過程が良くないですか?

藤原:(笑)。それはそれで置いておいて、新品の新しいものも…っていうか。特に気に入ったものは2足買ったりとか、僕はけっこうありますね。

木村:2色はなんとなくわかります。Tシャツの(カラー展開が)白・黒があった場合は…。

藤原:(購入は)両方ね。

木村:“これ両方いきたいな(購入したい)”って時はあります。でも、同じものを2つ買ってって…1度もない…かも。

藤原:へぇ。僕、けっこうありますね。スニーカーとか特に。

木村:俺、1度もないかも。同じものはさすがになくて、気付いたら“コレとコレすげぇ似てるな”っていうのは、VANSのスニーカーでありました。

藤原:ずっと白の無地を履いててボロボロになったから、もう1回白を買うってあるでしょ? 同じもの。

木村:いろんな番組とかを見ていてよく思うのが、「これ、かわいくないですか?」「かわいい!」ってなって、それを購入した後に、何と何と何に合わせられるなぁ…まで、みんな考えてるのかな?っていう。
自分は何かを買う時に、“これを買ったら下(ボトム)はあれでも絶対大丈夫だな”とか、“あ、これ、チノ(パンツ)でもいいな”とか。すげぇ想像してから買うんですよ。そういうのしないですか?

藤原:しますね。多分。だから「これかわいい!」って、そう簡単に言えない言葉ですよね。

木村:自分もそうなんですよ。

藤原:テレビとかで女の子とかが「これかわいい!」って言うのは、そんなに思ってなくても使う言葉じゃないですか。それか、ついつい言っちゃうというか。

木村:そうなんですかね。相槌に近い?

藤原:そんな感じじゃないですか?

木村:続いて、こんなメッセージも来てますね。

【東京都 ナタデココ 13歳 女性】
拓哉キャプテン、こんにちは!学校のことで相談があります。
私には、クラスの中で特に仲のよい人たちで集まったグループのようなものがあります。
最近、そこでちょっとした対立が起こるようになりました。
そんな中で私は、中立的な立場というか、どちらの意見にも共感できる点もあるし、それはちょっと違うんじゃないかな〜なんて思うこともあります。
だから、双方の愚痴を聞きながらも、○○ちゃんの意見も分かるけど△△ちゃんの言ってることも違う視点として納得できるよね!なんて言う感じで話していました。
そうしていたらある日、「どちらの立場なのかはっきりしてほしい。ずるい!」と言われてしまいました。
私は意見が分かれることも悪いことではないと思っているので、どちらかの立場にかたよる必要はないんじゃないかと思いつつも、ずるいと思われてしまったことが少し悲しかったです。
私は、今のままの立場を保っていてよいのでしょうか?


藤原:難しい問題ですね。「どっちの立場かはっきりして!」っていう気持ちもちょっとわかるじゃないですか。
多分、人の顔色見て言うことはやめて、ちゃんと意見が正しいかどうかをジャッジをしていくのがいいんじゃないかと思うけど。「この人が言っているから全て正しい」じゃなくて、「〇〇ちゃんのことは好きだけど、今回はあなたが言っていることは違うと思う」ってちゃんと言えるように。

木村:すごい。

藤原:無理ですかね?

木村:13歳の悩みにヒロシ君がすげー熱く答えてる感じに、俺はすごくジーンとしました(笑)。でも本当にそう思うし、自分も同感です。でもこれ、難しいよな。

藤原:難しいですね。

木村:”中立”という言葉を辞書でチェックしてみると「どちらの味方もしないこと」っていう風になってるんですが。まあ、辞書が全てってわけではないけど。

藤原:けっこう、“目から鱗”的なことかも。「中立」って、「どちらの味方もしないこと」ってよりも、「どちらにも良い顔を見せる」というか、どちらの意見も聞いちゃう感じがあるけど、(本来の意味は)そうじゃないんですね。

木村:辞書には「どちらの味方もしないこと」。

藤原:これはいい。それが出来たらいいけどね。これがちゃんと出来たら、ズルくはないですよね。中立という立場は。

木村:さっきのヒロシ君が言ってたような、“顔色を見て話す”のではなくて。

藤原:自分で思うことをちゃんと意見できれば。正直に意見を言えればいいですよね。
本当にそういう風に両方に良い顔をしてると、嫌われるパターンもけっこうあるじゃないですか。そこは気を付けてほしいというか、良い顔をするんじゃなくて、ちゃんと意見をハッキリ言う方がいいですよね。

木村:これ、相当熱くアドバイスくれましたよ。ナタデココ!

藤原:そうですよ。

木村:この後どうなったかは、ちゃんと報告お願いします!
ラスト、こちらもお願いします。

【東京都 さとし 男性 18歳】
僕はこの4月に地元の三重県から大学進学で東京に出てきて大学の近くの街で一人暮らしを始めました。
暮らし始めて1ヶ月も経っていないのですが、まだ東京の街がしっくりきていません。
こんな僕でも東京に馴染めるのかちょっと不安です。
拓哉キャプテンの思う「東京」の魅力ってどんな所ですか?


藤原:今と昔は違うからあれだけど、東京の魅力って、今ホントにあるのかなぁ?

木村:えっ!?

藤原:田舎にいても同じようにコンビニはあり、同じようなソサエティがあり、ネットは同じようにみんなが使えて…ということを考えると、前よりは絶対に減ってる気がするけどね。

木村:東京の魅力?

藤原:僕とかが(東京に)出て来た時は、ホントに田舎と東京の差って歴然とあって。例えば「え? ファミレスって24時間開いてるの?」みたいな。コンビニとかも田舎はそんなになかったから、(東京は)便利な街ではあったけど、それは少なくとも今は(地方との)ギャップはないですよね。
だから、東京の街よりも、東京に出てきている友達とかとうまくやれるかどうかっていうのもあるかもしれないしね。

木村:ベース(田舎と東京)はそんなに変わらないですもんね。“東京で暮らしている人そのものと、どういう時間を過ごせるか”っていうのが非常に関係してくるんじゃないかな。
まあ、今はこういう状況下なので、両手広げて飲みに行くとかはしづらいから、よけいに東京に馴染めない…っていうさとしの印象もあるだろうし。
今、この状況下は厳しいですよね。“東京に大学があるから来た”っていうのがあるけど、大学生活も、今までの東京…そのまんまの東京じゃないと思うんで。

藤原:1個ね、僕が東京に来て大きく「こんなことがあるんだ」って思ったのが、地方にいると、仕事をしてる大人って、サラリーマンとかお医者さんとかしかいないわけじゃないですか。でも東京に来たら、スタイリストでも、広告代理店でも、なんか(地方でイメージしていた社会人とは)全然違う職業で、すごく生活を謳歌して稼いでいる人たちがいっぱいいる。だから、高校までの「大学に行ってサラリーマンになる」とか「公務員になる」とか「病院の先生になる」とかっていう夢以上に、”もっとこんなに自由に楽しそうに仕事をしてる大人がいるんだ”ってことに気づくと思う。

木村:間口はありますよね。

藤原:学生時代に、もっと教えればいいと思うんですけどね。

木村:だから、それは教科書から変えていかないとダメなのか…。

藤原:高校の時に“広告代理店”って言葉とか知らなくない?

木村:知らない!

藤原:でもさ、「東京に出てきたらこういう仕事もあるよ」って、チョイスの1つとして教えてもいい気がしますよね。
本当にそこはけっこう感じた。“東京に出てきたら大人が全然違うな”って。田舎の先輩とか大人とは全然違うジャンルの人がいっぱいいて、「夢がある」って言うのも変だけど、“こういう風にやっていけるんもんなんだな”って、ちょっと思ったりね。今はコロナ禍で出れないけど、そういう世界が、クラブなのかカフェなのか、そういうところに広がってる可能性はありますよね。

木村:そうですね。

藤原:もうちょっと我慢していたら、東京も楽しくなってくるんじゃないかなって思うけど。

木村:今はみんなの共通の我慢も必要ですからね。お互いにもうちょっと踏ん張らなきゃいけない時期だと思うんで。

藤原:はい。

木村:ちょっとでもストレスを感じたり、“寂しいよ”って思うことがあったら、いつでもこうやってメールを送ってほしいと思います。
今月は藤原ヒロシさんとお送りしてきましたが、この番組では毎回ゲストの方に「人生の1曲」を伺ってるんですけど、ヒロシ君の「人生の1曲」はどんな曲になりますか?

藤原:これね、Ohio Playersって人たちの「Sweet Sticky Thing」って曲なんですけど。中学の時に買ったレコードで。姉と一緒にいたんで、姉がソウルとかを聴いてる中で、自分からすごく好きになった曲なんですよね。だから今もやってるメローな音楽とかそういうものは、ここから繋がってる感じがします。

木村:これを聴いてなかったら、そういう音楽傾向には…。

藤原:なってなかったかも知れない。

木村:音を聴いていたのが実はお姉さんだったと(笑)。

藤原:お姉ちゃんの影響下だったんですよ。

木村:”自分で”じゃなかったんですね。

藤原:お姉ちゃんに色々教えてもらったり連れまわされて、いい勉強をしました。洋服とかを好きになったのもお姉ちゃんの影響だと。

木村:ええ、マジですか?

藤原:ホント、ホント。

木村:なんか今日は「へぇ〜」が多かったな。
今月5月のゲストは藤原ヒロシさんでした。本当にありがとうございました!

藤原:ありがとうございました! また呼んでください!

[OA曲]
M.Sweet Sticky Thing/Ohio Players

(後TM:MOJO DRIVE/木村拓哉)

2022年05月22日Flow 第百九十九回目「拓哉キャプテン × 藤原ヒロシ」Part3

5月のマンスリーゲストは、 藤原ヒロシさんです!
今週も2人でディープに語ります。


木村:今後、“こういうジャンルをやってみたいなぁ”ってあります?

藤原:だいたい僕、(仕事に)誘われて「それいいね!」ってやるタイプなんで、そんなに(やってみたいことは)ないんですけど、でも、いろんなデザインはやりたいなと思う。

木村:この間自分がお願いさせていただいたツアーのTシャツとかグラフィックとかは、どういう風にスタートしていくんですか?

藤原:今回のツアーは、“イーグルがモチーフ”みたいなところがあったじゃない? だから“イーグルを使って何かできないかなぁ”って考えていて。それで“タイルっぽい感じで上手く組み込めないかな”って考えて、いつも一緒にやってくれてるデザイナーの人がいて、その人がわりとテクニカルなところもやってくれたりするので、その人に投げかけてやってもらったんですけど。

木村:作業していく中で、妥協はしないですよね?

藤原:それを“妥協”って言うかどうかわからないですけど、「コラボ(レーション)」みたいなものの醍醐味って、わりと妥協ポイントにあるような気がするんですよ。

木村:ほう。

藤原:だって、自分が好きな物を100%やったら「コラボ」にならないから。

木村:あ、そうか!

藤原:向こうが言ってることも交えながらやるので、僕はそこをまあまあ楽しんでますけどね。“僕だったら絶対これはやらないけど、そんなに向こうが「これがいい」って言うんだったら、それでいいや”というか。

木村:それを成立させないと、「コラボ」にならないんだ。

藤原:「コラボ」で言うとね。でも、今回の木村君から誘われてやらせてもらったものは、丸投げで頼まれたデザインだから、「コラボ」ではないじゃないですか。それはわりと自由にやれたりもするし、そこの塩梅は案件によって違うかもしれないです。

木村:そうか! 面白いなぁ…。ジャッジが、どこでOKになりどこでNGかっていうのは、その時のヒロシ君のコンデションにもよりますね。

藤原:コンディションにもよるし、“これ、絶対に僕がやらない方がいいですよ”っていうのもあるし。

木村:ありますか?

藤原:あります、あります。イメージが固まってて、「そのイメージに今fragmentでやったら、ワン・オブ・ゼムになっちゃうんじゃない?」というか。“コラボやるんだ〜”みたいに思われたらもったいない、みたいなものもあるし。

木村:そっち目線もあるんですね。

藤原:全然あります。それで断ることもあるし。「(コラボするのは)今じゃないんじゃない?」っていう。

木村:ここからはプライベートについて伺ってみたいと思うんですけど、よろしいでしょうか?

藤原:いいですよ。

木村:コロナ以前は「えっ、今ここに行ってんの?」っていうくらい、海外を飛び回ってたイメージがあるんですけど、実際コロナになって2年くらい経ちますけど、どれくらい変化がありましたか?

藤原:2年間ずっと海外には行ってなくて日本にいたけど、自分の中ではそんなに変化を感じなかったですね。“どうしても旅に行きたい!”っていう気持ちもないし…。なんだろう、基本的にオタク体質なんで、家にいるとか(笑)。

木村:マジですか?

藤原:だって、海外にいてもホテルにいることが多くて、お茶しに行くとかご飯食べに行くぐらいだから。観光巡りとかしないです。

木村:ホントに? そうなんだ。

藤原:そうなんです。だから、行ったことのない所には行ってみたい気はあるんですけど…。

木村:例えば?

藤原:コロナが蔓延する前に、毎年ジョージアに行ってたんですよ。そこでファッションウィークがあって、呼ばれて行って。
(ジョージアに)行っていた時に、たまたま休みが2日くらいあって、「車でどこかに行ってみよう」ってことになって、“アゼルバイジャン(共和国)にお茶しに行こう”と思って、行ってみたんですよ。アゼルバイジャンはジョージアの隣なんで、今は電子ビザが取れるので、申請してみたら1日でビザが下りて、そしたら(アゼルバイジャンに)行く1日前にその街でテロ未遂があって。一緒に行く子は「止めよう」って言ったんですけど、「1日前にテロ未遂があったってことは、今はすごく厳重に警備してるから大丈夫じゃない?」ってことにして、行ってみたんですけど。

木村:大丈夫だったんですか?

藤原:大丈夫だった。

木村:すごい。

藤原:行く機会もあんまりないから。

木村:お勧めってあります? 「ここ面白かったよ」とか。

藤原:普通に今も行けるところなら、チェコのプラハ(チェコ共和国の首都)が好きですね。

木村:お勧めポイントは何ですか?

藤原:昔のロンドンみたいというか、薄暗い感じのヨーロッパがそのまま残ってる感じです。

木村:プラハに。

藤原:うん。プラハはいいですね。

木村:あの、ビックリ情報として、”お財布を持たない”って…これホントですか?

藤原:(笑)。ビックリ情報じゃないですけど、(お財布は)持たないですよ。

木村:(お金を)どうしてるんですか?

藤原:お財布っていえばお財布だけど、袋に入ってます。Ziplocに入れてます。

木村:え?

藤原:そもそもお金(現金)あんまり使わないでしょ? 世の中、クレジットカードとSuicaでいけません?

木村:えっ、マジっすか!? 俺はまだちゃんと持ってます。

藤原:現金使うことある?

木村:(現金)使う派です。

藤原:現金、全然使わないですね…。だいたい何でも(クレジット)カード…カードもあんまり使わないかな。タクシーとかでもSuicaとかQRコードで支払ったりとか多いから。

木村:ヤバい! 俺、相当(キャッシュレス決済を)やってないです。

藤原:3〜4年前かな。パリに行った時にパスポートだけ持って行って、財布とかクレジットカードを全部忘れて行ったことがあったんですよ。

木村:海外に?(笑)

藤原:うん(笑)。その前にスノーボードに行ってて、スノボのジャケットに全部入ってて。それで、次の日、海外だったんですよ。(家を)出たら、クレジットカード、免許証、全部そっち(スノボのジャケット)に入ってて、忘れて来ちゃって。(出国は)もうパスポートを見せるだけだから。海外のブランドのショーだったから、空港に迎えとか来てるから、お金とか使わないじゃない。ホテルにチェックインする時に「カード(提示して)」と言われて、探してもなくて、「あれ? ないや」って、そこで初めて気が付いたの。

木村:どうしたんですか?

藤原:パリの友達とかにホテルから連絡して。「これこれこうで…」って。みんなから「お前、日本から来てクレジットカード1枚持ってないの?」って笑い者になりながら、4、5日の滞在だったんだけど、昼も夜も全部おごってもらって(笑)。

木村:完全にカンパの旅ですよね。

藤原:そう。1円も使わずに、みんな笑いながらおごってくれる(笑)。それでキャッシュを使わずに普通に帰って来れたね。

木村:「キャッシュを使わず」って、ヒロシ君じゃなかったら無理だよね(笑)。「お前ふざけんなよ!」って言って終わってるとは思いますけど。面白い(笑)。

藤原:Suicaとか使うでしょ?

木村:Suicaは、使う機会あんまりないですね。

藤原:そうか。コンビニとかあんまり行かないか。

木村:コンビニ、もし行ったとしても、現金で払ってます。現金ですよ。

藤原:えっ、木村拓哉が? お釣りもらいます?

木村:お釣り…多少あったら細かいお釣りは(募金)箱に入れて。

藤原:Suicaしか使わないですね。早く、あのパーキングメーターもSuicaになってほしいですね。

木村:俺、現金だなぁ。駐車場もコンビニも。

藤原:すごいですね。そんな人、僕の周りにいない。

木村:マジですか!

藤原:多分、現金って、あまり使わないですよね。
随分前だけど、真心ブラザーズのYO-KINGと話してて、YO-KINGが100円のパーキングに車を停めてて、(支払う時に)小銭がないから“どうしよう”と思ったら、目の前にローソンがあったから、両替しようとローソンに行って、ガムか何かを買って、そのままSuicaで払って帰って来て(笑)。

木村:(笑)。

藤原:お金入れようとして、「俺、Suicaで買ってしまった…」みたいなことがあったって言ってたけど、その気持ちよくわかるもん(笑)。

木村:俺、現金だなぁ…。

藤原:現金ねぇ…。(支払うことが)あんまりないですよ。きっと(時代が)そうなるよ。

木村:海外に行った時はさすがにカードを使ってますね。コンビニ的なところに行った時にお金を出すことは、ちょいちょい…くらいかな。日本でもそういう風になるのかな。

藤原:いや、もう木村以外は全部(キャッシュレスに)なってますよ(笑)。

木村:えーーー! 俺、そんな感じ?

藤原:だってコンビニで、僕の前で3人現金で払ってたらちょっとイライラしますもん。“Suicaで払ってよ!”って思うもん。

木村:なんでイライラするんですか?

藤原:だって時間かかるじゃないですか。お釣りうんぬんとか。

木村:そんなにかからないですよ! 

藤原:いやいや、Suica派の人はSuicaが早いですよね。絶対ね。

木村:さっきのパーキングのお金問題と近いかもしれないけど、自動販売機によって、お水が110円のところと100円のところと120円のところがあるじゃないですか。自分は犬の散歩に出掛ける時に、100円玉(1枚)しか持って行かないんですよ。だから、以前は110円のところと120円のところでは“ああ、喉乾いたな。犬もハァハァいってるな”って時でも、そこで買えない。さすがに今は自分の頭の中に“100円でお水を売っている自動販売機マップ”があるので大丈夫なんですけど、そういう時期がありましたよ。

藤原:それもSuicaだとね…。ただ、SuicaやカードやAmazonは、実際いくら使ってるかわからない感じになるじゃないですか。

木村:ある。

藤原:前に僕も、「ヒロシ君、Amazonタダだと思ってるでしょ」って言われて。

木村・藤原:(笑)。

藤原:確かにタダではないけど、タダだと思っちゃう感覚あるじゃない。Amazon買う時、値段見る?

木村:見ます、見ます。値段でジャッジする時は、正直あります。“同じ商品なのに1280円と2400円があるやつは、きっと2400円の方がいいんだ!”って思ってる時あります。

藤原:あえて高い方を買うんだ(笑)。
前まで僕は、Amazonの値段に対してある一定の信頼感があったわけですよ。メルカリとかヤフオクとかでは、物によっては高かったり安かったりするわけじゃないですか。Amazonとかってわりとスタンダード(な販売サイト)だから、そんなに高く売ってるものじゃないと思ってたわけですよ。お水とかでも、無理やり高いわけじゃないじゃないですか。

木村:(金額を)乗せてる感がないですよね。

藤原:でも、それがたまたま僕が出した、マイケル・ジャクソンのアルバムをリミックスしたやつ(「藤原ヒロシ & K.U.D.O. プレゼンツ マイケル・ジャクソン / ジャクソン5 リミックス」)がアナログになって、知り合いから「すごい高いね」って言われて(Amazonで)値段を調べたら…発売前ですよ? 発売前なのに、定価が3800円か何かだったのに、Amazonで7000いくらになってたんですよ。

木村:確実に誰かが(金額を)乗せてますよね。

藤原:そうなんですよ。“僕がある一定の信頼を置いていたAmazonがこんなことになってる!”と思って(笑)。

木村:(笑)。だから、それは消費者としてお客さんとして。

藤原:Amazonプレイス(Amazonマーケットプレイス)とかあって、値段を上乗せしておくところもあるんですよね。だから、この(『 Next Destination』の)アナログとかも、Amazonでも高くなってるはずですよ。

木村:いや、だってこれは(世の中に)出さないですもん。

藤原:売らないやつですか? プロモだけ?

木村:プロモっていうか、「自己満」だけです。

藤原:(笑)。そうなの?

木村:そうです。もし、これがAmazonに出てたとしたら…。

藤原:(犯人は)僕ですね(笑)。

木村:すぐにヒロシ君だとわかりますからね(笑)。

藤原:そうか。いいこと聞いといた(笑)。

木村:あぶねぇ、あぶねぇ(笑)。

[OA曲]
M.Orange Coffee (Slumbers Mix) /ROCKETMAN

(後TM:MOJO DRIVE/木村拓哉)

2022年05月15日Flow 第百九十八回目「拓哉キャプテン × 藤原ヒロシ」Part2

5月のマンスリーゲストは、 藤原ヒロシさんです!
ここでしか聴けないトーク、お楽しみに!


木村:「DJを辞めます」(宣言をして)、で、プロデュースではなく、自分で歌を歌う…。

藤原:でも音楽はすごく好きなので、プロデュースみたいなことはやってたよ。“クラブでレコードをかける”ってことはやらなくなった、というか。

木村:歌うことも実際におやりになっている。そこに至った経緯ってどういうことなんですか?

藤原:なんだろうな…。ギターが好きだったんで、前から家ではギターを弾いたり歌ったりしていたのが、友達に誘われてライブをやるようになって、ライブに呼ばれたりして行く感じになったからかな?

木村:ギター、相当(所持数)ありますよね?

藤原:ギターありますね。でも、この前まとめて断捨離したんですよ(笑)。

木村:えっ!? ギターの断捨離ってどうやってやるんですか?

藤原:知り合いのギター屋さんに来てもらって「コレとコレ売りましょう」みたいに持って行ってもらって、10本くらい売ったかな。

木村:10本!

藤原:はい。けっこう売れました。でもけっこう無駄なギターを買ってたんですよね。

木村:マジですか!

藤原:そうなんですよ。やっぱり若い頃から買ってたんで、溜まってたんですよね。で、前に使ってた物とかを放出しました。

木村:10本のギターは…10本手放す時、喪失感はなかったですか?

藤原:10本くらいだった気がする。まだ全然ありますよ。そこまで(喪失感は)なかったんですよね。ずっと倉庫に溜めてて、”そういえば、コレあったな”くらいな物もけっこうあったんで。

木村:そうなんだ。

藤原:弾くギターって決まってきません?

木村:決まってきます! 何本かあっても、手に取りやすいものもあれば、毎回(ギターを)抱く度に「失礼します!」って感じのギターも、正直あります。
“ガシャガシャいけるやつ”と“大事にいこうかな”っていうのは、ギターによって若干フィーリングが違うのかなっていう気持ちはありますね。

藤原:そういうのも色々あって、”これは弾かないな”とか、そういうのを売っちゃいました。そろそろさ、終活に向かわないと(笑)。

木村:終活? まだ全然でしょ(笑)。
歌を歌う時は、オリジナルで詞を書くという作業も?

藤原:それもありますね。詞を書くの難しいですね。(木村も詞を)書いてるでしょ?

木村:いや、書くってところまでいかないですけど。何回か経験がある位で。どこで躓きます?

藤原:どこかなぁ。まず最初と、何かきっかけがあるとスラスラ行けるんですけど、そのきっかけと、最終で“やっぱりこの言葉は絶対使いたくない”って時に躓く。

木村:自分は、何か自分発信のモノをクリエイトしようってなった時に、世の中の状況とか、実際に自分たちがやるべきこと、そういうバランスに対して“今、自分は気持ちをどっちに持っていきたいんだろう?”っていう、自分自身の方向性をジャッジするところで躓きますね。詞を書くってなったら、“こっちは触れときたいよな”って思いが出てしまったりとか。

藤原:あと、「木村拓哉」って名前が難しいですよね。“その名前でそんなこと言えない!”みたいなのってない? 名前で…っていうのも変だけど、やっぱり「木村拓哉」って名前はメジャーだしさ。僕とかはマイナーだし、何やってもいいっていう。捻くったものがわりと好きなんで。

木村:いやいや、全然マイナーじゃないし、捻くったものって(笑)。でも、そういう捻くった感覚は、fragment(fragment design:藤原ヒロシによるデザインプロジェクト)では、それが当り前のようにメインになってると思うんですけど。
今ではfragmentがいろんなコラボレーションをしているということはみなさん良く知っていると思うんですけど、そのきっかけは何だったんですか?

藤原:きっかけは…元々「コラボレーション」って言葉じゃ無かったと思うんですけど。

木村:えっ、違ったんですか?

藤原:多分、そういう言葉がなかったと思うんだけど。
一番最初に僕がニューヨークへに行った時に、Tiffanyの店に行ったんですよ。1982年頃かな? Tiffanyとかで買うものもそんなにないんだけど、映画(「ティファニーで朝食を」)もあることだし、初めてのニューヨークだし…ということで、お店に行ったら、MONTBLANCのボールペンが売ってたんですよ。普通のTiffanyのペンもあるのにMONTBLANCも売っているから、“なんだろう?”と思って聞いたら、「うち(Tiffany)が認めた良いものを売ってるんだ」って言って。そこに“Tiffany"って刻印が入ってたんですよ。

木村: MONTBLANCのペンにTiffanyって。

藤原:その時に、ロレックスにも“Tiffany”って刻印が入ってるものがあったりとか。

木村:実際にありますね。

藤原:そこでMONTBLANCのペンを買って時計も買ったりしてたんですけど、その考え方は素晴らしいなと思って、自分たちが洋服を作るようになってカバンを作るようになった時に、「日本には”吉田カバン”って良いカバン屋さんがあるから、吉田カバンで作ってくれないのかな」と思って、頼んだのが(コラボ)初めてです。

木村:え〜!

藤原:それがGOOD ENOUGH(藤原ヒロシプロデュースの日本のストリートブランド)をやってる時なんで、90年頃とかかな。

木村:あの位の時にすごい(藤原ヒロシの事務所に)お邪魔してたんですよ。

藤原:そうですね。

木村:ああ、そういうことだったんだ。

藤原:そうですよ。よく(木村が)来てくれた時のお店は「READY MADE」だったと思うんですけど、「fragment」というものはなかったんで、コラボレーションのものしかなかったんですよ。
「UNDERCOVERで去年作ったこの靴はすごい良かったね。じゃあ、もう1回色を変えて作りませんか?」とか。「APE(A BATHING APE)のTシャツのこのベースが良かったんで作りましょう」とか、そういう他のブランドと一緒にやってるのだけしか売ってなかったんですよ。

木村:へぇ〜。

藤原:90年代後半くらいですかね。97年とか。

木村:今はもう、fragment designがメイン?

藤原:今はもうfragmentでは洋服も何も作ってないので、コラボものしかないというか。

木村:でもNIKEだったり、LEVI'Sだったり、Louis Vuittonとか。

藤原:そういう(ブランド)ところとやってる。

木村:すげぇな。この間、何かのお話をさせてもらってる時に「船」をやってましたよね。

藤原:船(コラボ)やってました。

木村:「これから船を見に行くんだよ」って言うから、“船舶免許とか取ったのかな?”って最初思ったんですよ。そしたら「fragmentでデザインした船があるから、それを見に行くんだ」って。

藤原:ちょうど日本に来た時だったんですね。

木村:「船やってんの?」って話になって。

藤原:そうなんですよ。わりと面白いものはちょこちょこ来て、やらせてもらったり出来るんですよね。でも、船もすごいけど、「木村拓哉のツアーグッズ」もかなりすごいですよ。普通出来ないですよね。

木村:本当ですか?

藤原:本当ですよ。

木村:やった! すごい嬉しいんだけど。自分のツアーグッズっていうのは、面白かったものの1つに入りますか?

藤原:全然入りますよ。面白いというか、光栄というかね。遠い親戚とかから連絡来るレベル(笑)。

木村・藤原:(笑)。

木村:他にも今まで手掛けてきたものを全部あげたら数えきれないと思うんですけど、俺が面白いなと思ったのが、”学生服”もやったんですか?

藤原:学生服、やりました。

木村:それは、男子生徒が着る?

藤原:男子生徒も女子生徒も、全部そこの学校の制服とかバッグとか。

木村:バッグも?

藤原:そうなんですよ。軽〜いノリで「学生服とか面白いからやりたい!」って言ったら、もうネクタイとか靴下とかバッグとかいっぱいやらなきゃいけないことがあって、けっこうな仕事量でした。

木村:じゃあ、完全にトータルコーディネート。面白そうだな。そこの学校に通ってる生徒…。

藤原:面白かったですよ。みんなfragment着てる。

木村:それすごいですね。それを着て授業を受け、青春の必須アイテムとして、fragmentの制服を着た女の子を好きになり(笑)。

藤原:fragmentの制服を着た男の子がね(笑)。

木村・藤原:(笑)。

木村:すげーな(笑)。あとは何が?

藤原:今、家をもう1回建てるとしたら、”こういうのを付けよう”とかってあります?

木村:うーん。

藤原:この前友達が引っ越すっていうことで、いろんな物件を見に行ったんですよ。最新の物件もあれば、20年前に建ったけどそこそこの良い物件とか、色々見てたんですね。でも、家の中の物ってほとんど変わってないんですよ。だって20年前からウォシュレットもあるし、エアコンもあるし、床暖房もあるし。何が違うかな?って。その住宅事情の進化があまりないなぁと思って。

木村:うんうん。

藤原:で、(住宅事情の進化を)聞いていたら、微妙に変わってるのがガラスなんですって。ガラスに貼るフィルムで温度が変わったりとか、熱があまり入らないようにするとか出ないようにするとか、UV、紫外線がカットされるとか、そういうのはけっこう変わってたりするんだって。あんまり目に見えない変化じゃない。僕はね、マンションにこれを絶対付けてほしいっていうのが1つあって、「加湿器と除湿機のボタン」。

木村:あ〜! それがもう最初から付いてる。

藤原:絶対使うでしょ?

木村:使う。

藤原:で、“乾燥してるから加湿器”と思って使ってても、2週間くらいしたら除湿機が必要でしょ?

木村:必要。

藤原:あれ、最初から付けておいてくれたらどうですか?

木村:そうね。それこそ加湿をするとなると必ずカートリッジを外して水道の所まで持って行って、水をジャーッってギリギリになるところまでで止めてキャップして。

藤原:(本体まで)持って来て絶対、ビショビショビショビショ…。

木村:ポタポタってあって。

藤原:そういうのがさ。

木村:確かに。もっと細かいところまでいっちゃうと、体質にもよりますけど、花粉症の方だったりとか、

藤原:確かにね。空気清浄機みたいなののいいやつね。

木村:加湿、除湿、空気清浄っていうのが元からついてたら。

藤原:それを、いちいち水入れに行かなくても水道と連結してくれてたら楽じゃないですか。それがどこにもまだないんですよ。

木村:それ絶対いいと思います。

藤原:それを木村工業でちょっとなんか特許取って(笑)。

木村:(笑)。でも、面白いなぁ。“足らないもの”っていうことではなく、“あったらいいな”っていうのもありますね。ドラえもんの話じゃないですけど、“こういうものがもしあったら嬉しいのにな”っていうのが発想のスタート地点としてあって、そこから色々こう…面白い。

[OA曲]
Mind Roaming/ORDER of THINGS

(後TM:MOJO DRIVE/木村拓哉)

2022年05月08日Flow 第百九十七回目「拓哉キャプテン × 藤原ヒロシ」Part1

5月のマンスリーゲストは、 藤原ヒロシさんです!
どんなトークになるのか、お楽しみに!


木村:木村拓哉「Flow」今月のマンスリーゲストはこの方! 実現しました! 藤原ヒロシさんです! よろしくお願いします。

藤原:こんにちは! よろしくお願いします。

木村:こうやって直にお話させていただくのは、以前自分が連載させていただいてた雑誌(『UOMO』集英社)の対談ページ以来になるんですけれども。
これはスタッフから投げかけられてる質問なんですけど、『そもそもお2人の出会いは?』 。(出会いは)何になるんですかね?

.藤原:多分、最初に出会ったのは原宿でしたね。原宿の僕の事務所か、そういうところですよね。

木村:そうです! ヒロシ君が(事務所の)2階のデスクのところにいて、村淳(村上淳)とかに「ちょっと拓哉、行こうぜ」って言われて事務所にお邪魔してる時に、「すいません、お邪魔してます」って感じで…。あれ、何年くらい前ですか?

藤原:25年くらい…もうちょい前?

木村:ひょっとしたら、もっと前かもしれない。

藤原:30年くらい前かなぁ?

木村:すっごい覚えてるのが、ヒロシ君の事務所から帰ろうと思ってエレベーターを呼んだら、そのエレベーターから(エリック・)クラプトンが降りて来たんですよ(笑)。“なんだコレ!?”と思って。

藤原:良い遭遇だったんですよ。

木村:“今、このエレベーターから降りて行った人、クラプトンだったよな!”っていう。

藤原:そういう時代だったんですね。

木村:そういう時代でした。

藤原:元々、木村君は周りの友達もそうだけど、ファッション業界にも精通してたじゃない?

木村:友達は多かったですね。

藤原:たまに原宿に来てる時があって、そこでお会いしたという。

木村:そういう感じでしたね。自分のスタイリングをしてくれている野口強さんとかから、「ヒロシ、いまあそこに住んでるらしいよ」とか、インフォメーションだけは僕も色々と聞いてたんですけど。
近いところで言うと、今年2月にやらせていただいた僕のツアー( 木村拓哉『Live Tour 2022 Next Destination』)のオフィシャルのTシャツとかフーディとかバンダナとかのデザインをヒロシ君にお願いしたら、「あ、いいよ!」って言ってくださって、fragment design(藤原ヒロシによるデザインプロジェクト)が担当してくれたっていう。

藤原:はい、そうです。

木村:あれ、何でOKしてくれたんですか?

藤原:全然意味はないけど、やったら楽しそうじゃないですか(笑)。だって“木村拓哉”だよ(笑)。

木村:何言ってるんですか(笑)。

藤原:木村拓哉のツアーグッズができることなんて、まずないじゃないですか(笑)。

木村:逆に僕からいうと、ヒロシ君に(デザインのお願いを)振ってもいいのかどうかっていうところが、自分の中では非常にドキドキ感があったんですけど。

藤原:いえいえ、光栄でした。

木村:そしたら、ヒロシ君の方からLINEで「今まだ制作途中なんだけど、こういう感じのイメージをしてるんだ」っていうのを写真を添付して送ってくれて。”こういう風に捉えてくれたんだ!”って。

藤原:あれ、良かったでしょ?

木村:良かった。

藤原:自分でも“こりゃいいな”って思ってたんです。

木村:現場のスタッフもすごい盛り上がって着てたし、実際に手に取ってくれたオーディエンスの方とか、ライブに来れなかった人も、「届きました!」って着て盛り上がってくれてる様子を僕は見ていたので、非常に嬉しかったです。
そしてですね、この番組に、3月に山下達郎さんがゲストで来てくれたんですけど、 その時に「木村君は(アルバムの)アナログレコード作らないの?」という話をポーンッと振られて、GYAO!で配信中の「木村さ〜〜ん」の中で、僕の2ndアルバム『Next Destination』のアナログレコードを制作したんですよ。
これ実際、カッティングスタジオにもお邪魔して、工程も目の前で見させてもらったり音も聴かせてもらったんですけど、その“アナログレコードを作る”ってなった時に、「レコードジャケット」ってあるじゃないですか。それを、ヒロシ君にデザインしていただいたバンダナをそのまま使わせていただいて、完成しました! ここに置いて立てかけてあったのは、そのレコードなんですけど。

藤原:ください。

木村:(笑)。

藤原:それくれないの? それ見せるだけなの(笑)?

木村:もちろん、渡しますよ! この場でお渡ししようかなと思いまして、用意させていただきました。

藤原:ちょっと見せてください。

木村:どうぞどうぞ。

藤原:ありがたいですね。素晴らしい!

木村:ただの思い付きなんですけど、「アナログのレコードのジャケットどうします?」って言われた時に“あのバンダナ(のデザイン)でいいかな?”って思って。

藤原:”やっつけ思想”が出てきましたね。

木村:やっつけじゃない! レコードジャケットって、部屋に置いておいてもちょっと可愛かったりオシャレだったらいいなっていう、勝手な妄想があって。

藤原:正方形だしね。

木村:“正方形のデザインって、何がいいかな?”“自分の写真とかじゃねぇな”って思って。それで“今回デザインしてくれたバンダナはどうかな?”と思って、作らせていただきました。

藤原:一生の記念として取っておきます。

木村:でも、今の、「レコードできました! 受け取ってください!」って渡した瞬間の、レコードに触れ慣れてる感じが半端ない。

藤原:それ、慣れてないんだよ(笑)。もう20年くらいレコード触ってないんだよ(笑)。

木村:マジですか?

藤原:DJを辞めて以来、全く触ってないです。家にターンテーブルもないし。

木村:ないんですか! じゃあ今は、“音を聴く”ってなったら“レコードを聴く”ってことは、あんまりないんですか?

藤原:“レコードを聴く”って、ゼロです。逆にそうなんですよ。

木村:マジで!? 今けっこうショックだったんですけど…。じゃあ今は“音源を聴く”ってなったら、どういう形で聴いてるんですか?

藤原:CDかMP3とか、そういう…まぁ、Macの中ですかね。

木村:所有してるレコードはあるんですか?

藤原:それは、まだ全部あります。ターンテーブルだったり(レコードを)再生するものはないです。全部レコードは倉庫に置いていて。たまにもらったりすることはあるから、(部屋に)飾ってあったり、置いてあったりしますけど。家でレコード聴きます?

木村:それが、今回レコードを作ってみて、“あっ!”って思ったんです。

藤原:(レコードを再生する機材が)ないんでしょ?

木村:“ソフトを作ったのに、それをプレイするハードがないな”と思って。“これはちゃんと手にして接続せねば!”って思ってる。

藤原:せっかく(自宅に)つけるんだったら、いいオーディオセットとか買いたい気もするよね。

木村:もちろん、そうなんですけど。

藤原:それもそれであるんですけどね。

木村:(オーディオ機材がほしいって)あります?

藤原:ちょっとあります。もう1回。DJ用のとかじゃなく、普通に(レコードを)かけるやつね。

木村:僕はDJをやったことがないので、もちろん聴く専門のものになってしまうとは思うんですけど、もし今後、その(レコードを)聴くプレーヤーを選びに行くとかいうことになった場合、スケジュールさえ合えば…。

藤原:一緒に買いに行きましょうか。

木村:それ「木村さ〜〜ん!」でやってもいいですか?

藤原:いいですよ。

木村:マジですか!

藤原:けっこう(レコードプレーヤー)高いですね。「木村さ〜〜ん!」の力と、2個まとめて買うんで、安くしてもらえるかもしれないしね(笑)。

木村:えっ、けっこう(金額)するんですか?

藤原:多分、いいやつだとけっこうすると思いますよ。それこそMcIntoshとか、ちょっと光るやつとか。僕、買わないけど一時期調べたんですよ。“これほしいな”っていうのはいくつかあるんで、行ってみましょう。

木村:うわ、ドキドキ!

藤原:どこに売ってるのかな? 調べます。

木村:多分、ヒロシ君のネットワーク使ったら5分後位に出てきますよ(笑)。

藤原:でも、いいですね。そういう機会がないと僕も買わないというか。“買おう”と思ってても、全然まだ買ってないから。

木村:今回こうして作らせてもらって、もし(レコード)プレーヤーを手にすることになったら、きっとこの1枚では済まなくなると思うので。

藤原:今後も作っていくし。

木村:作るだろうし、“レコードで音楽を聴く”っていうことにもなっていくのかなと思ったりもして。ぜひ、そういうタイミングと内容になったら、色々お願いします!

藤原:はい。行きましょう! 買いに行きましょう。

木村:やった〜! 嬉しい!

藤原:僕もそういう機会がないとアナログに戻らなかったので。

木村:そんな僕の目の前に座ってくれている藤原ヒロシさんなんですけれども、三重県出身で、ファッションデザイナー ・ミュージシャン ・音楽プロデューサー。これは、スタートはどこだったんですか?

藤原:キャリアのスタートは、もちろん東京ですけどね。
高校を出て、東京に出て来て、その頃「ツバキハウス」ってクラブがあったりとか。ファッションもDCブランドとか、MILKとかMEN’S BIGIとか流行ってた頃だったんで、そういう人たちに遊んでもらうようになって、そこからですかね。

木村:今もチラっとクラブの名前とかもありましたけど、クラブのDJっていうのは、どういうきっかけで?

藤原:その頃、ちょうど海外でヒップホップが産声をあげた位だったんですけど、僕はそういうのがすごく好きで、自分でレコードも買ってたんで、その持ってるレコードを知り合いのクラブでかけさせてもらうというか、1日5000円もらってDJする、という感じをやってたんですよ。
それまで、DJというのは“サラリーマン”というか、クラブで給料をもらって、クラブにある備品としてのレコードをかけるのが仕事だったのね。そうじゃなくて、“自分が好きなレコードを持って行ってクラブでかける”ということをしたのが、僕だったり…その前は、大貫憲章さんが自分の好きなロックを集めてかける「LONDON NITE」があったりとか。そういう時代に変わった頃なんですかね。

木村:その後、高木完さんとのヒップホップ・ユニット「タイニー・パンクス」を結成し、日本初のクラブ・ミュージック・レーベル、「MAJOR FORCE(メジャー・フォース)」へ参加。
90年代からは自身の楽曲を発表する一方、(音楽)プロデューサーとして、小泉今日子さんとか…。

藤原:先にプロデューサーですかね。小泉さんとかUAとかをやって。

木村:あと(藤井)フミヤさんとか。

藤原:フミヤ君もやって。そうなんですよ。ギリギリJ-POPがめっちゃ売れる時代で。ギリギリちょっと印税に辿り着いた感じですかね。

木村:キョンちゃん(小泉今日子)とか、フミヤさん、あとUA。もうこういうこと(プロデュース)はしないんですか?

藤原:しないわけでもないですけど、“良い人がいたら”というか…。でも、それをメインにやっているわけではないので。何かあったらやりたい気持ちもあるけど。

木村:2006年にDJ引退を宣言し、現在はシンガー・ソングライターとしても活動中ということなんですが。なぜ(DJ引退を)宣言しちゃったんですか?

藤原:最初にDJをやった時の話をさっきしましたけど、“自分の好きなレコードを持って行って、好きな物をかけるDJ”だったんですね。そうすると、お店には常にDJがいるじゃないですか。サラリーマンというか、お店の従業員のDJがいて。良い曲がかかったら、その人たちに「これなんていう曲ですか?」って聞いても、その人たちは曲名もわからなくて、“ただ流行ってて人気があるからかけてる”ぐらいな熱量のDJがけっこういたんですよ。で、“そうはなりたくないなぁ…”と若い僕は思ってたのに、気が付いたら自分もそれに近い感じになってたというか。
レコード屋さんに行って「これいいですよ!」って若い店員から(薦められたレコードを)買って、それをそのままかけて。で、”これ、誰だっけな?”。そのアーティストもあんまり覚えられないというか。多分、熱量も下がっちゃったんだなと思って。

木村:なるほど。

[OA曲]
M.TERRITORY/HIROSHI FUJIWARA

(後TM:MOJO DRIVE/木村拓哉)

2022年05月01日Flow 第百九十六回目

今週は、みなさんからいただいたメッセージを紹介させていただきます。
最後までよろしく!


木村:いつもたくさんのメッセージ、本当にありがとうございます。まずは、 先月4月のマンスリーゲスト、満島ひかりさんとのトークの感想が届いております。

【神奈川県 しずく 53歳 女性】
拓哉キャプテン、こんにちは! 
満島ひかりさんとのトーク、凄く共感してしまいました。
自分もちょっと似たような所があったので(空想癖とか、親への思いとか)、へー! こんな感覚でいても、素敵な女優さんになって活躍してるんだなぁと、ちょっと羨ましい気持ちになりました。
自分もちょっと変わった生き方をしてきたので、元気になりました。
可愛らしい顔つきや仕草には、色んな経験から成るものだけれど、満島ひかりさんのそれは、ちょっと独特で、普通じゃなさ感が出ていたのも、納得できる幼少期が聞けて、面白く、益々、活躍する女優さんになられるのではと思いました。
また、これからのドラマでの展開も楽しみにしております。
拓哉キャプテンとの絡みも、多そうで、ワクワクしながら毎回受け取ります! 


木村:いや〜、確かに、あんまりいないでしょうね。“ちっちゃい頃、いつ隕石が落ちてきても良いようにスタンバってる少女”って、あんまりいない…ですよね(笑)。それを沖縄で真剣に思っていたと。あと、”両親が宇宙人かもしれない!”って思ってる子供って、どういう心境なんだろうね? …なんだけど、それは(「親が宇宙人では?」と疑っていることを)両親には伝えなかったっていう(笑)。
僕自身は、(満島)ひかりちゃんのことを「存在が菩薩」みたいな感じで言わせてもらったんですけど。なんか、本当に笑顔が絶えない方なので。一緒にドラマを撮影させていただいていても、“「向き合う姿勢」がしっかり地に足の着いた方だなぁ”って、横にいてすごく感じますし、非常に独特な、素敵な俳優さんだなと思いますね。
そんなドラマ「未来への10カウント」(テレビ朝日系)に関して、こんなメッセージもいただいているようです。

【千葉県 くるみ 40歳 女性】
キャプテンこんにちは。
最初はボクシングの内容のドラマってどんな感じだろ?って思って見ましたが、すごく面白いです!
特に1話での校長室での桐沢と葵先生、校長、教頭とのやり取りがツボりました。
内田有紀さんとの共演もかなり久しぶりだと思います。
私の想像ですが収録の合間に八嶋さんと生瀬さんがふざけたりして
他の共演者の方たちを笑わせたりして場を和ませてくれてるような気がします。
安田顕さんとの共演はいかかですか? 撮影裏話などありましたらぜひ聞きたいです。


木村:そうですね。内田有紀さんとはかなり久々ですね。
途中途中、お互いに撮影所に入っていて「お! 元気?」っていう時は幾度となくあったんですけど、こうやって同じ作品で同じスタジオで撮影をする、同じロケ現場へ向かうってことは、“久々”というだけじゃなく、“面白い”感覚がありますね。
あと、メールにも書いてありますけど、安田顕さんとの共演は初めてなんですけど、本当に真摯に作品に向き合う方だなって思ってますね。本当に真面目。
千葉県のくるみが想像してくれてますけど、収録の合間に、やっしー(八嶋智人)は、なんか色々やってますね。オラキオさんたちと職員室の中でずーーーーっと喋ってます。ずーーーーーーーーっと喋ってますね(笑)。
生瀬(勝久)さんは、お話の輪に加わることもあれば、お一人でモニターの前で自分が呼ばれるのをお待ちになってる感じもありますけど、自分と生瀬さんで(一緒に)いることも多いですね。ゴルフの話をさせていただいたりとか。
ポロリするつもりはそんなにないんですけど、このあと12時から配信されるGYAOの「木村さ〜〜ん!」はですね…。この間ね、(ドラマの撮影現場に「木村さ〜〜ん!」のスタッフが)いきなり来たんですよ。「あ、ども!」って感じで。「何やってるの?」って聞いたら「あ、これ「木村さ〜〜ん!」です」って言われて。このあと12時から、みなさんにお届けするらしいです。
続いても、ドラマ「未来への10カウント」に関するメッセージです。

【埼玉県 やこ 51歳 女性】
ドラマ始まりましたね。楽しみにしていたので、早速初回みました。
みている中で見覚えのある場面が・・・
木村さんと満島さんが歩いている廊下は、私の知っている景色。
当時あの木製の椅子に座って談笑していたところと同じなような。
卒業してうん十年。確信が持てなかったので、しばらく連絡の取っていなかった同級生にメールをしてみました。
やはり母校で、下駄箱や廊下はほとんど変わっていなかったので、すぐわかったそうです。
ドラマに使って頂いて懐かしく学生時代を思い出し、また久しぶりに同級生とのやりとりのきっかけを作って頂いたドラマに感謝です。
友人は、医療職、私は福祉関係に勤めているので特にこの環境下では、すぐに再会は出来ないけれど、落ち着いたときに再会の約束をしました。
ドラマの展開も楽しみですが、私にとっては校内の場面も合わせて楽しませてもらいます。


木村:ということは、俺らが(撮影で)お邪魔させていただいているあの学校の卒業生ってことか。OGですよね。そうか。わかる人にはわかるんだね。
あと、(ドラマの中で桐沢(木村)が黒板に描いた絵に)”焼き鳥の絵が!”って非常にみなさんに盛り上がっていただいたようですけど、あれ、適当に描いたんですよ(笑)。席に座ってる生徒役のみんなに「これ何だかわかる?」って聞いたら、「ねぎまっすよね?」ってすぐに言ったから、“あ、伝わった伝わった。じゃあいいや”と思って。
ドラマを楽しんでくれるのもすごく嬉しいんですけど、同級生との再会も早く実現するといいですね。
へ〜。こうやって観てくれている人もいるんだな。

木村:続いては、リスナーのみなさんが一生懸命チャレンジしていることを応援する【リポビタン×Flow 頑張るリスナー応援企画!】
前回紹介したみっちゃんから返事が届きました。

【愛知県 みっちゃん 18歳 女性】
吃音症についてのメールを送ったみっちゃんです。
この前は読んでんいただいてありがとうございました!
吃音症で生きるのが辛いと思った事もありましたが、木村さんのお言葉に心が救われましたし、ますます色んな事を頑張ろうと思いました。
またTwitterで克服出来ると良いねなどリスナーさんの温かい言葉を見て、とても嬉しい気持ちになりました。


木村:っていうお返事が届きました! みっちゃん、わざわざ返事を送ってくれてありがとうございます。
そうしたら、リスナーの方からもすごい反応がありまして。代表して、こちら。

【宮城県 ゆー 53歳 女性】
先週の『リスナー応援企画』で、みっちゃんさんの吃音のメッセージを聴かせて頂き、私も同じ吃音症で悩んでいる1人としてメールを送りました。
私も幼い頃から吃音症を抱えていて、みっちゃんさんと同じく本当はお喋りが大好きなのに詰まるのが怖くて話せなかったり、授業中先生に当てられて心臓バクバクになって震えが止まらなかったりなど…辛かったり悔しかったりした事が沢山あるので気持ちが手に取る様に分かります。

木村さんの励ましもとても心に響きました。ありがとうございました!
全国の吃音症の方達にも響いている事を願っています^_^


木村:ここでは一人のリスナーの悩みとかに僕が代表して答えさせていただいてますけど、こうやって「愛知県のみっちゃん」と「宮城県のゆーさん」が、このラジオを通じて繋がってくれてることは、非常に嬉しいなと思います。みなさん、引き続き、”私はそう思う!”とか”いや、私はこう思うよ!”とか、意見の交換の場所にしていただけたら嬉しいなと思います。
そして今日は、こんな方からメールが来ています。これ、ちょっとビックリしたんですけど…。

【福島県 網膜剥離の教員免許持ちのプロボクサー 35歳 男性】
木村さんのドラマを見てこれまで影響をされてきたプロボクサーです。
プライドを見てアイスホッケー選手になろうとしたこともあるくらい木村さんのファンです。
実は未来への10カウントを見まして、自分と重なる点が多くてびっくりしています。
今、現在ボクシングで網膜剥離の為に試合も出来ずにどん底です。
現在、指導者として小さい子供から大人までジムで指導をしております。
そして、私も教員免許も持っていて、また木村様に影響されて教師になろうかなと真剣に悩んでおります。
いま俺のチャンジしていることは、網膜剥離を完治させて、全日本の新人王になることです。
私の憧れでもある木村様に応援してもらえたら、きっと網膜剥離に負けずにまた、試合できると思ってメッセージしました。
今回、ボクサーを木村さんに演じて頂き本当に嬉しいです。
ボクシングの魅力と裏方の指導者の魅力が世界に広がればいいなと思っています。
未来への10カウント最高!!


木村:これ、マジで? 完全に桐沢ですよね(笑)。
え〜、これは…そうですね、焦らず、ホントにしっかり治して、JBC(日本ボクシングコミッション)指定の病院で「治ったね」って言っていただけた暁には、絶対に(新人王を)目指してほしいなと思いますね。
万が一ですよ、万が一、網膜剥離というものが立ち塞がっているならば、そこは、早めに現況を自分で理解して受け入れて。うん。それで全て(ボクシングやその先の未来が)ダメになったわけではないから、胸を張っていってほしいなと思います。そういう経験をしたからこそ、伝えることのできる内容っていっぱいあると思うので。
わ〜、ビックリしたわ。ホントに(桐沢が)いたわ。
僕も(ボクシングを)齧る程度のことしかできないかもしれませんけど、実際にリングに上がられているみなさんに失礼の無いような作品を作っていきたいなと思っているので、引き続き気合を入れて撮影します!

【リポビタン×Flow 頑張るリスナー応援企画!】
あなたがいま、一生懸命チャレンジしていること、頑張っていること、頑張っている理由など、エピソードと共に番組宛に送ってください。メッセージをくれたリスナーの中から10名様にリポビタン製品をプレゼントします!
みなさんの熱いメッセージ、お待ちしております!

[OA曲]
M.I’ll be there/木村拓哉

(後TM:MOJO DRIVE/木村拓哉)

2022年04月24日Flow 第百九十五回目「拓哉キャプテン × 満島ひかり」Part3

4月のマンスリーゲストは、現在放送中のドラマ「未来への10カウント」で共演させていただいております、満島ひかりさん。
今日はみなさんからいただいたメッセージを元にトークしたいと思います。
そして、満島さんの「人生の1曲」も伺います。最後までよろしく!


木村:この番組に届いているリスナーからのメッセージに、満島ひかりさんにもお付き合いをしていただこうかなと思っております。よろしくお願いいたします。

満島:よろしくお願いします!

【東京都 ネネ 28歳 女性】
私はよく周りの人から、「うちの姪っ子に似てる」とか「うちの孫に似てる」とか言われます。
みんなに親しみを持ってもらえるという点で嬉しくもあるのですが、ちょっぴり複雑だったりもします。
拓哉くんは、「○○に似てる」とか言われることはありますか?


木村: ひかりさんはありますか?

満島:私、ショートカットにしてると、「韓国のアイドルの男の子に似てる」って言われることがいっぱいあります(笑)。

木村:ホント?

満島:もしかして、アイドルグループに混じってたら意外と大丈夫かもしれない。

木村:いや、大丈夫じゃないよ(笑)。すぐにわかるよ、満島ひかりだって(笑)。

満島:あと、父親が、私が父の母…おばあさんにすごく似てるみたいで、怯えてます(笑)。私の祖母は一本眉毛で真っ赤な口紅をしていて、赤か黄色か白しか着なかったんですけど。

木村:すごいね。

満島:すごい派手な人だったんです。(満島が)テレビとかで赤い口紅をしてると、(父親が)ドキドキして。

木村:”自分の母ちゃんだ!”みたいな。

満島:「赤い口紅塗らないでほしい」って(父親から)連絡がきます。

木村:でも、間違いなく隔世遺伝じゃないですか。

満島:そうですね。そういう“似てる”はありますけど、好きなおばあさんだったので良いです。
誰かに似てるって言われることあります?

木村:僕は今の満島さんのエピソードにモロ被りしちゃうんですけど、父親の父親(祖父)にモロ似てて。

満島:えー!

木村:自分の祖父が出兵した時の兵隊の写真があるじゃないですか。若かりし頃の。小学校の低学年位の時に、「これはじいちゃんではなくて、俺の(木村の)写真だ!」ってずっと言ってました。

満島:そっくりですか? 自分で見てもわかりますか?

木村:うん。なんか、そういうフィーリングは。

満島:同じ位似てるってことは、おじいちゃんモテたのかなぁ。

木村:ええとね…女の人、入れ替わり立ち代わりだったみたいですね…。

満島:やっぱりそうなんだ! すごいね!

木村:“すごいね”って(笑)。

満島:木村さんは「そうだ」って言わないですけど、なんかすごいですね。だって、やっぱりずっとカッコいいですもんね(笑)。

木村:何言ってんの(笑)。でも、そのじいちゃん以外に「似てるね」って言われたのは、犬ですね。

満島:自分の犬ですか?

木村:そうじゃなくて、「犬っぽいっすよね」って言われて。

満島:ああ、犬顔? 何の犬ですか?

木村:アフガン(ハウンド)とか。なんかちょっと毛が長く鼻ツーンとなって。「それっぽいですよね」って。

満島:犬に似てる。他の動物は言われないですか?

木村:他はそんなに言われないですけど、糸井(重里)さんには、なんか「群れの先頭に立ってるコヨーテに見える」って(笑)。

満島:(笑)。なるほど。

木村:そういう表現をしていただいたことがありますけど。満島さんは、手塚治虫さんが描かれた「リボンの騎士」(サファイア王子)ではなく?

満島:あれ、そっくりですよね。

木村:僕はそう思ってます。

満島:手塚治虫さんの漫画は(似てると)言われます。

木村:手塚さんの世界感からそのまんま「トーウッ!」て出てきたような。

満島:手塚さんの漫画はめちゃくちゃ言われます。「顎が細くて(似てる)」とか…。

【神奈川県 カッカリー 32歳 男性】
拓哉キャプテンこんにちは。
新生活の季節ですが、この時期は新入社員とのコミュニケーションに悩んでいます。
それは自分の話やアドバイスにまとまりがないからです。
先輩として職場の作業などを新人へ指導しなければいけない立場なのですが
伝えたいことが、いろいろと浮かんできて、話が行ったり来たり。
結局、相手に伝わったのか。自分でも何を伝えたかったのかわからなくなるんです。
拓哉キャプテンみたいに真っ直ぐビシッ!と相手に物事を伝えるにはどうすれば良いのでしょうか?
アドバイスをお願いします。


木村:でも僕、ビシッってまっすぐ言えてるかどうかは、自分ではわかんないなぁ。それこそ「新しいドラマが今度始まります」ってなって、「ちょっと時間は限られてるんですけど、インタビューお願いします」って言われて色々とインタビューされて伝えようとしている時に、「あれ? これ何の話だったっけ?」っていう時ない?(笑)

満島:ありますよね。話してる最中に「あれ? 何喋りたかったんだっけ?」ってあります。

木村:それで、自分が質問を投げかけられた時に“ここをゴールにしたいな”っていうゴールはあるんだけど、このゴールに行くまでに”なんでこんなに寄り道してんだろ?”っていうことが、話をしてる時にないですか?

満島:今回、木村さんにそれを感じていて、すごく嬉しいです。なんていうんだろう…それこそビシッと思ったことをスパッというのかと思ってたら、意外と遠回りしていろんな話をするから。
この間、内田有紀さんとも話してたんですけど、「木村さんってなんか“癒し系”なんじゃない?」みたいな話に現場でなってて(笑)。パシッ!ピシッ!パシッ!ってヒーローみたいなイメージがあるけど、わりとゆったり、「こうで、こうで、こうで…」って、ちょっと脱線しながら話をしていて、でも最後はキチンと話になっているので、“まるで海の波みたいな人だなぁ”と思って。

木村:(笑)。

満島:(カッカリーさんへのアドバイスとしては)伝えたいことを聞く人の立場、立ち位置の気分もあるだろうし、会社とかだとちょっとわからないですけど、自分の伝えたいように伝えた方がいいんじゃないかなとは思う。

木村:でもカッカリーが危惧してるのが、「自分でも何を伝えたかったのかわからなくなるんです」っていう、そこじゃないかな。

満島:そうか! (言いたいことを)汲み取ってくれる後輩だといいですね(笑)。

木村:それこそコロナ禍になってしまって、会社に出社してどうこうというより、リモートが増えたりして、実際に人と人とが目を見て会話することが徐々に減ってきてるじゃないですか。画面の中でコミュニケーションするっていう。

満島:そうですね。

木村:だからカッカリーは、“これだけは伝えておこう”っていうことを自分の携帯のメモの中にストックしておいて、“これとこれは今日言えたな”って自分でチェックする…というのが簡単な方法なんじゃないかなと思いますけど。

満島:メモしておくのはいいと思う。

木村:まぁ、相手次第だからなぁ。一人称で終わる話じゃないですからね。

満島:リモートじゃなければ、話をする前に1回ハイタッチしてから話し始めるとか(笑)。伝わる温度が違いそうじゃないですか。
私たちは仕事が撮影とかなので、”どうしよう、この場面、なんか緊張する!”ていう時に、カメラマンさんとかに「すいません、カメラ触っていいですか?」って言ってカメラを触って「お前、仲間だよな」って言ってやるとか。

木村:やってるんですか?

満島:けっこうやります。なんか(カメラを)触ると安心する。だから“この人と芝居、緊張する!”と思ったら「ちょっとすいません。カメラ触っていいですか?」って触って、「あ、ありがとうございます!」って。そうすると少し、“自分とは別の物”というよりは、“同じ空間にいる”とか、温度とかを感じて(安心する)。

木村:俺、香川照之さんがそれやってるの見たことある。

満島:香川さんと一緒(笑)。

木村:(香川さんが)「すいません! ちょっとよろしいですか」って言って共演者の女優さんの手をこう…。

満島:ぎゅーって握って。

木村:で、「すいません、ありがとうございます!」って言って本番に行ってる時に、“今、何をしたんだろう…”と思って見てましたね(笑)。

満島:触ったことのない人とコミュニケーションするのってけっこう難しいなぁっていつも思うんですけど、なかなかね、今はね。

木村:“触れる”っていうことがね。グータッチとかね。

満島:ジャンケンとかでもいいから。

木村:「おはよう! 最初はグー!」っていきなり?(笑)

満島:「遊びは仕事、仕事は遊び」ってやってれば大丈夫だと思います(笑)。

木村:ということなんで、カッカリー、「仕事は遊び、遊びは仕事」やってみてください。

満島:すいません(笑)。

木村:今月は満島ひかりさんとお送りしてきましたが、今後の目標とか夢とか、「こんなことに挑戦してみたい!」とかありますか?

満島:うーん、楽しく生きていたいなぁと思います(笑)。

木村:なんかもう菩薩(笑)。なんかもう存在が菩薩なんだよね。

満島:ハッピーでいたいなと思うし、何かの影があって、それに苦しんでいる人がいたら、その影を掃える人になりたいなとは思います。

木村:なれると思うし、もう既になってるんだよ。

満島:何か災害があった時とかに、自分だけじゃなくてもう1人、絶対に守れるような体力はつけておきたいとは、いつも思ってます。

木村:なるほど。自分単体ではなく。

満島:単体じゃなくて、健康な身体を持っているので、自分ともう1人は絶対に守れるような状態は常にキープしたいなぁ、とは。

木村:なんなんですか。このワンダーウーマンみたいな人(笑)。

満島:ワンダーウーマン(笑)。

木村:そんな満島ひかりさんと共演させていただいている、テレビ朝日系木曜ドラマ「未来への10カウント」。 毎週木曜、夜9時から放送中です。
現在も撮影中なんですけども、何か意気込みとか、メッセージとかはありますか。

満島:私はとにかく、「木村さん力」を察知し…。

木村:「木村力」って何ですか?(笑)

満島:あるんですよ。ドラゴンボールで例えてるんですけど、天下一武道会のけっこう上の方にいらっしゃるので、その玉がドーンッて飛んで来た時に、何発かは返せる人でいたいなぁと思っています。
闘いじゃないですけど、キャッチボールが普通の野球ボールとかじゃないので、木村さんの球はドーンッて大きいから、それをキャッチして返す、キャッチして返す…って、それをずっと続けてたいなって思います。

木村:いやもう自分も、そのボールが自分からドッて生み出せるようにしていかないといけないな〜とは…。

満島:意外と私も大きいボール出せるので。

木村:出すと思うよ。

満島:(満島からボールを)もらった時に、(木村が)絶対取ってくれるだろうなって安心感が。

木村:どうする? 俺がダーン!って吹き飛ばされたら(笑)。
自分と満島さんと、他にもたくさん出演者がいてくださってますが、この2トップはしっかり最後まで、へこたれることなく演りぬきたいと思います。
ということで、満島ひかりさんの「人生の1曲」を伺いたいと思うんですが、どんな曲でしょうか?

満島:私は“人生はふざけてナンボ”と思っていますので。Wintergatanというアーティストの「M.Starmachine2000」という曲があって…歌じゃないんですよ。「ピタゴラスイッチ」(NHK)みたいに、自分で作ったボールが落ちてくるような機械を作って、それで音を鳴らしたりとか、タイプライターを打ってそれをドラムみたいにしたりとか、オモチャというか、いろんな奇想天外なものを使って音楽を仕上げてるグループがいて。

木村:グループなんですか?

満島:スウェーデンの方たちで、グループを何人かでやっていて、すっごい面白いんですよ。ゼロから自分たちで楽器すら作って音楽にしていて。ちょっと宇宙的ですごく好きで。自分がつまらない奴になりそうな時とかに聴きます。「世界には面白い奴がいっぱいいるぞ〜」みたいな感じで。

木村:俺、聴いたことないかもしれない。今日初めて、それが聴けますね。

満島:はい。

木村:ということで、今月4月のゲストは、満島ひかりさんでした! ありがとうございました!

満島:キャプテン、ありがとうございました!

木村:最後にキャプテンかい!

[OA曲]
M.Starmachine2000/Wintergatan

(後TM:MOJO DRIVE/木村拓哉)


NEW

ARCHIVE

LINK

    TOKYO FM

top_back