木村拓哉 Flow supported by Spotify - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

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2024年06月16日Flow 第三百七回目「拓哉キャプテン × 久保田利伸」Part3

6月のマンスリーゲストは、久保田利伸さんです!
今週はどんなトークになるのか、お楽しみに!


木村:その「すごいぞテープ」…。

久保田:業界に聴いてもらうために作ったらしいから、あの時代の人たちは皆持っているけど、俺は持ってない。ただのテープだからね。劣化するからね。

木村:そうですよね。再生すればするほどダメになっていきますからね。

久保田:そう。誰かが大元を持ってると思うんだけど。

木村:それこそ兄ぃのステージでやったら、超カッコいいんじゃないですか。だって、他に出来る人がいないからね。

久保田:なるほど。いいかも。

木村:(笑)。

久保田:この40年弱、アルバムを作ってツアーっていう事をずっとやってきたのね。今年は新しいアルバムを作ってないんだけど、「本数は少なくていいからツアーやろうよ。」って事になって。俺は、「アルバム無いし、選曲が難しいから嫌です。」って言ったのね。「いや、こういう時だからやろうよ。アルバムが無いからやれる曲ってあるじゃない。自由で。」っていう話の中でやる事になっちゃったから、選曲に物凄く困ってるんだよ。

木村:じゃあ、この「すごいぞテープ」を一回洗ってみて、その中からセトリを考えられるとかどうですか?

久保田:その手がある。すっごい助かる。しかも、これも人のせいにできる。

木村:何で?

久保田:例えば、「何でこんなのやってるんですか?」とか、「何で今やるんですか?」って思われても、「いや、俺じゃなくて、木村くんだよ。たっくんだよ」って。

木村:いやいや(笑)。

久保田:それはいいや。気楽でいい。いただきました。

木村:ヤベーな!ライブ会場に足を運ばれる予定の方は、是非楽しみにしててほしいと思います。
2024年から25年にかけてのツアースケジュールを、スタッフの方が持ってきてくれたんですけど。

久保田:ほんとに少ないのね、本数が。

木村:多いですよ。

久保田:いやいやいや、普通ツアーやるとなると40カ所ぐらいやるから。

木村:ラジオ始まる前に、兄ぃが「ドラマやってさ、次こういうのやるらしいけど、どういう時間の使い方してるの?」って言ってくれましたけど、1回ツアー周るってなったら40本とか。逆に信じられないです。

久保田:でもツアーは、始めの何本かやっちゃえばこういう物っていう事になるから。そしたら、そこから先はリハーサルはいらないし。3日空いて移動して、この3日間は他の事やってとか出来るから大丈夫だけど。でも俺、不器用なんだよ。

木村:どのジャンルで不器用なんですか?

久保田:普通の不器用なんだよ(笑)。

木村:(笑)。

久保田:ツアーが40本あったら、半年弱かかるよ。半年で40本。200日のうち40ナイトって言ったら、余りが150ナイトあるわけじゃない。でも、ツアー中だと、その150ナイトを上手く使う事が出来ないんだ。150ナイトは本番じゃないわけじゃない。

木村:いや、本番ではないですけど繋がってますからね。

久保田:繋がってるけど、たっくんだったら150ナイトを物凄く上手く使うと思うんだ。そうじゃないとやってけない仕事だと思うんだよ。

木村:(笑)。そうかなぁ。

久保田:俺は150ナイトをツアーの事を考えたり、ちょっと休もうって休んだりして、生産的な何かが行われてるわけじゃないんだよ。そこが不器用なんだ、俺は。

木村:でも結果、全部が兄ぃの場合も生産に繋がってるじゃないですか。

久保田:いい事言ってくれるんだけどね。でも、ダメなんだよ。俺は同時に2個以上の大事なことが出来ないんだよ。

木村:それだけ真面目なんですよ。

久保田:真面目っちゃ真面目だし。でも不器用は不器用なんだよ。それが俺の問題なんだよ。

木村:悪く言えば不器用かもしれないですけど、すごいポジティブに捉えればめっちゃ真面目な人っていう事じゃないですか。本気だからじゃないですか、きっと。

久保田:それはそう。何をする時も本気だから。そうね。真面目っていうよりも、本気だからの方が納得できる言葉だな。そういう事にさせて。そしたらいいよ、ラブリーだよ、俺って。

木村:だから、僕はそう思ってますよ。

久保田:いいよいいよ。真面目真面目って言うと、確かにそうだなと思いつつ、なんかノリ悪いし。

木村:今組まれてるツアー、タイトルだけが僕ちょっと理解できないんですけど。『佐藤さん、いつものでよろしいですか?』っていうツアータイトルらしいんですけど。

久保田:(笑)

木村:これ、久保田利伸さんって一言も言ってないですよね。久保田利伸2024〜25のツアースケジュールなんですけど、タイトルだけ見ると、『佐藤さん、いつものでよろしいですか?』っていう。これ何ですか?

久保田:いいタイトル付けちゃったねー。俺は好きだね、これ。ほんとにツアータイトルなの、これが。
こういうタイトルを付けたいと思った理由は、デビュー当時からやってる「流星のサドル」とか「TIMEシャワーに射たれて」とか「Oh, What A Night!」とか「LA・LA・LA LOVE SONG」もそうだけど、ファンキーでポップスでっていう、そういういつもの俺の王道をやりますよっていう事を一言で言ってみたかったのね。なので、「いつものでよろしいですか?」バーの店長みたいな感じだね。

木村:兄ぃが店長役?

久保田:そう。「いつものでよろしいですか?」って、これだけだとつまらないので「佐藤さん」も付けてみたんだよ。

木村:佐藤さんってのはオーディエンスの皆さんに色んな方、久保田さんもいれば田中さんもいるし、木村さんもいるかもしれないけど、ひっくるめて佐藤さんにしてる。

久保田:そうなの。その会場に佐藤さんはもしかして…。でも意外と多いよね、10人はいるだろうね、佐藤さんはね。

木村:という事は、その会場に来た実際の佐藤さんって、かなりシークレットマウント取ってますよね。

久保田:だよね。だから一応、「佐藤さーん、いますか?」って言ってみようと思うんだけど。でも、俺のお客さんって物凄いノリいいから、多分、50%の人が「はーい!」って言ってくれるとは思うけど。

木村:俺多分ね、70弱は上がると思います。

久保田:じゃー、初日にやってみるね。

木村:これ僕の勝手な解釈なんですけど、最初は『佐藤さん、いつものでよろしいですか?』っていう感じのツアーとして始まるのかもしれないですけど、ツアーの後半は逆にオーディエンス側から「久保田さん、いつものお願いしますよ」っていう関係性で終わっていくんじゃないかなって。そういう感じで進んでいきそうだなって、勝手な想像をしてしまいました。

久保田:素晴らしい。

木村:いやいや(笑)。やめてください。
そんな兄ぃの新曲なんですけど6月19日に配信リリースされるという事で、タイトルが「the Beat of Life」っていう。こちらは3年8か月ぶりの新曲って聞いたんですけど。

久保田:ほんとだ!

木村:さっき聴かせていただいたんですけど、やっぱりご自身の曲だから、兄ぃが好き勝手やってる感じがすげー好きなんですよ。1コーラス目と2コーラス目の間に、ほんとに気分で出てきた言葉をそのまま喋っちゃっていたりとか。

久保田:あー、そんな事やってるね。あれはね、いつもやらないんだけど。

木村:やんないっすよね。

久保田:うん。アメリカ人の前でアメリカ人がやるならいいけど、日本人でやる場合ちょっと変じゃんみたいな。そういう感覚の物だから普段はやらないんだけど、この曲はなんか好き勝手なんだよ。

木村:聴いてみて、ウワーオ!って思ったのが、ほんとに短いワンフレーズなんですけど、サビの中に出てくる「Go cry」だったんですよ。

久保田:なるほど。

木村:このgroovyで「Go cry」って言われると、えっ!ていう、そこを急にしっかり言ってくれるんだ、この人っていう感じがちょっとビックリしたんですよ。

久保田:俺も好きなんだ、そこ。

木村:マジですか?

久保田:うん。「泣かないで 大丈夫だろ」とかって言うんじゃなくて、「泣いちまえ!」っていう。それと対になってるのが「いっちまえ!」とか「やるだけやっちまえ!」みたいなのがあるんだけど、「Go cry」を。いい所に反応してくれるじゃない。

木村:(笑)。

久保田:いいじゃない。ちゃんと聴いてくれたっていう証でもあるんだけど。いいね〜。

[O.A曲]
M1.the Beat of Life/久保田利伸

[後TM]
M.Style/木村拓哉

2024年06月09日Flow 第三百六回目「拓哉キャプテン × 久保田利伸」Part2

6月のマンスリーゲストは、久保田利伸さんです!
今週はどんなトークになるのか、お楽しみに!


木村:静岡出身って。

久保田:そうだよ。

木村:静岡のどちらですか?

久保田:静岡清水市。

木村:普通、サッカー行かないですか?清水だったら。

久保田:あのね、どこの小学校にもサッカークラブはある。野球部とかは小学校には無いけど、サッカークラブだけはある。

木村:ですよね。その印象がものすごい強いんですけど。

久保田:体育の授業でもサッカーは多いから、サッカーは皆それなりに上手いし。なんだけど、俺の世代は王さんが世界のホームラン王になってたから、世界のホームラン王になりたい、ああいうスターになりたいと思ったんだけど。野球人口も多くてさ。だからサッカー部より、俺の中学校は野球部の方が多かったかな。

木村:えー、それでサッカーよりも野球?

久保田:そう。親父が野球大好きだからキャッチボールやらせたがるじゃん。
親父がジェームス・ブラウンと同じ顔してるんだよ。

木村:嘘でしょ?

久保田:おんなじ顔なんだよ。ほんとなんだよ。

木村:静岡の清水市にジェームス・ブラウンがいたんですか?(笑)。

久保田:いたんだよ。その親父に「利伸、野球やるんだったら俺はいつでも応援するぞ。バッティング練習の球上げてあげるから。」って言われて高校1年まではやったけど、甲子園の出場回数むちゃ多いみたいな物凄い強い学校に入っちゃったんで、俺が一番ヘボなんだよ。周りがすごすぎて。これはやってても日陰だなと思ったの。
もう残るは、その前から将来やりたかった音楽と歌。俺、野球か歌しか考えてなかった。

木村:野球は周りの環境だったり、お父さんが大好きだったっていう理由でなんとなく想像できるんですけど、何で音楽に入ったんですか?

久保田:小っちゃい頃、車酔い、バス酔いをすごくしちゃう(子だった)のね。

木村:する人はいましたね。

久保田:極端に酔うんだよ。酔うでしょ?リズム感のいい人ってバス酔いするんだよ。

木村:俺、一回も酔ったことないです。船酔いもないです。

久保田:あれ?ほんと?じゃあ何で踊れるの?まーいっか。そういうのがあって、幼稚園の先生に「利伸くん、バスの中で歌を歌ってるとバス酔いしないよ。ずーっと歌ってれば。」って言われて、ずーっと歌ってたら、歌えば歌うだけ大ウケなんだよ。先生とか、幼稚園児とか、付き添いのお母さんとか。

木村:何を歌ったんですか?

久保田:その時の歌謡曲。ジュリーとかさ。

木村:え、幼稚園生が?

久保田:うん。姉ちゃんたちがいるからさ。ジュリーとか、あの時代の歌謡曲だよ。それを大人っぷりの歌い方で歌うわけじゃん。

木村:絶対ウケるでしょ。

久保田:人にこんなウケるんだと思って、気持ちよくなっちゃって。

木村:しかも、ご自身はバスに酔わないし。

久保田:酔わない!気が付いてみたら、着いてるんだよね。ちゃんと富士山の向こう側に行ってるんだよね。知らない間に、バスが。

木村:それ、すげーな!

久保田:そういう小っちゃい頃があったんで、歌ってると気持ちいいなと思ってるうちに中学生ぐらいになって、ラジオのスイッチを自分で入れるようになると色んな海外の音楽にドスーンって。

木村:それ、ラジオなんですか?

久保田:うん。全然ラジオ。100%ラジオ。だって、あの時代は聴けるものがラジオしかない。ラジオかレコード屋の親父かどっちかしかないから、ラジオ入れたら嬉しいじゃん。今まで自分が聴いてたジュリーじゃない音楽もワ〜って来るから。
これが今アメリカのTOP20だっていうとこで、エアロスミスが5番、スティーヴィー・ワンダーが3番、ビートルズを解散した誰が2番、スタイリスティックスが6番みたいな。そういうごちゃまぜのいい音楽がいっぱいあったから、そういうのを聴いたり真似したりみたいな。

木村:幼稚園の段階で父兄をとりこにさせる歌い方をしてた人が中学生になり、アメリカのTOP5を聴きながら真似をするって、末恐ろしい子供ですね。

久保田:俺さ、人に褒められるって事があんまりなくてさ、でも歌うと褒められるっていうのだけがあったんだよ。今思うと、あの瞬間が気持ちいいな。運動ができないわけじゃないけど、一番じゃないな。勉強をものすごいやった時も、3番とか4番とか5番くらいしかなれないな。歌だと皆すっげー喜ぶな、みたいなのがずっとあっただけなんだよ。だから歌だと自信が持てたんだ。

木村:中学生の頃ラジオを聴き、海外の音にも触れ、デビューされる前に音に触れた経験として楽器屋さんでアルバイトだったりとか。

久保田:学生やりながらのアマチュア時代っていうのは、バンドのリードボーカルはやってたよ。

木村:どんなバンドだったんですか?

久保田:ファンクバンドだね。オリジナルで作ったりもしたけども、ゲロゲロのアメリカのファンクバンドのコピーみたいな事をして。ただ、金が無いから、どこで大きい音を出そうっていうのがあって。今思い出したけど、「久保田くんのバンド頑張んなよ、上手くいくよ。」って、楽器屋のおじさんが楽器屋のスタジオを営業時間が終わった8時からタダで貸してくれたんだよ。ありがたいよね。
俺、実際にそこの楽器屋でバイトしてたんだよ。楽器屋のバイトっていうと普通さ、カッコいいギターを売ったりとか、このドラムはこうってやったりするんだけど、俺の楽器屋のバイトは、楽器屋の裏でパートのおばさんと一緒に譜面台を組み立ててたの。暗〜いところで。楽器は触ってないの。

木村:(笑)。

久保田:よく遅刻したけどOKにしてもらったし、リハーサルスタジオもタダで貸してくれたし。ほんとに世話になってるんだよ、あの楽器屋さんは。

木村:さっきスタッフから聞いてドビックリしたんですけど、大学時代にもう作家デビューしてるんですね。

久保田:うん、そうだね。そういう事になる。

木村:実際マイクに向かって歌うっていう事もご自身ではやってらっしゃったと思うんですけど、ビックリしたのが田原俊彦さんだったり、中山美穂さんだったり、小泉今日子さんだったり、鈴木雅之さんだったり、荻野目洋子さんだったり、とんねるずだったり、バブルガムブラザーズさんだったりに、20代前半の久保田利伸さんが「こういう曲ありますけど」って、皆さんがそれを表現されてたっていう。
田原俊彦さんの「It's BAD」ってあったじゃないですか。

久保田:あったじゃないですか。

木村:「Ba Ba Ba Ba」って。

久保田:それだ、それだ。

木村:それ、この人が書いてるんですよ。

久保田:そうなんだよ。この1〜2年間っていうのは、こういう事に集中した時なんだけど。この時、俺のデビューは決まってたの。人によるけど、デビューが決まりましたって言っても、その半年、1年以内になかなかボッコーンとデビューは出来ないわけじゃない。
でもアマチュアにしてみれば、「半年待ってるんですけど、まだですか?あと1年半後にどうこうですか?もう、俺辞めます」って言ってさ。今から考えれば、そんな22歳23歳の1年なんか何でもないんだけど、その時一緒に仕事していた事務所の人が「分かった分かった。久保田くん、その間に曲作りの勉強もできるから。うちの事務所は作家の部門もあるので、玉置さんの曲とか持ってく時に久保田くんの曲も一緒に持ってくよ。ちょっとイメージで作ってみ。」みたいな事をしてた1〜2年間なんだよ。
で、実際に持っていってくれて、俺って自分で歌うじゃない。そのデモテープを聴いて「なんか面白い歌を歌う子だね〜。上手いね。ノリがいいね。」みたいな感じで話が広がっていった1〜2年間。

木村:えー!!

久保田:その辺がウケるもんだから、真面目な綺麗な曲っていうよりも「It's BAD」みたいな。そういうのがよりウケたね。

木村:聴いてみたいなー!

久保田:俺が歌う「It's BAD」ってのあるんだよね。

木村:あるんですか?

久保田:あるんだよ。「It's BAD」が出た年、俺はまだデビューしてないわけじゃない。「まだデビュー出来ないですか?」って俺が言うもんだから、事務所が「分かった分かった。曲も書けてるけど、今まで作った曲とか、去年世界で売れた“We Are the World”っていう曲とか、スティーヴィー・ワンダーとか、そういうのを好きに遊びながらデモテープ作っていいよ。うちのスタジオも全部タダで使っていいから。」って。
そこで、遊びのデモテープ作ったんだよ。1人で歌う「We Are the World」とか。

木村:嘘でしょ?

久保田:ほんとにほんとに。1人で全員歌うのとか、あとちょっとファンキーな曲のカバーとか。その中に「田原さんの“It's BAD”を久保田くんバージョンで録ろうよ。」って言うのがあって。俺はここ30年くらい聴いてないけど、世の中にあるんだよ。

木村:俗にその世界では、すごいぞテープっていうものが存在してるらしいですけど。

久保田:それそれ。すんごいぞテープって俺がつけた名前じゃないからね。そんな感の悪い名前つけないよ。

木村:(笑)。

久保田:これに洋楽カバーとか、その中に「It's BAD」も入ってた気がする。

木村:僕が、それこそ地下鉄に乗ってる時に聴いてたナンバーが、まさに「TIMEシャワーに射たれて」だったり、「流星のサドル」だったり、「Cry On Your Smile」だったり、「You were mine」だったり。もうほんとに、すごいぞテープ並みに俺は聴いてたんですけど。

久保田:「Oh, What A Night!」も好きだって言ってたの、俺は覚えてる。

木村:はい。

久保田:むかーし、好きだって言ってたね。

[O.A曲]
M1.Oh, What A Night!/久保田利伸

[後TM]
M. Yellow Summer/Kenichiro Nishihara 
レーベル:IntroDuCing! / 規格品番:FAMC-091

2024年06月02日Flow 第三百五回目「拓哉キャプテン × 久保田利伸」Part1

6月のマンスリーゲストは、久保田利伸さんです!
どんなトークになるのか、お楽しみに!!


木村:久保田利伸さんと言えば、1996年放送のドラマ「ロングバケーション」の主題歌「LA・LA・LA LOVE SONG」、その14年後に、同じくフジテレビ系のドラマ「月の恋人〜Moon Lovers〜」の主題歌で「LOVE RAIN〜恋の雨〜」を担当してくださいまして。
個人的には2008年のアルバム「super.modern.artistic.performance」に入ってました僕のソロ曲で「Style」っていう曲があるんですけど、大好きな曲なんで単独ライブで今バージョンをやらせていただいたりとか。
そして、つい先日発表させていただいたんですけど、僕の3枚目の『SEE YOU THERE』というアルバムに、「No Night, No Starlight」っていう超ファンキーな曲と「‘Cause I love you」っていう、ちょっとミディアム系のR&Bスローテンポバラード的なものをいただきまして。ほんとは1曲の予定だったんですけど…。

久保田:そう。「1曲似合うものを作ってくれないすか。」みたいなのがあって、「もちろん!イメージわくと思うんで。」って、お返事してから、渡したのは1曲だけど実は2〜3曲あったんだよ。そもそもあったの。ちゃんと形にはしてないけど、どうしようかな〜と思いながら。でも1曲選んでくれたんで良かった良かったと思ったんだけど、でもあったんだよ。もう1つ、こういうのがいいんじゃないかなっていうのがあったんだよ。

木村:老舗の卸みたいな(笑)。「こっち選んでくれて嬉しかったんだけど、いや〜、あるんだよ!」っていう。

久保田:ある意味とっておきくらいの感じ。

木村:(笑)。

久保田:他はアイディアだけだったんで、まずちゃんと出来上がったものを渡したんだけど。試しにディレクターに渡して、「チャンスあったら聴いてもらえませんか。悪くないっすよ。」みたいな。そしたら悪くないと思ったんだよね。

木村:だって、悪くないと思いましたもん。最初に頂いたのが「No Night, No Starlight」っていう、これ絶対盛り上がるやんっていう曲だったんですよ。「いやもう、これいただきます。ありがとうございます。」っていう、普通食べ物が「どうぞ召し上がれ!」って出てくると、色を楽しんだり盛り付けを楽しんだり、人って色々しがちだと思うんですけど、兄いからいただいたものって「いただきます!」から一口目が早いんですよね。

久保田:特に「No Night, No Starlight」はじっくり香りを楽しんで、サイドから眺めてからどうでっていうところの時間はあまり使わないで…。

木村:もう、全然いらなかったです。

久保田:まず、ドスン!って。「どう?」「どこに入ってく?」みたいなタイプの。

木村:喉が乾いてたところに出された強炭酸じゃない、一番求めてた柑橘系の…。

久保田:そう言ってもらって嬉しいんだけど、作ってる時からあんま細かい事考えないで作った。スタッフが「とにかく今の木村に似合う曲を!」って。う〜ん、どういう男か俺なりには知ってるしな。うん。で、一番やって欲しくなかったのが、こんな時代だからこれをやろうとか。本人も絶対そういう生き方してないと思うんだけど。なんか飄々と、「俺別に、この曲ガツンと歌ってますけど何か?」みたいなさ…をやってほしかったんで、よりストレートな、遊びに近いストレートファンキーになったんだよ。今時無いくらいのストレートファンキー。

木村:僕が兄いの曲を、地下鉄で移動してる最中ずっとヘッドホンで聴き込んでた時から匂ってるというか漂ってる、要は地続きのストリートな感じが、飛行機に乗って特別な場所に大移動したってわけではなく、ほんとにSubwayに乗って、前は手前の駅で降りてたけど、今回は2つ先で降りてみたっていう。そこに広がる景色っていう感じがすごい嬉しかったんですよね。

久保田:この曲は、そうだね。言ってる意味が分かる。昔からある俺の曲の作り方、色んなことやってるけど変わってない匂いと趣味みたいなのがあって。これはさ、昔から俺が持ってるものに何の工夫も加えてないんだよ。

木村:(笑)。

久保田:それがいいんじゃないかなと思ってさ。色々迷ってる中でそれをやっちゃったもんだから、実はもうちょっとスイートな曲もあるんだけどなって。

木村:それが、「‘Cause I love you」っていう。これはね、普段僕はそこまで甘味系を行かないんですけど、たま〜に食べたときに「うんまっ!」そして「エロッ!」っていう、久々に食べたらこんな美味かったっけっていう。
で、食べた後に何でこんなエッチな気分になってるんだろうなっていう感じでした。

久保田:いいね。大成功だね。甘いものは作りたかったんだけど、ちょっとブルースセクシーにしたかったんだよ。だからちょうど今言った感じ。甘いもの作りたいんだけど、人間の色気みたいなやつが乗っかってくれればいいなと思って、やっぱこれも聴かせちゃおって思った時に作りかけの曲を作り足した。だからね、それが10分とか15分くらいで。

木村:えっ!?

久保田:出来ちゃった曲なんだよ。アイディア自体も10分で出来てるから。だから制作時間30分以内なんだよ、この曲。だから、ある意味、こういうふうにしたいなって想いはあるけれども、そっから先はあんまり深い事考えて無くて。こういうの歌ったら色っぽいかも。

木村:でも、人格がガラッと変わってるわけではなく、「No Night, No Starlight」に関しては、夜のとばりが下りて皆が各々の時間を過ごし始めてはいるんだけど、なんか共通のベクトルだったり趣味嗜好だったり、同じカルチャーを味わって盛り上がってきた世代、仲間が一カ所に集まった時に盛り上がっている空間。その中の主人公がしっかりいるんですけど、同じ主人公なんだけど、そういう人たちと過ごすわけではなく、一人きりで色んなことを考えて、それこそ夜のとばりが下りる前に一人ポツンと思ってる相手のことを、それこそフォトフレームの中の写真を目にした時の一人っきりの瞬間が「‘Cause I love you」のイメージかなっていう。
役は同じなんですよ。同じ人なんだけど、過ごしてる時間帯と過ごしてる空間と一緒に過ごしてる人たちが違うのかなっていう、解釈を僕はしてました。

久保田:歌にしても、レコーディングに臨むこと、いつもやってること、映画にしてもお芝居にしても物凄く真剣だよね。入り込むよね。

木村:(笑)。

久保田:そうじゃなきゃいけないと思うんだよ。一番上で引っ張っていく人っていうのはそうじゃなきゃいけないから。そこは全然、人とレベルが違うよね。

木村:いやいや。

久保田:チャラくやらない。しかも一々そんなに時間もかけない。時間かけたら色んな事できないから。その辺のイメージもしながら、分かりやすい曲を作ったの。こざかしい事じゃなくて。ストレートな2つを作ったの。

木村:(笑)。時々研ぎ澄まされた言葉をポーンって投げますけど大丈夫ですか?こざかしいとか最近あんまり。久々に聞いたなと思ったんですけど。

久保田:いやでもね、この2つっていうのが俺は、これやって良かったな、作ってよかったなって。仕上がりの歌を聴いても、すっげー心を込めて歌ってくれてるなっていうのが、これが気持ちいい話。

木村:いやいや、作ってくれる人があまりにもハードルが高いので。そのハードルを超えるには思いっきりストレッチしてから臨まないと、プチッて筋いきそうになっちゃったので。

久保田:思いっきりやってるよね。こんなに熱めに歌ってくれるんだっていう。2曲ともそうかな。「No Night, No Starlight」の方は特にそうかな。

木村:あ、ほんとですか?

久保田:うん。「‘Cause I love you」の方はそここだわるか、その歌のFlowにこだわるかみたいなのはあったね。

木村:(笑)。だって、パスがすげーパスなんですもん。

久保田:ちょっとね。ちょっと出したよ、パス。

木村:いや、すっげー回転かかってますよ。

久保田:パスっていうかね、今日きっといろんな話するでしょ。

木村:はい。

久保田:パスはね、今日言うよ。昔出されたパスで大変な思いしたってことは言うよ。それは言うけど、この曲とは関係ないから。でも色々話すんだったら言うよ。苦しかった、あのパスは俺。何のことだか覚えてないと思うけど。

木村:いや、その「言うよ、俺もらったパスの事」って言った瞬間に…。

久保田:何のことかわかる?

木村:だいたい分かりました。そのパスを兄いに出した瞬間の俺、帰りの移動車に乗ってて、あの辺の信号を左折した時にそのパス出したなっていうのが出てきました。

久保田:俺が言ってるパスと違うぜ!たっくんのパスは何のパスの事?

木村:スタッフから「LOVE RAIN〜恋の雨〜」を兄いが作ってくれたって伺って、「今の段階の主題歌候補が来てますので、お聴きになりますか?」って言われて聴かせていただいて。それで、ショートメールでやりとりをさせて頂いて、兄いが「何かあったら何でも言ってね。」ってカジュアルな言葉をくれたんです。

久保田:言う言う。そう言うよ、俺は。

木村:その時に、もう一踏み踏んでくれてる兄いの感じがかっけーなと思って、「もうちょっとアクセルを踏み込んでもらってもいいですか?」っていう返信をさせてもらったら、ショートメールじゃなくて兄いからの電話が鳴りだして、「アクセル踏むってさ、具体的に言って。どの辺?」みたいな感じで言ってくれて。「例えば、あそこのところって、もうちょっとアクセル踏んでもらう事って可能ですか?」って言ったら、「えー、じゃー、ちょっとやってみるね。じゃーね。」って言って。

久保田:無茶ぶりだよ。ほんとに。

木村:(笑)。

久保田:しかもちょうどレコーディング中で、マジ歌いの最終日みたいな時でこんな感じかなと。でもメールでアクセルどうこうって来てるな、面白い事言ってくれるんだったら応えたいと思って。でも文章じゃ分かんないから電話したら、そのパスの出し方が口で説明っていうよりかは、歌ってたんだよ、たっくんが。

木村:嘘だ!

久保田:元は「♪タラタタ…」の所をアーとかって言ってたんだよ、電話口で。
実はあそこを俺もつまんないと思ってて。あそこでちょっと崩していいと思ってたのね。ただ、崩すのにとんでもないとこに行っちゃう方法しかないと。やっぱり曲って行きゃいいってもんじゃなくて、美味しいノートっていうのは、美味しい音って言うのはこれかこれかこれしかない。

木村:美味しいノートっていうのは、ブルーノートのノートと一緒ですか?

久保田:ブルーノート、それと同じ意味で、「アー」もいいけど「あ〜〜」も良かったりとか「あ、あー」も良かったりするけど。それの一番無茶なところ。「ああああっ!!」って。無茶すぎたから綺麗に「アー♪」って歌うんじゃなくて「あ〜ぉっ!」って歌っちゃったんだよ。
それが結果、「兄貴、それが俺の言ってることです。そういう事なんですよ。いいじゃないですか。」

木村:主題歌を書いてくださる人になんてことを言ってるんだって思ってたんですけど、でも兄いがそれを一切無視することもないし。

久保田:無視はしない。だって迷ってたんだもん。あそこはあのまんまじゃつまんないなと思ってたけど、あのパスは無茶だなと思ったの。

木村:(笑)。

久保田:でもつまんないなと思ったけど、いいか、俺のせいじゃないやと思って。たっくんのせいだ、いいやいいやと思って。
ところがさ、あれがさ、ライブでやっても見せ場なんだよ。あそこを待つんだよ。お客さんも一緒に「あ〜ぉっ!」ってやるんだよ。

木村:へー。

久保田:だから大事なんだなと思って。頭を固く、そこに留めちゃいけないなと思ったよ。

[BGM]
M.LA・LA・LA LOVE SONG/久保田利伸 with Naomi Campbell
M.LOVE RAIN 〜恋の雨〜/久保田利伸
M.Style/木村拓哉
M.No Night, No Starlight/木村拓哉
M.'Cause I love you/木村拓哉

[O.A曲]
M1.LOVE RAIN 〜恋の雨〜/久保田利伸

[後TM]
M. Yellow Summer/Kenichiro Nishihara
レーベル:IntroDuCing! / 規格品番:FAMC-091

2024年05月26日Flow 第三百四回目

今週は皆さんから頂いたメッセージを紹介します。
いつもたくさんのメッセージを本当にありがとうございます。

まずは、現在放送中のドラマについてのメールから!

【北海道 花びら餅 35歳 女性】
キャプテン、こんばんは!
「Believe−君にかける橋−」、第一話から引きずり込まれています。
今までのキャプテンは、パイロットやスポーツ選手、警察官など、憧れの職業を演じることが多かったと思います。
しかし今回の狩山さんは、大企業で揉まれるサラリーマンであり、一人の夫であるという、いわゆる普通の男性。
まだ明らかになっていない過去を匂わせつつ、橋づくりへの素朴な情熱が伝わってきます。
時空を行き来する度に、息が苦しくなるほど心が揺さぶられています。
そして次々と登場するキャストの皆さんが、どなたも主役級の方々でありながら、それぞれの持ち場をがっちり固めている姿が何ともかっこよくて、「素晴らしい作品を受け取っている!」とすでに実感しています。
私もこの物語にしっかり付いて行きたいと思います!

【兵庫県 玲子になりたい 51歳 女性】
拓哉キャプテンこんにちは。「Believe−君にかける橋−」拝見しました!
ヒューマンドラマとサスペンスを掛け合わせた内容で、誰が味方で誰が敵か、敵だけど味方になるのか?いや味方になると見せかけて、やはり敵か?
どのシーンも見逃せず画面に釘付けです。全てが伏線に思えてきます。
そして主題歌!「I'll be there」ドラマで流れてきて、歌詞を思い出して鳥肌が立ちました。
最後になりましたが、どうぞお身体を大切に。そして撮影が順調に進むよう祈っています。


木村:ありがて〜なぁ。
身体はね、なんとかなってっかな〜と。現場のスタッフも、移動の距離が長かったり、睡眠時間が限られてしまったりする中で、今までもこういう事やってきたなと思うんだけど、なんかふとね、夕べ12時過ぎまであそこで一緒にロケやってた人が当たり前のように世田谷のスタジオに朝の7時半からいるんだなっていうのを、ふって客観視した時に、「考えてみたら、これってすげー事だぞ!」って思ってしまう自分がいたりするんですけど。
順調に進むかどうかはロケの兼ね合いもあったりもするので。あとは天候に恵まれるか恵まれないかっていうのも非常にシビアな所ではあるんですけど、それはそれで僕らは確実に、日によってはミリ単位かもしれないですけど前には進んでいるので、是非是非最後までお付き合いいただければなと思います。

他にも、こんなメッセージが届いています。

【千葉県 くるみ 42歳 女性】
キャプテン!こんにちは。
「Believe−君にかける橋−」が始まりましたね。
かなり直前まで共演者が誰か分かりませんでしたが、発表されてびっくり!
奥さん役が天海祐希さんとは…めっちゃくちゃ強そうだなって(笑)。
コヒさんはHEROや教場で、工くんとはBGで、北大路さんとは華麗なる一族でと、何度か共演されている方とまたご一緒されているのはとても嬉しいです。
涼真くん、一ノ瀬くん、舞香ちゃんなど新たな共演者との撮影も楽しそうなのをSNS等で拝見しています。
撮影の合間とかどんな話をされていますか?ムードメーカーは誰なんでしょう?
もしエピソードがあったら是非教えてほしいです。


木村:今名前が上がらなかった上川隆也さん、上川さんもBGでご一緒してますからね。内容を見てくれた方から、「今回はお前が救急車で寝てる方かい」「あの時は逆だったろ〜」っていう、色んなツッコミありましたけど。

何度も共演させていただいてる方と、「お久しぶりです、またよろしくお願いします」っていう方がいるんですけど、玲子さん役の天海祐希さんとはここまでガッツリ一緒に作業をさせて頂くのは初めてで。
「ムードメーカーは誰ですか?」っていう質問だったんですけど、天海さんとご一緒してる日は確実に天海さんですね。狩山陸に対しての狩山玲子さんっていう存在と等しい感じで現場を引っ張ってくださる方なんだなっていう。かっこいいっすよね、単純に。今までやってこられた色んな役柄があるから、皆が天海祐希さんっていう方に抱きがちな“強そう”とか、“しっかりしてそう”、もちろんしっかりはされてますよ。場合によっては強いですよ。でも、間違いない女性らしさっていうか。役柄がね、奥さんと狩山っていう関係性だからかもしれないですけど、そこをしっかりと僕には感じさせてくれていると思います。

あと、北大路さんにしかり、その方がいらっしゃるから今日の現場は若干この色かなっていう、色彩の変化はあるかもしれないけど、でも温度の変化はそんなに無い。だから、いい現場になってるのかなっていう気はしますけどね。
いや〜、しまりますよ、やっぱり。北大路さんが「おはよう」って現場に来てくれた時に、「おー、いらっしゃった。おはようございます!」みたいな空気にもなるし。

工は工で、自分の担うべき役どころをそこまで考えてきてるのかっていうぐらい、しっかり考えてきてくれているし。

コヒさんは役どころは磯田社長っていうね、ちょっととんでもない役どころをやってくれてはいるんですけど。本番以外は小日向文世そのままなので、もうね「頼みますよ」っていうぐらい磯田社長とは180度違う立ち位置で現場にいらっしゃるので、ある意味ムービーメーカーですよね。

他にも涼真もそうだし、颯もそうだし、舞香ちゃんもそうなんですけど、ジェネレーションは違えど、皆が各々のしっかりとした本気をちゃんと表現してくれてるなっていうのは、僕もセッションさせて頂いててしっかり感じられるので、やってて楽しいですね。

これから色んな展開がされていくとは思うんですけど、毎週木曜日9時オンエア中なので、「Believe−君にかける橋−」是非受け取ってほしいと思います。

続いては5月のマンスリーゲスト、WEST. の藤井流星さん、霤朕鰺気気鵝⊂瀧望さんとのトークを聴いてくれた方から感想メッセージを頂きました。

【東京都 きなこ 22歳 女性】
リスナーの皆さん、木村さん、スタッフの皆さん初めまして、WEST.のファンです。
先日3週に渡って放送されたWEST.が出ている回を拝聴しました。
WEST.の10周年を音楽と共にたくさん紹介してくださって、ありがとうございました。
木村さんが呼ぶ「陲舛磴鵝△里鵑舛磴鵝⇔星」が新鮮で、ファンである私も嬉しかったです。教場の話や改名時のLINEのやりとり、メンバー同士の関係性や、グループが掲げる今後の目標など木村さんとの会話だからこそ引き出せた話がたくさんあり、充実した日曜日の午前中になりました。
そこで質問です。
ラジオを通して3人のうち印象が変わったメンバーや、驚いたことなどあればお聞きしたいです。
気温変化が大きく体調を崩しやすい時期ですので、お気をつけてお過ごしください。


木村:ありがたいなぁ。
いや〜でも、そうね、きっときなこが一番分かってると思うんですけど、陲舛磴鵑砲靴討癲△里鵑舛磴鵑砲靴討癲⇔星にしても、彼らあのまんまだから。ファンの皆も、今回来てくれた陲舛磴鵑世辰燭蝓△里鵑舛磴鵑世辰燭蝓⇔星のパーソナルをライブのステージだったり、番組だったりを通じて理解してるとは思うんだけど、まんまなので。ラジオを通して話をしてみて「こいつ、こういうやつだったんだ」っていうところは特になかったかな。
逆に、流星がライブのセトリを考えていたりだとか、そういう一面は色々話してみて「そういう事考えてるんだ、すげーな」っていうのは、グループ内でそういうポジションを担うって結構負荷のかかる事だから、そこを彼が担ってるんだっていう、そこの発見はあったけど。皆の方が、それ詳しいんじゃないの?
ラジオって音だけで皆さんに聴いていただくカテゴリーだからさ。
でもきっと、陲舛磴鵑ああいう事を話してる時に、きっと陲舛磴鵑辰討△△いΥ蕕靴討襪鵑世蹐Δ覆箸、流星がこんなに声弾ませて話してるのって相当嬉しいんだろうなとか、のんちゃんがきっと2人の事をこういう目で見てるんだろうなっていうのは、WEST.のファンの皆さんの方が、きっと音声を聞くだけでイメージを膨らませる事ができるんじゃないかなと思うし。

今ね、何ハラだのなんだのって増えていく世の中にもかかわらず、先輩と後輩っていう気持ちのいい、体育会系というか、そういう文化が僕たちの間に存在してくれている事にも感謝だったし。いい意味で存在できているからこそ、「お前らに何かあったら絶対俺が動くからな」みたいな関係性が築けてきたんだろうし、それが保ててるのが僕は嬉しいなって思った。そこかな、大きいのは。

10周年を迎えて、現在全国ツアー中という事なんで、しっかり乗り切って。
ちゃんと感謝の気持ちをベースに、ステージでパフォーマンスしてほしいなと思いますけどね。

[O.A曲]
M.I'll be there/MAN WITH A MISSION

[後TM]
M. Yellow Summer/Kenichiro Nishihara
レーベル:IntroDuCing! / 規格品番:FAMC-091

2024年05月19日Flow 第三百三回目「拓哉キャプテン × WEST.」Part3

5月のマンスリーゲストはWEST.から、藤井流星さん、霤朕鰺気気鵝⊂瀧望さんの3人です!
3人とのトークセッションも今週が最後!3人の人生の1曲も伺います。


木村:ゲストの方に「人生の1曲」っていうのを伺ってるんですよ。
ちょっと流星の人生の1曲を伺いたいと思います。どんな曲になりますか?

藤井:僕はケツメイシさんの「夏の思い出」。
この曲を選んだ理由としては、この曲をかけることによって学生時代に皆で海に行ってた思い出もありますし。20代に入ってからの思い出もありますし。各年代の思い出全部に、この曲が車の中でかかってるなと思って。そう考えたら、ずっと一緒に青春時代から聴いてたのかもと思って選びましたね。

木村:この曲を流星が聴いてる時は、多分めちゃくちゃいい事あったんですよ。

3人:(笑)。

木村:のんちゃんの人生の1曲は何になりますか?

小瀧:むちゃくちゃ悩んだんですけど、竹原ピストルさんの「オールドルーキー」。
1年ぐらい前に、初めてライブにお邪魔したんです。今までは歌番組でお見かけするとか、一方的に見るとかだっただけで。でも、どんなライブされてるのか気になって、バカなふりして「行きたいんですけど取れますか?」って聞いたら…。

木村:別にバカなふりする事ないだろ(笑)。

小瀧:取れるよって事で行かせていただいて。そしたら、ずっと2時間ぐらいギター1本でやってらっしゃって。1曲1曲のストーリー性、奥行きがすごくて。なんか短編映画を観てる感じだったんですよ。その中でも、この「オールドルーキー」は目から鱗というか、2番のサビで「大事なものは走り続けることじゃない 立ち止まったとしてもまた走り始めることの方が大事」っていう事を歌ってて。あ、立ち止まってもいいんだ、ってちょっと救われた曲というか。またそこから走り始めればいいじゃん、っていうのを人生の大先輩が歌ってらっしゃるのを聴いて選ばさせていただきました。

木村:この曲のタイトルになってる「オールドルーキー」っていうのは自分自身もグループが解散して「うわっ!」ってなった時に、それこそ同じ関西の先輩に「お前、かっこええやんか」って言われて。「これこそまさにオールドルーキーやで」って、あの出っ歯の人が言ってくれたんですよ。

3人:(笑)。

木村:あ、なるほど。そういう考え方あるかって思って、年齢はある程度重ねてましたけど、オールドルーキーって考えりゃ、もう1回やる気出るなって思ってやりましたね。だから結構、このオールドルーキーっていうワードは自分の中でもバチーンって来るワード。

3人:へー。

木村:でも、舞台が好きって言ってたのんちゃんがピストルさんを選ぶ感じが分かるな。だって歌だけど、ピストルの歌ってもう舞台だよね。

小瀧:確かに。そうですね〜。

木村:さぁ、やってまいりました。陲舛磴鵑凌誉犬1曲。

霤帖僕はSUPER BEAVERさんの「人として」。
色々聴いた中で、僕がSUPER BEAVERというアーティストを好きになるきっかけになった曲で。この歌詞を見て聴いて、こういう人ではないけど、こういう人でありたいって思えた曲なんですよ。「人として」というタイトルにも惹かれたんですけど、「バカだねって言われたってカッコ悪い人にはなりたくないじゃないか 人として だからかっこよく生きてたいじゃないか」っていう。色んな失敗だったりとか、人の事指さすより、なんか損してでもかっこよく生きたいじゃないかっていう、この歌詞がすごく響きましてですね。そっからもう、SUPER BEAVERラブになって、気が付いたら楽曲提供していただけるようになって、人生何があるか分からないなって思わせてくれた曲なんです。

木村:この「人として」、書く言葉もそうだけど、ボーカルの彼の自分がぶっ潰れてもいいから伝えたいことは伝えたいんだっていうパフォーマンスはすごいですよね。

3人:はい。かっこいい。

木村:10周年記念WEST.初のベストアルバム『AWARD』が今現在発売中で、10周年アニバーサリーシングル「ハート / FATE」が、これも発売中。
2024年まだまだ残りありますけど、今後こういう事やったろうかなとか、こういう事してみたいなって事は、各々あったりしますか?

藤井:グループとしてはライブがやっぱり一番大事にしてる所ではあるので、ライブをいっぱいしていきたいなっていうのと、やっぱりロックフェスに出たいなっていう。

木村:えー!そこか〜。

藤井:グループとしてはそこがデカいかなっていうのが、全員7人とも多分それは思ってるかなっていう。みんなフェスが大好きなんで。

木村:フェスが好きなんだ。

藤井:はい。好きなんですよ。出たいねっていう話は年中話してます。

木村:なるほど。のんちゃん。

小瀧:僕はそもそもの話なんですけど、15周年20周年になっても7人でやってたいなって、そこの数字が変わらなければいいなって思ってますね。それで、元気になんやかんや言いながら、ワチャワチャしながら、楽しく続けられたらいいなっていう。

木村:なるほど。

小瀧:それが目標になっちゃってます。
個人としては、いつか1人舞台をして評価してもらいたいっていう。

木村:1人舞台?

小瀧:はい。もちろん映画とかドラマも好きなんですけど、生で伝えられるライブ感が好きで。24の時に「エレファントマン」っていう舞台で賞をいただいたんですけど、その「読売演劇大賞」っていう場所にもう一度立ちたいっていう目標があります。

木村:へー。舞台か。なるほど。陲舛磴鵑蓮

霤帖僕は今年の夏から身体を鍛え始めようかと思ってまして。

木村:それは何に向けて?

霤帖僕はアクション映画とかアクションドラマが昔から好きで。よく考えるとそういうものに出たことがないなと思って、ちょっと出てみたいっていうか。

木村:でも「SASUKE」には出てたよね?

霤帖SASUKEには出たんですけど、殺陣というか。35になってからって遅いかなと思ってたんですけど、そんな事はないかなと思って。そっから来る役って絶対あるよなと思って、今年からちょっと身体も鍛えて、そっちも勉強していきたいなと思ってます。

木村:でもそれ、並行してやっていけばいいんじゃない。ただフィジカルをバーンって作っちゃうとフィジカルが優先の選考基準になったりもしちゃうし、自分のマインドがついていかないと身体だけバッキバキになってても…。

霤帖あ、そうか。

木村:何のためのバキバキなのか分かんないと。だからフィジカルを鍛えるのと並行してメンタルも色んなことを学んだりすると、「え、そうなんや」っていうような。身体をバキバキにしちゃうと出来なくなることもあるから。

霤帖そっか〜。

小瀧:動ける身体にしとくって事?

木村:そうそう。一番いいのは使える身体。バキバキにしちゃうと、逆に服も似合わなくなっちゃうし。

霤帖あ、そうですね。確かに。

藤井:それはそれで絞られちゃいますもんね。

木村:そうそう。

小瀧:良かったな。木村さんに相談しといて。

霤帖ほんまに。

木村:気兼ねなく使ってもらえたらいいなっていうふうに、自分では思ってます。

[O.A曲]
M.夏の思い出/ケツメイシ
M.オールドルーキー/竹原ピストル
M.人として/SUPER BEAVER
M.アンジョーヤリーナ/WEST.

[後TM]
M. Yellow Summer/Kenichiro Nishihara
レーベル:IntroDuCing! / 規格品番:FAMC-091

2024年05月12日Flow 第三百二回目「拓哉キャプテン × WEST.」Part2

5月のマンスリーゲストはWEST.から、藤井流星さん、霤朕鰺気気鵝⊂瀧望さんの3人です!
今週はどんなトークになるのか、お楽しみに!


木村:93年、88年、96年生まれ。大阪、兵庫、大阪。

3人:はい、そうです。

木村:という事は、陲舛磴鷏觜叔上なんだね。

霤帖そうなんです。35です。

木村:いやいやいや、そんな真っすぐ言う事ない。そんな、俺を見つめて「35です」。

3人:(笑)。

木村:1番年上?

霤帖いや、一番上は…もう1個上がいるんですよ。中間淳太が1個上ですね。

小瀧:グループ内で言うと9歳離れてる。

木村:そんな年の差あるんだ。

藤井:1番下が望で、1番上が中間で、そこが9個離れてます。

木村:へー。93年と88年の間の立ち位置間のバランス、逆だよね。

霤帖僕最初、めちゃくちゃ先輩だったんですよ。先輩先輩してて。霤弔んって呼ばれてたんですけど。気が付いたら、陲舛磴鵑箸に変わって。僕も嬉しくて。ある日を境に。

木村:どの日?どの日?

霤帖デビューして、その年ですね。1年目ぐらい。よく言ってるんですけど、最初嫌いだったんですよ。

小瀧:(笑)。そうなんですよ。嫌われてたんですよ。

木村:こんな真っすぐ言う?

霤帖もう過去なんで。1番嫌いだったんです。のんちゃんの事が。

木村:関西にいた時?

霤帖そうです。

小瀧:僕が小6で入ったんで、多分中学生ぐらいまでは苦手だったと思います。

木村:何で苦手だったの?

霤帖今考えるとなんですけど、やっぱり中学生で「おはようございます」って挨拶するのって難しいんです。思春期もあったからか分かんないんですけど。「おはよ!」って挨拶しても、座ったまま「おはよーっす」って言われた時に、何だこいつって思って。

藤井・小瀧:(笑)。

霤帖僕らは徹底的に、立って「おはようございます」って習ってたので。だから、何だこいつは!と思って。もう1回挨拶しても「あざっす、あざっす」ってやってたんで、こいつ嫌い!と思ってたんですよ。

藤井・小瀧:(笑)。

霤帖無理無理、こいつは無理だと思って。何回か挨拶しても、そんな感じやったんですけど。ちょっとずつ礼儀も変わってきて。で、デビューして、あの日の夜よね。

藤井・小瀧:どの日の夜?(笑)。

霤帖ふざけあって僕のギターを望が弾けるふりをして、「ギターの弾き方教えます」みたいな、おふざけ動画を撮ってたんです。

小瀧:YouTubeとかでギターの弾き方とか、よくあるじゃないですか。それの真似っこみたいなのをしてて。全然できないのに、出来るふうに説明していくみたいなのをふざけまくって陲舛磴鵑離曠謄襪良屋でやっててみたいな。

霤帖こいつ俺のツボかもと思って。もう面白くてしょうがなくて、1番好きになっちゃったっていう。

木村:その動画を撮りながら?

霤帖はい。僕、その動画を毎晩観てました。この人おもしろと思って。

小瀧:恥ずかしい(笑)。

霤帖ツボにはまっちゃいまして。今でもたまに撮ったりとかするんですけど、「あれやって!」って言って。

木村:そうするとやってくれるの?

霤帖やってくれます。

木村:この番組はですね、ゲストに来てくれた方がどのように人生をFlowしてきたのか伺っていくわけなんですけど。3人って、どんな少年だった?というか。まず、部活ってやってた?だって、のんちゃん小6って言ってたもんね。って事は、部活とかタッチしてない?

小瀧:部活じゃなくて、地域のサッカークラブに7年間ぐらい入ってましたね。事務所に入るまで、幼稚園から小学校はみっちりサッカーやってました。

木村:へー。サッカー少年。流星は?

藤井:僕もサッカーのクラブチームというか。中2ぐらいまで入ってました。

木村:じゃー、妹たちは何であんな踊れるの?

藤井:ダンススクールにずっと通ってて。僕もちょっと通ってたんですよ。で、妹たちはダンスコンテストに出たときにLDHさんにスカウトされて。僕はダンスやめてサッカーやってて、履歴書を送ってオーディションに行ってって感じなんですけど。

木村:という事は、その時サッカーにもし流星が行ってなかったら、LDHのメンバーだったっていう可能性も無きにしも非ずだね。

3人:おー(笑)。

藤井:やめてなかったら、もしかしたらそういう未来もあったかもしれないですね。

木村:だって妹たちとずっとレッスンやってたら、そっちの…。

藤井:そうですね。ダンスは中学の頃はやってなかったんで。サッカー少年で、オーディションの日も試合があって「行かへん!」って言ってたんですけど、たまたま雨が降って、お母さんが5,000円くれるっていうよくあるパターンで。

木村:よくあるの?それ。

藤井:よく聞きませんか?ご褒美もらってオーディション行くやつみたいな。

木村:ご褒美もらってオーディションに行く?

藤井:「5,000円あげるから行ってき」って言われて、「よっしゃー」っていうので行って、ほんとに受かるつもりも多分無かった。「自主練!」ってなる瞬間あるじゃないですか。一応ダンスやってたんで早めに覚えられたんですよ。自主練ってなった瞬間に1人だけ座ったら、なんか上手い事行きました。

小瀧:目立ったって事?言葉足りひんなぁ(笑)。

木村:要は選ばれる場所に行ったときに、ちょっとだけ人より早く覚えられて、ちょっとしんどいし座っとこって座ってたら、「あの子何?面白いじゃん」っていう事になったっていうね。あってるよね。

3人:あってます。それです。ありがとうございます(笑)。

木村:陲舛磴鵑蓮

霤帖バスケットやってました。

木村:バスケ。サッカー、サッカー。

3人:はい。

木村:やっぱ、みんなやってんだな部活。でも小6で入ったって言ってたもんね。

小瀧:はい。

木村:で、流星が中2。陲舛磴鵑蓮

霤帖中2です。

木村:自分で?

霤帖僕は自分じゃなかったです。お姉ちゃんでした。

木村:お姉ちゃん。

小瀧:お姉ちゃんが勝手に送ったの?

霤帖「送るよ」っていうのは聞いてて。お姉ちゃんが小原裕貴さんの大ファンで。

木村:そうだったんだ!

霤帖小学校3年生の時に送ってたんですけど、全然オーディションの連絡は来なくて。中学校2年生の時に時間差で来て、行ったときにはもう小原くんいらっしゃらなくて。でも一応「行ってみよう」って行って、今に至りますね。

木村:すごい独特な個性の強い7人なんだろうなと思いますけど、ちょうど10年前。2014年の4月23日に7人で、シングル「ええじゃないか」でデビューしたじゃないですか。2016年に単独ドーム公演を京セラドーム、大阪で開催し、22年に東名阪の初のドームツアーも開催されて。この時、初野外ロックフェス。どうだった?

3人:最高でした。

木村:でもロックフェスじゃん。ロックフェスの会場に自分たちを赴かせるにあたって、行先が普段と違うじゃん。そこ何も抵抗なかった?

霤帖いや、緊張はしましたね。僕はギアがガーっと入ってて、アウェーの中に行くっていう気持ちの中で。でももう突っ走ってやるっていう気持ちで行ったんですよ。メンバーもそれぞれ緊張してて、ワクワクと緊張で。

木村:フェスって自分たちのファンの方が客席にいるとは限らないじゃん。

3人:限らないです。

小瀧:しかも(チケットの)販売が終わってから発表したんじゃなかった?

藤井:そうですね。

木村:そうなんだ。

藤井:だから出ていく前までの気持ちは、もしかしたらアウェーなんじゃないかとか不安な要素もいっぱいありながら。でも実際に出ると音楽を楽しみに来てる方々なんで、すごくあったかく盛り上がってくれたんですけど。

小瀧:スタジアム形式のセットって、普段僕ら組まないんで。ライブやと、目の前にセットがあるのが普通だったんで。でも、ズドンとお客様がいるステージって初めて体験したんで。人!っていう。目の前全部人っていうのが、すごい圧倒されて。でもすごい気持ち良かったイメージがありますね。

木村:へー。

藤井:普段の光景も違いますし、あとやっぱセットリストもロックフェス仕様にするというか。だからいつものライブとはまた違ったギアが入る瞬間がある。

木村:そうなんだ。そんで23年にサマソニにも出てるんだよね。

藤井:日本のロックフェスっていうより、海外の人多いな、みたいなイメージあったんで。またこれも不安感が新たにありましたね。

木村:ライブの「こうしない?」「ここはこうじゃない?」っていうのは流星が決めてるの?

藤井:ロックフェスの時は、スタッフとメンバーと全員で一気に考えることが多いです。自分たちのライブは、曲と演出は一応僕がやらせていただいてます。

木村:セトリとか、7人いるライブをどう構築していこうっていうのは、頭の中で想像とイメージで考えていく感じ?

藤井:そうですね。普段、色々インプットするように意識しておいて。家で大音量で曲を流しながら、このセットリスト上がるなとか、この曲はこの演出でこういう照明を入れたいなとかを考えたうえで、細かい事はあんまり説明しないよね。曲の並びとかは、メンバーにも好みがあるじゃないですか。そこは極力(意見を)聞いて、そっちに出来るようにはしたり。余白は残して、メンバーの意見も取り入れられるように最終的に作ります。

木村:めちゃめちゃいいプロデューサーだね。

霤帖小瀧:そうっす。ほんとに。

木村:今現在、「WEST. 10th Anniversary LIVE TOUR AWARD」の真っ最中。

3人:そうです。

木村:ファイナルが6月の北海道まで続くという事で。今ライブ中なんだ。

3人:そうです。

木村:あらら、そんなタイミングで来てる場合じゃないじゃん。

3人:いえいえ。ありがたいです。

[O.A曲]
M.We are WEST!!!!!!! (10th Anniversary Version)/WEST.

[後TM]
M. Yellow Summer/Kenichiro Nishihara 
レーベル:IntroDuCing! / 規格品番:FAMC-091

2024年05月05日Flow 第三百一回目「拓哉キャプテン × WEST.」Part1

5月のマンスリーゲストは、デビュー10周年を迎えたWEST.から、藤井流星さん、霤朕鰺気気鵝⊂瀧望さんの3人です!
どんなトークになるのか、お楽しみに!


まずはメールを一通ご紹介させて頂きます。

【東京都 あまちゃん 40歳 女性】
WEST.のメンバーを呼んでほしいです。
教場0 風間公親に出ていた霤弔気鵑搬召離瓮鵐弌爾婆畋爾気鵑箸話してほしいです。


木村:というね。いやぁ、あまちゃん、すごいキャスティング能力ですね!

藤井:名前呼んでもらって嬉しかった!(笑)

木村:これは、今後、「藤井」「霤帖廖崗瀧」の方がいいんですか?

小瀧:普段、陲舛磴鵑呂覆鵑童討鵑如帖

霤帖「霤帖廚埜討鵑任發蕕辰董△呂ぁ

木村:僕は「霤帖廚、「陲舛磴鵝廚世茲諭

霤帖たまに、はい。

小瀧:うわー、すごいね!

木村:一緒にゴルフ行った時は、前半のハーフは「霤帖廚覆鵑任垢(笑)。後半のハーフは、もう「陲舛磴鵝廚砲覆辰討泙靴(笑)。

霤帖もう鮮明に覚えてます!

木村:で、1日終わって、「じゃあね、またね」って言って「霤帖気をつけて帰ってね!」ってまた「霤帖廚北瓩襪辰討いΥ兇犬任靴燭韻(笑)。

霤帖(笑)。そうです!

小瀧:流星は「流星」って呼んでもらいたいの?

藤井:「流星」って呼んでもらえるとめちゃくちゃ嬉しいです!

木村:藤井流星。流星、すごいですよね。流れ星ですからね。

藤井:流れ星です。…って呼んで頂けると、めちゃくちゃ喜びます!

木村:喜ぶんですか?

藤井:はい、めちゃくちゃ嬉しいです!

木村:なるほど。で、陲舛磴鵑蓮廁陲舛磴鵝廚任いい鵑任垢?

霤帖ありがとうございます!

木村:(笑)。小瀧望っていうのは…。

小瀧:難しいんですよ。小瀧…できれば下の名前で呼んで頂きたいんですけど、「望」は、何でしょう…? いきなり…。

木村:「望」って誰に呼ばれたことある?

小瀧:陲舛磴鵑癲嵋勝廚辰童討鵑任發蕕辰討泙垢掘男は割と「望」。

藤井:大体「望」。

小瀧:はい。でもなんか「のんちゃん」が…。

木村:「のんちゃん」?

3人:(笑)。

小瀧:いや、ニックネームなんですけど(笑)、木村さんに呼んで頂けるのは、「のんちゃん」は違うのかな、とか、なんか色々考えると「小瀧」の方がいいのかな、とか…。

木村:どう? 「色々考えると」の「色々」は、何が入ってたの?

小瀧:今後、継続的に呼んで頂くのに…(笑)。

木村:あ、継続的に?

小瀧:はい。

木村:今この空間だけではなく、他のところでパっと会った時に、「おー、のんたん!」(笑)。

小瀧:(笑)。嬉しいですけど、「小瀧」なのか、「望」なのか、「のんちゃん」、どれかで呼んで頂けたら…。

木村:じゃあ…、今日に限っては「のんちゃん」でいいですか?

小瀧:ありがとうございます!

藤井:おおー!

木村:はい。じゃあ、のんちゃん、陲舛磴鵝⇔星。もう、「ちゃん」「ちゃん」「流星」だよ。

藤井:僕だけなんかちょっと「ちゃん」ついてない。

木村:だって、流星は「流星」でしょ?ちっちゃい頃から。

藤井:そうですね。大体「流星」って呼ばれますね。

木村:幼稚園の頃は「りゅうちゃん」。

藤井:いや、もう親には「りゅう」って呼ばれてました。ずっと。

木村:あ、もう「ちゃん」すらない。

藤井:ないっす。

木村:りゅう!

藤井:もう怒られる時は、大体「りゅう」で。

木村:今日こうやってお話させて頂くのは、初になるとは思うんだけど…。それこそ、だから『風間公親 教場0』っていう作品をやらせてもらったときに、陲舛磴鵑出てくれて、で、現場で色々過ごしたりとか。
で、「ゴルフが好きだ」っていう話になって、「そんじゃあ行く?」っていう形で行ったりとか。

小瀧:見ました、インスタ。

木村:そうなんすよ。

小瀧:まさか霤弔木村さんのインスタに登場するなんて。

霤帖びっくりした。

小瀧:すごかったよ。

霤帖いやもう、僕自身も行けると思ってない、こんな人生だと思ってなかったんで。

小瀧:いやわかる。もう姫路に生まれた時思ってなかった。

霤帖思ってなかった。もうゴルフ場に着いて木村さんがいらっしゃった時に、僕は「あれ…?生きてんのかな?」と思いましたもん(笑)。

小瀧:わかる。「ほんとにこの世かな?」って。

藤井:わかる。絶対にそうなる。

霤帖嬉しかったです。

木村:その時に、体の採寸的なところ、そんなに差はないなと思って、ウェアがあったんで、「これとこれぐらい持ってこうかな?」と思って、持ってったんですよ。そしたら、朝ちゃんと陲舛磴鵑キメて着てきた格好で「おはようございます!」って言って迎え入れてくれたんだけど、「これ良かったら。はい、あげる」って言ってパっと渡したら、「マジっすか?」って言って。そこでどっかに消えたの。「あいつ、どっか行っちゃった」と思って(笑)。

3人:(笑)。

木村:「いなくなっちゃった」と思って。自分はロッカールーム行って、荷物置いて、スニーカーからゴルフシューズに履き替えて、「さあ、スタートどっちだったっけ?アウトだっけ?インだっけ?」と思ってウロウロしてたら、陲舛磴鵑現れて。パって見たら、さっき自分が「あげる」って言って渡した一式に…。

3人:(笑)。

霤帖速攻チェンジで。

木村:着替えて、ロッカールームで。「自分で着てきたウェアはどうしたんだろう?」と思ったんだけど、その日一日は渡したウェアでやってくれてましたね。

小瀧:嬉しさのあまり。

霤帖めちゃくちゃ嬉しいっすよ。

藤井:陲舛磴鵑『教場』やらして頂いてる時に、マジで恋してる乙女みたいに、木村さんのことを裏でずっと頭抱えながら「かっこええ!」って(笑)。もう、ほんまにずっと言ってたんです(笑)。

木村:いや、そういう感じはなかったですよね?

霤帖いや、なるべくそれを抑えました、現場では。それはさすがに(笑)。「木村さん!」って言うと、空気も違いますから。

木村:空気的にはそうですよね。ちょっと作品のキャラクターが、自分もあの役をやらせて頂いてたんで、あんまり「うぃーっす!」とか言う挨拶なかったもんね。

霤帖はい。

木村:一度も、ハイトーンな挨拶は全然なかったよね。

霤帖なかったです。

木村:俺すっげー不思議だったんだけど、陲舛磴鵑「あ、お疲れ様です、お疲れ様です!」って言って、何か置いてある差し入れで頂いたシュークリームとか、マカロンとか、色んなのあるじゃないですか。差し入れで入ったものは、全て平らげるのよ。

小瀧:へぇ〜! 全て!

木村:うん、全種類。

3人:(笑)。

木村:だから、置かれてる差し入れを全部食べるんではなくて、例えば、頂いたプリン、シュークリーム、マカロンとか、なんかね、「あ、これはまだ僕頂いてないんで。すいません」って言いながら、メイクさんが置いといてくれるティッシュあるじゃないですか。ちょっと柔らかめのいいティッシュ。あれを2枚ぐらいすっすって抜いて、その上に、これからちゃんと食べなきゃいけないマカロンを置いといて。

小瀧:恥ずかしいからやめろよ〜(笑)。

木村:「どうした、それ?」って俺が言うと、「いや、ちょっとこれは、まだ自分頂いてないんで…」。

藤井:食べる時に取りゃあいいんじゃないの?

木村:なんか、ほんとよく食べるよね?

霤帖はい(笑)。

木村:で、食べるんだけど、やっぱ消費カロリーがものすごいのか、そんなにブクブクもいかないじゃん。

霤帖体質なんですよ。

木村:体質なんだ。
今回来て頂いたWEST.。本当は7人組なんですよ。重岡大毅、中間淳太、今日来てくれてる流星と、のんちゃんと、桐山照史っていうね、いつ見ても、どっからどう見ても、こいつ元気だろうなっていうような奴と、神山智洋、そして陲舛磴鵑辰討い7人なんですけど。
2014年に「ええじゃないか」っていうシングルでデビュー致しまして、去年10月、公式YouTubeの生配信で、グループ名を「WEST.」に変更することを発表し、今年デビュー10周年。
どうですか?10周年を迎えて。

小瀧:それこそこの改名の時に、陲舛磴鵑北畋爾気鵑ら連絡頂いてたじゃないですか。

藤井:生配信の後に。

小瀧:生配信の後に、「短かっ」みたいなのを。

霤帖あー(笑)。

小瀧:僕らも忘年会やった時にそれを反省しまして…。

木村:なんでなんで?

小瀧:いやだから、「それ違かったんじゃない?」って言って。「木村さんはパスをくれたんじゃないか?」っていう話になったんですよ。元々付いてた名前から、WEST.に結構短くなったじゃないですか。英語4文字で。

木村:はいはい。

小瀧:けど、いや、木村さんがいたグループってSMAPやから、全然文字数変わらない…。

木村:一緒だよね?むしろ、WEST.の方がここにドットがついてるから、ドット分WEST.の方が多いんですよ。

小瀧:でも、なんか「短いね」みたいなことを連絡してくださったっていうのを聞いて、僕らも「それ絶対パスやって」って。

藤井:そう。陲舛磴鵑癲屬匹κ嵜しようか」って相談して。

小瀧:めっちゃ回ったらしいっすよ。僕らは、「いや、それはパスやから、『いや、誰が言ってるんですか!』みたいなツッコミみたいなのをやった方がよかったんじゃない?」ってなったんですけど。それがもうリスペクトがすご過ぎて、できなくて。

藤井:送れない、と。

霤帖(笑)。

藤井:「俺にはそんな文面を送れない」っていう。

小瀧:その時、なんて送ったの?

霤帖いや、本当に、何て送ったっけ、俺?記憶がないんですけど、でも、「短かっ」的なことに対して、「すいません。結構短くなっちゃいましたけど、皆で決めました!」みたいなことを言った記憶があるんですよ。

木村:LINEの履歴見る?

霤帖あ…。

2人:(笑)。

木村:でもそういう内容だった。

霤帖で、「うちもなんだけどな」って(返事が返ってきて)。「しまった〜〜〜〜〜!」。

2人:(笑)。

霤帖「やっぱそうだった〜〜〜!」みたいな(笑)。

小瀧:パスだったんですか?やっぱり。

木村:いや、パスって言うか、WEST.っていうのを「あれ?短かっ」ていうのは、単純な思ったことでもあるけど、半分…そうね、今のんちゃんも言ってたけど、振りは振りだよね。

霤帖そうっすよね…!

小瀧:(笑)。でも良かった。答え合わせできたのが。

霤帖そうですよね。

木村:うん。

霤帖皆に「ほらぁ〜」って言われて、「やっぱそうやんなぁ」って言って。

木村:いやいや(笑)。
そして、3月に10周年記念アルバム『AWARD』をリリースして、これが初のベストアルバムということで。30曲に加えて、新曲2曲も収録と。
で、4月24日に10th Anniversary Single!「ハート/FATE」をリリース。

小瀧:デビュー記念日が4月23日で、24日に発売します。

木村:これ(『ハート』)はSUPER BEAVERの(柳沢)亮太くんとの、また再びのタッグらしいんですけども。4度目か。

小瀧:4曲頂きまして。

藤井:シングルとしては初めてのタッグで、やらして頂きます。

木村:なるほど。「毎日新たな日々を頑張っている、生きる全ての人へ」という。

3人:はい。

木村:これは、『FATE』っていうダンスナンバーもあるでしょ?

3人:そうです。

木村:これ、ダンスナンバー作っちゃうと皆大変じゃない?(笑)

3人:(笑)。

藤井:大変って言うのは…?(笑)

小瀧:いやいや、そんな踊るイメージないっすか?(笑)

木村:えっとね…。正直、自分達がやってるバラエティー番組あるじゃん?色んなことに挑戦している。あれとかで「あれ?踊ってる!」っていうのを見て…。

小瀧:マジっすか!(笑)

木村:違う違う。今ちょっとこの場で俺から言わしてもらっちゃうんだけど…。のんちゃんとは、シッキン(s**t kingz)の武道館ライブがあった時に、自分行ったんですよ。そしたら(のんちゃんと会って)「あれ?こういうとこ来る…?」っていうぐらいの…。

3人:あー、なるほど(笑)。そういうイメージ(笑)。

木村:だから要は、ダンスっていう表現にWEST.のメンバーがいたのが、「うおっ」ていう、こっちも正直ちょっとびっくりして。
もう1人、岩本くんがいたんだよね?

小瀧:岩本照くん。

藤井:Snow Manの。

小瀧:確かに、照くんはいるよね、っていう。

木村:そう。いるよねって思って。横でパッて見たら…。

小瀧:そんなこと思ってらっしゃったんですか(笑)。

木村:…のんちゃんがいて、「あ、そうなんだ。ちゃんとそういうところの引き出し、アンテナもちゃんと張ってるんだな」と思って。

藤井:シッキンさんに、振り付けも実際お願いしたこと何回かあって。

木村:WEST.が。

藤井:はい。それで、その繋がりで見に行って、みたいな。

木村:あー、なるほど。
で、この『FATE』っていうダンスナンバー、どうですか?

霤帖これは、WEST.の中でもやったことのないダンスで、ちょっとコンテンポラリーなダンスも入ってきてるんですよ。僕らが関西ジュニア時代にお世話になった振付師さんをお呼びして…もう10年ぶりよね。10年ぶりに担当して頂いて、この『FATE』を踊ってるんですけども。
心に蓋をする自分自身と、解放したいっていう自分を、ダンスと歌で表現してるんですけど。

藤井:コンテンポラリーは初めてなんで、果たして自分たちもできてるのかっていう。

木村:いや、それはだって、できてないとね。

小瀧:出しちゃ駄目ですもんね。

木村:そうそう、やっちゃ駄目だもんね(笑)。「まだ僕たちできてないんです!」って言って…。

3人:(笑)。

木村:番組とかに出たら、ちょっと怖いもんね(笑)。「僕らまだ未完成なんです」。

3人:(笑)。

木村:どんな胸の張り方してんだよっていう感じになっちゃいますけども。
でも、『・(ten)』っていうナンバーは、10周年を記念して、重岡くんと神山くんの2人で作曲をし、WEST.7人で作詞を担当したっていう。『・(ten)』っていう、“10周年”っていうものを、非常に曲に変換させたわけでしょ?

藤井:そうですね。WEST.としても点(.)が増えたんで。

木村:…は〜。だから、この点があるんだ。

藤井:Wミーニングと言うか、10周年の「10(テン)」と、「点(.)」と。

木村:そうだよね。本当これ「(.)』って入れとかないと、受け取り手もビビるよね。

藤井:そうですね。「なんだこれ?」ってなるんで、一応これは「(.)」って入れようっていう話にはなりました。

木村:あー、なるほど。こちらのナンバーは、どんなナンバーに仕上がったんですか?

藤井:これって歌詞の作り方が独特で、それぞれパートがあって…。

木村:7人で作詞するって、どうやって作ったの?

藤井:本当に前後の歌詞は聞かずに、そのパートを1個だけ決め事をして、普段の自分たちの会話に近い箇所…。

小瀧:喋り言葉みたいなものを書いてて。ブロックを最初に「1Aは誰々」、「1Aダッシュは誰々」っていうふうに決めて頂いて、そこを自由に自分で書いていった、みたいな。

霤帖そうなんです。

木村:へ〜。すごいね。


[BGM]
M.ええじゃないか/WEST.
M.ハート/WEST.
M.FATE/WEST.

[OA曲]
M.・ (ten)/WEST.

[後TM]
M. Yellow Summer/Kenichiro Nishihara
レーベル:IntroDuCing! / 規格品番:FAMC-091

2024年04月28日Flow 第三百回目

今週は皆さんから頂いたメッセージを紹介します。

まずは、先週の木曜日からスタートしたドラマについてのメールから!

【山形県 バッシー 37歳 男性】 
キャプテン、お疲れ様です!
ドラマ「Believe−君にかける橋−」、トレーラーからワクワクが止まりません!
龍神大橋の建設現場のシーンを観ていて高所恐怖症の自分には、いくら演技とはいえ無理!と思いました。
本当に毎回いろんな役に全集中できる拓哉キャプテンが本当にすごいです!
ドラマのオンエア楽しみにしています。体調に気をつけて、今後の撮影も頑張ってください!


木村:ありがとうございます。
今回僕が演じるのは、大手ゼネコン「帝和建設」の土木設計部部長の狩山陸という橋作りに情熱を燃やすキャラクターなんですけど、「龍神大橋」という橋を完成させるために数年に渡る奮闘の日々を送ってきた所、事故が発生してしまいまして。何かがうごめきだし、その渦に飲み込まれていく、みたいな感じなんですけども。

初回放送前に出演者の皆さんが発表されたんですけど、いや〜、とんでもない皆さんが集まってくださいまして。1つの作品で色んなシーンを撮るっていうのは当たり前のことなんですけど、あまりにも出演者の方が豊かすぎて、どのシーンに自分が向きを変えさせていただいても、その都度その都度、毎シーン毎シーンがイベントごとのような、そんな撮影をさせてもらってますね。
龍神大橋で事故が起きるシーンは、地元の方のライフラインでもある橋だったんですけど、撮影の瞬間だけは通行止めにさせて頂いて。ほんとに地元の皆さんのご協力が無かったら、あのシーン全然できてないので、ほんとに皆さんに「ありがとうございました!」っていう感じなんですけど。

こちら、テレビ朝日開局65周年記念作品『Believe−君にかける橋−』という、毎週木曜日夜9:00〜放送なので、是非皆さんに受け取ってほしいと思います。よろしくお願い致します。

続いてのメッセージはこちらです。

【愛知県 こう 13歳 女性】
キャプテンこんにちは!
いつもかっこよさと癒しをありがとうございます!!
この度、4月から中学2年生になりました!
相談なんですが、剣道部で部長を務めることになり、すごく不安です。
何が不安かと言うと、前部長が経験者というのもあり、すごく強くて、部員を上手くまとめ、練習メニューも全て考えてくれました。そのおかげで無経験だったみんなもすごく上達しました。
自分も小1の頃からやっているので実力もそこそこあるのですが、前の部長みたいに上手く部員をまとめたり、新しく入ってくる後輩が「剣道を楽しみながら、いい選手になって行ける。」そんな部活、部員を引っ張って行けるような部長になれるか不安です…。
自分はどうすればいいでしょうか?アドバイスください!!!お願いします!


木村:すごいね。13歳で剣道部の部長になるっていうのは。
顧問の先生だったり前の部長さんが、「次(の部長は)に誰がいいだろう?」ってなった時に、「経験者だし、こうがいいんじゃないですか。」って言って選抜されたんじゃないかなって、勝手な想像があるんですけど。

でも、新しい生活を始めたりすると、こうちゃんみたいに考えてしまう方って、たくさんいらっしゃると思うんですけど。もちろん分かるよ。不安だったり怖さだったり、私でいいんだろうか、俺でいいんだろうかっていうのは分かるんですけど。
僕もやりがちなんですけど、とある台本が手元に届いて、それに目を通して、「いや、この役やるんだったらさ…」とか、「これって、とんでもないスキルがないと成り立たないよね。」とか、「無理でしょ。どうやってやるのよ?」って、1人でその物に向き合って考えたりするときに、どんどんね、まるで器の中でスープを吸って伸びていくラーメンの麵みたいに膨らんでいくんですよ。
なんだけど、いざその作業を始めてみたり、現場に行ってみたりすると、「何で、自分1人で考えてたんだろう?」っていう、すげー頭でっかちだったなって思うことが大半かな。
だから、こうちゃんにも是非、そういう体感を早くしてほしいなって思うんですけど。
まず自分の実力を“そこそこ”って言えてるのであれば、もっと磨くこともできるだろうし。僕はね、「これ、やんなよ!」とか「こうしなよ!」っていうのは、顧問の先生でいいと思うんですよ。
じゃなくて、まずは剣道を楽しむっていう。竹刀という道具は使うけど自分の身体1つで、大声出して相手との距離を竹刀を通じて相手との間合い、距離感っていうものを測りながら、よく相手の心を読むって言いますけど相手のメンタリティも想像する。そういうメンタリティもフィジカルも両方使うスポーツ。
あと、勝負をする相手なんだけど、そこには“最大の敬意”と“ありがとうございました”っていう、“礼に始まり礼に終わる”っていう、剣道という武道におまけで付いてくるようなエピソードっていっぱいあるんですよ。それを皆と共有して、そういう人間関係を剣道部の中で作れれば自然と楽しめると思うし、それこそ礼に始まり礼に終わるっていう1つをお互いが理解しあえれば、素敵な人になっていけるんじゃないかなと思うし。

経験者として今、こうにパスを出せるとしたらこれぐらいかな。
やる前に色々考えることって、もちろんあっていいとは思うんですけど、やってみないと分かんないこともあると思うので、まずは部長として、部室に行って皆と「おはよう」「お疲れ様」って言って、道着に着替えて、防具を付けてっていう1つ1つのモーメントを共有していけば、自ずといろんなものが見えてくるんじゃないかなと思うので。
また部長として部活の時間を経験したら、「こうでした!」っていうメールを待ってます。

続いては、こんなメールが届いています。

【埼玉県 みきパパ 24歳 男性】
キャプテンこんにちはバーン!
私ごとではありますが、3月22日に第一子が誕生しました。
妻には妊娠から出産まで本当に頑張ってもらいました。立ち会い出産にて誕生を見届けることができました。
今まで味わったことのない感動とともに、これからこの子を幸せにしてあげないといけないという使命感も感じました。
これから先まだまだ長いですが、子供も私も白でも黒でもなく自分のスタイルで成長してほしいと願うばかりです。
また私のようにキャプテンに憧れる、そんな1人の男になるかな?なんて淡い期待をしています(笑)。
私の子供が憧れてくれるようにキャプテンと、あと20年最前線でのご活躍を期待しています!


木村:みきぱぱ、第一子誕生ほんとにおめでとうございます。
みきぱぱのメールにも書いてはありますが、ほんとに奥さんのご苦労というか。ここを経験するとね、つくづく思うと思うんですよね、野郎は。あのね、なんだかんだ言って絶対勝てないから。ほんとに(笑)。
命を生み出すって、とんでもない事だから。ほんとに奥さんにはお疲れ様でしたって思うんですが、この間Awichも、お子さんが生まれて無償の愛がある事に気づいたって仰ってましたけど。
でも、そうっすね、アドバイスっていう事じゃないけど、奥さんに対しても、授かった赤ちゃん、家族に対しても、“しなきゃいけない”というよりかは“したいからする”っていう、みきぱぱであって欲しいなって僕個人的には思いますね。

最近このラジオに届くメールに目を通していくと、女性からのメールも嬉しいんですけど、男性からのメッセージも多くて、これはこれで非常に嬉しいですね。
ほんと、みきぱぱ第一子おめでとう!

これから夏を迎えるにあたって色んな情熱がそこにはあると思いますけど、皆の情熱に幸あれという事で、このナンバー行きましょうか。SUPER BEAVERで「最前線」。

[O.A曲]
M1.最前線/SUPER BEAVER

[後TM]
M. Yellow Summer/Kenichiro Nishihara 
レーベル:IntroDuCing! / 規格品番:FAMC-091

2024年04月21日Flow 第二百九十九回目「拓哉キャプテン × Awich」Part3

4月のマンスリーゲストはアーティストのAwichさんです!
Awichさんとのトークセッションも今週が最後。Awichさんの「人生の1曲」も伺います。


木村:自分プロデュースいるよね?

Awich:います、います。
俯瞰した自分がいるっていうのは私にとってはめちゃくちゃ大事なことで、眠れない夜のセッションというか自問自答の中で生まれたセルフなんですよ。そこと会話するから自分の人生が俯瞰して見えるし、1回そこで吐き出してるので、周りにいる人たちとは落ち着いて会話できるっていうか。そこを私はめちゃ大事だなって思って、ありがたい気づきだなって思ってます。
だから、私は自分のファンの子たちには日記をめちゃくちゃ推奨してます。

木村:それはポジティブな事だけではなく、思ったことを。

Awich:はい。だからこそ日記は自分の聖域というかsecret placeとして誰にも見られないし、カッコつけなくていい所。あと綺麗ごと言わなくていい所、偽善者ぶらなくていい所。自分の中にあるほんとの声というか、これが分からない、これがムカつく、これが嫌い、これが大好きとかも全部、何も飾り付けずに言えるところ。そこで自分との対話をすると、“ほんとに好きなのってこれなんだ”とか、“私ってこれ得意なんだ”とか分かってあげられるから、それに基づいて行動がとれるというか。

木村:日記という自分に対するカルテですよね。

Awich:あー、そうですね。だから、プロデューサー、セラピストみたいな。

木村:でもさ、時には自分自身がドクターにもなるし、ナースにもなってるし。だから一方通行でずっとドクターやってるわけじゃなしに。

Awich:そうですね。たしかに、たしかに。

木村:そこがスイッチしてるっていう感じは。だから健康で健全なんじゃない?

Awich:たしかに。

木村:でもちょっとビックリしたんですけど、日本に戻るきっかけになる出来事が、旦那さんが他界してしまうっていうタイミングがあったらしいんですけど。そういう時も、今お話に上がっていた…。

Awich:はい。それが一番実感した。その効果と言ったら変なんですけど、必要性というか。自分がほんとに立ち直れないって思ったり、人に対する怒りとか悲しみとか苦しみを誰にもぶつける事ができない状態の時に自分の気持ちを書き出してみるというか、自分との自問自答みたいなものも書き出してみるというか。
ほんとに生きていく意味が分からなくなった時も「生きていく意味が分かりません」って書いたら、「何でわからないの?どういう所が分からないの?」って聞いてくれる自分がいるんですよ。「どういう所が分からないってどういう事なんだろう?」とか、分からない所もずっと自問自答していくと、「とよみ(娘)はどうするの?」とか、「お父さんお母さんはどうするの?」って聞いてくれる自分がいるっていうのを一生やってましたね。旦那が他界した時。

木村:でもそこで、「何で?」とか「どうして?」って思えなくなった人たちって、ほんとに良くないとは思うんだけど、自分で自分の鼓動を止めるような選択をされる人たちがいる事も事実じゃないですか。だから、そこでAwichみたいに気持ちがボロボロになろうが、「倒れても絶対前だけを見てやる!」っていうようなサヴァイヴな感じ?

Awich:うんうん。たしかに。

木村:それがきっとあったんだろうなって凄く感じたし思ったし。それ、戻ってきたのっていくつの時だったんですか?

Awich:24歳の時。

木村:24?

Awich:それこそ学校卒業した直後に旦那が亡くなって、それで帰ってきましたね。娘ともども。

木村:その時、だから本人が24で娘さんが?

Awich:3歳。

木村:3歳。でも、その状況になって、もう1回リスタートじゃないけど、もう1回ギアを入れるきっかけになる事ってなんだったんですか?

Awich:2年間ぐらいずっと自問自答してたんですけど、その中でやっぱり、この人生を終わってもいいかもしれないって思う瞬間も何回もあって。

木村:もう日記を書くのやめようかなと思うタイミングもあったんだ。

Awich:はい。でも、それを止めていたのが「娘の事どうする?」みたいな。娘にとって、私がいなくなったら(両親が)2人ともいなくなったら、彼女はどうやって生きていくんだ?みたいな疑問が最初にあって。やっぱり、彼女にとって私が必要だってなったんですよ。私が必要だって、どういう状態で必要なんだろう?って考えたときに、こんなにいつも泣いてて、ダラダラしてる私が彼女にとって必要かな?私が必要だったら、どういうふうにすれば彼女にとって一番いいんだろう?みたいな。
最終的に気づいたのは、私が幸せに一生懸命に生きてる事が彼女にとっていい事。それを私は彼女に見せたい。じゃー何をして生きたい?って聞いたときに、やっぱり自分が好きな事。じゃー好きなことは何?「ラップ」。

木村:(笑)。出たね、答えね。

Awich:(笑)。っていうふうに、長い自問自答の中で行きつくことがなんとか出来たんですよ。
そういうふうに気づいていく時に、父親に言われた一言も結構大きくて。ずっと長い間実家でお世話になってたんですけど、ある日父が、「お前いつまでそんなふうにしてるんだ?」って言ってきたんですよ。私は未亡人のシングルマザーってかわいそうだから、一生こんなふうに誰かの命を悔やんで生きていく権利があるって、どっかで思ってたんですよ。だから、誰かに何か言われる筋合いなんてないって思ってたんですけど、父にそう言われた時に「はっ!?」みたいな感じで、最初はちょっと怒ったんですよ。だって私、最愛の人を亡くしたんだよ。何でそんなことを言えるの?みたいな感じでちょっと反抗したんですけど、「言っとくけどな、うちなんちゅはな、全員愛してる人とか家族とか友達を失って、それでも生きてきたからお前がいるんだぞ!」って言われたんですよ。それを言われた時にハッとしました。お父さんもお兄ちゃんを亡くしてるし、お母さんも友達とかいろんな人を亡くしてるし、戦時中も戦後の時代もほんとにいろんな怒涛の時代を生き抜いてきた力強い人たちから私は生まれてるんだなって思ったときに、立ち直るDNAが私の中にはあるって気づかされて、「おー、やったろう!」って思えて。

木村:(笑)。

Awich:(笑)。「やったろう」って思って、自問自答の最終アンサーみたいなのも相まって「よし!」って思えました。

木村:なんか素敵な家族だし、素敵なDNAだなって話を聞いててめちゃくちゃ思うんですけど。

Awich:ありがとうございます。“なんくるないさー”が発揮されちゃう。

木村:その“なんくるないさー”ハンパないね。

Awich:私、めちゃくちゃパワフルな言葉だと思っていて。小っちゃい頃は、何とでもなるから何もしないとか、ちょっとlazyな雰囲気を持ってると思ってたんですよ。だから、「宿題しない、なんくるないさー」みたいな(笑)。

木村:(笑)。それ、使い方あってるのかな?

Awich:多分そこは間違ってたって、大人になって気づくんですよ。ほんとに、何とかするから。大丈夫だから。何があっても何とかする。あと、人生ってほんとにどうにでもなるというか、宇宙とか地球の歴史の中のほんとに小っちゃい私たちの人生の中で色んな悩みがあって、いろんな分かれ道があると思うんですけど、どっちに行ったとしても本当は大丈夫なんだよっていう、めちゃくちゃ深い所から来てるフレーズなんだなって、大きくなって気づいて。どっちに転んでも大丈夫だから堂々と行きなさいっていう言葉。

木村:いや〜、もうなんかあれだな。俺が今日カウンセリングを受けてる感じになっちゃったな。

Awich:いやいや(笑)。

木村:それで、完全復活したAwichの快進撃がちょっと怖いんですけど。
2020年1月アルバム『孔雀』をリリースして、そして同じ年に配信シングル『Shook Shook』でメジャーデビュー。この時が34歳。

Awich:そうですね。

木村:2年後、アルバム『Queendom』を発表して。だから3年ですよ。3年でアリーナの単独ライブと日本武道館公演を成功させ、僕は多分、その日本武道館のステージ上のAwichの「なんか色々言ってるけどさ」っていう。「私、こうなんだよ!」みたいな事を言ってるのを目にして耳にして「おもろ」っていう感じになりました。

Awich:(笑)。ありがとうございます。

木村:そして去年か。最新アルバム『THE UNION』を発表したという事で、その『THE UNION』に込めたのは、自分が自分らしくいる事。弱さも強さもさらけ出す事。相手にもそれを許す事っていう。

Awich:それで本当のUNIONが生まれるんじゃないかなって、その想いを込めたアルバムです。

木村:へー。それで、今現在は37歳というAwichなんですけど、この先に見つめるものってあったりするんですか?

Awich:あります。ズバリ、グラミー賞獲ります。

木村:おー。グラミー。しょうがないんだよ。だって、Awichってそういう人なんだから。

Awich:ありがとうございます(笑)。

木村:「私、こうするから」っていう事はしますからね!

Awich:そうだった(笑)。

木村:グラミー賞。それは、特別な想いあるんですか?

Awich:そうですね。沖縄の若いアーティストたちが大きな夢を見れるようになってるっていう現実があるんですけど、もっと広げたいっていう気持ちがあって、日本人があのグラミー賞を獲る事で若いアーティストたちも獲れる前提で最初から夢を見てくれるじゃないですか。言ったら、日本人だけじゃなくてアジア人全員がそう思ってくれるような世界ができたらいいなと思ってて。それはもちろん、個人的には娘にとってもいい事だし。だけどパンって皆が「やるぞ!」っていう世界って面白いと思ってて。そこを目指すために、それをやる事が私の生きがいというか、自分に「命を何に使いたい?」って問いかけた時に、私の今持ってる命をそういう事に使いたい。だから獲ります。

木村:獲ります!

Awich:(笑)。

木村:この番組ですね、ゲストの方に「人生の1曲」っていう、割とハードル高めな質問をさせてもらってるんですけど、伺ってもいいでしょうか?

Awich:はい。色々考えたんですけど、ここはやはり自分の曲がいいなと思って。その中でも、私のこれまでの人生をまとめている曲があって。それが「Queendom」という曲です。
私が沖縄で生まれ育って、Queenと呼ばれるように、自分で言っちゃうんですけど(笑)。言われるような位置までの人生の経緯だったり、これから私がどう生きていきたいかっていう覚悟だったりを語っている曲です。

木村:これは人生の1曲っていうより、彼女が自分を鼓舞するがごとくのプロファイルですからね。

Awich:そうですね。

[O.A曲]
M1.Queendom/Awich

[後TM]
M. Yellow Summer/Kenichiro Nishihara 
レーベル:IntroDuCing! / 規格品番:FAMC-091

2024年04月14日Flow 第二百九十八回目「拓哉キャプテン × Awich」Part2

4月のマンスリーゲストはアーティストのAwichさんです!

木村:14歳の時に、沖縄産ヒップホップのコンピレーションアルバム『Orion Beat』に客演て書いてありますけど。

Awich:はい、客演で。14歳でヒップホップに出会った瞬間に「ラッパーだ」って言い張ってたんですよ、私が。ヤバくないですか?(笑)。

木村:(笑)。14で?

Awich:14で。これだ!って思った瞬間、もう名乗るしかないって思って。次の日ぐらいから学校で、「私、ラッパー」って言ったりして。友達とか「ラッパーって何?ラップ?サランラップ?」みたいな。「マジで意味わからん!」って言われてたんですけど、言い張っていて。
14歳の時は基地の外の英会話教室に行ってたんですけど、そこは軍を退役した人が教えてる場所だったんですよ。だからヒップホップにめちゃくちゃ近い先生たちがいっぱいいて、「I’m rapper.」って言ったら「Ohhhh!」みたいな。「お前面白いな!ラップしてみろ!」って言われたりして。

木村:(笑)。「I’m rapper.」って言った後は、実際に体現してたの?

Awich:「やってみろ!」って言われた時にやれるように、ちょっとだけ書いたり用意したりしてたんですけど。

木村:一応、準備はしてたんだ。

Awich:はい。あと「ラッパーだから、これ教えろ!」とか言って、2PACの歌詞とか、悪い言葉が入ってるlyricとかも「意味教えて!」とか、「この言葉を例文で使ってみて!」とか、そういう質問ばっかりしてたんですよ。
そしたら笑われたり、「お前面白いな!」って言われたりして、「このレコードショップに行けば、沖縄のラッパーたちが集まってるから、そこに行ってこい!」って言われて、そこへ行って、「私、ラッパーなんですけど!」って言ったら、そこには日本人のDJとかラッパーが居て可愛がってもらうようになって、「今度、沖縄のラッパーとかDJが集まるコンピレーションアルバムが出るんだけど歌ってみる?」って言われて。
この時は名前も入らずに、“イントロでかましてる誰か”みたいな感じで出してもらって。だからクレジットも入ってないんですけど、MUっていうアーティストの「ジャマルヤン」っていう曲のオープニングで、いきなりラップかまし始める女の子が14歳のAwichでした。

木村:ちなみにAwichっていう名前を名乗ったのは、どのタイミングなんですか?

Awich:それも14歳です。

木村:えー、マジで?14の時にAwichにしたの?

Awich:はい、決めてますね。そこのレコードショップに行くようになって「ラップ名は?」って聞かれ時に「無い」と思って、その夜に考えたんですけど。
色んな名前を考えてみたけど自分の本名が「あきこ」なんですよ。「あ」っていうサウンドだったり「A」っていうアルファベットは絶対だなって思ったんですけど。それを無視するわけにはいかないと思って、自分の名前が「亜細亜(アジア)の“亜”」「希望の“希”」「子供の“子”」で「亜希子」なんですけど。それをずーっと書いたり、消したり、眺めたりして。
最終的に「アジア=Asia」「希望=wish」「子供=child」。

木村:あー!

Awich:そう。親が“アジアが希望して生まれてきた子供”みたいな意味で付けてくれたんですけど、それを「Asia wish child」にしてキュって!

木村:なるほど、それがAwichなんだ。

Awich:Awichなんですよ。次の日、そのレコードショップに行って皆に発表したら「分かりにく…」って言われて。

木村:(笑)。

Awich:「嫌だ!」って言われて、「は?」みたいな。「日本人発音しにくいよ!」って、めっちゃ文句言われて。

木村:そ〜ぉ?

Awich:はい。「意味わかんない!」って言われて。その時めっちゃガンコだったんで、「もう決めたことなんで、これで行きます!」って言って、これで行くことにしました。

木村:もちろんAwichって、今はアーティスト名として確立してるから何の違和感もないけど、意味合いをちゃんと伺うとめちゃくちゃ腑に落ちましたね。

Awich:ありがとうございます。

木村:その後、アメリカのアトランタに留学されて。何でアトランタに行ったんですか?

Awich:当時、アメリカのサウスのヒップホップがめちゃくちゃ流行ってたんですよ。アトランタってアメリカの南の方にあるんですけど、アトランタ周辺の音楽って結構、その当時独特だったんですよ。言ったら、2PACとも全然違うし。スヌープ・ドッグとか西海岸のヒップホップ、東海岸の例えばNYとかジェイ・Zとかのヒップホップとも全く違うものが南から生まれてきてたんですよ。リル・ジョンとか、ヒップホップじゃないけどR&Bで言えばアッシャーとかTLCとかモニカとか、音楽でめっちゃサウスが流行ったんですよ。
それが沖縄に似てるなって思ったんです。沖縄のアーティスト、例えばSPEEDとか安室奈美恵とか、それの前はモンパチとかBEGINとかもそうなんですけど、いきなり全国区で流行るみたいな。雰囲気が田舎のプライドみたいな(笑)。

木村:しまんちゅ(笑)。

Awich:似てるってめちゃ思ったんですよ。アメリカの人たちが沖縄に色んな所から来るんですけど、アトランタ出身とか南部出身の人とめちゃ気が合うんですよ。お前らの田舎魂みたいなのが、うちなんちゅ(沖縄生まれの人)と似てるみたいな。
調べれば調べるほど、例えば「サザン・ホスピタリティ」って言う言葉がある。それは“南部のおもてなしの心”みたいな。“誰でも友達、誰でも家族”っていうふうに、“もてなし”てあげる。それって沖縄の「いちゃりばちょーでー」じゃん、みたいな。

木村:あるんだ。

Awich:「いちゃりばちょーでー」って、“居合わせたら兄弟”っていう言葉があるんですよ。

木村:へー。

Awich:照らし合わせていくと、めちゃくちゃ似てる部分がいっぱいあった。LAとかNYに行くのも考えたんですけど、それってもう出来上がってる都市に行くっていう感じ。でもアトランタってめちゃくちゃ成長期で、どんどん変わっていくというか変貌遂げている時期っていうのを遠目でも分かったので、そこに自分を突っ込むというか、身を置くというのも面白そうだなと思って、アトランタって決めました。

木村:へー。でも今の沖縄の「いちゃりばちょーでー」は、そういう考えが国内にあるのに、もっと浸透してほしいよね

Awich:そうですね。知って欲しいって思って、沖縄の音楽とか沖縄のラッパーをフューチャーしたプロジェクトをいっぱいやってるんですけど。沖縄では当たり前に「いちゃりばちょーでーだろ!」とか言って、皆優しくするとか、一緒に遊びに行くとかするし。

木村:それは表面上の入り口から入るのかもしれないけど、そのマインドって、言ったからにはっていう責任も生まれるじゃないですか。だから表面上のなんちゃってじゃなくて、「いちゃりばちょーでー」って言葉にした以上、僕にとってあなたはっていう関係性がそこに生まれるカルチャーじゃないですか。それは、この島国だったらもっと浸透して欲しいなっていう感じがありますけどね。
ビックリしたのが、インディアナポリス大学で起業学とマーケティング学の学士号を取得したってあるんですけど。元々は音楽だったよね?

Awich:元々は音楽とかミュージックビジネスを学びに行こうと思って行ったんですよ。途中で色んなことがあって、音楽を途中で諦めることになります。

木村:なぜ?

Awich:結婚をして子供を産む経験をするんですよ。
実は沖縄でお世話になってた人のお陰で高校卒業後、ちゃんとデビューする契約をしてたんですよ。で、19歳とか20歳の時に実は1回デビューしてて。なんですけど、ガンコなところがあって「絶対アメリカには行きますよ」って言って、行って。
行ったら行ったで好きな人に出会って結婚するって言い張って、妊娠もして。妊娠したっていうことを伝えると、もう皆ガッカリ。当時は、15年ぐらい前なんですけど、やっぱり20歳とか19歳の女の子がデビューするって頑張ってる時に妊娠したっていうと、「え?もう終わりだね」っていう雰囲気があったんですよ。自分自身もそれに抵抗することもなく、複雑な気持ちではあったんですけど、音楽する暇とか余裕はないなと思って。あと皆のモチベーションを下げてしまったっていう気持ちもあったし、1回ここで諦めます。

木村:なるほど。でも、今のAwichの語りの温度を聞いててすごく思ったけど、やっぱり「私こうする!」って小っちゃい頃からずっと貫き通してきてるから。「だって、私好きになったんだもん」っていう。

Awich:そういう感じだったと思います(笑)。

木村:すげー理解出来る。

Awich:ありがとうございます。そういう感じでしたね。だから、道はなくなってしまったっていう気持ちではあったんですけど、ずっとlyricとかは書き続けていたし。いつかは、もしかしたらっていう気持ちは持っていたんですけど。実際の活動としてはストップしてましたね。

木村:でも、人を好きになったり、家族が増えたり、命を授かったりした後に生まれてくるlyricだったり、視点だったり。今までムカついてたけどこれってすごい事じゃんとかっていう変化あった?

Awich:ありました。気づいた事を日記だったりlyricだったりには、必ず書き留めるようにしてたんですけど。例えば昔は、親に対しての怒りとかムカつきを書いてたけど、子供が生まれた瞬間に、人を無償に愛する気持ち(を書くようになった)。今までは誰かを好きになる気持ちって駆け引きだったなっていう事に気づいたんですよ。相手も私の事好きかな?とか、好きじゃなかったら私の好きも見せないとか駆け引きだったんだけど、娘に対しては無償の愛というか、こいつが私の事どう思おうと愛せるっていう、恐れずに誰かのことを愛せる気持ちってこうだったんだとか。今思えば、親ってどんなに私が反抗してもそこに居てくれるし。そういう愛っていうものの存在を今知った、みたいな事とかを書いたりしてました。

木村:そういうタイミングと時間が必要な時も、きっとあるだろうし。ライフワークの中での音楽っていうのは、ちょっとブレイクがあったかもしれないけど、必要なブレイクだよね?

Awich:そうですね。必要なブレイクだったかもしれません。
学校が私の1つの捌け口というかエスケープだったので、学校は辞めずにずっとマーケティングと経営学を学んでたっていう事ですね。

[O.A曲]
M1.やっちまいな feat.ANARCHY/Awich

[後TM]
M. Yellow Summer/Kenichiro Nishihara 
レーベル:IntroDuCing! / 規格品番:FAMC-091


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