木村拓哉 Flow supported by Spotify - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

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2026年02月01日Flow 第三百九十二回目「拓哉キャプテン × SUPER EIGHT大倉忠義」Part1

今月のマンスリーゲストは、SUPER EIGHTの大倉忠義さん!
どんなトークセッションになるのか!? お楽しみに!


木村:こうやって話すことないよね。

大倉:全然ないですね。なので、めっちゃ緊張します。

木村:普段は、横山裕、村上信五、丸山隆平、安田章大っていう、強烈な個性の強い奴らと共にいますが、今日は1人っていう。

大倉:そうなんですよ。心細いですし。先輩とお仕事で絡むことも今までなかったりしたので、本当にもう散々言われてるかもしれないですけど、僕からしたらテレビの印象でしかないんで。

木村:嘘つけ(笑)。やめろ、そういうことを言うのは(笑)。

大倉:本当にそうなんです。だから、メンバー全員で来たかったですね。

木村:メンバー全員で来た場合、逆に、どういう作用と言うか。だって夜やってる音楽番組とか、かなり僕は拝見させてもらってますけど、いい意味で、あんな偏った番組ないじゃん(笑)。

大倉:まぁそうですね。結構マニアックな。

木村:だって、あの雛壇の一番最前列の一番上手に、古田新太さんがシシトウのキャップとか被って座ってる番組って、あんまりないじゃないですか(笑)。

大倉:そうですそうです(笑)。あんまないですね。

木村:それで音楽を、っていう。僕は好きで拝見してます。

大倉:本当ですか。ありがとうございます。

木村:でも、全員いた場合だよ。だって、主に想像だけど、村上くん、もしくは横山くん辺りぐらいが、「いえいえいえいえ! 違いますやん!」、「なんでそっちに持っていかれはるんですか!」みたいなことを言うのかな。それを、腕を組んだ安田くんと、大倉と、膝の上で手を交差させた丸山くんが、両サイドを見ながら微笑み。…っていう、勝手な想像なんですけど。合ってます?

大倉:いやもう、完全にそうなりますね(笑)。

木村:(笑)。でも、普段SUPER EIGHTでいる時は、きっとそのチームならではのフォーメーションっていうのがあると思うし。ステージに立った場合は、担当している楽器の立ち位置って言ったら変だけど、やっぱドラムセンターのバックスを固めて、ベース、ギターで両サイド、っていう感じあるじゃないですか。
ステージと普段のフォーメーションの取り方って、皆でバランスとか考えていたりします? それとも、自然の流れで行ってます?

大倉:自然の流れだと思うんですけど。なんか長年その楽器を担当していると、そういった性格になってくるような感じはします。なので、そういうポジショニングで皆被らないようにやってる感じがしますね。

木村:でも、色んな番組でMCを務めている村上くんが、鍵盤いけるわけでしょう?

大倉:そうなんです。一番のギャップだと思います。

木村:そのギャップ萌え、あんまり届いてこないよ。

大倉:届いてないですよね(笑)。そうなんです。

木村:もうちょっと、「え!? 君が鍵盤を奏でることができるの?」っていう感じは、あんまりないよね。

大倉:そうですね。主にライブでしか披露してないですね。

木村:だっていきなり目の前で鍵盤をパーっと奏でて、マツコ・デラックスが「あら!」みたいなこともないもんね。

大倉:(笑)。ないですね、バラエティーでは。

木村:皆、あえてそうしてんのかな?

大倉:いや、「EIGHT-JAM」もコロナ前まではセッションがあったので。

木村:観てましたよ。

大倉:ありがとうございます。

木村:観てたし、六本木スタジオの「EIGHT-JAM」ゲストの方とセッション収録の時のあの緊張感を、他のスタジオまで伝染させるのやめてもらっていいですか?

大倉:伝染してましたか?

木村:してたよ!

大倉:えー! ドラマ撮られたりとか?

木村:僕は撮影してて。皆が「今日今からJAMのゲストとのセッションの収録をします」っていうのでご一緒した時に、なんかね、サウンドチェックも含め、「収録とは言え、今から俺らは真剣勝負をさせて頂きます」っていう感じの独特でガチな空気が、隣のスタジオからズーンと伝わって来て、「あー、すげーな」っと思って。

大倉:本当ですか(笑)。そうなんです。結構な緊張感でやらさせてもらってました。

木村:もうあれは再開しないんですか? あれ、JAMファンとしては観たいですよね。

大倉:そうですね。自分たちの楽器スキルもそうですし、そういうためにも再開したいです、とは言ってるんですけど。

木村:ぜひ、ずっとMC台の横で口とがらしてる人に鍵盤を弾いてもらいたいな、とは思うんですけど。

大倉:そうですね(笑)。

木村:情報として自分のところに届いてきた時に、僕も「え、マジで?」ってちょっと耳を疑ったんですけど、そのSUPER EIGHTの活動の傍ら、後輩グループと言うか、なにわ男子とAぇ! groupのプロデュースっていうのもやってるじゃないですか。これは何を?

大倉:“プロデュース”って言わせてもらってるんですけど、自分の中でもどういったものがプロデュースっていうのかはよく理解してないんです。一番最初は、グループができてない関西ジュニアの時代に、会社の方もなかなか大阪行く機会もなくて、後輩はずっと松竹座で公演をやってたんですね。自分の時代と言うか、今の自分のスキルよりもすごい人たちがたくさんいるのに、と思って、「何か手伝わせて頂けないですかね?」っていうのを会社にお伝えして、そこから「グループを作ってもいいですか?」というところから始まりました。

木村:「作ってもいいですか?」っていう発言自身も、誰かに相談するっていうことももちろんあったかもしれないけど、大倉の中から生まれたものだったんだ。

大倉:そうですね。その当時は全くグループがなく、50人ぐらいの軍団だったんです。それはそれで素敵だったんですけど…。

木村:そんな50人もいたんだ。

大倉:いまして。なんか仲良く皆やってるんですけど、やっぱり刺激が必要だな、っていうのをそこでちょっと感じまして。で、ご相談させてもらって、なにわ男子からグループができていった、って感じですね。

木村:へえ。でも、俺の勝手な想像だけど、プロデュースっていう立場になると、どういったところを褒めて、どういったところを指摘するの?

大倉:いや〜、難しいっすね。褒めるのはなかなか難しいなとは感じてるんですけども、指摘は…。皆10代とかなので、やっぱりステージに出てても部活のようにやってたようなメンバーがグループになるわけじゃないですか。そのグループの中でも先輩でなかなか活躍できないメンツがいて、入ったばっかりの子たちがいて…っていう中で、この子たちよりも先輩の子のプロ意識みたいなのを芽生えさせるには、まず先輩に「全然チームが駄目だ」っていうことを伝えて「そのことを話し合って欲しい」っていう、なんかちょっとした刺激を与える、みたいな感じのやり取りをしてました。

木村:でもそういうバランス感覚っていうのは、むしろ外から重りを上下に足していくんではなく、本人たちにそのバランスを取らせてるっていう感じ?

大倉:そうですね。全てが「自分がこういうグループを作りたいんだ」っていうよりも、本人たちの中から出てくるものをどうにか纏めたいな、って思ってます。

木村:いやだって、本人もやってんだよ?

大倉:そうなんです。それが一番難しいです。

木村:難しいって言ってもやってるわけじゃん。だからその辺が自分には無理だな、って思うから、その辺が非常にすげえなって、単純に思うんだよね。

大倉:本当ですか。自分もタレントとして活動させてもらってますけども、後輩たちに言うことって自分ができることばかりではないので。できないことも、「僕はこう思う」っていうことを言ってるので、説得力には欠けるよな、とは思ってます。

木村:またそんなことを。できないとは言え、でもそれを言う責任はあるじゃないですか。

大倉:それはありますね。

木村:それを言葉にして相手に伝える、っていう、その時点で、鏡じゃないですけど、人に言葉を渡すってなったら自分にも渡してるのと一緒じゃないですか。だからすげえな、と思う。
Aぇ! groupもそういう感じ?

大倉:そうですね。同時期ぐらいにこの2グループができたので、この2グループはライバルとして、違う魅力を持つ人たちのグループで競い合ってデビューまで行けた、っていう感じですね。

木村:すごい落ち着いて言うなぁ。

大倉:いやいや、これはもう本人たちの努力なので。

木村:へえ。で、「J-Pop Legacy」っていう会社を設立して、大倉くんが「大倉忠義」として、取締役に就任してるっていう。で、ジュニアの育成…まぁプロデュースを委託をしてやっている、っていう。

大倉:今はそうですね。

木村:大倉がこういうもののちゃんとシステムを設けてくれて、今までの色んな流れがあったかもしれないけど、完全に受け皿になってくれてる、ってことですよね。

大倉:そうですね。

木村:だって、前はイノッチとかもやってたでしょ?

大倉:そうですね。でも、そことはまた別で会社をやらせてもらってるって感じです。

木村:2024年の7月から。それはどういうきっかけで?

大倉:きっかけは、8年前ぐらいからなにわとかをやらせてもらったんですけども、大きい会社にいて、自分もそこに存在しながら、色んな方に「こういうことをしたいです」って言いながらやってもらってたんです。けど、それで自分が、スタッフが動いてくれてる内容っていうのを細かに理解せずに、大きいところに守られてる、っていう気持ちがすごくあったんですね。
で、やっぱりもっと細かにわかった上で、自分の責任っていうのも、会社に任せるだけじゃなく自分でちゃんとその重みを感じながらやっていきたいな、っていう。それが40歳のタイミングだったので、そこでご相談させてもらった、って感じですね。

木村:なんか全然自分よりしっかりしてんな。すげえな。

大倉:いやいや(笑)。そういう話をさせて頂いてます。

木村:最近は、去年12月、初の企画・プロデュース公演『ジュニアShowcase 2025新星-SHINSEI-』っていうものもやり。さっき、それこそこのマイクに電源が入る前に、「最近忙しい?」って聞いたら、「そうっすね。近々ちょっとライブが始まるんで」って。「え? SUPER EIGHT?」って思ったら、そうじゃなく、ジュニアのライブが。

大倉:そうですね。ジュニアの公演ですね。

木村:それを制作中っていう。自分のことでいっぱいいっぱいになっちゃうだろうって思うんだけど、こうやってちゃんと考えられる頭、行動、が目の前に実在してると、そのバランス感覚すごいなって思う。
聞き方は変かもしれないけど、よく夏休みに入る前に、「何時から何時まで寝て、何時に起きて、ご飯食べて、何して、昼飯食って、何して、夕飯食って」…っていう円グラフを書いたけど、大倉忠義の中でのバランスの円グラフってどうなってるんですか?

大倉:円グラフで考えたことがあんまりないんですけども。自分の仕事は結構いろんな現場に行かしてもらうじゃないですか。バラエティーの現場だったらバラエティー100%で、ドラマを撮影させて頂いたらそこで100%になっていくところに、ジュニアの業務があったり、自分自身のことがあったり、ってなるんで、全体の中で振り分け方っていうところは考えたことないかもです。

木村:マジ? すごいな。円グラフで自分がない。だから、グラフにするものじゃないんだろうな。

大倉:その時々で変わるかもしれないです。今ジュニアの公演やってる時はそれが80になってますし、自分の仕事の時は逆転しますし。「常にこれが基準」というのがあって進んでる、って感じではないのかもしれないです。

[OA曲]
なし

2026年01月25日Flow 第三百九十一回目

今月は、みなさんから頂いたメッセージを元にトークしていきます!
最後までお付き合いよろしくお願いします!


最初のメッセージはコチラ!

【東京都 おさよ 37歳 女性】
拓哉さま、こんばんバーン。
7歳からファンになり気付けば30年経ち、こちらには初めてメッセージを送らせてもらいます。
先日人生で初めてエキストラに参加させていただいたのですが、それが教場でした。
ほんとにたくさんの方達のお陰で、素晴らしい作品が出来ているんだなと改めて感じました。
今まで数々のキャプテンの作品を見させて頂きましたが、制作過程を見させていただけたことで、1つのシーンにどれだけの方達の手が加わっているかを知ることができ、とても感慨深かったです。
良い経験をさせていただけたことに、この場をお借りして感謝いたします。
急に寒くなりましたので、お身体にはお気をつけて、これからも一生ついて行きます!


木村:まずは、感謝するのはこっちだし、っていうことですよね。
去年の恐ろしい猛暑の中で撮影させて頂いたんですが、もう本当に猛暑だったんで、来てくれて、参加してくれてありがとうございました。

エキストラの皆さんだけではないんですけども。関わってくれたキャストもそうだし、スタッフの皆さんも、多分尋常じゃない想いできっと撮影をやり遂げてくれたんじゃないかな、って思うんですよね。

1個気づいたのがさ、「2026年1月1日から配信がスタートしました。はい、どうぞ観てください」っていうことで、皆に観てもらってるじゃん。で、今、すっげえ寒いじゃん。今観る僕たちが、寒い環境の中、暖房とかつけながら、あったまりながら観てるじゃん。
だから、それを感じさせちゃいけないのかもしれないけど(笑)、2025年、去年の「今日の最高気温39度です」みたいな日に撮ってたシーンとかがいっぱいゴロゴロ出てくるんですけど、今寒いから、その暑さが全く感じ取れなくて。「何の違和感なんだろうな?」って思ってて、ハッと後で気づくのが、「あの現場の暑さだ!」っていうのだった。

体感温度は、「Reunion」の方で、timeleszの勝利が「お前なんか、入学前に招集されてるしね」みたいな感じで、道場で逮捕術の授業を受けた流れで、教官からこっぴどい目に遭うシーンがあったじゃないですか。あれ、(暑くて)ヤバかったです。
で、エアコンがあったとするじゃないですか。あったとして、「エアコンをちょっと効かせようよ」ってエアコンを回してしまうと、やっぱり今のマイクの精度がすごいんですよね。音声さんから「ごめん、切って」(と言われる)。エアコンのモーターの音も全部ノイズになっちゃうんで。
「はい、カット!OK!」ってなって、再びエアコンを入れたとしても、涼しくならないんですよ。だったら、もうエアコンじゃなくて実際の風をくれ、っていう。
それを制作部のヨッシーっていうスタッフにお願いしておいたら、よくバラエティー番組で強風を出演者に当てて、その風を食らった芸人さんたちがブワワワワってなってる映像をスーパースローで撮って、皆で笑う、みたいなコーナーがあるじゃないですか。あの送風機を2台、現場に持ってきてもらって。
だからもう、カットがかかるたびに巨大扇風機をブワーッと回して、その周りに、もう完全にT.M.Revolution状態になった皆が、ブワーッて立ってる、っていう(笑)。

そうすると今度は、メイクさんたちが生徒1人1人の髪型を綺麗にちゃんと整えてるのに、風に当たられちゃった日には皆それがブワーってなるから、それをまたメイクさんが全部整えるのに時間がかかってしまったりとか。
だからもう、本当にどれの優先順位を上げて作業していくか、っていう。もう毎日がトンチ。クイズじゃなくて、「これをした場合は…」っていうトンチを、毎回現場で皆でし合いながらやってた感じだったかな。
だから、画面からそれが一切伝わってこないから、「あれ?何だ、この違和感は?」って思ったら、わかったのが、暑さでしたね(笑)。

そんな撮影の思い出話がゴロゴロ出てくる「教場」なんですけども、前編となる映画「教場 Reunion」は、Netflixで配信中ということで。
そして後編となる映画「教場 Requiem」の方は、2月20日から劇場公開、ということになっておりますので、是非是非、皆さんで楽しんでほしいなと思います。よろしくお願いします。

続いてのメッセージはコチラ!

【東京都 サク太郎 19歳 男性】
最近わんちゃんと散歩中の木村さんにすれ違いました。
私もわんちゃん飼っているのですが、木村さんは散歩中なにをよく考えていますか?


木村:(笑)。すれ違ったんだ。へえ〜。「俺、すれ違ったんだ」っていうのを、その人のラジオに送るなよ。ちょっと恥ずかしいだろ(笑)。「俺すれ違ったんだけど、散歩中って何考えてんの?」って、冷静にメールで送るなよ。めちゃくちゃ恥ずかしいじゃん。

散歩中は、僕は、特に何も考えてません(笑)。
「どっち行こうかな?」とか、「どこで水を買おうかな?」とか、「あそこの自販機ってまだ100円かな?」とか(笑)。「今日は週末だから、あっちは人が多いかな?」とか。そんなことしか考えてないですよ。

散歩中に気づいたこと…。たまに、普通にウンチが落ちてるんだけど、なんで拾わないの? 不思議な気持ちになるんだよね。それぐらいかな?
皆、拾おう。

続いてのメッセージはコチラ!

【愛知県 ことね 12歳 女性】
木村さん、スタッフのみなさん、こんにちは!
12歳、中学1年生の琴音(ことね)と申します。
私には大好きな男性アイドルがいます。
ある日、お友達と推しのお話をしていたらクラスの子が話に入って来て、「◯◯くんより◯◯くんの方がかっこいい」とか「◯◯くんより◯◯くんの方が歌が上手」と言われて、本当に悲しいです。
木村さん、どうしたらよろしいでしょうか??


木村:ことねちゃんが好きな男性アイドルは、カードでも何でもないし、人だからね。ことねちゃんは“その人”が好きだから、そういうことをクラスの子に言われたとしても、ことね、あなたが好きっていうことを、一番自信を持ってほしいなと思いますね。それだけ。
「私はこのアイドルが好きです」って思っている自分に自信を持つ、っていうか。

もし、またクラスの子に「〇〇くんの方がかっこいいし」って言われても、ことねちゃんが本当に自信があれば、「本当にそうだね」って普通に言えると思うし、「〇〇くんの方が歌うまいよ」って言われても、「そうだね」って。「歌は上手いかもしれないし、かっこいいかもしれないけど、私が好きなのはこの人です」っていうぐらい、ことねちゃんが自信を持つ、というか。
そういうふうにして頂けたら、きっと何でもなくなると思うんで。

続いても、相談のメッセージが届いています。

【東京都 ちは 37歳 女性】
キャプテンこんにちワンワン!いつも楽しく拝聴されていただいております。
悩みとゆうか、心の向き合い方についてです!
ありがたいことに最近彼氏ができたのですが、わたくし30代後半になって、ちゃんと彼氏ができたのが初めてなんです。
元から恋愛とは無縁で生きてきて、30歳過ぎてアプリで一時的にできたり、好きになったけど一夜で終わったり。
1人でも友達だったり推し活だったりと充実していたので、むやみやたら彼氏を作ろうとも思わなくなっていました。
職場の後輩くんからお誘いをうけ、2人で会った時に告白され、付き合うことになりました。
告白されることの嬉しさでOKしたものの、自分にも自信ないので本当にわたしでいいの?好きってゆうけど、すぐ冷めるんじゃない?とか思ってしまいます。
ただ、彼の気持ちに答えてあげなきゃいう気持ちあります!
やっぱり自分を思ってくれる人なんてなかなか出会えないので・・・
好きってどういうことだと思いますか?
趣味や食べ物の好き嫌いとは、どこか違うような気がするのですが、キャプテンは人間相手の好きにどう向き合っていますか?


木村:ちはみたいな、「相手が好きって言ってくれたことに対して答えてあげなきゃいけない」っていうのは、多分、「告白されて嬉しい」、「私のこと好きって言ってくれて嬉しい」、「でも私でいいの?」って、まだ彼のことを好きじゃないよね。と、思わない?
花束を貰って「わー綺麗なお花」って、お花は水を入れた花瓶に挿しておかないとすぐに枯れるじゃないですか。だからちはは、これを挿しておくための花瓶を一生懸命用意して、水を張って、その頂いた花が枯れないようにそこに挿すと思うんですけど。
なんだけど、「その花が好きかどうか」、ですよね。と、思わない?
だから、嬉しさ、答えなきゃ、っていう気持ちで彼と一緒にいるっていうのは、まだ彼のことが好きでいるっていうことにはなってないのかな、っていう。

ちはには、もうちょっと自分に正直にいってもらいたいかな。その告白してくれた相手のことを、ちははどれぐらい思えてるのか。
でもさ、どうなんだろう? これが本当に、世の中的に“愛”という、“好き”ということなのだろうか? っていう。
そもそも定義がいらないかも。なんかね、「好きな人」とか、「これは愛してしまった」って、気づいた時には多分もう愛してると思うし。それを用いてしまうっていうのは、多分“好きの前”だと思うんだよな。
そうじゃねえかな?(笑) いや、むずいな、これ(笑)。

[OA曲]
M.すき/DREAMS COME TRUE

2026年01月18日Flow 第三百九十回目

今月は、みなさんから頂いたメッセージを元にトークしていきます!
どんなトークになるのか…最後までお付き合いよろしくお願いします!


まずは現在公開中の映画「TOKYOタクシー」を観てくださった方からの感想メッセージから!

【島根県 島根在住の六日市のGDM 48歳 男性】
TOKYOタクシー観させてもらいました。
所々山田さんらしいなっていう演出があってクスッと笑わせてもらいました。
僕の好きなセリフ、「生きてるから、この景色が見れた。」「生きてるから、あなたに会えた。」
正直な話、ここ最近嫌なことばかりで「死にたい」と何度も思ってました。
今でも正直思ってます。
だけど、このセリフで、まだ会える人がたくさんいるかもって思って少し明るくなりました。


木村:「TOKYOタクシー」は、観てくれた方によってそれぞれの受け取り方、感じ方をしてくださってる映画になってるな、っていうふうに思うんですけども。

でもね、この島根在住の六日市のGDMは「死にたい」って、正直今でも思ってるらしいが、「TOKYOタクシー」を観た後に少し明るくなりましたって言ってくれてる本人からのメールに目を通すと、本当にやってよかったな、って僕自身も思いますし。また、少し明るくなってくれたのなら、彼がもうちょっとだけ明るくなれるような作品を俺は作っていきたいなと思うし。
公共の電波で聴いてくれていたのかもしれないし、このペンネームだから本人にちゃんと届くかどうかわからないけども、「死にたい」って今でも思っている彼が、「ああ、そうでもねえな」ってチャンネルを切り替えられるような作品を、今後も俺は作っていこうと思いますよ。
男同士のちっぽけな約束かもしれませんけども。それにこれはちょっと一方的な約束かもしれないけどね(笑)。今後も受け取ってほしいなと思います。

続いては、一部ネットニュースにもなっていたそうですが、先月発売した、あるグッズについてメッセージを頂いています!

【茨城県 えりか 36歳 女性】
拓哉くん、こんにちばーん!
拓哉くんがぬいぐるみになっちゃうらしくてびっくり&嬉しいでルンルンです
先駆けて、インスタでチラッと完成品を見せてくれてありがとうございます!
ぬいぐるみを出そうと思ったきっかけや制作秘話などあれば教えて欲しいです^^♪
それとBIGアクスタめちゃくちゃかっこいいです!
ネクタイを絞めている拓哉くんが新鮮で最高です!


木村:これ、「こんな感じになる予定です」っていうものを、ちょうどこの「Flow」のスタジオに届けに来てくれて、「でかいでしょう?このアクスタ」って感じで見せてくれて。
それで、世の中的には“ぬい”って言われてるんですよね。そのぬいというものと関連付けたような、小さめのアクスタみたいなやつを、「こんなのどうですか?」っていう。
ぬいっていう…要はぬいぐるみですよ。ぬいぐるみは、スタッフが“ブラックサンタのぬいぐるみ”みたいなやつを考えてくださって。「じゃあ、それに関連した、どっかに腰掛けてるみたいなアクスタどうですか?」ってまたスタッフが提案してくださったので、「それはやってみようか」って。
だから本当に、スタッフの主導のもと、全部アイディアをパスしてくれて、それに対して「じゃあやってみる?」って言って、作らせて頂いたんです。それが、今回ちょうどTOKYO FMのスタジオに皆が集まったので、「こういう感じだったけど、大丈夫かな? いけるかな?」って言って。
「ぬいも名称あった方がいいんじゃないの?」って話になったら、うちのラジオのスタッフが、「ああ、それ絶対『ぬいタク』ですよね」みたいな感じで一言口走りまして。「ぬいタク?」って一瞬思ったんですけど、でも皆には親しみやすいかもね、っていうことで、「ぬいタク」に決定しました。

そして、その「ぬいタク」に関してこんなメッセージも頂いています。

【岐阜県 ひな 24歳 女性】
拓哉キャプテンこんにちばんっ!
「ぬいタク」のお知らせを受け取りました。急なお知らせでとてもびっくりしました!
「ぬい活」はしたことないですが、届くまで楽しみにしています!


木村:ありがとうございます。でもさ、「ぬい活」って、(説明文を読んで)『お気に入りのぬいぐるみと一緒にお出かけしたりして楽しむ活動。カフェのメニューと一緒に撮ったり、旅先の絶景をバックに撮影するのが定番』(笑)。

いや、どうやって「ぬいタク」と過ごしてくれてるかを全国38局ネットのラジオで問う、っていうのは、コンプライアンス的にアウトじゃないかな?(笑) 「あいつ、公共の電波使ってぬい活を報告しろっていう、私たちのぬい活を恐喝するようなことを言ってる」っていうことになりませんか?
ハッシュタグ「#フロウさん」で、皆さんのぬい活の様子を見せて頂けたら嬉しいな。
まず少ないと思いますけど、「ハッ、あなたも?」っていうすれ違いがあった時には、「ぬいタク」と「ぬいタク」同士でツーショットを押さえて頂けたら。「会えたよ」っていうね。
…なんだよ。俺ちょっと「ぬいタク」が分かってきてるじゃねえか(笑)。

続いてのメッセージはコチラ!

【東京都 りさ 47歳 女性】
キャプテン拓哉さん、初めてメールします。相談があります。
私は小学校から高校3年まで父親の仕事の転勤でヨーロッパ3カ国に住み、インターナショナルスクールに通学して、大学受験のため日本に帰国。
帰国してからは、日本人なのに日本語が怪しい、敬語など全然だめ。
海外ではフレンドリーだった私は恥ずかしがり屋になりました。
息子が成人してから働き出し、コールセンターで働いてお客様の対応に日々追われています。
電話での仕事のため、お客様とは、顔が見えないぶん敬語は絶対、言葉遣い、笑声は必修。
恥ずかしがり屋で対面の仕事は嫌なので、電話の仕事にしたのに、言葉は大変。
しかも恥ずかしがり屋もあり、自信がない声が出るようです。
そんな時、上司から、「帰国子女だから敬語がだめなのは、しょうがない。でも笑声で演技が出来る俳優のようになれ。キムタクが好きなら、キムタクのようになれ!」と言われました。
キムタクのようには、なれないよ!だってキムタクはキムタクだもん。と、私は心の中で叫んでいました。
要するにお客様対応も演技するかのように感情豊かになれという意味だったのだと思います。
拓哉さんは、ドラマ撮影の時、どのようにその役柄になりきっていますか?
素人の私でも電話対応でも、演技が出来るのかな?


木村:上司が言ってくださった「キムタクのようになれ」っていうのは、とりあえず置いといて。りさにできる・できないは、俺は考えずにいいと思うんだよね。
まず、りさがその場所に座って、お客様のいろんな声、気持ちに対して、りさがりさなりに敬語を使ったり、ちょっと笑声も含みつつの、明るく美しいような(声でできればいい)。
だから、何が正解かって、「これが合格点ですよ」っていう対応の仕方とか声色とかはあると思うけど、まずりさがそれをやってること自体がすごく大事なことであり、できる・できないは(関係ない)。
もちろん、りさの個人的な気持ちや欲求もあるかもしれないけど。

上司の人も「こうなれ」とか「こうしろ」ではなく、やってくれているりさに対して「ありがとうね」っていう、まずそこがベースであり、「こういうのも言ってみるといいかもね」とか、りさが笑声が含まれるような会話を職場で作ってみるっていうのも、上司のできることなんじゃないかな? って思うんですけど。
人の上に立つのが上司じゃないじゃん。多分、下の人たちのことを、下の人たちの目線で見れるから上司だと俺は思うし。
りさにこうなって欲しい、っていうよりかは、このりさの上司にこうなって欲しいな、っていうふうに、俺は期待しちゃいますけどね(笑)。

むしろ、幼少期にヨーロッパ3カ国のインターナショナルスクールで培ったバイリンガル特有のその能力が、俺は羨ましいよ(笑)。マジでめちゃくちゃ羨ましい(笑)。

続いてのメッセージは、「声」に関するあのメッセージのその後です。

【東京都 あかね 32歳 女性】
拓哉キャプテン、そして、宮城県のなっちゃんさん、ありがとうございました!!
10月5日の放送で「自分の声があまり好きじゃない」というメッセージを読んで頂いた者です。
拓哉キャプテンの言葉、なっちゃんさんのアドバイスに心から震え、涙が出ました。
なかなか自分では好きになれない部分ではありすが、心が弱った時のエネルギーにさせていただきます。
ラジオという声で繋がる素敵な空間があってよかったです。本当にいつもありがとうございます。
寒い日が続いていたり、乾燥していたりしていますが、キャプテンもどうぞお気をつけください。


木村:すげえな。これだけSNSの発達が尋常じゃない世の中、むしろそっちの方が当たり前で便利になっている世の中で、この全国38局ネットでやらせて頂いてるこの時間が、リスナーの皆同士の掲示板みたいな状況になってますけども。

やっぱだからさ、マンスリーゲストに来て頂いていろんな話を伺うのも貴重だけど、これをやんないとダメだね(笑)。だって、こんだけ来てんだよ?
「できるだけ、リスナーからのメッセージ、メールを紹介します」って言ってはいるけど、尋常じゃない量が来てますからね。こうやって、紹介できる時はできるだけ紹介した方がいいですね。大事。

続いてのメッセージはコチラ!

【埼玉県 すみことあゆみ 24歳 女性】
キャプテンこんにちは!!!
今日はどうしてもキャプテンにお伝えしたいことがあって初めてお便りを出しました。
私の祖母は木村さんがデビューした当時から応援しており、今まで静かに応援してまいりました。
そんな祖母は今年、一世一代の覚悟で木村さんのファンクラブに入会致しまして、オタ活をさらに楽しんでおります。
そんな祖母も昨年12月8日で77歳を迎えました。
私は世界に1つだけの木村拓哉名言カレンダーを作ってプレゼントしました。
泣きながら喜んでくれた祖母を見て、私はどうしても木村さんにこの事をお伝えしたいと思いました。
最後になりますが、お身体には十分気をつけて、これからも素敵なお姿見られることを楽しみにしております!!!


木村:(ラジオネームが)「すみことあゆみ」だから、どっちかが「私」でどっちかが「祖母」ってことですよね。まずは、すみこにもありがとうだし、あゆみにもありがとう、です。
そして、すみこなのかあゆみなのかが作ってくれたという、その「名言カレンダー」って何だ(笑)。それ、どういう言葉が書いてあるんですかね。非常に気になるんですけど。

でも、こういう皆からのメールを読ませて頂いて、「あ」って思えること…。 まぁ、名言は添えられるかどうかはわからないけども、「SEE YOU THERE」っていうアルバムを作らせて頂いた時には、何かそれらしい、カレンダーみたいにもなるものを作らせて頂いたと思うんですけど、近々は作ってないですね。だから、ちょっと作ろうかな? 後でスタッフと会って話できるんで、ちょっと覚えておきます。

それも含めて、今年も突っ走りたいと思います。そして、できるだけ皆さんにいろんなものを響かせることができたらいいな、っていうふうにも思ってますので、是非是非響いた際は、リアクションをお願いします。

[OA曲]
なし

2026年01月11日Flow 第三百八十九回目

今月は、みなさんから頂いたメッセージを元にトークしていきます!
最後までお付き合いよろしくお願いします!


まずは、年末年始に出演したテレビ番組への感想のメールを沢山頂きました!

【山口県 まこ 49歳 女性】
キャプテン、明けましておめでとうございます。
「さんタク」を見て、どうしてもこの想いを伝えたくてメッセージさせて頂きました。
能登の子供食堂での野球少年がだるまに書いたメッセージ「能登最高!!」の文字を見て、涙が溢れました。
地震や災害で怖い思いをした事でしょう、悲しい思いや不便な事も多いだろうに。
しっかりした大きな時で書いた文字を見て能登が好きなのが伝わりました。
子供の力って凄い!大人が子供を守ってるだけじゃなくて、子供達に支えてもらってるんだって思いました。
とてもあたたかい気持ちになりました。


木村:これね、実は僕も、彼がだるまに文字を記入している間、何て書くんだろうなと思って、だるまをこうやって押さえてたんですよ。そしたら彼が「能登」って書き始めて、何だろうと思ったら、その能登の言葉の下に、そのままの勢いで「最高!」っていう文字をしたためた瞬間、僕自身も、山口のまこと同じような感覚になってしまって、「うわ、これヤバい!」っていうふうになったんですけど。いや本当に、同じように感じましたね。
だってさ、きっとあれぐらいの年代の子っていうのは、想像するに、国内海外問わず、もう既に色んなところに行ってみたよ、とかいう経験ってそんなにないと思うんですよ。多分、自分が暮らしているその地域から、そこまで足を伸ばしたことはないと思うんだけど。ああいう地震があったり、災害に見舞われた後でも、自分が生活している、自分の家族がいる、友達がいる、っていう、自分が育ってきたその場所を「何があっても最高」っていうふうに、本当に無垢な気持ちで表現できる、あの彼の強さと豊かさが、ものすごい僕自身にも響いたっていう感じは、あの時ありましたね。

本当に素敵な瞬間だったし、「他にも何か困ってることある?」って言ったら、「〇〇が欲しい」とかさ、個人的な欲が皆からポロポロって出てくるのかな、と思ったら、「皆が体を悪くした時に通う病院の入口に不具合があるから、それを直してほしい」とか、自分の私利私欲ではなくて、周りの皆がこうだったら絶対助かるだろうな、喜ぶだろうな、嬉しいだろうな、っていう、優先順位がそっちが上だったのが…。
だって皆、小3とか小4ですよ。その感覚が「あ、これだよな」っていう。こういうことが議員バッジを着けてる皆さんとかに直に伝わらないかな、っていう気持ちにはなったんですけどね(笑)。

でも本当に皆素敵な目をしていて。だから、素敵な目をしてる子たちって、きっとその目から入る情報だったり、景色だったり、っていうものがもっともっと素敵になっていくんだろうな、と。きっと関係してるんだろうな、っていうのは改めて感じましたね。

続いてはコチラ!

【東京都 くろねこ可愛い 56歳 女性】
キャプテン、さんタク観ました!
デニム作りからの、能登への再訪…楽しく見させて頂きました。
能登に到着後は、高市さんと遭遇とか…スゴ過ぎです(笑)
能登の方達の笑顔は、本物ですね!観ていて、涙がでちゃいました。
きっと、嬉しかったでしょうね…ビスケットさんのノリの良さも、笑ってしまいました!!
私は、たまにですが…石川県の、アンテナショップへ行ってお買い物をしています。
少しでも、復興に役立てればと思います…。
楽しい時間でした。ありがとう。


木村:さんまさんと「何か作りませんか?」っていう話になって、オリジナルのデニムのセットアップを作らせて頂きまして。
あれ大変だったと思うんですよ。デニムが立った状態で能登の空港に存在するって、冷静に考えると、ただデニムを作ったものを「はい、お持ちしました」みたいなことだと成立しないんですよ。作って頂いた、仕立てて頂いたデニムのセットアップを水通しして、それに糊付けをし、乾燥させ、乾燥させた状態をキープしたまま、東京から能登まで車で運ぶしかないんですよね。だから東京−能登間を運転してハンドルを握ってくれたスタッフが絶対にいたはずだし。だから、あれは色んなことにびっくりしましたね。

このメールにも書いてありましたが、朝の羽田空港で、能登行きの便に乗ろうと思ってゲートに行ったんですよ。「あれ? もう完全に空気違いますよね?」っていう「SPの方たちだな」っていう(人がいた)。「え、誰か来るのかな?」と思って、自分とさんまさんはちょっと早めに飛行機に搭乗して待ってたら、先ほどカウンターのところにいらっしゃったSPの方たちがドォーって入ってきて、そうしたら高市総理がいらっしゃって「あ、高市総理だ」と思って、見送ったんですよ。
そしたら、ビタッて歩みが止まりまして、「すいません。総理がご挨拶をしたいって仰ってるんですけども、今よろしいでしょうか?」ってなって。
僕は通路側でマスクしてたんですけど、さんまさんが窓際の席だったから、「あ、俺じゃねーな。きっと高市総理はさんまさんにご挨拶っていう感じなんだろうな」と思って、僕は普通に座ってたら、高市総理が戻ってこられて。そしたら、「お疲れ様です」って言ってさんまさんに挨拶してくださって。さんまさんは一言「ああ、あいよ!」っていう(笑)。「いや、総理ですよ?」っていう感じなんですけど。
高市さんは、「明石家さんまさんと私が挨拶をするっていうのは、同郷…奈良出身だから。奈良の先輩なんですよ」っていう感じのことを、通路側に座ってた僕に説明したんですよ。僕はそれを聞いて、「あー、なるほど。じゃあ、おふたりとも奈良のどローカルってことですね」って言ってマスクをぷっと下げて「お疲れ様です」って言ったら、そしたら高市さんが「はっ」て、その時に「キムタクや…!」っていう感じになってくださって。それで「夢のようでございます…」って言いながら座席の方にお座りになられて、飛行機は飛び。

後から分かったんですけど、その便には高市総理だけではなく、佐々木朗希くんも乗ってたらしくて。石川県の方で野球教室を開かれるっていうのに参加する佐々木朗希選手だったり、高市総理だったり、明石家さんまさんだったりっていうね。ちょっと中身の濃い便だったらしいんですけど。

その後、能登空港に無事着陸しまして、そしたらまたスタッフの方たちが迅速に高市さんが飛行機を降りるためにバーッと通路を通ってきて、また僕らの横で一瞬ビタッて止まって、「お先に失礼致します」みたいな感じで言ってくれて「お疲れ様でーす」って見送ろうっていう感じだったんですけど。
そしたらパッてこちらを見てくださって、「最初の写真集、宝物でございますぅ」って言いながら飛行機を降りて行かれて。「え、マジか…」って思ってたら、そしたら横の席からさんまさんが「お前、去年のライブDVDとかやれや。絶対喜ぶで」っていうふうに言ってきたんですけど。
いや、あげるってなっても、「ピンポーン。これ届けに来たんですけど」って、それはヤバいですよね、って言ったら、「それはアカンな」っていう。

で、そのまま飛行機を降りて、立っている状態のデニムにご面会っていう形で、そのままロケがスタートしていったんですけど。なかなか濃い飛行機でしたよね。

続いても、年末年始に出演したテレビ番組への感想です。

【愛知県 ひろみん 52歳 女性】
拓哉キャプテン、こんにちワン!!!
年末年始の映画マスカレード・ホテル、マスカレード・ナイトの地上波放送、堂本兄弟、お正月恒例のさんタク、BABA抜き最弱王、拓哉キャプテンの出てるテレビ番組全部観ました!
木村拓哉祭りで嬉しい悲鳴でした。
堂本兄弟の「愛のかたまり」、さんタクの「名前を呼ぶよ」、拓哉キャプテンの歌声心に響いて素敵すぎました。
今年のライブ楽しみにしています。
まさか最弱王になるとは…。でもまた次回も観られるのでファンは大喜びです。
映画教場も楽しみです。
拓哉キャプテンいつもありがとう!
体調には気をつけて今年も宜しくお願いします。


木村:私が最弱王です。
すごいですよね。名だたる…だって、前日に試合をして勝利を収めた日本代表のバスケットボール選手が、帰国してそのままババ抜きの現場に来るって。
最弱王になるととんでもない枷を食らうことになるんですよね(笑)。だからこれ、すげーなと思ったんですよ。「最弱王になった人は、次回には無条件で参加しないといけない」っていうことらしいので。いつなんですかね? 「BABA抜き最弱王」の収録があるってなったら、どこにいようが駆け付けないといけない、ってことですもんね。
次回も参加させて頂こうかなと思います。

そして、1月1日にNetflixで独占配信された 「教場 Reunion」を観てくださった方からもメッセージ頂きました!

【埼玉県 けんた 35歳 男性】
拓哉キャプテン、こんにちは!
Netflixで配信スタートした『教場 Reunion』をさっそく観ました!
やっぱり風間公親教官のあの眼光、ヤバいです。
冷たくて怖いのに、どこか生徒たちを信じているような深さがあって、毎回心を掴まれます。
第205期の生徒のトラウマや秘密を暴くところも相変わらず容赦なくて震え上がりました。
そして、過去の卒業生たちが再び集まるシーンも胸熱でした。
観終わった後の余韻がすごくて、しばらく放心状態でしたが、勢いでシリーズを一気に観直しました…
後編の『Requiem』も劇場へ絶対観に行きます!
キャプテン、撮影お疲れさまでした。
撮影の裏話とか番組で聞けたらうれしいです!


木村:しばらく放心状態っていう、それぐらいになって頂けると、作った甲斐があるなっていうのは本当に思うんですけども。
再集結するシーン。あちらは確かに過去の卒業生が一堂に会して、おお〜、っていうメンツはいるんだが、しかし…っていう。「久しぶり!」っていうことをあまり口にできない自分。なにせ自分が風間の状態で現場にいると、全員が全員「あ、お疲れ様です…!」っていう(笑)。全員、気をつけをするんですよ。本当は熱くなりたかったんですけど。

前編となる映画「教場 Reunion」、こちらは1月1日からNetflixで配信スタートしています。
後編となる映画「教場 Requiem」は2月20日から劇場で公開なので、是非また皆さんに受け取って頂けたらな、と思います。よろしくお願いします!

最後にメールを1通紹介します!

【愛知県 海賊団A 70歳 女性】
拓哉キャプテン 明けましておめでとうございます! 
去年は「グランメゾンパリ」「TOKYOタクシー」と立て続けに見に行きました。 
「グランメゾンパリ」は7回 今の所「TOKYOタクシー」も7回見ました!
そして今年は新年早々Netflixにて 「教場」を早速見ました!
風間教官の迫力満点で面白かったです。
2月公開の教場も見にいきますね!


木村:でもこんなに行ってくれてるのって、これ、いい加減次のセリフが出てきますよね。7回ですよ。「TOKYOタクシー」に関しては、「今のところ」って書いてあるんですけど。
でも、こんなにたくさん何度も受け取ってくれるなんて、本当にマジでやったかいがありましたね。ありがとうございます。良かったら、もうちょっと受け取って頂けると非常に嬉しいです。

「グランメゾンパリ」の方も、地上波でやるみたいですね。今夜9時から、よかったら是非、こちらも召し上がれ。

[OA曲]
なし

[BGM]
M.心得/Uru
M.Sante/山下達郎

2026年01月04日Flow 第三百八十八回目

みなさん、新年あけましておめでとうございます!
2026年1月4日! 今年1発目の放送です!

今年の抱負を込めて! 毎年恒例の書初め「おめ言葉」いきましょう!


木村:2023年に書かせていただいた文字は「夢」。2024年は「逢(う)」という文字にさせていただきまして。で、ライブとかをやらせてもらったんですけども。
2025年、去年は、「誠」という言葉。なぜその文字を選んだのかと言いますと、AIだったりとか、様々なものがデジタル化されて、圧縮されて、仮想のものではなく、「誠」の存在だったり、「誠」の気持ちだったり、実際に本当に実在する価値、意味、そういったものを自分でも作っていけたらいいかな、と思って、そういう作品に携われたらいいなという思いで、「誠」という言葉にさせていただいたんですが。

2026年はどうしましょうね? これにしましょうかね。
今年は、こちらにさせていただきます。…はい。「響(く)」という漢字があると思うんですけども、そちらにさせていただきました。

「響く」のはいろんなものがあると思うんですけども、例えば、それが言葉だったりとか、気持ちだったりとか。皆さんの中で「響く」という文字で見慣れているとは思うんですけども、「音が響く」っていう部分でもこの言葉はよく使いますよね。
一文字で表現すると、どうしてもウイスキーみたいになっちゃうんですけども、そういうアルコール的な意味合いではなく、気持ちだったり、声だったり、作品だったり、音が、皆さんに響けばいいな、響きが届けばいいな、っていうことで、この言葉にさせていただきます。
木村拓哉「Flow」、今年もよろしくお願いします!

いつもたくさんのメッセージ、本当にありがとうございます。
今月1月はゲストなし! 皆さんから届いたメッセージを出来るだけ紹介していきます。

まずは、現在公開中の映画「TOKYOタクシー」を観てくださった方々から、本当にたくさんの感想メッセージを頂きました!


【北海道 さくら 36歳 女性】
キャプテン、映画「TOKYOタクシー」公開初日、朝一番の回で受け取ってきました。
タクシーという小さな空間から、無限に広がっていく過去への旅。
車窓から見える今の景色と、あの頃見ていた景色。
それらを行き来しながら、苦しくなったり温かくなったりの2時間でした。
特に、蒼井優さんの無邪気な笑顔と決意に満ちた表情が印象的で、Flowでのトークを思い出しながら、スクリーンに見入ってしまいました。
すみれさんを見ながら、晩年の自分はどんなふうに人生を振り返るのだろう、そこに浩二さんのような人が寄り添ってくれたらどんなに嬉しいだろうか、と思いました。
日常に寄り添う素敵な作品をありがとうございました!


木村:いや〜、この音(BGM:月の美しい夜に「TOKYOタクシー」サウンドトラックから)をバックにみんなからのメールを紹介するってなると、どうしても読む自分もいつものテンポじゃなくなりますね。単純にメールを読むっていう感じじゃなくなりますね。音楽の力ってすごいな〜。

こちらのメッセージも「TOKYOタクシー」です。

【群馬県 イクサン 70歳 女性】
キャプテンこんにちは!! TOKYOタクシー観てきました。
お二人の表情やしぐさに魅せられ、すごく優しい気持ちになりました。
その後、病院に行くためにタクシーのお世話になったのですが、その運転手さんが「お客さんの話を聞いて車を速く走らせたいと思うこともあるし、ゆっくり走ってあげようと思うことがある」とおっしゃったので、「TOKYOタクシーみたいですね」と言ったら、「今一番見たい映画です」って…。
そこからTOKYOタクシーとキャプテンの話で盛り上がってしまいました。
絶対見に行くとおっしゃっていました。
浩二さんのような優しい運転手さんでしたよ。
もう一度、浩二さん、すみれさんに会いに行ってきます。


木村:いや、嬉しいっすね。その車内のイクサンと運転手さんの会話が、もう僕の勝手な頭の中の映像になってきて、なんか嬉しいな。
実際に倍賞さんと共に山田監督の指揮のもと、「TOKYOタクシー」という映画を撮影させていただいたんですが、僕らは台本というものがあって、セリフというものがあって、それぞれの担うキャラクターっていうものがあって、それを表現はさせてもらってるんですけども。
イクサンのように、実際にこうやって病院に行くためにタクシーにお世話になっていこうかしら、って乗ったら、その車内でこういうリアルで具体的なやり取りが実在してくれてるっていうこと、またそれを「TOKYOタクシー」を作った僕たちに届けてくださるこの感じが、すごくありがたいですね。
本当にあの作品に参加できてよかったな、って、こういうメッセージを読ませていただくと改めて感じます。ありがとうございます。

そして、こちらも「TOKYOタクシー」のメッセージ!

【香川県 もにゅもにゅ 50歳 女性】
映画『TOKYOタクシー』を83歳の母を誘って見てきました。
ひざを悪くし、視力も落ちてきて、あまり外出をしなくなった母に「倍賞千恵子さんと木村拓哉さんの映画を見に行かない?山田洋次監督の・・・」と誘うと、「ああ、タクシーの?見たい!」と目をキラキラ輝かせてとても嬉しそうに応えてくれました。
映画館は暗くて足元が見えにくいので、しっかり手を繋いで席まで歩きました。
母と手を繋ぐのは何十年ぶりだったでしょう(^^)
TOKYOタクシーは、大切な人を大切にしたくなる、とても素晴らしい映画でした。
隣の母は笑っていることもありましたが、ずっと泣いていたように思います。
後で感想を聞いたら、すみれさんと同世代の自分の半生と重ね合わせて、共感と感動で涙が止まらなかったようです。
そして、「こんな素敵な映画に連れてきてくれてありがとう。若い頃は映画が大好きでしょっちゅう映画館に通ったな、あの頃の気持ちに戻れたみたいで嬉しかった、すごく楽しかった。もう一回見たい」と言ってもらえました。
山田洋次監督、倍賞千恵子さん、キャプテン、そしてこの映画に携わられたすべての皆様、本当に素晴らしい映画をありがとうございました。
もう一回、母と映画を見に行きます!


木村:わーお。なんだかなぁ。こういう皆さんの「何十年かぶりに手を繋いだ」とか、「あの頃の気持ちに戻れたみたいで嬉しかった」とか、「こんな素敵な映画に連れてきてくれてありがとう」っていう、監督とか倍賞さんだけでなく、「映画に携わられたすべての皆様、本当に素晴らしい映画をありがとうございました」っていう、これはもう、現場冥利につきますね。本当に嬉しいです。ありがとうございます。

さらに「TOKYOタクシー」のメッセージ、もう1通紹介させて頂きます!

【熊本県 いつよ 58歳 女性】
昨年父を亡くした88歳の母は、一人暮らしです。
父が亡くなって10日ほどした頃に心配で様子を見に行くと、室内から拍手と歓声が!
そこには、木村さんのラジオを聴いて「やった〜!映画がある!」と1人手をたたいて喜んでいる母の姿がありました。
そして、その母と2人でTOKYOタクシーを観てきました。
向かう途中に足が遅くなった母に気づき、ゆっくり歩いていきましたが、映画を見終わった後は自然に腕を組んでいました。
私も恥ずかしかったので「TOKYOタクシー観たから今日から腕組むね」といいました。
高齢の母だけでなく、これからの自分の生き方について学べた素晴らしい映画でした。
次は「教場」を絶対に観に行く約束をしました。


木村:ちょっと照れ臭さと言うか、「「TOKYOタクシー」を観たから、今日から腕組むね」みたいな。遠まわしなんだけど。
いやでも、そういうきっかけになっていただけたのも嬉しいし、いつよさんの88歳のお母さんが、部屋で「やった〜!映画がある!」っていう(笑)。そんなに喜んでもらえるんですね。やりがいあるなぁ。

でも、「TOKYOタクシー」をいつよさんとお母さんで観に行っていただいて、すごい温かい気持ちになっていただいたのはすごい嬉しいし、「次は「教場」を絶対に観に行く」っていう約束をしてくれて本当嬉しいんですけど。
「TOKYOタクシー」をやるその本編の上映前の予告に、なんか風間がいるらしいんですよ。で、「うわ、風間(笑)」っていう、すごい重々しい、なんか冷た〜い空気が劇場内を漂った後に、「TOKYOタクシー」が始まるらしいんですけど。
皆さんにものすごい温度差を味わわせてしまって、ちょっと僕的には、申し訳ないけども、それぞれの楽しみ方をしていただけないでしょうか、っていう。温度がここまで違うものに携わっている者が、劇場でたまたまタイミングが近くなったりとかすると、若干申し訳ない気持ちになるんですよね。

熊本県のいつよさん。もうちょっとお母様との温かい空気を構築していただくためにも、ぜひぜひあと一度ぐらいは乗車していただいて。で、その時にもう1回考えてもらおうかな(笑)。
それで、もしよかったら、ぜひぜひ感想を送ってください。待ってます。

山田洋次監督91作目の最新作映画「TOKYOタクシー」、現在公開中です。ぜひ、皆さん、受け取ってください。
2026年、今年も一緒に楽しい1年にしていきましょう!

[OA曲]
M.NEW START/木村拓哉

2025年12月28日Flow 第三百八十七回目「拓哉キャプテン × 小日向文世」Part3

今週は2025年最後の放送です。
そして、今月のマンスリーゲスト、小日向文世さんとのトークも今週が最後!
こひさんにとっての「人生の1曲」も伺います! お楽しみに!


木村:本当に毎年のようにいろんな作品でご一緒させていただいてますね。撮影中は、一緒に食事行ったりとか、あんまりないですもんね。終わった後ですもんね。

小日向:あー、俺はあんまり…。

木村:あんまり出ないですもんね、こひさん。

小日向:俺ね、あんまり芸能界の人と交友関係がないのかな。っていうか、俺は終わるとすぐ家に帰って、家の時間をすごい大事にするから。

木村:本当に、終わった後、誰よりも早いんですよ。スタジオから前室に行くまでに、役ではめてる腕時計とか、入構証とか、あれを全部外してるもんね。「じゃあね、じゃあね、お疲れ様、お疲れ様!」って言って、本当にビュンって…。

小日向:いや、木村くんも早いよ。

木村:いや、俺は、ある程度、その日の出演者の皆とか前室のスタッフと、ちらっ、ほらっ、ぐらいの話をして、帰りますけど。こひさんは早いっすよ。

小日向:まあそうだね。よく終わった後に飲みに行ったり食事行ったりする人もいるけど、俺はとにかく家に帰りたいね。俺地方行っても、できるだけ日帰りで帰ってくるから。

木村:え? 泊まらずに?

小日向:うん。帰れるなら、もう最終でも帰ってくる。

木村:お家ってやっぱり一番心地いいですか?

小日向:そうだね。やっぱり着替えてゆるゆるの寝巻状態にして、それでゆっくりウイスキーかなんか飲みながらYouTubeを見る時間が、もうそこが一番幸せだね。

木村:(笑)。やっぱそこなんですね。

小日向:そうだね。そこはやっぱり自分が一番リラックスできる時間。だからもう、俺は外国なんかも行きたくないんだよね。仕事とかでも、本当に嫌なんだよね。

木村:いや、多分今マネージャーさんは「何てこと言ってくれてんだ」って思ってると思いますけど。

小日向:だから、家が一番いい。これはもう嘘でもない。
昔ね、「HERO」の時、皆で飲んだ後に俺が先に帰ったの。そしたらね、矢島か誰かから電話かかってきて、「今木村くんちいるんだ。来い!」と言われたけどね、「ううん、俺行かない」って言ったんだよね。それで、うちの女房が「何?」って言ったから、「いや、今皆が2次会で木村くんちに行ってるんだって。俺は面倒くさいから行かない」って言ったら、うちの女房が「何で行かないの? 木村拓哉さんの家でしょ?」って言うから、「え〜、面倒くさいもん」って言ったら、「信じられない!」って言われたけどね(笑)。
そんなチャンス滅多にないでしょ?

木村:(笑)。いや〜、チャンスとかそういうことじゃなく。でも本当にお家が好きと言うか、もうあっという間に帰るし。

小日向:ほら、コロナでさ、自粛期間が2ヶ月間あったじゃない。あの時、俺、外に2回しか出てないから。

木村:外気に?

小日向:そう。定期的に「ぶらり途中下車」はあったけど、家から車で送ってもらって帰ってくるだけで、その時は「ぶらり」のスタッフもロケできないから、昔の映像を再編集してそれをちょっと喋るだけ。
だから本当に表を歩いたのは、うちの女房の買い物に付き合った2回だけ。だから2ヶ月間、外に2回しか出てない。

木村:へぇ〜。でも、それでも全然苦じゃない?

小日向:全然! 家の中がもう楽しくて! もう大っぴらに家にいられるってことが。

木村:(笑)。

小日向:で、仕事も止まってるから、セリフも入れなくていいじゃん。

木村:「セリフを入れる」って、やっぱりストレスですか?

小日向:ストレスだよ〜。

木村:(笑)。こんなはっきり言ってくれる人がいるんですね。

小日向:もうストレス、ストレス。だから、セリフのない役だったら楽しいだろうな、と思うよね。

木村:でも舞台の時とかどうするんですか?

小日向:稽古があるからね。そこでセリフを一生懸命やるしかない。でもやだよ。

木村:あの「入れる」っていう作業って…。

小日向:だから、映像は大変。木村くんだって昔、首相の役でさ、めちゃくちゃ長いやつ評判だったけど、でも木村くんはセリフ入れるのは早いもん。

木村:いや、早くないですよ。

小日向:木村くん、どうやって入れてるんだろうと思うよ。だってあの頃ってバラエティーもいっぱいやってたしさ、ライブもあったり、その中で、セリフを(入れていた)。「HERO」の時も裁判のシーンでめっちゃ長いセリフを、いつ入れてんだ?って。だけど、現場で台本を見てないんだよ。だから本当にすごいと思う。

木村:皆はどうしてんのかな、と思って。

小日向:ギリギリ。

木村:でも、こひさんぐらい真っ直ぐどストレートに「もーストレスだよ!」って言ってくれる人がいると、すごい安心します。やっぱり自分もそうだし。

小日向:だけど、これが仕事だからね。これでお金もらってるんだから頑張らなきゃと思うよね。現場で「すいません!」って、セリフで止まるのはやっぱり申し訳ないと思うから、現場では最低限セリフだけは入ってないとね。一言一句間違えずに。
だから、僕のポケットにはカンペだらけなんですよ。

木村:それを取るのが楽しいんですよ(笑)。

小日向:(笑)。

ここからは、この番組「Flow」に届いているリスナーからのメッセージに小日向さんにもお付き合いをしてもらいます!
まずは、こちらのメッセージから!


【東京都 たこすけ 61歳 女性】
唐突ですが、もしも6週間、お時間ができたらどう過ごされますか?


小日向:6週間。1ヶ月半ぐらいあるね。うちは今ワンちゃんを介護してるけど、もしワンちゃんがいないとするとね。そしたらまず、女房と旅行に行きますね。

木村:国内?

小日向:国内。外国は行かない。

木村:何で外国に行かないんですか?

小日向:(日本を)出る時が面倒くさいじゃん。俺はあれが嫌なんだよ。もうものすごいストレスだから。

木村:「面倒くさい」(笑)。でも行かないと見れないじゃないですか。

小日向:いや、外国なんか特別に見たいものないもん。

木村:行きたくないんですか。

小日向:行きたくない。

木村:国内だったらOKだけど?

小日向:うん。言葉が通じないっていうのが、俺の中ではものすごいストレス。

木村:へえ〜。じゃあ、(6週間の時間があったら)奥様と国内旅行に行く。

小日向:あとは、ゆっくり家で過ごす。

木村:来月、次の年72歳になられるこひさんが、「よし、ちょっとこれやってみようかな」とか、「ちょっと目標を掲げてみようかな」とか、そういうものってあったりしますか?

小日向:目標はね、本当はちょっとゆっくりしたいな、ってずっと思ってたんだけど…。

木村:だって、ずっとゆっくりしてるじゃないですか(笑)。

小日向:(笑)。でも、最近年配の俳優さんと共演する機会があって、やっぱり頑張らなきゃ駄目だな、って。役者として、頑張って仕事をしようかな、と思ってる。チャレンジ。やっぱりギリギリまで現役でいたいの。

木村:いつぐらいまで現役でいたいですか?

小日向:一応、90歳ぐらいまでは現役でいたいね。

木村:90歳でおしまいですか?

小日向:一応、96歳ぐらいまで生きたいな、と思ってるんだよね。96って意外とね、そんな先の話じゃないんだよね。96って言うと、今俺、まもなく72だからね。

木村:96だとあと24年か。

小日向:結構あるかな?

木村:あるでしょう。

小日向:そっか。でもなんかあれだね。やっぱりちょっと、もう1つぐらい、がっつり共演したいね。

木村:じゃあ、お互いに考えましょうよ。

小日向:…うん。

木村:「うん」って、多分考える気ない「うん」だったね、今。

小日向:いやいや、面倒くさいじゃん、そういうの(笑)。

木村:(笑)。

小日向:共演したい気持ちはあるけど。

木村:でも、面倒くさいのは僕もあんまり好きじゃないから、本(脚本)を考えたりとかそういうのはないですよ。でもなんか「こういうのをご一緒できたら」とか。

小日向:何でもいいや。

木村:「何でもいい」(笑)。

小日向:いやいや(笑)。現代劇でもいいんだよ。でもちょっと考えるのはさ、「ああ、いい作品に出会えたな」っていうものを常に追い求めてるのはあるわけさ。「もしかしたらこれが小日向の代表作になるかもしれないな」って思えるようなものに。だから、そういう意味じゃ欲張りだよね。そういうものに出会いたいな、ってずっと思ってんの。
そういう中で、木村くんと共演した作品が代表作になる作品だったらいいな、という思いもあるしさ。

木村:ありがとうございます。

小日向:そういうふうに思って、だから現役を続けないとそれは実現できないからね。それには健康をキープしなきゃいけない。食生活もすごい気をつけようと思ってんだ。健康にいいものは。

木村:まぁ、多分変わらないんでしょうね、きっとね。こひさんはこひさんのまま、いつづけてくださると思うんですけど。

小日向:(笑)。

木村:そして、2026年の元旦1月1日より、Netflixの方で、前編となります映画「教場 Reunion」が配信開始と。
そして、その後編となります映画「教場 Requiem」の方は、2月20日より劇場で公開、ということになってますので、皆さんよろしくお願いいたします。
この番組、毎回ゲストの方に「人生の1曲」っていうのを伺ってるんですけど、聞いていいですか?

小日向:そうそう、俺も迷ったよ。いっぱいあって、「人生の1曲」なんて言えないよ?

木村:いや、言ってくださいよ(笑)。

小日向:いやいや、選びきれないのよ。だけど、絞りに絞って、ビートルズの「The Long And Winding Road」とか…。

木村:「とか」?

小日向:10ccの「I'm Not in Love」が好きなのよ。

木村:どっちですか?

小日向:で、10ccの「I'm Not in Love」にしました。これはね、悲しい曲なんですよ。

木村:何でこれなんですか?

小日向:これはね、僕がちょうど写真学校にいる頃、プロのカメラマンの助手をやってて、カメラマンがモデルさんを撮ってる時に流してた音楽が「I'm Not in Love」だったの。「いい曲だな〜」と思って。それから聴くようになって。「I'm Not in Love」が出始めの頃で、僕が21歳ぐらいかな。それで歌詞を見たら、失恋してるような曲なわけ。心情的にすごく自分によくぴったり合うなって。
それで、写真学校の時に、課題で付き合ってる女の子をモデルにしてスライドを撮って、それを「I'm Not in Love」を流しながら発表した経験があるの。その女の子には捨てられましたけどね。

木村:その曲を流したからじゃないですか(笑)?

小日向:ん? そうかな? とにかく、いい曲なんですよ。僕はこれ未だに飽きないんで。知ってる? 知ってるでしょ? 「I'm Not in Love」。

木村:10ccって、聴けば多分間違いなくわかる。

小日向:僕が21歳ぐらいの時で、19歳違いだから、もう生まれてる。2〜3歳の頃。

木村:この曲が出たのが1975年なんで、俺3歳です。3歳の時は、多分10ccは聴いてないです。「およげ!たいやきくん」は聴いてたと思います。

小日向:(笑)。

木村:ということで、今月のマンスリーゲストは小日向文世さんでした。ありがとうございました!

小日向:どうも! 楽しかったです。ありがとうございました!

[OA曲]
M.I'm not in Love/10cc

M.心得/Uru

2025年12月21日Flow 第三百八十六回目「拓哉キャプテン × 小日向文世」Part2

今月のマンスリーゲストは、映画「教場」でも共演させていただいている、俳優の小日向文世さん!
今週はどんなトークになるのか? お楽しみに!


木村:本当に25年近く、色々な作品をやらせてもらってるんですけど、その中で「これは絶対共通の話題として挙がるだろうな」と思ってたのが、シンガーソングライターのUruさん。このFlowにもゲストで来てくださったりとか、あと「風間公親−教場0−」っていう作品の主題歌の「心得」という楽曲を作ってくださって。

小日向:すごいよね。

木村:あのUruさんを、一番最初に僕に(教えてくれたのは小日向さん)。撮影現場の前室でしたよね? あれは「HERO」でしたっけ? 「マスカレード」じゃないですよね?

小日向:どっちかだ。俺、その頃やたらYouTubeで(Uruさんの歌を)聴いてて、めっちゃ良くて。それで、Uruさんが色んな人の曲を歌ってる中で「夜空ノムコウ」を歌ってて、「お、いいな」と思って。俺が「木村くん、これいいよ。聴いたことある?」って。

木村:そう。それで、聴かせてくれたんですよ。聴かせてくれたと言うか、それはYouTubeだったんで動画を再生してくださって。
そしたらそこに映し出されたのが、当時、色んなアーティストの曲を、Uruさんがピアノを弾かれて、歌も歌って、レコーディングしてるっていうので。確か、マイクで顔半分が見えないような感じにされてて、ろうそくの明かりか何かを焚いて、ちょっと白黒で、すごい雰囲気があって。歌詞と歌詞の行間で、Uruさんが目を横に持っていく瞬間がすごくいいんですよね。

小日向:そうそう、いいんだよね。

木村:それを、撮影現場で、こひさんから「木村くん。この『夜空ノムコウ』聴いたことある?」って言われて、「え? 誰ですか?」って言ったら、「Uruちゃんって言ってね。いいから観て、これ最高だから」って観させてもらって、「おー確かに」、「他にどんな曲歌ってんだろう?」、と。

小日向:たくさん歌ってるんだよね。

木村:尾崎豊さんの「OH MY LITTLE GIRL」だったりとか、本当に素敵な歌のカバーをされていて。もう1曲、「ライオンハート」とかもやってくれてたんですよ。で、「うわ、すごい素敵な人だな」っていうのがずっと残ってて、今に至るから、なんかすごい不思議なんですよ。
で、実際にお会いして…。

小日向:ここに座ったわけでしょ?

木村:座りました。

小日向:おお…! だけどUruさんもさ、まさか木村拓哉と2人でTOKYO FMのラジオでこうやって会話するなんて、夢にも思ってなかっただろうね。

木村:いやいや。それよりも、ドラマの主題歌もやってくれましたし、僕もその作品がすごい好きになって。
それこそ「風間公親」っていう作品をやらせてもらった時に、あのUruさんの「心得」っていう歌がすごい支えてくれたんです。マジで。
自分的にもすごい助かったし、Uruさんは色んなアーティストの方をカバーしてらっしゃいますけど、逆に、「心得」っていうUruさんの作品を自分がやったらどうなのかな、と思って。「カバーしてもいいですか?」っていうお話をさせてもらって、UruさんからOKをいただいて、自分のアルバムに入れたんですけど。

小日向:おお〜。

木村:あそこで、あのYouTubeを「観て観て」って言ってくれて、今の現状っていうのは、何か不思議ですよ。こひさんのああいうアンテナはどこにあるんですか? 全部YouTube?

小日向:全部YouTube。YouTubeはとにかく、音楽から映像も全部見れるじゃない。

木村:確かに。だって、映像配信コンテンツですからね。

小日向:そうだよね。あと、色んな政治的な座談会とかも観れるしさ。俺は今もう全部そこから情報を得てますから。

木村:あ、情報はそこからなんですか?

小日向:そう。あとはYahoo!ニュースぐらいだね。でも俺はYouTubeがものすごい。もう「明日撮影あってセリフ入れなきゃいけないのに、YouTube見る時間が必要だ!」っていう感じでさ。

木村:(笑)。いやね、こひさんがそのYouTubeから仕入れた情報を、本番の2秒前まで喋るんですよ。

小日向:(笑)。

木村:でも、僕からすると、愛おしくてしょうがないです。すごいですからね。もう完璧になるまで、台本に描かれている、能勢さんなら能勢さん、四方田さんなら四方田さん、「Believe」だったら磯田社長の、「一時一句、句読点すら、僕は変えたくないんだよ」って言って、ご自身で書かれたやつだったりとか、あとは切り取ったやつを必ず懐に入れて、もう最後の最後まで確認をして、それで「よし、よし」って言って、本番に挑まれるんですけど。
もうそれを見るたびに、俺はその紙を取りたくてしょうがなくなって…(笑)。

小日向:取るんですよ、それを(笑)。人のポケットから。「教場」で、生徒の前で取るんですよ、この人。

木村:(笑)。

小日向:「ちょっと、それ返してよ〜!」ってさ(笑)。それを生徒たちは、「この校長、何なんだ」って(笑)。

木村:(笑)。
そうか、ごめん。まだ一切Flowしてなかったね。この番組って、ゲストの方がどう人生をFlowしてきたか、っていうトークをしていくんですけど。こひさんの、皆が知らない部分ってあると思うんですよ。例えば、北海道出身だったり。

小日向:知ってるでしょ? Wikipediaで調べればすぐ出てくるよ。

木村:これ、俺知らなかったんです。18歳の時に、スキー事故で重症を負って、2年間で8回の手術を経験している。これ、何やったんですか?

小日向:そうそう。僕は18で高校卒業して、上京して、御茶ノ水のデザインの専門学校に入ったわけ。ほら、高校時代、勉強はできないけど油絵はずっと描いてたからさ、絵の方だから楽しくてしょうがなかったの。グラフィックデザインをやってたのね。
それでその冬休みに、同居してたうちの姉貴が「よし、明日から冬休み」って言って、「バスツアーで、群馬県の尾瀬スキー場に予約したからね」、「お〜、いいね!」って。ほら、北海道出身だから、毎年冬になったらスキーをするのが当たり前だったから。

木村:こひさんにとって、スキーに乗るっていうのは…。

小日向:当たり前。

木村:じゃあもう、その群馬のスキー場に行っても余裕だなっていう感じで。

小日向:ああ、余裕。ところが、やっぱりデザイン学校では課題に追われて、睡眠不足で、風邪もひいてたわけ。それでも群馬県に深夜バスで行って、風邪ひいてたんだけど朝も起こされて、スキー場に行って。で、リフトはうわーって並んでんの。
俺は兄貴に借りたメタルスキーっていうのを履いてたの。元々は、僕ら子供は皆、合板の板なの。ところが、メタルスキーっていうのは、ピヨヨヨンってなるようなぐらいに薄くて。それを兄貴に借りて、初めてメタルスキーを履いて、それでようやっとリフト乗って、「よし、行くぞ」って言って。
もうほら、子供の頃から滑り慣れてるから、すぐにさーっと降りて、ザー、ザー、ってやったんだけど、ガッツリアイスバーンだったの。で、メタルスキーのエッジを効かしてギャッてやった瞬間に、ザッ、って転んだの。その時に、足元をすくわれて、左手を体の下にして倒れたの。それが尋常な痛さじゃなかったから「うっ!」っと触ったら、肘から下のここが“くの字”になってたわけ。

木村:嘘でしょ? じゃあ、肘が2か所ある感じ?

小日向:そうそう。ここが折れたの。うちの姉貴が笑いながら、「文世、これから1日楽しむのに、何転んでんの〜〜(笑)」って言ったから、俺が「折れた〜」って言ったら、姉貴が「ええ〜〜!?(せっかくこれから楽しもうと思ってるのに)」っていう。
それから救助隊が来て、降ろされてさ。

木村:慣れてるからこその怪我、っていう感じがしますよね。

小日向:またね、兄貴に借りたスキーが滑りやすくて。ザー、ザー、ってエッジ効いてさ。アイスバーンだったからスバーッて滑って。

木村:北海道は、あんなアイスバーンはないですもんね。

小日向:もうパウダースノーだから。ふわーって。転んだって痛くないんだもん。それが、ガッチガチの氷の上に転んだ感じ。

木村:分かります。コンクリートみたいですもんね。

小日向:そう。それから僕の人生は狂ったんですよ。それで結局デザイン学校を休んで。話せば長くなるから端折るけど、そこから2年間の間に病院を3ヶ所転々としたの。やり直し、やり直し、で。

木村:え、やり直し?

小日向:そう。最初の手術が失敗して。で、最終的に3つ目の病院が、骨盤移植。

木村:嘘でしょ?

小日向:本当。だから俺、ここの骨盤へこんでんだから。あと、大腿部の筋を移植。

木村:嘘でしょ?

小日向:本当だよ。

木村:すごいっすね…。もう全然、そういうイメージないです。

小日向:だから俺は最後に「もうあなたは、肉体労働は無理です」って言われたの。結局その後に、写真学校に入ったんだけどね。それで写真学校卒業してから、芝居に目覚めて劇団に入って芝居に行ったんだけど。そこでもう転んだり色んなことやってたわけ。
だから、転んでなかったら、俺は多分今ここにいない。後で思うと、「お前の進む道は違うよ」って、転ばされた感じ。
で、22歳で文学座を受けて、簡単に落っこちたの。それで、「来年また受けりゃいいよな」と思ってアルバイトしてた時に、バイト先の社員の人が「小日向くんさ、文学座を受けて落っこちただろう?」って。「はい」って言ったら、「中村雅俊さんのコンサートを俺の知り合いが企画してやってるんだけど、そこのスタッフでやらないかな?」って。

木村:スタッフで?

小日向:うん、スタッフで。そしたら「中村雅俊さんのスタッフやってれば、来年、コネで文学座に入れるかもしれないぞ」って言われて、「あ、それいいですね! やります!」って言って。で、バイトを辞めて、中村雅俊さんのコンサートの企画をする会社に入って、そこでスタッフやったの。俺はね、コンサートではシャボン玉とドライアイス係なの(笑)。あとは中村さんの楽屋を自分が作って、終わった後、タクシーに乗せて出す、っていう係。

木村:そして、その後に劇団に入団をしたりとか、そこでお知り合いになった今の奥様とご結婚されたりとか。なのに、劇団が解散してしまったりとか。

小日向:そうそう。だから中村雅俊さんのスタッフをやった後に劇団に入って、そこに19年いて。で、劇団が解散して、ようやっと映像の仕事を始めた、と。その映像の仕事を始めたのが42歳です。

木村:その映像っていうのが?

小日向:今の事務所に入って、そこでテレビや映画の仕事を始めた。なかなか仕事はないですよ。子供ができたりしたけど。もう借金生活ですよ。
それが、47歳の時に、「HERO」ですよ。

木村:2001年。

小日向:そうです。それまでは全然食えないです。もう暇な時がいっぱいあったので、事務所に電話して、「何か仕事入ってないですかね?」なんていうことはいっぱいあったもん。

木村:へぇ〜。あの時、47歳だったんですね。その時、俺は28歳ですって!

小日向:だから、木村くんとは19歳違いか。

木村:そうですね。でも、唯一かもしれないです。こんな先輩で、緊張しないの(笑)。

小日向:(笑)。

[OA曲]
M.Can You Keep A Secret?/宇多田ヒカル

2025年12月14日Flow 第三百八十五回目「拓哉キャプテン × 小日向文世」Part1

今月のマンスリーゲストは、これまで数々のドラマ、映画で共演させていただている、俳優の小日向文世さん!
どんなトークセッションになるのか!? お楽しみに!


小日向さんに関しては、こんなメッセージを頂きました!

【山口県 ポンポンプリン 34歳 女性】
キャプテンこんにちは。初めてメッセージをします!
今日はこのFlowにゲストとして来ていただきたい方がいるのでメッセージしました。
昨年7月のマンスリーゲストでした、天海祐希さん主演の「緊急取調室」シリーズが、12月の映画をもってFINALとなります。
私はこのシリーズが好きで連続ドラマを欠かさず観ています。
そこで、このシリーズにレギュラーとしてずっと出演されとおり、キャプテンとも親交深い小日向文世さんを是非Flowのマンスリーゲストとして招待していただきたいです!
以前からキャプテンのお話を聞いていて、キャプテンと小日向さんとの掛け合いを聴きたかったのでメッセージをするなら今だと思いました。
よろしくお願いします。


木村:っていうメールを頂いてます。

小日向:この間、木村くんね…。

木村:はい。自分が「徹子の部屋」の番組収録にお邪魔して、スタジオに行ったら、「今日は天海さんとか、こひさんとか、皆『キントリ(緊急取調室)』の撮影でいらっしゃいますよ」って言われて、「じゃあ、後で行ってみよう」っていう話になって。それで、お邪魔したんですよ。
そしたら、前室に…スタジオの前のスペースにこひさんとか出演者の皆さんがいらっしゃって。それでこひさんと会えたから、もう僕はかなりリラックスモードになり。それで「天海さんって今…」って言ったら、「あ、今スタジオだよ」って言って教えてくれて。
でも一応、今から撮るシーンがちょっとメンタル重めだったりとか、ちょっとナーバスなシーンだったら嫌だな、と思って、こひさんに確認したら…(笑)、「このシーンは大丈夫だよ」って言って(笑)。

小日向:(笑)。

木村:そしたら「行こう、行こう」って言って、こひさんがセットの中に誘ってくれて。で、全「キントリ」のスタッフ…技術スタッフから何からもう本当に全スタッフがセットの中にいらっしゃって、カメラ前に天海さんが座ってらっしゃって…。あれ、空気的には結構緊迫してましたよね?

小日向:でもね、あの日、あそこは、「キントリ」のスタジオもあれば、「徹子の部屋」のスタジオもあるじゃない? それで、その日に来るゲストの名前が書いてあって、「え、今日は木村くん来るんだ!」って思って。
僕らの方が先に入って撮影してたから、「いつ来るの? いつ来るの?」って、「木村くんが来たら、絶対こっちに呼ぼう」って話してたの。だから、もうすごい待ってたの。天海ちゃんもすごい楽しみにしてたし。

木村:え、本当ですか?

小日向:うん。それでほら、あの時もさ、中に入ってったら、スタッフが全員「Believe」の時のスタッフだったでしょ?

木村:そうそう。

小日向:プロデューサー陣も皆「Believe」の時のプロデューサー陣だし。だから、「木村くんが『キントリ』の現場に来た!」って言うよりも、「また久しぶりにこっちのチームに来た」っていう感じだったよね。

木村:でも僕からすると、やっぱり出演者の方々も皆さん「うわ…」って言う。田中(哲司)さんが喫煙室からふって出て来られたりとか。

小日向:田中てっちゃんだって「Believe」で一緒だったもんね。

木村:そうそう、一緒でした。

木村:でも、セットに入っていって「さすがだな」って思ったことがあって。天海さんが「やっぱすげえ頭の回転だな」と思ったんですけど、その場で「久しぶり!」とか、「今日はあの番組の撮影でしょう?」とか、立ち話が始まるのではなく、「せっかくだったら、ちょっとあっちに行って貰っていいかしら?」って言って、カメラとかスタッフが一切いなかった取り調べ室の方に僕を誘導してくれて。
俺も「ここが、いつも取り調べで被疑者の人が座っている、窓を背にした“窓バック”のところか。皆そこに座ってんだな」、と思って、自分からそこに座ったら、天海さんが対面の椅子に座って。いきなり、即興の…(取り調べの芝居が始まった)。

小日向:いや、俺、木村くんもさすがだと思ったよ。だって普通に始まったじゃん。

木村:いや、「始まったじゃん」って、天海さんが始めるんですもん。

小日向:だから、それに合わせるのがすごいな、と思った。俺が逆の立場だったら、「いやいやいや! もういい!」って言って逃げたくなるもん。

木村:急に、「あなたは、仕事をいきなりタクシー運転手に変えて、それでアリバイが成立すると思ってるんですか?」っていうのがいきなり始まって。

小日向:すごいよね。

木村:「は? 別に逃げてるつもりじゃないですし、仕事してただけです」みたいな感じで始めたら、「はあ」ってため息つかれて。しばらくずっとやってましたね。そしたら、カメラマンさんとか技術のチーフの方が、簡易的なデジカメを持ってきて急に回し出したから、「それ、何に使うんですか?」って言って。
それで、しばらくわちゃわちゃ楽しい時間を過ごさせてもらった後に、なぜか知らないけど、僕が「キントリ」の出演者の皆さんと「集合写真撮らせてください」って言われて、「あ、はい…」ってなって、「お邪魔しました」って言って。
いやでも、すごい貴重な一瞬でした。

小日向:とってもいい時間だった。現場が中断されるっていう、「なんだ、今まで集中してやってたのに」とか、そんなの全くなくて、現場がとってもいい感じの空気感になって。

木村:そう言ってもらえて…。

小日向:穏やかな木村くんもね。やっぱり撮影がないからか何か知らないけど、すごいリラックスしてたしさ。

木村:いやでも、リラックスしてたっぽく見えるかもしれないですけど、やっぱり「徹子の部屋」さんの後はクタクタでしたよ。

小日向:だって、山田洋次さんも一緒だったんでしょ?

木村:はい、一緒でした。タイトルは「徹子の部屋」っていう番組タイトルですけど、久々にお邪魔してわかりました。あれは「テストの部屋」です(笑)。「合格か否か」っていう。

小日向:すげえ(笑)。

木村:「本当に頭の中には飴が入ってるんですか?」って聞いたら、「入ってますよ。でも、心の綺麗な人にしかあげませんけど」って言われて「はい、わかりました」って言って。「じゃあ、今いただけないってことは、アレっすよね?」って言ったら、「いや、まだわからないですからね」って言われて。で、最終的には…。

小日向:本当にここから出したの?

木村:耳後ろぐらいからスポッと出して、「はい。あなたは心が綺麗だからあげます」って仰って、ひと粒頂きました。

小日向:うわ、ちょっとそれ欲しいな。

木村:いや〜、心が綺麗な人しか貰えないらしいですからね。どうですかね?

小日向:(笑)。魔法の飴みたいだね。後ろから突然出すの?

木村:本当に。黒柳さんはずっといつもの定位置にお座りになられたままだったので、誰かが来て仕込むとか、1回はけて「ちょっと入れてもらえる?」みたいなタイミングとかは1回もないんですよ。

小日向:じゃあ入ってるんだ。

木村:俺も本当にびっくりして。もちろん、食べれないですよ。

小日向:とってある?

木村:ありますよ、この中に。

小日向:おお〜。でもそれは大事にした方がいい。御守りに。

木村:そうですね。
あの、話が脱線しまくりなんですけど。オープニングで軽く触れさせて頂いたんですが、もう本当に小日向さんとは色んな作品で共演させて頂いております。
2001年…24年前か。「HERO」のテレビドラマで初めてご一緒させて頂いて、2007年の劇場版だったり、2014年の第2期の「HERO」だったりとか、そのあとの2015年、また劇場版の「HERO」でご一緒して。2019年「マスカレード・ホテル」、2021年「マスカレード・ナイト」。そして2020年に「教場」、2021年「教場II」、2023年、「風間公親−教場0−」っていう。
そして2024年に…、これはまたちょっと今までのこひさんとの役の設定がガラッと変わりました。「Believe−君にかける橋−」というテレビ朝日さんのドラマで。もう、あの時のこひさんはきつかったですね。磯田社長。

小日向:木村さんとご一緒するやつって、大抵シリーズ化するって言うかさ。だから、「HERO」の最初から24年経つんだけど、種類的には、「HERO」、「マスカレード」、「教場」でしょ? この3種類なの。ただそれぞれが結構長きに渡って…。

木村:そうですね。本数も多いですもんね。

小日向:そうなの。だから「Believe」が、そういう意味では初めて木村くんと違う感じで共演できたな、っていう感じで、あれはすごい新鮮だった。ちょっと対立するじゃん。

木村:いやいや、「対立」どころじゃなかったですよ。本当にもう、すげーえげつない社長の役やってましたからね。

小日向:(笑)。最後の面会室の、あそこのシーンもすごい。

木村:逆だったんですよね。

小日向:そうそう。木村くんが留置されてるのかと思ったら、実は俺だった、っていうね。

木村:狩山陸の方が面会に来てるっていう。

小日向:木村くんとああいうふうにお芝居できたのはすごい新鮮だった。

木村:でも、割とワードの量が…「マスカレード」も多いんですよね。こひさんの役の能勢さん。能勢さんのセリフ量も結構あって。

小日向:あれも新鮮だったね。やっぱり「HERO」の木村くんの役が久利生で、俺の役が…末次ね。だからさ、そういう関係でずっとやってたから、「マスカレード」の能勢って役はすごい新鮮だった。ちょっと年上の刑事でね。あれは面白かったな。

木村:先輩風を吹かせないんだけど、「わかりますよね?」っていう、常にトスバッティングのトスを上げてくれる先輩刑事、っていう感じでやってくれてましたね。

小日向:例えが上手いな〜(笑)。

木村:そして今回もご一緒させて頂いております。2026年に2部作として公開になります、「教場」。前編が「Reunion」。そして、後編が「Requiem」。

小日向:これね、誰だったっけな? 試写室で前編を観た人が…。

木村:「Reunion」をもう観たの?

小日向:まだ編集段階でざっと繋げたやつだと思うんだけど、「すごい良かった」って言ってたよ。

木村:へえ〜。

小日向:それで、あんまりこれを言うとアレだけど、“あそこ”が効いてるらしいのよ。

木村:あそこ、効いてたんですか。

小日向:あれが効いてるらしい。今、予告出てるでしょ?

木村:予告は流れましたね。ティザー映像みたいなやつ。

小日向:すごいいいよね。教場の生徒たちの、バッ! やっぱりあれは決まってるね。

木村:だって、あれができるまでやりますから(笑)。

小日向:そうでしょ。やっぱりあれにこだわる感じが予告編に出てる。すごい! あれ、実際の教場では、あそこまで揃わないよね、きっと。

木村:自分も1作目、2020年の「教場」をやらせて頂く際に、実は見に行ったんですよ。

小日向:それは、木村くんが来てるってことは内緒にして?

木村:はい。学校長にはアポイントを取らせて頂いて。

小日向:それでどうやって見たの?

木村:実際に授業中の感じを廊下からこっそり。あと、銃剣道の授業、逮捕術だったりとか、あと点検だったりとか。

小日向:どうだった?

木村:僕らが作らせていただいてる「教場」っていう、長岡さんが原作で作ってくださってるあの世界観って、それこそ35年前ぐらいの警察学校で。

小日向:それまでは続いてた感じ?

木村:作品の中でもワードで出てきますけど、「ふるいにかける場所」っていうことで、僕らは作らせてもらってるじゃないですか。なんですけど、現在の警察学校っていうのは、「ふるいにかける」というよりかは、「いかに皆が途中で諦めることなく、最後まで育成し世に送り出すか」っていう方針らしいので。

小日向:育てるって感じだ。なるほどね。

木村:その時お邪魔した際の学校長にも「僕もこの作品は読んでますけど、今現在は違いますよ」っていうことはちゃんと言われました。

小日向:じゃあ風間みたいな人はもういないんだね。

木村:あれはヤバいんじゃないですか?

小日向:ね。俺が風間公親っていう役を演じることは絶対にないと思うけど、俺だったら絶対駄目だろうね。

木村:何でですか(笑)。

小日向:いや、駄目だよ! 多分あんな空気は作れないもん(笑)。

木村:いやでも、北野監督の作品に出てくる、「先輩、勘弁してくださいよ」って言ってから、急におっかねえ刑事になるあの瞬間とか、相当怖いっすよ。

小日向:(笑)。ちょっとあれは特別だったね(笑)。

[OA曲]
なし

2025年12月07日Flow 第三百八十四回目

今週は、みなさんから頂いたメッセージをご紹介します!
まずは、先日公開された映画「TOKYOタクシー」を観て頂いた皆さんから感想のメールを沢山頂きました!


【埼玉県 みき 37歳 女性】
キャプテンこんばんバーーン!
完成披露試写会にご招待いただいたので、一足お先に「TOKYOタクシー」を拝見いたしました。
人として誰しもが感じ、背負うであろう事がたくさん散りばめられた作品に共感し、自然と笑顔や涙に変換されていました。
人間性の深い山田洋次監督を筆頭に皆様の細かい描写も素敵でした。
【生きてきた道と生きていく道を、ふたりで走る】という言葉で、今の私の人生にそっと寄り添い、最後は背中を押してくれているような気持ちになりました。
今も余韻に浸っています。幸せな時間をありがとうございました。
公開したら絶対にまた乗車しにいきます!


木村:嬉しいですね。

そしてもう1通!

【埼玉県 フミロック 47歳 男性】
キャプテン、こんにちは!
第38回東京国際映画祭センターピース作品として、『TOKYOタクシー』ひと足早く受け取りました。
東京の街並みを、キャプテンの運転で、倍賞さんと一緒に旅をしている気分になりました。
トークセッションでの「映画への愛情」、特に映画館に人が集まって、みんなで同じ時間を共有することへの喜びについて、山田監督のコメントが印象に残ってます。
沢山のスタッフとキャストが、ものすごい情熱を持って作った作品の受け取る場所が変わってきているなか、劇場で、おっきなスクリーンで、沢山の人たちで共有することが、ほんとに奇跡なんだなと感じました。
浩二とすみれさんのような巡り合わせのように、素敵な作品に引き合わせてくれて、ありがとうございました!
改めて公開されましたら、映画館にて、再乗車させていただきます!


木村:これまた嬉しいですね。
今回の「TOKYOタクシー」の公開前に、大阪に一緒にお邪魔させて頂いたり、東京国際映画祭の方でちょっとスクリーンの前に上がらせて頂いたりしたんですけど。
僕も、フミロックが言ってる山田監督のあの感じ、「僕たちは映画を作ってる時に、皆が大きなスクリーンで見てくれるものを作ろうと思ってるんだよ」っていう熱量って言うか、作り手側の「こういうふうに思って作ったらどうだろうか」っていう、監督としてのモチベーション。それを同じステージに上がらせて頂いて、監督の言葉を聞いた時に感じて、「おお…」っていう。

だから僕も言ったんですよ。今はいろんな配信コンテンツがあるし、自宅にいながらも、自分の好きなタイミングで好きなものを選んで観る、っていうことが可能な世の中なんだけど、あの特別な大きさのスクリーンで、あれだけの大音量で、しかも、自分とスクリーンっていう対峙ではなく、客席とスクリーンっていう、他者と共感・共有している瞬間の奇跡っていう、それ自体を監督は「奇跡」って言っちゃうんだ、っていう。まあ今の時代だからだろうなっていうのもあったんですけど。何か結構思う部分がいっぱいありましたね。
浩二のような、働いてらっしゃる方たちが少しでも報われるような世の中になってもらいたい、っていう、監督だからこそ言えることなのかな、とも思ったんですけど。
もちろん僕は役としてその立ち位置に立たせてもらってますけど、監督だからこそ言える視点なのかな、っていうふうに思いましたね。

是非、現在公開中ですので、「TOKYOタクシー」の方、受け取って欲しいと思います。よろしくお願いします。

続いてのメッセージはコチラ!

【宮城県 なっちゃん 46歳 女性】
キャプテンこんにちは!
10月5日の放送を聴いて、ご自身の声が好きではないというあかねさんにお伝えしたいことがありメッセージします。
私もずっと自分の声が嫌いでした。
しかし中学生の時から夢はアナウンサーで、高校時代は放送部に入り頑張っていましたが、いつも私が担当の日の朝礼後には副顧問のシスターがすぐ飛んできて「今日の担当誰?声も変だしイントネーションも下手すぎる!練習きちんとしなさいよ!」と言われていました。
当時は「すみませ〜ん!」と笑いながらも、内心はこの言葉が私を奮い立たせてくれて、実は今ラジオ番組のパーソナリティをしています。
ずっとラジオが好きで、とあるラジオ番組の常連になり、リスナー参加型の企画に参加してDJさんに「変な声じゃないよ!素敵だよ!」と言って頂き、自信がついたのも良い思い出です。
あかねさん、是非、ご自身の声を自分だけで嫌だと判断なさらないでください!!
きっと誰かは素敵だと思ってくれています!


木村:すごいっすね。このラジオが皆の掲示板みたいになってますね。これはいい掲示板だね。ちょっと似た悩みを乗り越えたリスナーから、こうやってあかねに対してメッセージが届いてますけど。
声があるから、きっと自分の色んな気持ちだったりとか(届けられるし)、また相手の気持ちも、思いも、感情も、届いてくるわけだし。

でもどっちかって言うと僕も、こうやって「本番!」っていう言葉でスイッチ入って色んなことを喋らせてもらったりしてますけど、正直、嫌いかも。好きではないかも。あと、第一者・二者だから、それこそソフトになった時に、一応という形で観たり、聴いたり、っていうことがあるんですけど、その時に「うわぁ、いいな〜」って一度も思ったことないですね(笑)。本気でないです。

だから、「こういうふうにしよう」って思って言ってるのはそんなにないかもな。その状況になって、その立ち位置に立ってみて、例えばこのラジオだったら、何も考えずに今思ってることをそのまま声にしてるだけだと思うんですけど。
レコーディングみたいな作業になったりとかすると、メロディーがあったり、テンポがあったりするので、やりながら、ピッチずれたなっていうのは自分で分かるじゃないですか。でもその時に、「すいません」って言いながら「もう一回お願いします」ってやってますが、かと言って、聴き返した時に、「いいな〜」とか、一度も思ったことないですね。

だからあかねとちょっと近しいかも知れないけど、それこそ、本当に皆さんが「耳触りがいい」とか、「キャプテンのラジオを聴きながら横になってると寝れます」とか(笑)。別に俺、環境音楽じゃないっていう(笑)。川のせせらぎみたいになっちゃってますけど、「落ち着く声してますね」とか言ってくれたのを逆に自分で確認させてもらって、「あ、そうなんだ」っていう、それだけかな。だから、声を作るっていうこともあんまり考えたことないし。

きっとこのTOKYO FMさんにお邪魔するようになってからは、「あいつ、若干鼻風邪くらってんじゃねーの?」みたいな時は、多分そのまま喋ってますし。全国38局ネットでやらせて頂いてると、コンディションもバレバレなのかなっていう感じはしますけども。
引き続き、こんな声でお届けさせて頂くので、以後、よろしくお願いします。

先月11月13日が誕生日だったということで、番組にもたくさんのHappy Birthdayメッセージが届きました!ありがとうございます!
1通コチラのメッセージをご紹介します。


【愛知県 ねこの耳 55歳 女性】
拓哉キャプテンお誕生日おめでとうございます!
そして、キャプテン表紙のan・anも発売されましたね!
初めて1995年に表紙を飾った時から30年。確実に歳を重ねているはずなのに、改めて見比べてみると全然変わらない姿で見えない努力を感じます。
キャプテンの歴史が詰まった表紙でとても素敵でした。
今回は53になった歳に53号目ということで、さらなる更新を楽しみにこれからもキャプテンの魅力を見守り続けたいと思います。


木村:嬉しいですね。こうやって温かく、ちょっと母性を感じるメールを頂きましたが。

この間、出来上がったのが移動車に置いてあったので、ちらっと見た程度ですけど(笑)。でも色んな機会を与えて頂いた、っていうことには、素直に感謝ですし、またその雑誌の風潮と言うか、その雑誌が今捉えてるものって何だろう?っていう、雑誌特有のアンテナの周波数ってあるじゃないですか。そこに自分が多く関われたっていうのは、単純に嬉しく思うし、胸張れるなとは思うんですけど。
ねこの耳さんが仰るように、更なる更新ができないと、きっとまたそこには関わることができないんだろうな、とも思いますし。
表紙目的でやるわけではないんですけども、以後、自分自身が少しでも更新できるように、「木村さ〜〜ん!」も含め、楽しんでいきたいなと思います(笑)。

本当にたくさんの祝福メッセージ、バースデーメッセージがこちらに届いております。本当にありがとうございました。
お互いに、元気にいったろうと思ってますし、皆さんもいったってください。
皆さんからの「サンテ」、本当にありがとうございました。

[OA曲]
M.Sante/山下達郎

2025年11月30日Flow 第三百八十三回目「拓哉キャプテン × 倍賞千恵子」Part4

今月のマンスリーゲストは、現在公開中の映画「TOKYOタクシー」で共演させていただいた、倍賞千恵子さんです。
倍賞さんとのトークも今週が最後! 倍賞さんにとっての「人生の1曲」も伺います!


木村:178本出演された中で70本が、山田監督作品。

倍賞:そうだね。

木村:すごいっすね。「男はつらいよ」っていうシリーズの、いつも大げさなことを言いまくってるお兄ちゃんに対して「お兄ちゃん!」って言うさくらさん。さくらさんがいなかったら、あのお話は成立してないですもんね。

倍賞:そうかな?

木村:誰もツッコミがいないですもんね。

倍賞:そうか。そうね、博さんがきちんと言ったりとか、おいちゃんは頭ごなしに「馬鹿なんだから!」って言ったりとか。

木村:でも他人じゃないですか。

倍賞:そうだね。でも、そうね、ツッコミはやっぱりさくらさんだったね。

木村:血の繋がったツッコミをされてたのってさくらさんだけかなって僕は思ってて。その人がいなかったら、たぶんお兄ちゃんも好き放題できないし、たぶんそのつど叱ってくれる妹がいてくれるから、一瞬、自分がやらかしたことに「あ〜!」って思うんだけど、「思いました。(まる)」で終わらない。だから、次の作品がどんどんできるんでしょうね。

倍賞:そうだね、きっと。

木村:で、綺麗な人見りゃ、すぐ好きなって(笑)。

倍賞:そうそう(笑)。いいよね(笑)。

木村:1970年の「家族」だったり、1972年の「故郷」、あと「遙かなる山の呼び声」、そして、「幸福の黄色いハンカチ」っていう。

倍賞:一時、「家族」とか「遥かなる…」もそうだったな。「男はつらいよ」を撮りながら、撮影してたのね。

木村:並行して?

倍賞:並行して。九州から北海道まで5人の家族が移動していく話だから、夏に行って、冬の雪の解け始めに間に合うように九州を出て、って言うから、ここで夏のシーンを撮って、こっちの雪解けに間に合うように、みたいな。そんなふうにして行ったり来たりしながら、その間に「男はつらいよ」を撮って、「あ、雪が解けるから、東北から行こう」なんて、そういうふうにして撮ってたな、あの頃。

木村:じゃあ、山田監督恒例の“順撮り”っていうのではなく?

倍賞:うん。一応順撮りだから、こっちから夏なんだけども、雪解けに合わせて行くとか。

木村:ゴールを、季節に合わせて。

倍賞:そう。

木村:すげえな。「雪解けに合わせて撮影を開始するよ」っていう。

倍賞:で、真ん中で「男はつらいよ」を撮って。よくやってたわね。

木村:雪解けにはドンピシャで嵌まったんですか?

倍賞:そうそう。嵌まりましたね。
この間の「TOKYOタクシー」は(車窓の景色は)スクリーンが動いてくれたけど、「家族」という映画は汽車の中が多かったの。で、私が子ども2人、乳飲み子と、それからもう1人ヨチヨチ歩きの男の子を抱えて。いつも抱っこしながら手を引っ張って、ずっとウロウロしていて。
それで、岡山か何かで停車が長いっていうんで、子どもたちがむずがったから、赤ちゃんを抱えて、その手を引いて、ホームに出てたの。ホームの端っこの方にいたら、突然山田さんに「帰れ! 戻れ!」って言われて、そしたら「ピー!」って、(山田監督が)もうドアが閉まりそうになったのを必死になって押さえていて。慌てて子どもの手を引いて、抱っこしながら走ってって。
今の話は、山田さんがドアを押さえてくれたから、赤ちゃんも子どもも無事にちゃんと乗れて、また撮影ができたんだけど。
そういうふうにやりながら撮っていったんだけど、汽車の中だから、いつも景色が動いてるわけ。

木村:確かに。

倍賞:その後、「向こう側に海が見えた時を撮りたい」っていうシーンがあって。見ていて、「あ、今だ」と思って、「さ、本番、本番! 行くよ、本番!」っていう時に、「あの船、邪魔だ! どかせ!」って言いながら(笑)。動いてる景色だから戻ってはくれないし、もうすぐに過ぎちゃうし、飛行機なんか飛んでると、「あれ邪魔だ!」って言ったり。
そういうふうにしながら、「TOKYOタクシー」と違って、天候とか、動く景色にも惑わされながら撮影してました。

木村:ある意味、完全なるロードムービーですよね。

倍賞:そう。「TOKYOタクシー」はさ、車の中がゆったりしてたじゃない。「家族」っていう映画は、ちょっと移動する機会があった時、とても小さい車でぎゅうぎゅう詰めに乗れるだけ乗って、カメラマンも乗って。運転手は本職の人がやって、私の肩だけなめて、それで肩なめで後ろに乗ってる前田吟ちゃんの手が入らなきゃいけなかったんです(笑)。
それでみんなぎゅうぎゅう詰めで、「本番行くよ!」って山田さんが言ってる中で、誰もその手を出せないから、山田さんの手が出演して。その“指差す手”っていうのは、山田さんの手が今でも映ってるの。

木村:そうなんですか!

倍賞:うん。景色はそのちっちゃい車のまま、私の肩なめで移動してくっていうの。

木村:今、「家族」っていう作品のお話が出ましたけど、「九州弁を徹底的にマスターして」って監督から言われて、日常会話も九州弁以外は全て禁止にしたんですか?

倍賞:そう。九州弁を教える人がいて。

木村:方言指導の?

倍賞:方言指導の人が常にいて。撮影が終わったから井川比佐志さんとちょっとお茶飲みに行こうかって言っても、いつも(方言指導の方が)いるから、普段でも喋ってると直されるのよ。こういうふうに今話してることでも、「そこのところはアクセントがこうです」って。
なんでそんなことしたか、って言ったら、「隠し撮りをしなきゃいけない時に、もし撮影中に人に話しかけられてしまったら、九州弁で応えてください」って(言われた)。だから普段からこうやってお茶を飲んでても、ここで直す方言指導の人がいるわけ。それで「今のとこ違います。こういうアクセントになります」、「よかったとじゃなかったとやろかね」って。これ一番最初に覚えたんだけど(笑)。
わかる? 「父ちゃん、よかったとじゃなかったとやろかね」っていう。

木村:要はメロディーですよね。

倍賞:これは「まあいいんじゃないの?」っていう意味だけどね。
結構長い期間、そういうふうに九州弁で喋ってたから、九州弁が抜けなくなっちゃったの。本当に、何でも話しかけられたら九州弁で喋ってたし。
ちょうど、前の(大阪)万博をやってたのね。その万博の一番人通りの多いところで、カメラマンは自分のジャンパーの中にカメラを隠して、照明さんもみんなそれぞれが全部隠して。「もし監督が台本を丸めて、上に上げたら、そこに集まって撮りますから」って言われて。

木村:それ、もう今ではあんまり現場では言わないですけど、“ゲリラ”ってやつですよ。

倍賞:そう。
笠智衆さんも自分の荷物を持って、私は赤ちゃんをおんぶして、荷物持って、子どもの手を引いて、井川さんもみんなバラバラのとこにいて。ただ監督が見えるところにだけはいて、それで監督が台本を上げたら、みんながバーって寄って行って、バッとカメラを出して、ワーッと撮って。そんなことやってた。

木村:嘘でしょ? すげえ…。

倍賞:「そういう時に話しかけられたら、九州弁で答えてください」って言われてたの。

木村:うわぁ。

倍賞:でも、九州弁は、私は割と好きだったな。
最後のセリフなんか好きで、何となく今でも覚えてて、話が出た時とか、コンサートでよく九州弁で喋ってみたりするんだけど、だいぶ薄れてきちゃったけどね。そのぐらい身に入っちゃって、なかなかその言葉も抜けていかなかったね。

木村:やっぱり倍賞さんには、方言と言うよりもメロディーが残ってるんでしょうね。音が。

倍賞:そうかもしれない。

木村:たぶん音大生だったら今のフレーズを全部音階で言えると思うんですけど、たぶんそれが入っちゃってるんじゃないかな、って。
だって倍賞さんって、鼻歌が1回も外れたことないんですよ。「TOKYOタクシー」の劇中でも一瞬ふって口ずさむようなシーンもあるんですけど、それこそプライベートでスタッフのおうちにお邪魔して「ちょっと歌う?」みたいな流れになって歌われた時とか。びっくりするぐらい、1回も外れないんですよ。

倍賞:そうかなぁ? そんなことないよ。大体外れてる女だから(笑)。

木村:いや! でも、お話させていただいた、NHKの「のど自慢」でスタートしたっていうところ。“のど自慢荒らし”っていうふうに呼ばれてたらしいんですけど、そこに全部答えがあるんだなって思いましたね。

倍賞:よく車に乗ってて、ふっと何かを見ると、すぐ歌になっちゃうの。北海道なんかに行くと、友達の家にご飯を食べに行った帰りに、北海道は特に空とかよく見るんだけども、月が満月だったり、三日月だったり、星がいっぱいで零れてきそうだったり、っていうと、星の歌が出てきたりとか(笑)。すぐ、何かの拍子に歌になって歌いたくなっちゃう。

木村:それは現存してる歌ですか?

倍賞:そう。自分が作るんじゃなくて。作っちゃう時もあるけど(笑)。

木村:(笑)。
それで、ちょっと表現方法は変化するんですけど、2004年に宮崎駿監督の「ハウルの動く城」でご一緒させていただいてるんですけども。
ソフィーを倍賞さんがやってくださって、ありがとうございました。

倍賞:いや、あの時はほら、ずっと1人でアフレコってやってたでしょ? 私も1人でつまんないなと思って、「なんで1人でやるんだろう?」って。「木村拓哉さんって素敵な人と、初めて仕事をするのに、一度も会わないでこんな1人でアフレコするの?」って(プロデューサーの)鈴木さんに言ったんですよ。それで「わかりました」って言って、1日、2人のシーンを作ってくださって、アフレコさせていただいたんですよね。
その時はどんなお気持ちでした?(笑)

木村:とんでもない気持ちでした。

倍賞:いや私も、ドキドキしてました。

木村:いや嘘ですよ。

倍賞:いや本当よ。「すごいいい声だな」ってすごい思った。

木村:それ、今まで聞いてないっすよ(笑)。

倍賞:(笑)。そうだっけ? 「うわー、すごいいい声」と思って。
「こういう声だったんだっけか」って思った。普段よ。普段何かを喋っている時に、そう思った。お芝居の時にどうの、っていうんじゃないんだけど、普段そうだったし、「わ、いい子だな」と思った。

木村:本当ですか?

倍賞:うん、早く言えばよかったね。

木村:そうですね(笑)。

倍賞:(笑)。

木村:今月は、マンスリーゲストに倍賞千恵子さんをお迎えしてお送りしてきました。山田洋次監督91作目の「TOKYOタクシー」には、 もちろん倍賞さん、そして蒼井優さん、迫田さん、優香ちゃんだったり、中島瑠菜さんだったり、イ・ジュニョンさんだったり(が出演)。
現在公開中ということで、ぜひ皆さんに受け取ってほしいと思います。

倍賞:はい。

木村:この番組、いつもゲストの方に「人生の1曲」っていうものを伺わせてもらってるんですけど、伺っていいですか? 倍賞千恵子さんにとっての「人生の1曲」って何になりますか?

倍賞:やっぱり「下町の太陽」かな。

木村:おお!

倍賞:私のこの、芸能界と言うか、歌ったり演じたりする仕事を決めてくれた、っていう歌なのかな。だから好きとか嫌いとかっていうよりも、やっぱり自分にとって1つの大切なもの、大切な歌なのかな。「これからも歌っていこうかな」とか「これから役者としてやっていこうかな」って思えるようなきっかけを与えてくれた。今まで自分の夢とか何か思わなかったんだけど、「下町の太陽」によって「そうだ、俳優さんってなってみようかな」とかね、そんなふうに思えたのが、この「下町の太陽」なのかな。

木村:なるほど。ありがとうございます。

[OA曲]
M.下町の太陽/倍賞千恵子


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