木村拓哉 Flow - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

木村拓哉 Flow - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

2021年06月20日Flow 第百五十一回目「拓哉キャプテン × ミキ」Part3

今月6月のゲストは、兄・昴生、弟・亜生の兄弟お笑いコンビ・ミキのお2人。
今週はお兄ちゃん・昴生の人生の1曲も伺います。ここでしか聞けないトーク、お楽しみに!


昴生:木村さん、この業界に入って、“この人に会ってみたい!”って思ってた人に会ったことあります?

木村:いたいた!

昴生:どなたですか?

木村:“会いたかった”っていうので会えたのは…えー、でもやっぱ…急に振られるとドキッとするな。

昴生:僕はもうダウンタウンさん、さんまさんと、そして木村拓哉さん。あと1人、カズさん、三浦知良さん。この方だけまだ会えてなくて。もうダウンタウンさん、さんまさん、木村さんには会えて、正直リーチかかってるんですよ。だからカズさんで早くビンゴを達成したい。

木村:俺はね…そうね。でもやっぱたけしさん、さんまさん、タモリさんっていう。元々興味なかったから。

昴生:この業界ですか?

木村:うん。どちらかというとアンチだったんですよ。

昴生:「なんや、芸能界」みたいなことですか?

木村:「なんや、芸能界」っていうよりかは、「なんや、アイドル」?

ミキ:あ〜。

昴生:それで一発目「Can't Stop!! -LOVING-」ようあれ歌ってましたね! あんな雨の中。

木村:いや本当そう思いますよ。

ミキ:(笑)。どういう気持ちやったんですか?

木村:多分、100%ではなかったと思う。

亜生:ちょっと自分を俯瞰で見るぐらいの感じですかね。やりながら。

木村:まあ、そうね。あのね、100ではなかった理由はね、“なんでこんなどしゃ降りの中でやるの?”っていう。

ミキ:(笑)。

木村:すんごい思ってた。

昴生:上からも水で下もプールやから水じゃないですか。あんな水浸しのアイドルいないですよ、ほんまに。ビッシャビシャ。

木村:でもね、ちょっと、“まあこれだったらいっかな”って思ったのは、来てくれた女の子がみんな水着だったんですよ。

昴生:(笑)。だからみんな雨の中でもあの笑顔か。謎解けたわ!

木村:それは…もう微笑むでしょ。

ミキ:(笑)。確かに!

木村:自分たちが出た番組とか見ます?

昴生:僕はけっこう見ます。自分で答え合わせします。“あ、ここ使わはるんや”とか“あれ、これ使われてない”みたいな答え合わせが好きです、僕は。

亜生:だから、(昴生は)僕の番組とかも見てるんで。僕が1人で出たりとか…ドラマとかもそうです。色々。

昴生:だから『帰れま10』(テレビ朝日系)とか師匠と出させてもらったやつも、“えっ! ここの師匠と僕のコンビネーション最高だったのにな…”みたいのとかはあります。

木村:へえ〜。見るんだ。

ミキ:師匠は見ます?

木村:あんま見ないですね。

昴生:えー!

亜生:一緒一緒。俺も。

昴生:いや、見た方がいいですよ。めちゃくちゃカッコいいっすよ。

木村:いや、あんま見ないですね。ドラマとかそういうのは、どういう風に出来上がったのかなってので見ますけど、“あそこを切られてる”“使ってねーじゃん”っていう感覚はないですね。

亜生:バラエティとかトークとかで出た時は、あんまり見ないってことですか?

木村:あんまり見ないかな。

昴生:けっこう残ってるんですよね、やっぱ。やりながら“あ、ここはウケたな”みたいな。“ここはけっこう自分の中でいい感じでできたな”って。

木村:あ、そういうのない!

昴生:えぇ! …って言いながら、僕も最近はやっぱそういうのあんまり見ぃひんようにしようかなとは思って…。

木村:(笑)。

亜生:1人だけ流派が違うな!

昴生:いや、一緒やねん。最近はそうなってきたんですよ。

木村:なんで?

昴生:なんかちょっとずつ(師匠と流派が)違うのが嫌になってきたんですよ。

木村・亜生:(笑)。

亜生:僕もちなみに見ないというか…。

昴生:嘘つけ!コイツ…!

木村:ドラマは見るでしょ?

亜生:ドラマは見ます。ドラマは見て、自分のスベったとこは見ます。あかんかったなとか、あれがオンエアされてなんでこれがあかんかったんかっていうのは見ますけど、ウケたところは覚えてないんで、見ないです。

昴生:師匠はドラマは見ます?

木村:ドラマは見ます。“まあいろんなカット撮影したけど、あー結局…そっかそっか、これがこうなったか”っていう。

昴生:僕もドラマ出させてもらいましたけど、ドラマって大変ですね!

亜生:すごいですわ!

昴生:最初に、僕、佐藤健さんと同じドラマに出させてもらったんですけど、「カット!」ってかかったら、佐藤健さんが、奥に大きいモニターがあって、そこにパッと自分の芝居を見に行かはったんですよ。見に行かはったんで、“あ、見に行くもんなんや”と思ったんですよ。

木村:でも、それは好き好きですよ。

昴生:そうですよね。でも僕は勝手がわからへんから、見に行くもんなんやなと思って、佐藤健さんにバーっとついて行ったんですよ。そしたら、それを見に行ったの僕と佐藤健さんだけやったんですよ。それ初めての(ドラマの)現場じゃないですか。全員が“一言も喋ってへんくせに、何をお前がモニターチェックしてんだ”みたいな空気で、めちゃくちゃ恥ずかしかったです。

木村・亜生:(笑)。

木村:僕は逆に見に行かない派です。モニター。

ミキ:えー!

木村:もう監督が「OK」って言ったら、“あ、OKなんだ”って。1回も見ないです。だから初めて見るのは、(シーンが)繋がって、完パケっていうスタッフが焼いてくれたDVDみたいなやつ、あれで初めて見ますね。

亜生:今までずっとそうですか?

木村:ほぼそうです。現場で見ないです。

ミキ:え〜! 『ラブジェネ』(ラブ ジェネレーション:フジテレビ系列)も!?

木村:(現場で)見てないです(笑)。

昴生:あれ見てないんや〜。良かったですよ?

木村:いや「良かったです」っておかしいでしょ(笑)。繋がったのは見ましたよ。

昴生:月9の恋愛ドラマの中で、1番です。ラブジェネ。あんなシンプルな…今じゃ考えられないんですよ。会社員同士の恋愛。今なんていろんなキャラ乗っかってるじゃないですか。ただの会社員の恋愛ですよ。

木村:そうですね。

昴生:そうでしょ? あんなんありえへんもん。

木村:でもね、俺は、あの最終回の撮影やってる時に、牡蠣にあたったんですよ。

ミキ:え!?

木村:牡蠣にあたって腹壊して(笑)。

昴生:どこのシーン? 長野の松(たか子)さん(演じるヒロイン・上杉理子)の実家に行ってたとこらへん?

木村:ううん。渋谷の駅前の映画館。

昴生:えっ! ほんまにラストやん!!

木村:そう。もうほんっとに、最後の最後のシーンを撮ってる時に。その時に牡蠣にあたって、ぶっ倒れてたんですよ。もうワンカットごとに、当時あったメイク車っていうのに乗り込んで、倒れてました。

亜生:うわ!

昴生:ハイ、これもうラブジェネファン、僕に絶対感謝してや。こんなん聞かれへん。

亜生:この裏話は聞かれへんね!

昴生:はい、僕が出しました。これは感謝してください。木村拓哉ファン、感謝してください。

亜生:その上でもう1回見たいな。

木村:まあ、スケジュール的には、あの映画館の前のシーンを撮影して、で、また次の日に渋谷ビデオスタジオっていう所に入って、彼女の実家のお父さん達とお鍋を食べるってシーンがあったんですよ。

昴生:あった! (理子が)お見合いするんだけど、それを(木村拓哉演じる)哲平が止めに行くのよ。

木村:そのシーンを撮らなきゃいけないって言って、でも自分は腹を壊してるし、“食えるかな〜”って思って。で、お父さんお母さんがよそってくれたやつを自分が「いただきます」って言って食べるシーンだったんで、“いや、これいけるかなぁ?”と思って。で、早めにセットに入って、“何鍋なんだろう”と思ってチェックしたら、本当にね、牡蠣にあたった俺としては1番見たくない牡蠣が、沸騰したお出汁の中をトゥルンって、上がってきたのが見えて。

ミキ:(笑)。

木村:“ヤバイなこれ。誘われたらどうしよう!?”と思ったんだけど、まあ本番ではちょっとだけ染みた大根とか。

昴生:でも、あのシーンでは逆にその苦しみが良かったです。帰って見よ!

木村:見なくていい!

亜生:前日に牡蠣にあたって、次のシーンが牡蠣鍋だったからあの…! すばらしい!

木村:すばらしくない(笑)。何で俺の話になってんの?(笑)

昴生:いや、僕、聞きたいこといっぱいある! 『ラブジェネ』ほんとに好きなんですよ!

木村:なんでラブジェネの話になったの?

昴生:好きだから。

木村:(笑)。返し0点!

昴生:弟子に冷たい師匠やで、ほんまに。

木村:あの、2人は京都出身で、で、吉本さんからデビューしてますけども、2019年の4月以降って、拠点を東京に移してますよね。どうですか?

昴生:大阪におった時、東京でもいっぱい仕事をもらってて、本当にプライベートの時間がなかったんですよ。もう新幹線毎日乗って…みたいな。

亜生:往復で5時間取られるんで。

昴生:それでもう、ほとんど働きっぱなしみたいな状況やったんで、これを何とかせなアカンなと思って、いったん東京に来たら落ち着くかなと思って、で、東京に来て落ち着いたんで、今はすごい過ごしやすくなってます。

亜生:色々プライベートも充実して。

木村:その充実した感じが、こちらの…。

ミキ:師匠! 嘘でしょ!? ありがとうございます!!!

木村:『MIKI OFFICIAL BOOK ミキ、兄弟、東京』(ヨシモトブックス)という本になっているわけですね。なるほどねぇ〜。

昴生:さすが師匠やで!

木村:さっきお2人から僕に1冊いただいたんですけど、何か「誰々さんへ」とか何にも書いてないんですよね…。何でですか?

ミキ:…!?

木村:これは後でどうなるかなって感じなんですけど。

昴生:僕らがサイン書いてね、「木村師匠へ」みたいな、いります? そんなん。

木村:俺はいる。

昴生:いるんかい。いらんやろ、それ。

木村:だって、何も書いてなかったら普通の本じゃん。後でお願いします。1回返却します。

ミキ:え! 何て書いてたらいいんやろ…。

木村:お任せします(笑)。ミキのお2人をお呼びしてお送りしてきたんですが、この番組では毎回ゲストの方に「人生の1曲」っていうものを伺ってるんですけど。

昴生:これね、悩むんですよね。「人生の1曲」って言われたら。ここでなんかSMAPさんの曲を言うのは、ちょっと太鼓持ちすぎだなと思って。

木村:(笑)。

昴生:だからそこはちょっと避けていいですか? 僕の人生の1曲は、エルヴィス・コステロの「スマイル」です。ちょい外ししました。これは、さんまさんと師匠の…。

木村:お〜! 『空から降る一億の星』(フジテレビ系列)。

昴生:あのドラマの主題歌なんです。あの、バラードやのにタイトルが「スマイル」っていう。そういう、なんかちょっとさんまさん(演じる堂島)の心の内にあるような曲というか。しかも、木村さんと(さんまさんが)共演しているという。僕、あのドラマも大好きなんで。

木村:ありがとうございます。

昴生:あれが僕の「人生の1曲」。やっぱり芸人なんで、スマイルの気持ちを忘れたあかんしってことで、これを選ばせてもらいました。

木村:おっしゃれ〜! けっこう考えてきたね。

昴生:それか、「君と僕の6ヶ月」。これ、どっちか迷いました。

木村:(笑)。じゃ、「スマイル」で!

昴生:えっ! あっちもええのに!

M1.Smile/Elvis Costello

2021年06月13日Flow 第百五十回目「拓哉キャプテン × ミキ」Part2

今月6月のゲストは、兄・昴生、弟・亜生の兄弟お笑いコンビ・ミキのお2人。
今回も兄弟喧嘩が起きるのか!? 最後までお付き合いよろしくお願いします。


木村:で、「お兄ちゃん、(芸人を)やるよ」って言い出す前の亜生は、ヘルパーさんの…。

亜生:そうです。僕、介護士。

木村:仕事やってたんでしょ?

亜生:そうなんですよ。僕はもともと、イルカの調教師になりたくて。

木村:あれ? イルカの調教師?

亜生:もう、動物が好きで。海も好きなんで、イルカの調教師になりたいと思って、専門学校に行きたかったんですよ。で、専門学校に入るってなったんですけど、お母さんが「いや、大学は出てほしい」って言って、「でも僕勉強してない、どうしたらいいの?」って言ったら、「じゃあ私が見つけるわ」って言って。で、お母さんが大学とかバーっと見つけてくれて。「ここの大学やったらイルカの調教師になれる。この学部に入りなさい」って言って入った学部が、「海洋科学科」っていう、イルカとは全く違う、微生物を勉強する学科に間違えて入ってしまいまして。

木村:(笑)。プランクトンとか?

亜生:はい。僕は4年間プランクトンを勉強して、その先にヘルパーを見出し…。

木村:自分が入る所をなんでお母さんに探させるの?

亜生:(笑)。

昴生:そもそもそうなんですよ。今だにずっとそうなんです。何でもかんでも「お母さんが」って。

亜生:お母さんが僕を可愛がってくれてるので。

木村:それは可愛がってるだろうけど、自分が入るぞっていう、今から4年間学ぼうとしてる所への扉は、普通自分で確認しなくね?

亜生:でも、お母さんが言ってることが絶対やったので。もうお母さんに「絶対にここでイルカの調教師になれるよ」って言われたら…。

木村:でも、あれでしょ? 「海洋」っていう言葉が付いてただけで、亜生の中で“あ、イルカいけんじゃん”っていう。

亜生:はい。「海洋」って付いてたら、もうそれは“絶対イルカにいけんねや”って。

昴生:ダメなんです。もう、亜生君は親の過保護でできた子なんで。

木村:(笑)。で、間違えて。

亜生:間違えて、4年間ちゃんと学びまして。でもまあここで、ちょっとやっぱり接客業の方がいいかなと思って、僕はヘルパーのお仕事をさせていただいたと。

木村:急に接客業がいいなと思ったら、ヘルパーになったの?

亜生:何て言うんですか…密に接することができる職業って何かなと思って。本当は僕、お笑い芸人やりたかったんですけども、死ぬほど反対されてるのを見てますし。

木村:お兄ちゃんがね。

亜生:はい。親、泣いてますし。

昴生:兄弟2人で。僕ら2人兄弟なんですよ。やっぱり2人とも芸人になるっていうのはさすがに、三木家、ちょっと崩壊の一途を辿るなと思ったんで。

亜生:お兄ちゃんがもう先に(芸人に)なってるから、僕は我慢して。

木村:それで、人と密に接することができる仕事は何かなと思って、ヘルパー。

亜生:介護の会社に就職いたしまして、で、1年で退社いたしまして。

昴生:1年働いて、電話かかってきたんですよ。亜生から、泣きながら。

亜生:(笑)。僕はちょっと、ことあるごとに泣くんですけども、はい。

昴生:それで「お笑いをやりたい」みたいなことで電話がかかってきて、まあわかるけど、その時は(亜生は)もちろん会社にも勤めてたし、その当時付き合ってた彼女がいんですよ。その子との結婚の方が幸せなんちゃうかと思ったんですよ。芸能の道に入っても成功するかどうかわからないじゃないですか。だから「ちゃんと考えた方がいいから、ちょっと時間あげるから考えろ」て言ったんです。そしたらこいつ、半年考えてたんですよ。“ちょっと長ないか?”と思って。半年長くないですか?

木村:(笑)。まあでも、すごい究極の選択だからね。

昴生:そうかもしれないですけど、だって半年ですよ? だってFacebookとか見たら、コイツ、奄美大島にその彼女と旅行行ってたりするんですよ。その半年の間で。

木村:いやだから、奄美大島に行って、“この子が自分の奥さんになるかもなあ”とか、いろんな想像を巡らせたんじゃないの?

亜生:さすがです、師匠。その通りです。

昴生:師匠のその過保護がまたコイツをダメにするんですよ。親とやってること一緒ですよ。

木村:その半年の間に、あとは?

亜生:ディズニーランドに2泊3日で行かしていただきました。

木村:それは普通の旅行だよね。

昴生:で、僕の引越しとか手伝ったりとかもしてたんですよ。その半年の間に。

木村:でもそれは助かったでしょ?

昴生:…はい。

木村・亜生:(笑)。

昴生:助かりましたけど、そうですけど、僕も言えないじゃないですか。「あの件どうなったんかな〜」とか、自分で促すの恥ずかしいじゃないですか。

木村:でも、自分で振ってるじゃん。「よく考えな」って。

亜生:そうなんですよ!

昴生:ちょ、ちょっと、師匠! また亜生の方についてる? それをやめてって僕言うてるやん!

木村:違う、ついてない! そうじゃなくて、だって振ったのは自分でしょ?

亜生:「よく考えろ」ってお兄ちゃんが言いました!

木村:「よく考えろよ」って言った本人だから、「もうそろそろまとまった?」とか聞けるじゃん。

昴生:いや、なんか自分から言うの、ちゃうくないですか? そんななんか催促するの、ちょっとちゃうくないですか?

木村:それはね、僕の流派ではちゃうくない。

昴生:あの当時は僕も違う方に行ってたんで。今はちゃうくないと思います。

木村:(笑)。

昴生:今は(木村さんと)流派一緒なんで、今はそうです。でも、あの当時はっていう話です。

木村:で、半年間待って。待ったら(亜生から)泣いて電話がかかってきて「(芸人を)やりたい」と。

昴生:「じゃあそのまま荷物まとめておいで」って言って、僕が今の嫁と付き合ってる時に大阪で6畳とかの部屋に住んでたんですけど、そこに亜生が転がり込んできて、3人の生活がそこから始まるという。

亜生:本当にウソップが家出する時ぐらいの、めっちゃでっかいリュック背負って僕行ったんですよ。

昴生:そうなんですよ。今でも光景を覚えてます。ピンポンって鳴ってドア開けたらでっかいリュック持って。笑うてもうて。“うわ、こいつほんまに来よった”と思って。で、そこから嫁と3人の生活が始まって、そこからミキのスタートですね。

木村:でも、(昴生の)彼女と生活してたんでしょ? すごいね。逆に、亜生のことを迎えてくれた昴生と昴生の彼女、半端ないよね。

亜生:これ、そうなんです。

昴生:嫁が準備してたんです。ロフトがあったんですけど、いつでも(亜生が)来れるようにって言って、ロフトを片付けてて。

亜生:「そこで寝ろ」って言って。

木村:めちゃくちゃいい人じゃん。

昴生:いやもう、嫁には感謝ですよね。

亜生:その人が(昴生の)今の奥さんなんですけど、奥さんに言われたんですよ。「昴生待ってんで」って、一言だけ。

昴生:嫁はその当時から、師匠の流派やったんです。

亜生:一言「昴生待ってんで」だけ言われて、僕そこで“やばい、はよ言わなあかん”と思って。

木村:そうなんだ。じゃあ本当に背中を“ちょん”って突いてくれたのが、彼女さんなんだ。

亜生:今の(昴生の)奥さんです。

昴生:ありがたいです、ほんと。

木村:「ミキ」を始めてみて、“これ来たな”っていう風に思えるようになったのって、いつぐらいですか?

昴生:ターニングポイントは…ターニングポイントというか、2人で「絶対この年だな」っていうのがあるんですよ。2016年が確実にターニングポイントの年。2016年が、僕が30歳になる年やったんですよ。30歳で、僕、この年でバイト辞めようと思ってたんです。

木村:バイトは何をやってたの?

昴生:アルバイトはもういっぱいやってましたよ。駐車場の管理人みたいのとか、夜行バスの受付とか。色々やってたんですけど、それも全部辞めて、もう芸1本に絞ろうと思って、辞めたんですよ。2016年の頭ぐらい、2月3月ぐらいで。で、辞めた月の吉本の給料が8万円やったんです。

木村:月の?

昴生:月のです。ほぼほぼ毎日働いて月の給料8万円で“ヤバ!”ってなった時に、初めてNHKの上方漫才コンテストの決勝進出が決まって、“絶対ここ優勝せな、生活がピンチや”ってなって、そこで優勝できて、そこから仕事がドンって増えたって感じですね。あの年で一気に変わりましたね。

木村:俳優さんとかは「あの作品にあの役で出てたなんとかです」っていいう感じで、徐々に徐々にいろんな作品に参加させてもらえるようになったりするじゃないですか。自分もバラエティとかお笑いが好きだから観てると、それこそM-1とか、いわゆる何かのコンテストで頭取った人間の急速な上昇気流って、半端ないですよね。

亜生:半端ないです。

昴生:一気に変わりますよね。

木村:その上昇気流でブワーって上げられるんだけど、上げられた後はちゃんと自分たちで飛んでないと、飛行能力がないと、どんどん高度が落ちてくるっていう。

昴生:上手いこと言いはりますね〜(笑)。

亜生:ホンマに、でもそうなんです。

木村:だからブワーっていう上昇気流で上に上げられて、“あれ? 俺、飛び方知らないんだけど”っていうような人は、変な話、1ヶ月2ヶ月ぐらいで“あの人、今何やってるんだ?”っていう。

昴生:飛び方、ホント難しいですね。この世界。

木村:2人はどういう飛び方だったんですか?

昴生:その年にそのNHK(上方漫才コンテスト)をバッと取って、夏ぐらいにフジテレビの24時間テレビで、その年だけショーレースみたいなやつをやってたんですよ。「KYO-ICHI」っていう、“今日一番面白い奴を決める”みたいな。そこで無名の僕らを抜擢してくれはったんですよ。で、そこで優勝したんです。そしたら東京の仕事がバッて増えて、年末のM-1で、決勝には行けなかったんですけど敗者復活で2位で、それでまたそこで知名度上がって…みたいな。

木村:「ミキ」は苗字でしょ? これはコンビ名は速攻決まったの?

亜生:いや、なかなか決まらないまま、ずっとぐじぐじ…。

昴生:基本的にコンビ名みたいのを考えてなかったんですよ。最初に吉本のオーディションを受けに行くんですけど、それが朝の8時ぐらいからエントリーで、劇場の前に並ぶんですよ。で、その時僕が並んでたんですけど、そこにエントリー用紙が配られるんです。その紙にコンビ名を書かなダメなんですけど、そこで気付いたんですよ。“あ、これ決めとかないとあかんかったわ”って。で、すぐに亜生に電話して、「どうする?」って言うて。亜生も「いや、候補とか色々言ってたけど決まってないな」みたいになって。「じゃあ、とりあえず今回はカタカナで“ミキ”で出しとくな」って言って、そこからずっと今まで。だから良いのが全く見つかってないんですよ。

亜生:しっくりしてないです。

木村:いやいや、しっくりしろよ。自分の苗字だろ(笑)。

昴生:苗字なんですけど、「ミキ」ってなんか女の子の名前みたいじゃないですか。下の名前の女の子の方が多いじゃないですか。

木村:確かに多いけど、でも自分の名前だからいいんじゃない?

昴生:いや〜なんかもっと…。

亜生:オシャレなな〜。

昴生:ホンマ色々考えたんですけどね。

木村:いいじゃん。

昴生:今やからええかなと思うんですけど、その当時はちょっと恥ずかしくてですね。病院とか困ります。

亜生:そうですね。「ミキ(三木)さーん、ミキの亜生さーん」って言われたら、もうコンビ名も全部言われてるんです。

昴生:そう。これみよがしに言う時ありますけど。何か、“隠すんやったら隠して”みたいな時めっちゃあるんですよ。最初の方は隠して呼ばれて、先生の所に行ったら、先生が「いやでもね、お兄ちゃんね…」って。“お兄ちゃん? 俺長男なんて一言も言ってへんのに「お兄ちゃん」言うてるやん”って。

木村・亜生:(笑)。

亜生:けっこうそれでバレますよね。

木村:でも、別にバレても全然悪いことしてるわけじゃないから、いいんじゃないですか?

昴生:確かにそうなんですけど。そりゃ師匠はもう色々大変じゃないですか。生活する上で「木村拓哉」っていう名前は…もうだって、日本でこんな有名な名前はないじゃないですか。

木村:でも、逆に何も考えてないですね。

ミキ:えぇ!?

木村:うん。

M1.Mickey/Toni Basil

2021年06月06日Flow 第百四十九回目「拓哉キャプテン × ミキ」Part1

今月6月のゲストは、お笑いコンビのミキのお2人をお迎えします。
一体どんなトークになるのか、お楽しみに!


木村:今月は、お笑いコンビのミキのお2人をお迎えいたします。よろしくお願いします!

ミキ:よろしくお願いします! 師匠、呼んでいただきましてすみません。

木村:いやいやいや(笑)。兄弟漫才をやっているミキのお2人なんですが、京都出身で2012年結成。

ミキ:そうですね。

木村:昴生(こうせい)が86年生まれの35歳、弟の亜生(あせい)が88年生まれの32歳。

ミキ:師匠に昴生、亜生と言っていただけるのは嬉しいですね。夢みたいな話ですよ、本当に。

木村:ひとつ一緒に時間を過ごしていく上でまず確認したいことがあるんですけど、初めて僕らがご一緒したのって『帰れま10』(テレビ朝日系)だったじゃないですか?

昴生:あれは忘れもしない、ちょうど1年前くらいですね。

亜生:そうですね。伝説の『帰れま10』でしたね。

木村:そこで、2人からなぜか「師匠」って呼ばれるようになったんですけど、なんでなんすか?

昴生:説明しますと、師匠と初めてお会いさせていただく際に、楽屋挨拶とかではなく現場で初めてお会いさせていただいたんですよ。現場に着いたらもうすぐに「始めます」と言ってスタートがかかって、スタートした瞬間に、もうなぜか師匠のことを「師匠」という風に呼んでたんですよ。理由はないんですよ。もう「師匠」と呼んでいたんです。阪神巨人師匠、カウスボタン師匠と同じ感覚で「師匠」と呼んでしまっていたんです。

亜生:兄弟子が「師匠」って言ってるってことは、僕にとっても師匠なんで。

木村:兄弟だからね。

昴生:兄弟子って言い方…兄です。

木村:(笑)。

亜生:一応「兄弟子」っていう感じなので、僕ももちろん「師匠」で。これは。

木村:お兄ちゃんが「師匠」って呼んでしまったから、弟も「師匠」っていうこと?

亜生:もちろんもちろん。お兄ちゃんの師匠は僕の師匠ですから。僕も自然に「師匠」って。

昴生:“どう呼ぼう?”とか考えている間に師匠って言ってたんで、それ以上呼べる言葉がないですね。

木村:それで、自分もそう(師匠)としか呼ばれなかったから…。

ミキ:あの収録中(笑)。

木村:弟子を取ったこともないし、なんで俺が師匠なんだろうって思ったんですけど(笑)。

亜生:初弟子っていうことです。

木村:初弟子っていうか、弟子って取ってないので。

昴生:でも、『Flow』の収録の時とかも全然行きますし。

亜生:僕ら外で待ってたりします。

木村:でもよく考えたら、逆に第三者、第四者からすると、「なんでキムタクの現場にミキが来てんの?」ってなるでしょ?

ミキ:弟子やからです!

木村:その説明を毎度、全ての現場でしないと(笑)。

昴生:それはでも師匠の仕事…。

木村:えっ、それは俺の仕事なの!?(笑)

昴生:それは、弟子を持った師匠の責任だから…。

木村:だから弟子は取ってないから(笑)。

昴生:僕らが師匠って呼んでるってことは、そういうことなんで。

亜生:師匠なんで。

昴生:やっぱり学ばせていただいてるので。

亜生:そうですね。

木村:これは弟子入り詐欺かなんかなの?(笑)

ミキ:違います違います!

昴生:別にお金とかもいただいてないじゃないですか。芸がお金ということで『教場』もしっかり観させていただきまして、勉強させていただきました。

木村:なるほど。ドラマだったり映画だったり、ああいう表現というのは、2人からすると芸なのね。

昴生:完全に結びついてます。漫才とかに消化させていただいてます。

木村:消化…(笑)。

ミキ:師匠からいただいた芸ですので。僕らの漫才は木村拓哉師匠からいただいたものと取っていただいて。

木村:じゃあけっこう、漫才の出来とか、かなり俺、気にしないとダメってこと?

昴生:そうですね。新ネタができたら見てもらうっていう空間も作っていただけたら(笑)。

亜生:どこかに場所を借りて、僕ら新ネタができたら稽古場とかで見ていただいて。

木村:じゃあ新ネタができたら、うちの事務所に(笑)。

ミキ:(笑)。

木村:そこに来ていただいて、“どんな漫才になったのかな?”っていうのを僕が確認するってことですか?

亜生:はい、そうですね。

木村:えー、けっこうめんどくさいなぁ(笑)。

ミキ:(笑)。

昴生:師匠すみません、そこまでやったら確かに行きすぎたなと思って(笑)。でも、師匠もちょっと愛を平均的に分けてほしいです。

亜生:何がですか?

昴生:ちゃんと(弟子に対しての)愛を半々に分けてほしいです。

木村:愛を?

亜生:弟子に対する愛?

昴生:弟子に対する愛が今日は亜生に偏りすぎているかなって。

木村:なんでなんで?

昴生:先ほど前室の方で、ずっと釣りの話やめてもらっていいですか?

木村・亜生:(苦笑)。

木村:なんで(笑)。

昴生:僕は(釣りを)知らないし(話に)入れないです。

木村:だって“やってた”って言ったじゃん。

昴生:やってたって言っても大分過去なんで。亜生とばっかり目が合ってずっと喋ってはったんで、その偏りだけなくしてもらって、僕の興味の…。

木村:待って。師匠が怒られてるの? 弟子に「偏ってんじゃねぇよ」っていう(笑)。

昴生:ちょっと偏りがすごかったんで。

木村:いや、偏ってはいないです。

亜生:じゃあ何の話をしたらいいの? 師匠が釣りの話をしてくれはったんやから、それは釣りの話するやん。

木村:そこで揉められても困るんだけど。2人でね。

昴生:お前がな…。

亜生:だって師匠の発言に文句を言うってこと? 師匠が釣りの話をしたいのに釣りの話をするなってこと? 信じられへんわ、大嫌いです。

昴生:師匠の僕らへの愛の問題なんですよ。

木村:愛は本当に平等ですよ。

亜生:ですよね。

昴生:僕らは僕らでいいんですよ。ごめんなさいね、ホンマに正直なところ一番腹が立ってるのは、僕らより先にEXITを呼んだってことです。

亜生:はい。なぜなんですか師匠! 絶対に(先に呼ぶのは)僕らですよね。

木村:それは…(笑)。

昴生:それに関しては聞いていて憤りを感じてます。“えっ(普通先に)俺らやん!”って。

木村:えっ、今日なんか…そういう日なの? なんでこんなに責められるの?

昴生:僕らも愛してほしいんですよ。

亜生:一番弟子やと思って、僕らは。

木村:いや一番弟子…。いやいや(笑)。

ミキ:あっ! 今師匠が言うた! みなさん聞きましたよね!?

木村:だって他にいねーもん、師匠なんていう奴(笑)。

亜生:公認です! 今ミキは一番弟子になりました(笑)。

昴生:それやのに、なんで先にEXIT呼ぶんですか?

亜生:なんでですか?

木村:知らねー、なんかあそこの帽子を被ったアイツがブッキングして…。

ミキ:あいつか!

木村:アイツアイツ。

昴生:それから聞きましたけど、EXITの最高顧問というのも取り消してください。

木村:最高顧問は最高顧問らしいよ。そんで、ミキの2人からすると師匠ということになってる。

昴生:最高顧問なんてわけわからんすよ。

亜生:はい。

木村:2人からすると、EXITとミキっていうのはどういう関係なの?

昴生:吉本の先輩後輩というか、ちょうど芸歴の感じも間というか。僕と亜生で芸歴の差が4年開いてるので、この間にりんたろー。がおって、亜生の下に兼近がいるんですよ。

亜生:兼近、僕、りんたろー。さん、お兄ちゃんとなってるんで。

木村:なんでミキのお兄ちゃんと弟の間に4年も開いてるの?

昴生:僕が先に始めて、4年間ぐらいずっと誰かと組んだり解散したりを繰り返してたんですよ。4年目の時に、辞めようかなと思った時に亜生君が「やりたい」って言ってきたんで、素人の弟を連れ出してやったというのが結成のきっかけです。

木村:じゃあ、お兄ちゃんが辞めようかなと思ってたところに。

昴生:弟が助けてくれたんです。

亜生:僕が。

木村:「やるよ」って言ってきて。

昴生:亜生のこの一言がないと、今こうやって木村さんとラジオなんかしてないです。

亜生:だから、もしかしたら僕の方が兄弟子なのかもしれない。

木村:またややこしい話を始めやがって(笑)。

昴生:すみません。師匠、これはマジでこいつがホント悪い。

亜生:何がですか?

昴生:そんな話したないねん。切り替えろや。

亜生:こいつ、いつもラジオの時髪の毛とかセットしてこーへんのに今日だけセットし○△■…わ。

木村:(笑)。

昴生:お前責めるんやったら甘噛みすんな(笑)。

亜生:ごめんごめん(笑)。

昴生:俺も責められづらいねん。そんな甘噛みされたら(笑)。

亜生:すんません、間違えました(笑)。

木村:いつもは、ラジオの時はヘアセットはしてない?

亜生:全然。してないのに師匠の時だけパッと。

昴生:それはそうやって、そんなん。

亜生:(人によって)変えんなよ。そういうところ嫌いや。

昴生:お前さ、わざとここで対立関係作ろうとすんなって(笑)。それ師匠に見抜かれてんねんから。

亜生:すみません師匠(笑)。

木村:完全に見抜いてます(笑)。

ミキ:(笑)。

木村:さっきからみなさんのラジオのスピーカーから兄弟喧嘩がずっと聴こえてると思うんですけど。最初、(兄弟で)こういうことをやりたいって言った時は、お母さんとかお父さんは「頑張れよ!」って感じだったの?

昴生:もう大反対ですね。もうお母さんは泣いてました。

木村:泣いてた?

亜生:お母さん泣いてましたね。

昴生:僕が芸人になって大阪に出て行ったんですけど、それから京都の実家ではバラエティ番組を観ることはなくなったらしいです。つけたら僕のことを思い出すから。

亜生:僕はまだ実家にいたので、その頃はテレビ観たらちょうど『爆笑レッドカーペット』とかお笑いのブームがきてて、僕は番組を観たかったんですけども、それをつけるとお母さんが悲しむから、NHKで…。

木村:悲しむの?

亜生:はい。だからNHKでドキュメントばっかり観てました。その時代は。

昴生:なので応援は一個もなかったですね。

木村:今は?

昴生:今はメチャメチャ応援してくれてます。

亜生:変わりましたね〜。

昴生:全国ツアー全部付いて来るくらい応援してくれてます。

亜生:楽屋入り先にしてます。

木村:えっ、お母さんが?

昴生:お母さんとお父さんが楽屋入りして、珍しい小屋やったら「ここにサイン書かせてもらい」って言って勝手に楽屋にサイン書こうとしたりとかな。完全応援に変わってきてます。

木村:じゃあ今も、ひょっとしたらこのラジオを聴いてくださっているかもしれない。

ミキ:いや絶対に聴いてます!

昴生:聴いてないわけない。

木村:本当ですか? 嬉しいですね。

昴生:こちらこそですよ。1回テレビで、僕らが色々インタビューを受けてる時に、「お母さんがけっこう先見の明がある」みたいな…。

木村:あ、言ってたね!

昴生:っていう話をテレビで言った時に、木村さんからラインが来て、「俺のことも見つけてくれた?」みたいな(笑)。

木村:“2人のお母さんは先見の明がある”ってことをすごく説明してくれたから、“俺のことは見てくれたのかなぁ?”と思って、その確認をしただけです(笑)。

ミキ:もちろんです(笑)。

昴生:うちのお母さんが一番最初に木村拓哉を見つけたんです(笑)。

木村:あっ、そうなんだ(笑)。

亜生:「この子絶対売れる!」って言ってました(笑)。

木村:ありがたいなぁ。良かった〜。引き続き頑張ります(笑)。

昴生:そんなオバはん、しばいてください(笑)。

M1.Mmm Bop/Hanson

2021年05月30日Flow 第百四十八回目「拓哉キャプテン × LiLiCo」Part4

今月5月のゲストは、映画コメンテーターのLiLiCoさん。
LiLiCoさんとのトークも今週で最後。今週は皆さんからのメールを元に2人でトークしたいと思います。そして、LiLiCoさんの「人生の1曲」は何でしょう? 最後までお付き合い、お願いします!

まずはこちらのメッセージから!


【新潟県 かなみ 29歳 女性】
拓哉キャプテンこんにちバン!
LiLiCoさんとのトーク楽しみにしていました!
そこで映画に詳しいLiLiCoさんへ質問です。
拓哉キャプテンの映画作品で一番好きな作品はなんですか?
私は「マスカレードホテル」です! 「マスカレードナイト」の公開も楽しみです!
LiLiCoさん教えてください!


LiLiCo:私もね、『マスカレードホテル』大好きなんですよ。“この木村さんが見たかった”って思ってたんですけれども。遡って考えると、『武士の一分』が好きかなと思って。なんか、ああいう役をやると思わなかったんですよ。

木村:あの作品に関しては、なんか役じゃなかったですね。もう、山田洋次さんに「一緒にやらないか」って言われて、断る理由がないなって。「じゃあお願いします」って言って行ってみて、台本を読んでみたら“すげぇ役だな!”っていう。

LiLiCo:でもわかりやすかったし、“わあ、木村さん良いな!”って思いました。 だからその2つだな。だから早く『マスカレードナイト』も観たい。でもなんか、そろそろドロドロのラブストーリーも観たいなと思って。

木村:ドロドロの!?

LiLiCo:そう。『昼顔』もそうだったんですけど、リアルライフだともちろん良くないけど、不倫とかなんかちょっとドロドロした恋愛って、みんなめっちゃ燃えるじゃん、結局は(笑)。それを観てみんな「キャー!」って言ってるんじゃない? やっぱり。

木村:ドラマだからね。

LiLiCo:ドラマだからそれができる。だからそれを映画でも、若いカップルはもういっぱい観たから、大人のカップルがどんどん壊れていくっていうものを(笑)。それを木村さんにちょっとね(笑)。

木村:魔女が企画しそう(笑)。

LiLiCo:そこの1つの狙いは、やっぱり不倫相手の1人は私というね(笑)。1回拓哉を抱きたいなと(笑)。

木村:え、ええ!?

LiLiCo:(笑)。

木村:えー、続いてこんなメッセージをいただいております。

【東京都 しほ 15歳 女性】
拓哉キャプテンこんにちバーン!
私は今年高校1年生になったのですが、私の学校はラジオをやる授業があります。
私は喋るのが苦手でどうやったら上手く話せて、楽しいラジオになるでしょうか?
拓哉キャプテンのラジオを毎週聴いていて話し方や声、
そして、楽しいラジオでほんとすごいなと思います!答えてくれたら嬉しいです。


木村:LiLiCoもラジオをやってるけど、なんかモットーとかありますか? 心がけていることとか。

LiLiCo:4時間半の生放送ですからね。4時間半毎週やっているので。生放送だともちろん使えない言葉は言っちゃいけないっていうのは当然のことなんですけど、でも、「人を傷つけない」ということがとても大事かなと思います。キツいことを言っても、全部自分に向けてるんですよ。全部自虐ネタ。けっこう「ブス」とか言うんですけど、全部自分のことなんですよ(笑)。もうやだもん、こんな顔(笑)。 もっと綺麗になりたかった。でもみんなは「ハッピーにする力があるじゃん」って言うけど、そんなのもうどうでもいいよ! それだったらも高畑充希ちゃんみたいな顔になりたかったよ(笑)。

LiLiCo:このテンションでそういう内容を言うからだよ。だから人を不幸にしないんだよ。

LiLiCo:でも、メールに「上手に話せない」っていう文章があったんですけれども、私も最初日本語は全然話せなかったので。私がその時やったのは、やってることを全部口に出すの。ちょっと怖いけど。そしてiPadを開いて、スイッチをオンにして、1個ずつ(口に出して)言うと、何を聞かれても答えられると思うんですよね。よく「LiLiCoさんに何を聞いても何か出てくるよね」って言われるんですけど、ゴルフ以外…ゴルフだけは全然わからないんで全く何も出てこないんですけど、ゴルフ以外は大体、知らないなりに話はできるっていう。だから人に興味を持つことってすごく大事かなと思って。そうすると、やっぱりインタビュアーはとしては、一応ディレクターが聞きたいことの紙はもらうんですけれども、好きな人が目の前にいると、(それ以外のことも)聞きたいじゃない。「木村さんのそのジャケットはどこの?」とか、「今朝は何食べたの?」とかって聞きたい。だから、目の前にいる人に恋をするんです。そうするともう紙もいらないし、どんどん聞きたいな、興味あるなっていう。

木村:その瞬間に、疑似恋愛にポンってスイッチを入れる。

LiLiCo:はい。恋が緊張を生み出すと思っていたら良くないと思うんですけど…。

木村:同性であってもそれはありなんでしょ?

LiLiCo:はい。“この人はどういう人なのかな”っていう。だから、「なんかこの人あんまり喋らないんですよ」っていう人いるじゃないですか。その人から引き出したくてしょうがないんですよ。

木村:俺もね、割と…引き出せるかどうかは分からないんだけど、こうやって、例えばゲストね。今回はLiLiCoが来てくれてお話ししてるじゃないですか。で、ブースには僕ら2人しかいないけど、例えば事務所の方だったりとか、たまにスタジオに来てる人とかいるじゃん。こうやって話してるトークをブースの横の部屋で聴いてる人いるじゃない。なんかその人が聴いてただ帰るっていうのは絶対に嫌だなと思って。“あそこ絶対クスクスさせたいな”っていう。そういう自分の中の勝手な欲があって、要所要所にプチプチって穴を開けられたら嬉しいなみたいな感じはありますね。

LiLiCo:サブはパッと見ますよね(笑)。

木村:話すのって、大体みんな苦手ですよね。特に1人喋りっていうのも、このFlowではやってるんですけど、(普段は)1人で話してるっていうことはあんまりないもん。だからマイクに向かってずっと1人で話すっていうよりかは、必ず、聴いてくれてる人をここに偶像化してその人に向かって話してるか、あとは実際にこうやってガラス越しに座ってくれているスタッフと目を合わせて話したりとか。だからしほも、誰かそういうクラスメイトだったり、そのラジオの授業をやる際にいてくれる先生だったり、その人に向けて話をするといいと思う。すごく遠くに向かって話をするんではなくて、すごく身近な人。周りのすごく近い人にお話をするような感じで話をする。そうすれば、ラジオの授業なんで、しほが話す言葉も声も電波が伝えてくれると思うので。

LiLiCo:木村さんのラジオをいつも聴いているなら、多分何かを感じてると思うんですよね。“もしかしたら私だけに話してくれてるんじゃないかな”とか。でもそれはそういうことなんですよね。近いところにいる人に話しかけてるっていうことなので。で、もう1つネタができたじゃん。木村さんに教えてもらったんだよ、これ! ヤバくない? え、めっちゃ言うよ、私(笑)。私だったら「木村拓哉さんが教えてくれたんだよ!」って。

木村:いやいや。でもこの番組が全国38局ネットっていうのもものすごい恵まれていることだと思うんだけど、その周波数に自分が発した言葉だったり感情だったりテンションが乗っかって、その電波を受けてくれた人たちに届けられるっていうのは、やっぱこの…なんだろうな。自分がずーっとやってたいなって思える、なんかすごい特別なカテゴリーですよね。

LiLiCo:ラジオはいいですよね。めちゃくちゃいいですよ。

木村:ぜひ、しほにも。ラジオの、今は授業かもしれないですけど、ひょっとしたらこれがきっかけでね。

LiLiCo:そうですよ。そんな授業があるなんて嬉しい。

木村:どうする? 何年か後に会ったら女子アナになってたら(笑)。

LiLiCo:ね。そうかもよ? 私だったら頑張ってなりますよ。

木村:夢を叶える魔女ですからね。LiLiCoの今の夢や目標は?

LiLiCo:スウェーデンに帰りたいっていうのと、10年後15年後ぐらいに、スウェーデンで鉄板焼き屋さんをオープンしたいなと思っていて。飲食にも手を出してみたいなと思って。日本の鉄板焼って、火を出して…ショーですよね。なんか見せてくれたりとかするのが美しくて。そろそろ人材を探さないといけないなっていうのと、あとヨーロッパ全部そうなんですけど、スウェーデンは特に新しいビルを建てないんです。大事な街並みをそのまま取っとくっていう。だから物件がないんですよね。スウェーデン人の面白いところなんですけど、飲食ビルみたいのがなくて、路面店じゃないとちょっと怖くて入れない。中が見えないとなかなか入らないっていう。なので、何かがなくならないと何かが開かないって感じなので、ちょっと難しいかなと思いながら、それまでお金を貯めてます。あとは松崎しげるさんとデュエット(笑)。

木村:また名指ししたよ(笑)。

LiLiCo:松崎さんと歌った時にはまた連絡ください(笑)。「やったな、この魔女!」って。その時にまた生きてる音がするから(笑)。

木村:いや〜、叶いそうですね。ということで今月はLiLiCoをお迎えしてお送りしてきましたが、この番組はの毎回ゲストの方に「人生の1曲」を聞いてるんですよ。LiLiCoの人生の1曲って、どんな曲ですか?

LiLiCo:ちょっと前振りしていいですか? 今映画の仕事をしていて、小さい時も当然映画をいっぱい観てきたんですけど、私の中で『グリース』っていう映画がすごく強く残ってて。あれは私が8歳ぐらいの時のものなんですけど、最初は勉強ばっかりしていた女の子が、ちょっと髪の毛を巻いて赤い口紅をして黒い革ジャンを着てピンヒールで歩いてるところに、“ワオ!”ってなって。その時8歳ぐらいでしたけど、“やっぱ女って、髪の毛ブワーッでタイトな黒いパンツ履いてピンヒールで歩かないとモテないんだな”という大きな勘違いをした瞬間であったんですよ(笑)。最後の方に遊園地で踊ったりとかするんですけれども、あれでもう遊園地は踊るところだと思いこんでたぐらい(笑)。その映画の中でフィナーレのところで流れる、「You're the One That I Want」いう遊園地で踊ってる2人のデュエットが、私に大きな影響を与えました。私は音楽がすごく好きなので正直曲はいっぱいかけたいんですけども、1曲選ぶのであれば、『グリース』のサントラからの「You're the One That I Want」。

木村:すげー意外。まさか『グリース』からくると思わなかった! 映画音楽かなとは思ったけど、『グリース』だとは思わなかった。

M1.You're the One That I Want (From "Grease")/John Travolta & Olivia Newton-John

2021年05月23日Flow 第百四十七回目「拓哉キャプテン × LiLiCo」Part3

今月5月のゲストは、映画コメンテーターのLiLiCoさん。
ここでしか聞けないトーク、お楽しみに!


木村:インタビューで、本当は聞きたいけど「こういう質問はやめてくださいね」って最初から用意されてるものもあるじゃないですか。そういうところのバランスって、どうやって取ってるの?

LiLiCo:聞いちゃいけないことは聞かないですよ、やっぱり。私も『王様のブランチ』を20年やってきて、その前に5年別の方がやってたんですけど、ずっと映画コーナーがある番組ってなかなかないんですよ。何かのネタがあってちょっとだけその映画を紹介するっていう番組はあっても、じっくりと映画紹介をするのはうちだけぐらいだと思うんですよ。

木村:そうかもね。

LiLiCo:それは、そういう“変な質問をしない”っていうのが…。でも、私たちが聞きたいのは多分、そこじゃないと思うんですよね。映画のことを聞きたいので、あんまり気にならないというか。

木村:あとやっぱり、出演者さんの立場で一瞬ものを考えてしまうんだけど、「今回この映画のプロモーションでいろんな方からインタビューを受けます」ってなると、「もうそれさっきも話したよ!」って話に絶対なるじゃん。そこ、インタビュアーさん難しいよね。

LiLiCo:絶対なります。ハリウッドからいらした方だと、6分とか下手すると3分しかもらえないので、感想を言う時間がないんですよ。だからもう本当に歩きながら握手するまで感想を言うぐらい、1秒もすごく大切。でも、トム・ハンクスにいつも褒められるんですけど、「ちゃんと観たんだね」っていう。アメリカの媒体って意外と(作品を)観ないでインタビューしたりするんだって。日本人の記者は大体みんな観ますけど、それが海外の皆さんにとってはちょっとレアだったりとかするんです。あと、(部屋に)入った瞬間にもう不機嫌の人がいるんですよ(笑)。前の媒体がやらかしてるんですよ(笑)。

木村:ちなみに、それはどなたでした?

LiLiCo:えーと…ラッセル・クロウとか(笑)。

木村:あの人が不機嫌って嫌だな〜!

LiLiCo:でもラッセル・クロウとリュック・ベッソンは、谷間を出して行くとすごくご機嫌なんです(笑)。

木村:だからそういうところで使うなや! 谷間って(笑)

LiLiCo:ちょっとだけ洋服が大きく開いてるのを着てると、なんか「ハァ〜イ!」って(笑)。日本人の男性は全くこういうタイプ受け付けないらしいんですけど、海外ではちょっとだけ面白いタイプになってるらしいですよ(笑)。

木村:日本でも十分面白いです(笑)。

LiLiCo:1回すごいビビったのが、『ワイルド・スピード』とかに出てるヴィン・ディーゼルに、当時まだそこまで名前が知られてなかった時にインタビューをさせていただいたんですけど。

木村:いつぐらいの時? 『トリプルX』とか?

LiLiCo:そう! 彼が記者会見をタンクトップでやったんですよ。日本でね。で、インタビューの部屋に入ってきた時に、長袖のシャツを着てたんですよ。“あなたがが筋肉見せないでどうするんだ”っていうのが私の中であって。

木村:ちょっと寒かったんじゃない? ちょっと空調効きすぎてて(笑)。

LiLiCo:そこはちょっと我慢してもらう(笑)。で、「Hey you! Show your muscles!」って言ったら、バーっと部屋を出てったんですよ。“怒らせちゃった!”と思ったら、タンクトップで戻ってきました(笑)。

木村:プロデュースするな! インタビューする相手なのに「あんた、筋肉見せなさいよ!」って、どんなインタビュアーだよ(笑)。

LiLiCo:あの時は笑ったな〜。

木村:でも、基本皆さんすごいサービス精神がある方たちばかりで。すっごいびっくりしたのが、ロバート・デ・ニーロさんが『BISTRO SMAP』 に来てくれた時に、もう自分の中では“うわ〜、ロバート・デ・ニーロだ!”いう感覚でずっといたんだけど、調理して実際に食べますよって言う前にスタンバイの仕切り直しがあって、「30分ぐらい、ちょっと楽屋の方でお待ちいただきたいんですけども」みたいな感じだったのね。僕は楽屋を使わない人間だったから前室(出番の直前にタレントが待機する場所)にいたんだけど、そしたらデ・ニーロさんが、「いやいや、わざわざ楽屋なんかに帰る必要はないよ」って言って、ずっと前室に居られたんですよ。

LiLiCo:へえ〜。すごい!

木村:そしたら、俺とデ・ニーロしかいないんですよ。

LiLiCo:(笑)。

木村:“いやいや、これおかしいでしょ!?”って思ったら、向こうの方は結構奥様と一緒に来日されるケースもたくさんあるから、奥様が来られて、デ・ニーロさんの横にお座りになったの。それで“飲み物か何かを出さないと失礼だな”と思って、カップに氷を入れてアイスコーヒーをジャージャーって出して、で「どうぞ」って奥様に出したら、(デ・ニーロが)「ありがとう! 紹介するよ、僕のワイフでね」って言って、僕も「どうも初めまして」なんて言って(笑)。で、「僕の出てた映画で好きな映画はある?」とかって言ってくれて。“ええ〜〜!! そんな話していいんすか〜!?”みたいな。それで、『ヒート』っていう(デ・ニーロが)アル・パチーノさんと共演した作品があるんですけど、その中で、ひょっとしたらリハーサルを1回もしないで本番1発で撮られたんじゃないかって言われている、後半のレストランで2人で向き合って話すシーン、あったじゃないですか。「あそこのシーンがすごい好きです」って言ったら、「本当に観てくれてるんだね」って言って、なんかすごい気さくに話してくださったりとか。

LiLiCo:そこなんですよね。“ちゃんと観てるんだな”っていうのが、やっぱりアメリカの皆さんにとってはすごく嬉しいみたい。「このシーンが…」とかって言ってるところ。

木村:あと、みんな楽屋に帰らないんですよ。デンゼル・ワシントンさんもずーっと前室にいて、“えー! 俺と2人きり!?”って思って。そしたら、たまたまなんですけど、その日、僕は入りの時に私服でニューヨーク・ヤンキースのキャップを被っていて、で、ポコンと置いといたんですよ。そしたらデンゼル・ワシントンさんが「それ君の?」って言うから「はい。僕のです」って言ったら、サムズアップされて、そのヤンキースの帽子にシグネチャーを書いてくれたんですよね。

LiLiCo:めっちゃいい人ですよね。

木村:めっちゃいい人。ホント、サービス精神旺盛。トム・クルーズさんもそうだったし、ジュード・ロウさんとか、もちろんウィル・スミスなんてもうヤバいぐらい。

LiLiCo:彼はもう、本当に最高! 私のウィル・スミスとの出会いが、『メン・イン・ブラック』で(ウィル・スミスが日本に)来た時に、私はまだ『王様のブランチ』をやってなくて、別の地方局でちょっと映画(の解説)をやってたから、それで記者会見に行けたんですよ。それで終わったら、ウィルが「あの子と写真を撮りたい」って記者席に座ってる私を指差して、バーっとみんなの間を通って、私と一緒にツーショットを撮ったんですよ。

木村:普通、ないぜ? 記者会見で「その子と写真撮りたいんだけど」って言われないよ。

LiLiCo:そうですよね。いろんな人に会うんですよ。名古屋に行った時に、ボビー・ブラウンに偶然会ったんですよ(笑)。

木村:なぜ!?

LiLiCo:わかんない(笑)。飲み屋に行ったらいたんですよ(笑)。

木村:ボビー・ブラウン、名古屋でいねぇだろ!

LiLiCo:でもだって、木村さんはマイケル・ジャクソンに会ったんですもんね! 震えたよ!

木村:いや、会ったけど、それは名古屋でボビー・ブラウンと会うのとは違うよ? マイケル・ジャクソンは、要は「一緒にイタズラを仕掛けてくれませんか?」っていうお誘いをしたら、マイケルが乗ってくれたらしくて、来てくれたっていうだけの。だから“会った”って言うか、お会いはしたけど、LiLiCoが名古屋でボビー・ブラウンと会ったっていうのとは全然違うから。

LiLiCo:マイケルは1回会ってみたかったな〜。ロスに行った時に、マドンナとプリンスとすれ違ったんですよ。

木村:だから、そういうのとは違うよ。言っとくけどそっちの方が引き強いよ。でも本当にスマスマをやらせてもらっていたおかげで、グラミー賞とか観てても、なんか不思議な気持ちになる。スーパーボウルのハーフタイムショーとか観てると、“この人たちと俺、共演したなぁ”っていう感覚に一瞬になるから。だって、ジェームス・ブラウンが来ましたからね。

LiLiCo:すごいな!

木村:で、そのジェームス・ブラウンが来てくれたっていう事実を、海外のアーティストに「こういう番組です」って見せると、大抵みんな「来る」って言ってましたね。

LiLiCo:私も、いつもトム・クルーズとのツーショット見せると、みんな写真撮ってくれましたよ(笑)。「すいません、トム・クルーズもオッケーしたんで、いいですか?」みたいな(笑)。トム・クルーズとかは“ジャパン・デー”を作ってくれるんですよね。クリント・イーストウッドもそうなんですけど、ジャパン・デーを作って、日本の記者だけを招待する日をLAで作ってくれたりするんですね。ファンサービスとかって、やっぱりトム・クルーズが1番ですよね。

木村:あ、そう?

LiLiCo:ジョニー・デップという話もありますけど、トム・クルーズの方がすごいですね。スタジオのドアから自分のバスに乗るまで、10mを40分かけて歩きましたからね。みんなにも(サインを)書いたりとか写真撮ったりとか。

木村:身辺警護の人からするとね、そういうクライアント1番大変らしいですね。

LiLiCo:ですよね(笑)。

木村:いろんな人との話があって面白いな〜。そんなLiLiCoのプライベートにもちょっと触れていこうかな思いますけども。2017年に(「純烈」の小田井涼平さんと)ご結婚されて。生活はどう変わりました?

LiLiCo:あまり変わらないですね。

木村:お家の中でなんか分担とかあるんですか?

LiLiCo:分担は私が100パーですね。全部やります。私が特に何かやってほしいとも思ってない人なので。

木村:マジ? 俺、掃除機かけるのすっげー好きなんだけど。

LiLiCo:(夫は)洗濯物を畳むのが好きみたいで、だから向こうが先に帰ったりとかするとも畳んであったりとかはしてくれますけど、してない時もあるので、別に全然自分でやります。で、アイアンマンとかスターウォーズのストームトルーパーとかのフィギュアが、家の玄関に200体立ってるんですよ。それをちょっとずつ動かすのが彼の趣味なんで(笑)。

木村:マジ? あんなに大きい人なのに(笑)。

LiLiCo:そうなの(笑)。あと、カスタマイズもしますし。

木村:すごいなあ。もうちょっと豪快な趣味なのかな〜と思ってたら…。

LiLiCo:何も。だから、縫い物もすごく上手。「純烈のお母さん」と呼ばれてるんですけど、洋服が破けたりとかしたら、全部直すのは小田井の担当なんですって(笑)。細かいことやるの大好き。

木村:へぇ〜!

M1.Carnival/The Cardigans

2021年05月16日Flow 第百四十六回目「拓哉キャプテン × LiLiCo」Part2

今月5月のゲストは、映画コメンテーターのLiLiCoさん。
今回は一体どんなトークになるのか。最後までお付き合いよろしくお願いします。


木村:日本語がわからない状態で来て、日本語をどうやって覚えたの?

LiLiCo:テレビを観て覚えました。最初、お弁当屋さんで働いてたんです。お弁当屋さんでは言葉はいらないので。

木村:多少いるでしょ?

LiLiCo:「おはようございます」ぐらいは。「肉団子右上の角に入れて下さい」って言われたらあとはもうずーっと肉団子を右上の角に入れたりとか、あと高野豆腐絞ったりとか、そういうのが最初の仕事でした。

木村:じゃあ、日本語の先生はテレビ?

LiLiCo:そう!

木村:マジで?

LiLiCo:あとは葛飾のおばあちゃん。

木村:すげえ。

LiLiCo:みんなが笑ってる時に「あっ、これが何か面白いことだったんだな」っていう(笑)。

木村:でも、日本のテレビの中で、お笑いだったりバラエティーだったりあるけど、やっぱり海外の方が“面白い”と思うポイントと、日本人が“面白い”と思う…ボケやツッコミがあっておかしくて笑う、みたいなポイントって、そこも国によってちょっと違ったりするじゃないですか?

LiLiCo:スウェーデンは言葉がとかが多いけど、日本はやっぱり顔が面白い。表情だったりメイクをしたりとか。例えば志村けんさんがバカ殿で出てきたりとか、変なおじさんで出てきたりしたのを見ると、どんな国の人でも笑えると思うのね。
私はお昼休みにおばあちゃんの家に戻ってランチを食べながら、『笑っていいとも!』とか、当時は『ごきげんよう』の前身の番組で『いただきます』だったんですけど、その2つを観て(日本語を)覚えてたんですね。

木村:『笑っていいとも!』と『ごきげんよう』で日本語を覚えたの? すごい!

LiLiCo:そうなんですよ。だからもうテレフォンショッキングに出られたのが嬉しくて、号泣しましたもん(笑)。

木村:それはビックリだな。

LiLiCo:それから、生きるための文章。「お腹空いた」「喉乾いた」みたいなものを覚えて。いまだに日本語学校に行ったことがないので、私の日本語、すんごい間違えてると思うよ。NHKのナレーションとか3本ぐらい持ってたんですけど…。

木村:その時は原稿があるから、それを読めば良いんでしょ?

LiLiCo:でもイントネーションとかがあるから、最初の頃は一行ずつ「違う違う!」って言って直されました。ナレーションなので個性というよりも正しくないといけないので、それですごく覚えましたね。

木村:俺、今日こうやってじっくりお話しするまで、なんかこう、もうちょっと楽しいお姉さんなのかなって思ってたんだけど、けっこうディープだね。

LiLiCo:ディープ(笑)。

木村:すごいね。

LiLiCo:いやいや(笑)。

木村:情熱がないとそこまでできないよね。

LiLiCo:そう。別にお父さんとお母さんが「日本に来て」って言ったとかじゃなくて、私が“日本に行きたい!”“あの雑誌に載ってた人達と同じになりたい”っていう風に思って自分で言ったから、“これはもうやるしかない!”っていう。だから、8年ぐらいスウェーデンには帰らなかったんですよ。もう少し仕事が入るまで、売れるまで帰れないと思っていて、もちろん8年でなんか売れなかったですけど、その時、ちょっとした仕事がスウェーデンであったので戻りました。

木村:だから、スウェーデンから「日本に来たい!」と思わせた火種が、相当な火力だったんだね。

LiLiCo:やっぱり日本のテレビとか“電波もの”ですよね。スウェーデンって、芸能界がすごく狭いんですよ。あのABBAとかセリーヌ・ディオンとかが出た『Eurovision Song Contest』っていうヨーロッパの国々がやる歌のコンテストがあるんですね。それに出るぐらい(しか芸能界に入る方法が)なくて。でも、それに出るのがもうめちゃくちゃ難しい。なかなか新人は出られないので、当時で言う「デモテープ」を送り続けるっていう。「そんなの無理じゃん!」っていう中で、日本にはタレント学校とかオーディションがいっぱいあるっていうのを聞いて、(日本に来て)そこから入ったんです。(タレント学校の)クラスは30人ぐらいいましたけど、発声練習をしても誰も私のことを聞いてくれないから、“どうやったらみんなが私を見てくれるか、聞いてくれるか?”って自分で考えて、マンツーマンで先生についてもらって。当時の先生から22年経って聞いたんですけど、“この人はレッスンじゃなくて場数だな”と思ったらしくて、それですぐビアガーデンでデビューしようっていう話になって、それでもう浜松に行っちゃったんですね。そこは演歌の事務所だったので、演歌歌手の付き人をやりながらその前歌をやらせていただいてたんですよ。

木村:前座みたいな感じ?

LiLiCo:はい。それで2、3曲歌って、そこからは着物の着付けと、終わったら畳んで荷物を持って…まあ、お世話係ですよね。

木村:その時間があった後に、ヒッピー生活を経験したんだよね。

LiLiCo:そうです(笑)。

木村:そのヒッピー生活を抜け出すきっかけを与えてくれたのが、中川翔子ちゃんのお母さん…っていうのは何なの?

LiLiCo:中川翔子ちゃんのお母さん本人は高級会員制クラブって言ってるんですけど(笑)、ショーパブをやってたんですよ。そこを友達が「この人住む所ないんだよ」って言って紹介してくれて、それでも日払いで現金でもらって、それを貯めて、やっとひとり暮らしできるようになったんです。

木村:そうなんだ!

LiLiCo:それですぐ辞めちゃうのも良くないので、そこで5年働いてました。だから翔子ちゃんは10歳ぐらいの時から知っています(笑)。すごく才能を持ってたんで、タレントになるなっていうのはわかりました。

木村:それで2001年に『王様のブランチ』(TBS系)の映画コーナーのレギュラーに抜擢されて、そこからずっと。

LiLiCo:そうです。そこから20年になりました。

木村:レギュラーに抜擢されたのはどういう流れだったの?

LiLiCo:『サウスパーク』っていうアニメ知ってます?

木村:知ってる知ってる! ちょっとブラックユーモア満載の。

LiLiCo:子供4人が主人公で、そのうちの一人のエリック・カートマンの声を声優としてやってたんですね。それで、雑誌に「今週の声優の紹介」みたいなのコラムがあって選ばれて、そのコラムの決まりが、「その声優が好きな映画を3本あげる」ということだったんですね。“これ、なんかあるな”と思って、好きな映画というよりも、幅広く「なんかこの人映画わかってるな」って感じで映画をあげた方が面白いんじゃないかなと思ったんです。まず1本が、その『サウスパーク』の映画。だからアニメですよね。でもう1本がサンドラ・ブロック主演の映画『デンジャラス・ビューティー』。ちょっとおふざけのコメディだったんですよ。3本目が『太陽の誘い』。官能的なヨーロッパのラブストーリーだったんですけど、『王様のブランチ』の放送作家さんが、その(好きな映画としてあげた)3本を見て、「この人、映画のことわかってるんじゃない?」って言って電話が来て、決まったんです。

木村:じゃあ、その映画のチョイスが、ちょっと間違ってたらなかったかもね。

LiLiCo:なかったですね。

木村:もともと映画は好きだったの?

LiLiCo:私の中で映画は現実逃避でした。私、弟が病気でずっと面倒見てたんですね。お父さんが出ていったから、母はずっと働いてて、たまに「どこか行っていいよ」って言われた時に行くのが必ず映画だったんですよね。だから、いつも自分のいる場所が映画のスクリーンの中だったんですよね。

木村:映画の観方も、客観視ではなく、映画を観てるうちにその映画の世界の中にLiLiCoが入ってる…っていう感じだ。

LiLiCo:入っていました。だから、いろんな人になれるんですよ。

木村:タイムスリップして、中世の世界観だったり、未来だったり、現実だったり。

LiLiCo:男性にもなれる。

木村:“映画を観る”ってなると、傍観者というか、チケットを買って客席に座って観てるから、なんかどこか冷静にその作品を観ちゃってる時もあるけど、その世界の中に入って行けるっていうのは一番豊かな映画の観方ですよね。

LiLiCo:そうですね。だから、スウェーデンの映画が多かったですけど、若い時に観ていた作品とかはずっと心に残っていますし。日本に来て映画コメンテーターをやるにあたって、日本の映画が全くスウェーデンに入って来なかったので、本当に勉強しましたね。もちろん全部は観られないんですけれども。

木村:いろんな方とお会いしてインタビューもしてますよね。“この人はやばかったな”っていうのはあります?

LiLiCo:えっと、どっちのやばかった?

木村:両方。

LiLiCo:やっぱり(クエンティン・)タランティーノは面白いなって思って。俳優もいいけれど、やっぱり監督やったり脚本とか書いた時って、ものすごい思いがめちゃくちゃ入ってるじゃないですか。メイキングとかを見ても、何回もやり直したい人なのよね。「なぜならば私たちは映画作りが好きなんだぜ!」みたい感じのことをずっと言ってるんだけど。あと、飲みに行った時に…。

木村:えっ、飲みに行ったの?

LiLiCo:はい。

木村:タランティーノと?

LiLiCo:私、バーカウンターで「フラッシュダンス(ホワット・ア・フィーリン)」を歌ったんですよ。せっかくなら『フラッシュダンス』と同じことやりたいじゃないですか(笑)。

木村:やったの?

LiLiCo:その時、水をかけたのはタランティーノだったのよ。私、真冬にデニムがビチョビチョになって、タクシー乗るのが大変で。座席に座っちゃうと次の人が濡れちゃうから、次の人も可哀想だしタクシーも可哀想だから、床のゴムの所に座って家に帰った記憶がありますね(笑)。

木村:それ、どういう思いやりだよ(笑)。タランティーノと飲みに行ったっていうところを広げてくれるのかなと思ったら、“デニムがビチャビチャでタクシーの床に座って帰ったのよ、アハハハ”って(笑)。

LiLiCo:(笑)そうなのよ。やっぱり映画と同じで、“エンドロールが終わった後にまだ映画が続いてる”っていう感じなので。私の中でのタラちゃんは…。

木村:タラちゃん!?

LiLiCo:私「タラちゃん」って呼んでるんですよ。メールでいつも「タラちゃん」って送ってます。本人もわかってますよ。けっこう何人かは「タラちゃん」って呼んでるみたいなので。

木村:へぇ。

LiLiCo:英語が話せるので、向こうも楽っていうか、けっこう飲みに行くんですよ。ジェラルド・バトラーとか、あとトビー・マグワイアとも『スパイダーマン』の時に一緒に行きました。「あの人とご飯行きたいです」って言われて、ご飯に行きました。

木村:そういう時って、なんかちょっと“イケイケメイク”してってるでしょ? いつもよりちょっとライン太めとかにしてない?

LiLiCo:まあちょっと…あわよくば(笑)。もちろんスタッフもいっぱいいますので。でも楽しかったですよ。わりと友達を連れて来てくれるので、イーサン・スプリーがいたりとか、いろんな人にプラスで会えます。

木村:プラスで会えるって言うか、まさかタランティーノを「タラちゃん」と呼んでるとは思わなかったなぁ。じっくり話したことはないんですけど、カンヌ映画祭とかでタランティーノさんが審査員やってる時もあったし、“ホテルのロビーでカンゴールの帽子かぶった人がなんかすげぇ大声出しているなぁ、誰だあれ!?”…と思ったらタランティーノだったってうのはありますけど、飲みに行ってタランティーノに水をかけられるっていうのはないです!

M1.Flashdance... What A Feeling/Irene Cara

2021年05月09日Flow 第百四十五回目「拓哉キャプテン × LiLiCo」Part1

今月5月のゲストは、映画コメンテイターのLiLiCoさんをお迎えしました!
一体どんなトークになるのか、お楽しみに!


木村:よろしくお願いします!

LiLiCo:どうも〜、お願いします。やっと! 待ってました(笑)。

木村:いや、こちらこそですよ! 舞台をやってたんだよね?

LiLiCo:そう。人生初のミュージカルを。

木村:どうでした?

LiLiCo:もうね、刺激的ですね。『ウェイトレス』というミュージカルなんですけど、もともとは映画だったんですよ。50歳になったらミュージカルをやりたいって、40歳からずっと言ってたんで、ちょうどそれで50歳になった年に(話が)来たから。それもけっこう良い役で。そのために声帯の手術をしたんですけど…。

木村:声帯の手術!?

LiLiCo:手術をしたんですよ。もう声がガラガラだったじゃないですか。まだガラガラですけど(笑)。でもこれで今ちゃんと裏声も出るようになって。

木村:ファルセット?

LiLiCo:そう。それで、手術した次の次の日に転んで膝を割ったっていうね(笑)。ずっと入院してたっていう(笑)。

木村: よくそれで間に合ったね。

LiLiCo:治しました。もう一生懸命リハビリやって。だからもう今、達成感が半端なく気持ちいい(笑)。

木村:(笑)。実は、LiLiCoには本当はもっと早いタイミングで“このFlowに来てくれねぇかな”というオファーは実際にお願いしてたんですけど。

LiLiCo:そうなんですよね。

木村:その舞台、ミュージカルをやられるということで、まぁ今この時期なので、LiLiCoが50歳になったらやりたいと言っていたそのミュージカルを成功させるためにも、関係者の方…舞台に上がる役者さんだったり、出演者やスタッフも、それ以外のお仕事っていうのはできるだけ入れないという制限があったので、ミュージカルが無事終了するのを待って、満を持して来ていただいたということで。

LiLiCo:でも、前回断った時に泣きました(笑)。悔しくて。

木村:でもそれはミュージカルを成功させるためですから。

LiLiCo:本当にありがとうございます。そういう風に連絡をいただいて(笑)。本当に木村さんは優しいなぁと思って。毎回ね、なんか大変な時に木村さんのメッセージとかがすごくパワーになります。前もボディビルをやった時に…大人になって泣くことってあまりないじゃない? “悔しくて”とか”大変で”って。

木村:いや、そもそも、挑戦することが他の人とちょっと違うんだよね…。

LiLiCo:(笑)。もうね、週5でジムに行ってたんです。で、ささみとわかめと豆しか食べなかったのね。貧乏な時代は別にそれで良かったんですけど、それなりにお金があって何でも食べられる時になってそれしか食べられないっていうのが、もうキツくて…。私の通ってるジムの窓から、木村さんのコマーシャルのポスターが見えるんですよ。それを見ながらずっとリフティングしてたんです(笑)。「木村さぁぁん! 頑張るからぁぁぁ!」って(笑)。で、1回だけ本当に「辛いよ〜!」って連絡したら、「人が挑戦できないようなこと挑戦できているから、すごいよ」って返事をくれて。そのメッセージを見ながら「うぉぉぉ!」ってずっと言ってたの(笑)。

木村:だってさ、急にボディビルに挑戦したりさ。僕らのそもそもの出会いは、『王様のブランチ』(TBS系)とかにお邪魔した時に、「どうもこんにちは」っていうコミュニケーションもあったけど、ここまでのお話をさせていただけるようになったのは、スマスマのコントで、『昼顔』(フジテレビ系)っていうね、斎藤工と上戸彩ちゃんの素晴らしい作品があるんですけど、それをもうとんでもないパロディにさせていただいて、その時の僕の相手役としてLiLiCoが来てくれて、そこですよね。

LiLiCo:はい。どうして私が選ばれたんでしょう。今でも謎なんですけど(笑)。もうね、楽しかったわ。変顔したり。

木村:あれ面白かったですよね。

LiLiCo:けっこう最後の方に、もう“壁ドン”どころか、木村さんが逆立ちして“股ドン”になった時があって(笑)。

木村:あれを真剣にやっていたっていうね。その控え室で色々お話伺うと、なんか「私、今度けっこうエロ系の写真撮るんだけど、木村さんどう思う?」って言うから、「エロ系の撮影ってどこまで行っちゃうの? 」「いや、もう行くとこまで行っちゃおうかなと思ってるんだけど」とかそういうお話をさせていただいたり。で、それが終わったと思ったら「今度プロレスやろうかなと思ってるのよ」とか。「何なの? 会う度に」っていう感じではありましたよね。

LiLiCo:でもその度に、そのエロエロの写真の時も、「じゃあ、大きなお花を加えるとかっこいいよ」とかって言ってくれて、それで撮ったからね。今でもそれが私の(LINEの)アイコン。

木村:まあ、こういう関係性のLiLiCoなんですけども、皆さんにLiLiCoの人となりをちょっとご紹介しようかなと思うんですけども。
1970年、スウェーデンのストックホルムでLiLiCoが誕生し…18歳なんだ?

LiLiCo:そう。18歳で日本に来たんですよ。

木村:へぇ〜! で、芸能活動をスタートさせたのが、1989年。

LiLiCo:(来日の)次の年ですね。19歳で静岡県の浜松の「松菱」っていう、もうないんですけど、デパートの屋上のビアガーデンで歌手デビューをしました。

木村:聞いたところによると、その話もLiLiCoと楽屋でしたんだけど、一時期あれだったよね。割とこう、ヒッピー的な生活。

LiLiCo:ド貧乏でした(笑)。浜松から東京に出てきて、事務所の中に住んでたんですよ。東京の中野で(笑)。それで(事務所の)鍵とか全部変えられて、全部を差し押さえられて、そこから5年間車の中で生活してたんですけど、みんなキャンピングカーに住んでたと思っているみたいで。普通の乗用車だったんですよ。

木村:セダン?

LiLiCo:そう(笑)。だから、まっすぐ寝られなかったんですよ、5年間。リクライニングだけで寝るっていう。

木村:後部座席に行っても、そうか、体は伸ばせないか。5年間! まあ、今現在はイベントに出演する、他にもアニメの声優だったりナレーションだったり。だってね、ミュージカルにも出演されてますから、女優さんとしても活躍してますし、皆さんがご存知のとおり、映画コメンテーターとしても活躍してますからね。

LiLiCo:長かったけどね。ここまでね。

木村:まあ、長いと言えば長いし、あっという間と言えばあっという間。だから、いろんなことがありすぎたってことですよね。

LiLiCo:そうね。でもやっぱり、挑戦したいことは全部挑戦しないといけないなと思って。なんかこう死神が来て、「もうそろそろお前の番だぜ」って来た時に、“やっておいて良かったな”って思いたい。なんか人生の中で、“あれもやっとけば良かった”って思いたくないの。

木村:死神が来た時に、「わかったよ、行ってやるよ!」ってすぐに。

LiLiCo:そう(笑)。

木村:死神が来た時に、「ちょっとまだあれやってないんで、ちょっと待ってもらっていいっすか?」とは言いたくない?

LiLiCo:(笑)。言いたくない。だから、興味のあることは全部やってます。

木村:ミュージカルも成功させ、今現在の今僕の目の前にいるLiLiCoが、「次にこれやってみたいな」っていうのは何ですか?

LiLiCo:芸能界のことだったら、デュエットしたい。歌でやりたいんですよ。歌手になるために日本に来たので、一番成功してないのは歌手活動なんですよね。いっぱいCDも出してるんですけど。

木村:それは“シンガーLiLiCo”単独ではなく、なんでデュエットなの?

LiLiCo:なんか、ハッピーな、40歳から50歳ぐらいのみんながカラオケで盛り上がれる“のんべえソング”みたいなのをやりたいなと思ってて(笑)。

木村:それ、自分の生活の延長なんじゃないの(笑)。

LiLiCo:いやいや(笑)。まあでも、仕事は生活の延長がいいなと思っていて。今スウェーデンの歌謡曲ってすごく良くて、特に80年代のが良くて、それを私が日本語にしてやりたいなと思っていて。

木村:だから、両方作ればいいじゃん。スウェーデン語のバージョンと、日本語バージョン。

LiLiCo:はい。

木村:だったら…。

LiLiCo:来ます?

木村:「来ます」っていうか、生活パートナーが歌えるじゃないですか。

LiLiCo:いやいや、あの人はやだ(笑)。別の人がいい!

木村:ハッキリ言い過ぎ(笑)。

LiLiCo:なんかロックな声を持ってる人がいいな〜。

木村:ロックな声(笑)。なんかね、このアクリル越しにね、すごい見られてるんですけど、俺(笑)。

LiLiCo:だって、どこか見ないといけないんだもん(笑)。

木村:じゃあ、LiLiCoが思うロックな声の持ち主は?

LiLiCo:木村さんはきっと来ないから、断られると思ってるので(笑)。松崎しげるさん。

木村:おいおい! 公共の電波で名指しすんな(笑)。

LiLiCo:(笑)。

木村:日本のアイドルに憧れて日本に来られたっていうことなんですけど、当時好きだったアイドルってどなただったんですか?

LiLiCo:というよりも、日本語が全くわからなかったので。葛飾のおばあちゃんがいつもアイドル雑誌とか送ってくれて、それを見て、ピンクのフリフリの衣装だったりとかが可愛くて、“こういう風になりたい”っていう。スウェーデンのアイドルってそうじゃないの。革ジャンだったり、なんかもうちょっとロックな感じ。

木村:要は、リアルな生活の中からちょっと突出したイケてる男の子だったりイケてる女の子が、スウェーデンではアイドル。まあ、日本のアイドルって独特だもんね。世界中探してもいないっしょ。

LiLiCo:いないですね。“すごいな、この国!”と思って、必死で日本語を勉強して。だから、誰っていうよりも、後々見たら河合奈保子さんとか早見優さんとかのレコードが家にあったっていう感じだったんですけどね。でも、特にその“歌”が(歌詞が)よくわからないから。何を歌ってるのか全くわからないから、どっちかと言うと、ビジュアルのところに惚れましたね。

木村:ローラースケートびっくりした?

LiLiCo:びっくりしました。

木村:その後ろで俺スケボーで走ってたからね(笑)。

LiLiCo:すげー! すごい(笑)。

木村:すごくない? 今考えたら、あれすごいよね。

LiLiCo:すごい。可愛いじゃない。

木村:日本独特のカルチャーかもね。

LiLiCo:それに惚れましたね。でもその洋服がすごく刺激的で、“こういうの着て踊りたいな”と思っていましたね。

木村:だって、ある意味アニメだもんね。

LiLiCo:そうですね。

M1.Dancing Queen/ABBA

2021年05月02日Flow 第百四十四回目

早速、1通メールをご紹介します!

【群馬県 ぜんぶうまいぞう 46歳 女性】
キャプテンこんにちは。
以前、番組でおっしゃっていましたが、映画サントラ特集をぜひやって欲しいです。
昔は、映画を観て、サントラをレンタルしてカセットに録音してよく聴いていたものです。
私が好きなサントラは、初めて観た洋画でもある『フットルース』、王道の『ボディガード』、そして1991年のアラン・パーカー監督の『ザ・コミットメンツ』です。
ちなみに、今は『パルプ・フィクション』のサントラを聴きながらメッセージを打っています。
木村さんの好きな、または、今こそ聴いて欲しいサントラ楽しみにしています。

そのほか、たくさんのリスナーの皆さんからのご要望により、今週は「映画サントラ特集」をお届けします!
どんな映画から、どんな曲が選ばれるのか? お楽しみに!


木村:まずは、この曲から!

1. Born To Be Wild / Steppenwolf

木村:お届けしているのは、1963年の映画『イージー・ライダー』の主題歌になっております、ステッペンウルフで「Born To Be Wild」 …なんですが、いやまず、僕はここを避けて通りたくないですね、はい。やっぱこう…なんだろうね。正直、初めて『イージー・ライダー』を観た時“何を伝えたい映画なんだ”って全くわからなかったんです。でも、この「Born To Be Wild」が流れてくるんですけど、この曲で全て救われるんですよね。もうほんと、この曲があってくれたおかげであの映画が好きになれるんじゃないかなっていうような。僕の個人的な見解なんですけれども。
デニス・ホッパーとピーター・フォンダが、監督もやり脚本もやり主演もやってるっていう…もうね、2人がやりたいことをただ撮ってるっていう映画なんですけど(笑)、アメリカ横断の旅に出た2人の男の人が、アメリカの南部で、いろんな偏見だったり恐怖だったり憎しみだったりそういうものに直面して、2人がそういったものに対してどう抵抗していくのか…というような。なんだろうね、映画なんだけど、いまだにカルチャーとして残ってますもんね。いや、これは外せない1曲でしたね。

続いて、これはコテコテなんですけど、行きますよ。続いてはこちら!

2. Eye Of The Tiger / Survivor

木村:お届けしたのは、1982年公開になりました『ロッキー3』の主題歌、サバイバーで「Eye Of The Tiger」。いや〜、これはもう、自分ら世代は間違いなく「ハイハイ」って言ってくださると思うんですけども、もう、なんだろうな。やっぱ「ロッキー」というシリーズをずっと観てきた僕ら世代っていうのは、これがかかるとなぜか筋トレしたくなるんじゃないかっていうね。そういう曲なんですよ。本当に当時は観てたなぁ。観てたし、なんか“ロッキーっているんだろうな”って思わせてくれるんですよね。ロッキーが(フィラデルフィア美術館正面の階段を)駆け上って街に向かって両手を突き上げる有名なシーンがあるんですけど、そこ(フィラデルフィア美術館の前)に本当にその銅像が立ちましたからね(笑)。 だからなんか、僕ら観てる観客が実在のボクサーみたいな感じで思わせてくれた作品だったし、この「Eye Of The Tiger」が流れると、なんだろうなぁ、血がフワッと、血圧が上がる感じしますよね。

さあ、今週は映画のサントラ特集。続いて僕が選んだのは…! ちょっと渋めに行きたいと思います。

3. Shape Of My Heart / Sting

木村:お届けしたのは、1994年公開の映画『レオン』のエンディングテーマ、スティングで「Shape Of My Heart」。これはね、映画『レオン』っていう作品ももちろん素晴らしい作品ですっごい素敵なんですけど、ストーリーが全て終わった時に、この「Shape Of My Heart」のイントロが流れてきた時に、また救われるんですよね。悲しくはあるんだけど、希望を与えてくれるエンディングテーマでしたね。
だって、当時12歳でしょ? ナタリー・ポートマン。2000人以上の候補者からマチルダという役に選ばれて、これで映画デビューですからね。で、ジャン・レノが“殺し屋レオン”をやってたんですけど、それに勝る出演者として、僕の大好きなゲイリー・オールドマンさんが…これね、もう気持ち悪いぐらいの怪演をしてますね。その(ゲイリー・オールドマン演じる)カイエンが、またなんだろうな…怖くもあり気持ち悪くもあるんですけど、ゲイリー・オールドマンがやるとかっこよくなっちゃうんですよね。
この「Shape Of My Heart」、本当だったらこうやって色々喋らないでじっくり皆さんに聴いてもらいたいなっていう曲なんですけど、一応ラジオなので、すいません、喋ってしまいました(笑)。

じゃあ、続いていきましょう。「Shape Of My Heart」はちょっとしっとり目にいったんですけども、これはしっとりに輪をかけて、とどめを刺して帰ろうかなっていう。選んだのがこちらです。

4. I Will Always Love You / Whitney Houston

木村:お届けしたのは、1992年公開、映画『ボディガード』の主題歌、ホイットニー・ヒューストンで「I Will Always Love You」。もうやばいっすよ、この曲は。この人は、マイケル・ジャクソンと同じぐらい亡くなった時残念だったな…。“なんでもうこの声が聴けないんだろう”っていうね。まあでも曲は残ってるので、こうやって聴き返すとね、彼女の歌声、ブレス、音の切れ際の“何でそこでメロディーをキュンって上げるんだろう”っていう、そんな細かいところを聴きながら、結構僕は悶えてるんですけども。
ホイットニー・ヒューストンは、この『ボディガード』っていう映画が初出演だったんですね。で、ケビン・コスナーさんと共演されまして、ショービジネス界のトップスターとそのボディーガードとのラブストーリーだったんですけど、この曲は…やばいっすよ。うん。

さて、ラジオを聴いているリスナーの中には、「あれ? 入ってねーじゃん。『トップガン』とか『アウトサイダー』入れなくていいの?」っていう人もいるかもしれませんが、もちろん入ってますよ!

5. Danger Zone / Kenny Loggins

木村:これは1986年公開、アメリカ海軍の戦闘機パイロットの…これ、『トップガン』っていうタイトルずるくないですか!? “トップガン”って、学校ですよ。ナンバーワンの腕利きパイロットを決める学校。これ、当時観た時はもう…。今はCGだったりいくらでも出来ますけど、この時のあの映像って、ガチで撮ってますからね。エグくないですか? で、今、コロナの影響でどんだけ延期するんだっていうぐらい延期してますけど、『トップガン』の続編と言われている『トップガン マーヴェリック』というのが公開予定になってます。いや、これ僕は絶対観ますよ(笑)。今、ケニー・ロギンスの「Danger Zone」が流れてますけども、僕はあえて今回、『トップガン』のサウンドトラックから、この曲を選曲させていただきました。ベルリンで「Take My Breath Away」。

6. Take My Breath Away / Berlin

2021年04月25日Flow 第百四十三回目

今週は、皆さんからいただいたメッセージを紹介させていただきます。
最後までよろしく!!

まずは今月4月のマンスリーゲスト、北村匠海くんについてのメッセージが届いております。

【岐阜県 しま 50歳 女性】
キャプテン、こんにちわ。
4月のマンスリーゲスト、北村匠海さんとのトーク、毎週、本当に聞き入っていました。
お仕事以外のスパイスカレーの話が印象的で、趣味なのかなと思いきや、曲作りの話につながっていって、丁寧な人なんだぁと感じました。
また、キャプテンの聞き方と突っ込み方が絶妙で、北村匠海さんの人となりが、よりよく伝わってきて、ほんわかしました。
楽しい時間をありがとうございました。


木村:というメールが届いております。『教場II』のあの土砂降りのシーンは、2020年の中で一番過酷な撮影だったっていう風に言ってましたけども、色々お話をさせていただいて、撮影現場では本当に真面目に真摯に撮影に臨む人だったので、雑談とか必要のないことを話すっていう機会はあんまりなかったので、今回こうやってマンスリーゲストに来ていただけて、色々お話ができて、“こういうことにはこんなテンションなんだ”とか“そういうこともやってるんだ”とか、実際にああやって話して初めて…岐阜県のしまが言ってますけども、僕も、話してみて初めて、北村匠海くんっていう人の人となりというのが手に取るようにわかったかなっていう感じはありましたね。
あとやっぱり、俳優でもあるけれども、バンドのボーカルとしての自覚というか、表現者として自由な表現者なんだなっていうのは、話してみて思ったかな。「役者です!」っていうだけではなくて、「いろんなことをやりたいんです!」って熱が非常に伝わりましたよね。
で、「スパイスカレー」っていうところで、“そんなに真剣にやってるんだ”とは思ったけど、曲作りとスパイスカレーがあそこまでリンクするとは思ってなかったので、まぁそうね…だから、曲を作るにしても、料理を作るにしても、クリエイトすることがすごく好きなんだなっていう印象はあるかな。

そして、こんなメッセージもいただきました。

【福岡県 ようこ 37歳 女性】
北村匠海くんとのトークでサウナの話がありましたが、私の夫も1年前くらいからサウナにハマってて、私にもサウナの良さを話してきます。
なので、匠海くんのサウナ好きは知ってたみたいで、トークに共感しまくりでした。
入り方は人それぞれ、水風呂のヴェールをまとう、夏の外気浴は気持ちいいなど「分かる分かる」と横からうるさいくらいでした。
最近、木村さんもサウナに入ったことについて何度かインスタ投稿されてましたが、やっぱサウナって気持ちいいですか?


木村:匠海くんとかようこさんの旦那さんがはまっているというサウナ。もっと詳しく言うと、ドライサウナ。僕ね、本当に苦手だったんですよ。“何がいいの?”みたいな。否定派だったんですけど、何なんですかね。ちょっと入ってみようかなぐらいの感じで、入ったんですよ。
で、“ドライサウナ、なんだなんだ?”って思っていたところ、なんか横にオススメみたいな感じで「約7分から10分ぐらい入っていただいて、汗を流し、シャワーでかいた汗を流してから、水風呂に約1分から2分弱浸かる。そして体を平温に戻し、またサウナに入り、汗を流し…それの繰り返しを3回ぐらい繰り返していただくと、代謝が上がってデトックスになりますよ」みたいな張り紙があったんですよ。それをまじまじと読んでしまい、トライしてみたんですよ。そしたらなんか、“思いの外すっきりするなぁ”みたいな体験をしてしまいまして。そこからかな。
それで、うちの事務所で言うと松岡だったり、この間の北村くんだったり、「サウナいいっすよ、ヤバイっすよ!」っていう人がいた場合、「ま〜、だよね」っていう感じにはなりましたね。最近。

続いてのメッセージはこちらです。

【愛知県 かーちん 50歳 女性】
拓哉キャプテンこんにちは!いつも楽しみに聴いてます。
『Ray-Ban』とのコラボレーションによるサングラス『RAY-BAN ×TAKUYA KIMURA』の発売おめでとうございます。
長年愛用しているRay-Banのサングラスとのコラボは嬉しい限りですよね!
これまでも数々のサングラス姿を見せてくれてますが、今現在どれくらいのコレクションになっていますか?
また操上さんとの撮影裏話など聞けたら嬉しいです。


木村:まさかお話をいただけると思っていなかったので、本当に嬉しい限りなんですけど、なぜそういう経緯に至ったかっていうお話を軽く聞いたら、『グランメゾン東京』っていう作品で僕がやらせていただいた「尾花」という役がかけていたサングラス、一応グランメゾンの撮影用に持道具のスタッフと一緒に相談して、「かけても目の表情がちゃんとカメラでわかるような薄さでかけるのはいかがですか?」みたいな話をしたら、監督の塚原さんも「ああ、いいですよ」ってオッケーしてくれて、それで作ったんですよ。まぁ作ったって言っても、フレームにこのレンズをはめて、尾花の私物みたいな感じにしませんかっていうものを作って、それで撮影してたんですけど。そしたら、『グランメゾン東京』を観てくださった方達の中から、「あれと同じやつが欲しいんだけど」って、結構同じやつを探して…探してというか、作ってなのか、かけてくださる方達がたくさんいらっしゃったみたいで。
そしたら、Ray-Banさんの会社の中で「なんでこんなに売れてんだ」って話になって、「なんか、日本のキムタクって奴がドラマでかけたらしいんすよ。それじゃないすかね」っていう話になって、今回お話をいただけたっていう。
今、アビエイターを僕は実際に乗せた状態でこのラジオお届けさせていただいてるんですが、すごい嬉しいですね。好きなミュージシャンだったり、“好きな映画のあのシーンであんなのかけてたじゃん!”っていうのが、大抵Ray-Banだったからね。そういう景色を好き好んでずっと大きくなってきた自分としては、何だかそこの内側に自分が入れた感じがして、すごい嬉しいですね。

さぁ、ここにきて、『木村さ〜〜ん!』のあの回が、この方には響いてるようですね。

【愛知県 れお 41歳 女性】
木村さんこんにちは。
以前GYAO!の『木村さ〜〜ん!』でマクドナルドのアルバイト体験をしていましたね。
木村さんがマクドナルドのアルバイト体験をしていたのを拝見してマクドナルドに応募しました。採用され今はバイトをしています。
ポテトの入れ方はまだまだですが、木村さんのフライドポテトの入れ方を勉強しながらこれからもバイト頑張りたいです。


木村:マジか! あれはでも、去年の10月か何かに配信した回ですよね。『木村さ〜〜ん!』が、観て下さってる人達の勉強になってるとは思わなかったね。あれもう、単なる暇つぶし番組ですからね。勉強してくれてると思わなかったな〜。嬉しいっていうか、逆になんか、れおさんが働いてるマックに行ってみたいですよね。でも愛知県だからね。『木村さ〜〜ん!』では多分行かしてくれねーなあ。「これ、都内だったら行くんですけどね」とか言うんですよ、『木村さ〜〜ん!』のスタッフの人達って(笑)

続いては、お手紙が届いています。

木村 拓哉 様

あれは忘れもしません。2019年7月29日の月曜日。
パリでドラマ「グランメゾン東京」の撮影の際は大変お世話になりました。
撮影の合間に鈴木京香さん、木村拓哉さんと少し世間話をさせていただいた事は僕の中に、今でも鮮明に残っています。
撮影の後にも出演者の皆様で、ランブロワジーでお食事をされた際にも
照れながら挨拶をさせていただいた事も良い思い出としてずっと残っています。
その後、何度か従姉妹から度々木村さんがラジオで僕の事を話しておられたと伺いました。
撮影後でも木村さんが僕の事を想っていただいていたと思うと感謝の気持ちでいっぱいです。
どのようにして、お礼を伝えて良いのかわからないので、この手紙にしたためる事にしました。

今、コロナの影響でフランスのレストランは国が休業を命じています。
もちろんランブロワジーもずっと休業したままです。
閉まっているのにただフランスに残っていても仕方がないので僕は日本に帰っておりました。
最近はありがたいことに東京で料理の監修やお店のコンサルティングのお仕事等をさせていただいております。
もちろんランブロワジーが再オープンしたらフランスへ戻らなくてはなりませんが、十数年ぶりにこんなに長く日本で過ごせる事が嬉しいです。
木村さんもお身体に お気をつけてお過ごし下さい。

Restaurant L'ambroisie 吉冨力良


木村:やっぱそうだ…そうだよね。今はもう、ロックダウンもそうですし、レストランとかそういうところはね、全部。
でも、僕らが2019年に撮影でお邪魔した時には、力良さんは確かスーシェフだったんですよ。スーシェフって副料理長のことなんですけども、日本人がフランスの三ツ星レストランの副料理長やってるってすげーなって、その撮影の時、それだけでもすっげー盛り上がったんですけど。最近雑誌でちらっと見たんですけど、この人、スーシェフからシェフに格上げしてましたよ。だから今、ランブロワジーの料理長ですよ、この人。すごくないですか? なんか、ドラマじゃないのにリアルでその道を行ってるっていう感じはしますよね。何度かこのラジオでも、グランメゾンのお話になるとわりと出させていただいたお名前だったんですけど…。まあ、今そういう話にもなったので、久々にこの曲を皆さんと一緒に聴きましょうか。

M1.RECIPE (レシピ)/山下達郎

2021年04月18日Flow 第百四十二回目「拓哉キャプテン × 北村匠海」Part3

今月4月のゲストは、俳優でDISH//のヴォーカル&ギターの北村匠海さん!
北村さんとのトークも今週で最後です。今週は皆さんからのメールを元に二人でトークします。そして、北村さんの「人生の1曲」もお伺いします。最後までよろしく!!

まずはこちらのメッセージから!

【徳島県 りの 17歳 女性】
私にはちょっとした悩みがあります。
それは周りの友だちや同い年ぐらいの女の子に比べて体格ががっしりしていることです。
私は肩幅が広めで背中も大きく、筋肉がつきやすい体質なので腕や足にも筋肉がついて太くなってしまいます。
女の子っぽい服を着ると肩幅の広さが目立ってしまうので、どうしても服装がカジュアルになってしまいがちです。
そこでなんですが、男性から見て体格がしっかりしている女子ってどうなんでしょうか?
やっぱり女の子っぽくないなとか思うんでしょうか? 教えてもらいたいです!


木村:これはもう、年頃の女の子からのお悩みですからね。

北村:そうですね〜。あんまり、人を体格で見たことなかったですけど、水泳をやっていたので肩幅が広い同級生の女の子とか一緒にスクール通ってましたし、ある種、結構当たり前だったので。スポーツやってる女子だったり。だから、そんなに “あ、がっしりしてるな” とか、気にした事なかったけど。でもやっぱ、“ちゃんとご飯食べる” とか、“ちゃんと運動する” とか、“ちゃんと汗かく” っていう健康的な子の方が惹かれるものは、僕はありますね。

木村:ちゃんと食べるっていいよね!

北村:ちゃんと食べるって、「今日はサラダだけです。」じゃなくて、ご飯片手に生姜焼きとかをマヨネーズつけてガツガツ食べるような。

木村:分かる分かる。一回、ご飯にワンバンさせてね。で、一口一口がチョボッて食べるより、ホムッて食べて、ホムッていってくれる。で、美味しいっていう顔して笑っててくれるとめっちゃいいっすよね。

北村:いいですね〜。

木村:で、しっかり動くっていう、そこも僕ポイント高いっすね! でも、りのちゃんはどうしても男の子目線が気になってるんだよね、今はね。

北村:そうですね。17歳。

木村:17歳。それも、りのちゃんの素敵なところだと思うし。男の子目線が気になりだした、りのちゃん。でも、そこに、りのが無理やり行くことはないと思いますし、今は今しかできないスポーツなのか、部活なのか、“今しかできない、りのを謳歌して欲しいな” と思いますね。絶対無駄にならないから!

北村:絶対なんないですね!

続いては、恋のお悩みでしょうか。

【埼玉県 あきら 26歳 男性】
キャプテンこんにちは。
たわいもないメッセージですが聞いてもらえると嬉しいです。
先日、街中ですっごく良い匂いの女性とすれ違いました。
急いで振り返りましたが後ろ姿しか見えず。
その日以来、その人の匂いと後ろ姿を思い出しドキドキします。
僕は恋をしているのでしょうか? もう2度と会えないと思うのですが。。。
キャプテンこの気持ちわかりますかね?
キャプテンは匂いに惹かれることはありますか?
また好きな女性のタイプやこの仕草に弱いというものがあれば教えて欲しいです!


木村:どうした?

北村: (笑)。でも、僕も結構、匂いはフェチですね!

木村:どういうのが好きですか?

北村:僕は…。

木村:カルダモン? クミン?

北村: (笑)。たしかにスパイシーな匂いも好きです。でも、自然系な匂いというか。自分が使ってる香水もナチュラルに近い匂いというか。気の樹脂から採ったみたいな、ああいう匂いがすごい好きで。だから、自分と匂いの観点が近いような人の匂いは惹かれるというか。日常歩いてても、ふわっと香った匂いが、“うわ、俺、この匂い好きだわ〜” っていう人は、ちょっと後ろをチラッて見ちゃいますね。

木村:あ、結構あきらゾーンいってるよ!

北村: (笑)。いや、なんか分かるなと思います。

木村: “あぁ、いい匂いだな〜、あの人” って見ちゃうんでしょ!

北村: (笑)。容姿と言うよりかは、ほんとに匂い。そこにすごい気を使えるというか、ちゃんとそういう自分の好きな匂いで、服装とかもそうですけど、“自分をそうやって見せれるって素敵だな” って思うんで。“いいなぁ、あの人” とか、ちょっと思っちゃうかもしれない。

木村:いやぁぁぁ、恋なのかな、これ? 恋って、“その人の色んな事を把握できて恋に進めるんじゃないかな” と思うんだけど。「僕は恋をしているのでしょうか?」って書いてありますけど。

北村:一目ぼれに近い感覚なんでしょうかね?

木村:だって、後ろ姿しか見てないんだよ。

北村:匂いで全てが形成されちゃってるんですかね?

木村:確かに匂い、僕もありますね。好きな匂いは。

北村:どんな匂いが好きですか?

木村:僕、甘系が好きです。分かりやすく言うとですよ、日焼けオイルのココナッツだったりバニラだったり。

北村:あぁ、なるほど!

木村:あと、若干チュベローズ的な匂いは、それこそハワイに行ったときのレイの匂い。ああいう匂い好きですね。好きな女性のタイプ、弱い仕草。俺、「爆笑」結構弱いですね。

北村:いいですよね、女性の爆笑。

木村:爆笑、すっごい好きですね。

北村:さっきの匂いもそうでしたけど、同じ人に惹かれるのかもしれないです、僕。なんか自分と観点が合う人が好きだし。

木村:じゃあ、わりとそういう自然の周波数というか、それが大切なジャッジの要素になってるのかもしれないですね。

北村:そうですね。だから、「好きな女性のタイプは?」と言われたら、「(自分と)同じような人」。

木村:そろそろ、お別れの時間が近づいてきましたね。

北村:早い。早いですね。

木村:僕から、これ言っちゃっていいのかな? 出演映画が4月9日から全国公開。『砕け散るところを見せてあげる』っていう作品。できるだけ、素敵な条件の中、映画という作品を受け取ってほしいと思いますね。
そして、DISH//の4枚目のニューアルバム『X』が発売中という事で。

北村:はい。発売中です。

木村:あとは3月にリリースされた筒美京平さんのトリビュートアルバム、こちらで是非、北村匠海バージョンの「また逢う日まで」を体感してほしいと思いますね。

北村:聴いてください。

木村:今後、今年もまだ全然ありますし、まだまだこの先ありますが北村匠海的にはどんなことに挑戦していきたいですか?

北村:そうですね。自分は役者と音楽、あとは写真だったりとか色んなことを好きでやってきたんですけど。今、同い年とか同世代の人と映画を撮ったりとか、DISH//でもMVを作ったりとか、バンドマンに関してもどんどん同じ世代の面白くてカッコイイ人たちがたくさん出てきたので、“同じ世代で楽しいものを作って行きたいな” っていうのが漠然とある一個の最近できた夢で。同い年の監督とのやりとり撮ったりとか。

木村:素晴らしいなって思うのが、口だけじゃないっすよね。「こんな素敵な奴らがいるから、一緒に作ってみたいんですよね」って言ってた人たちって、やってるもんね。

北村:やってますね。

木村:うん。だから、それを僕も傍から見てて、素晴らしいなって思いながら見てるんですけど。

北村:僕、言霊だけは信じてて。自分の、やりたいとか言ったこと、ちゃんと実現してきてはいて。「二十歳で写真展を開きたい」って18の時に言って、二十歳で開いたりとか。同世代の、ずっと昔から役者として共演してきた友達が監督になって、その監督と映画作るとか。ずっと言ってきたことが少しずつ叶ってきてはいて、DISH//で自分達で作った曲がアルバムのリードになるとか、次はシングルの1曲目を目指そうとか。少しずつ、少しずつ叶えてきてはいるので。やっぱ、今はそういう自分が面白いなと思った同い年だったり近い世代と「何かやりたいよね!」っていうのをずっと喋っていて。

木村:素晴らしいですよね。でも、お話を聞いてて、パワーになる分にはすごいいいと思うんですけど、それが足かせとか邪魔なハードルになってほしくないなと思って。言ってしまったことが、変なプレッシャー。

北村:やらなきゃ、やらなきゃっていう。

木村:そういう風になってほしくないなとは思いましたけど。でも、その辺のアンテナはきっとしっかりしてるんだろうなと思って、以後楽しみに僕は見てるので頑張ってほしいと思います。

北村:頑張ります。

木村:ということで、今月は北村匠海さんをゲストに迎えてお送りしてきましたが、毎回ゲストの方に「人生の1曲」というものを伺ってるんですよ。伺ってもいいですか? 北村匠海の人生の1曲。

北村:すごく悩みました。人生の1曲。僕は、Oasisの「Wonderwall」です。

木村:Oasis。それ、いつ聴いたんですか?

北村:僕が17歳の時にOasisと出会いまして。当時『ディストラクション・ベイビーズ』っていう映画を撮ってたんですけど、そこで今でもずっと繋がっている村上虹郎とホテルの小っちゃい部屋の中で、二人でずっと音楽を聴いてたんですよ。パソコンで。当時、僕、UKの音楽とかあんまり詳しくなくて。で、「お前、Oasis知らねぇのヤバイぜ!」って言われて、「マジで?」ってなって。ビートルズとかは知ってたけど、Oasis知らなかったんですよ。で、Oasis聴いて「ヤバすぎる!」ってなって、そこからもう自分の中では永久に居るんです。Oasisが。じゃあ、“自分の人生のテーマ曲なんだろうな” って思って、“あ、OasisのWonderwallだな” と思って、今回持ってきました。

木村:ほう。俺、虹郎のお父さん。

北村:村上淳さん。

木村:村淳はよく知ってるんですけど(笑)。何か今、“だよな〜” って思いましたね。

北村: (笑)。

木村:いやぁ、素晴らしい選曲ありがとうございます。

M1.Wonderwall/Oasis


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