木村拓哉 Flow supported by Spotify - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

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2019年11月03日Flow 第六十六回目「拓哉キャプテン × Uru」Part1

今月のゲストは、キャプテンのニューアルバム『Go with the Flow』に
楽曲提供をしていただいた、シンガー・ソングライターのUruさんです。

Uruさんは、2013年よりネットに新旧問わず、数々の名曲をカバーする動画をアップする事をスタート。
楽曲の歌唱、演奏、アレンジ、プログラミング、動画の撮影、編集など、すべてを1人で行い
2016年6月のメジャーデビューまでに100本に及ぶ動画を公開。


木村:これ、本当の話なんですけど。僕がテレビドラマ『HERO』っていう作品を撮影してる時に、今この場を借りて小日向さんにお礼を言わなきゃいけないんですけど。
小日向さんが「木村くん知ってる?」って言って、すごい緊迫したシーンの撮影の合間だったんですけど(笑)。

Uru:はい(笑)。

木村:ある動画を見せてくれたんですよ、その時に見せてくれた動画がUruさんが「夜空ノムコウ」のカバーをされている動画でした。
小日向さんが「これ、すごく良くない?」って言って、僕も自分の携帯電話で「Uru」って検索したら、いろんな曲が出てきて。
“こんなにいろんなバージョンがあるんだ!”と思って、すべて聴かせていただきました。

Uru:え、ありがとうございます!

木村:今回、『Go with the Flow』に、「サンセットベンチ」という曲と「I wanna say I love you」という2曲を提供していただきまして。
目の前にUruさんがいてラジオをお届けできるのも、小日向文世のおかげなんですよ(笑)。

Uru:ありがたいです(笑)。

木村:音楽を始めたきっかけって何なんですか?

Uru:もともと“歌が好き”というのはあるんですけど。
ピアノを習っていて、自分で楽譜を買って弾いて歌ったりしているうちに“歌えたらいいな”と思っていました。でも、“歌手になるのは無理だろうな。夢のまた夢”みたいな感じで思っていたんですけど。
でも、本気でやってみて、出来なかった時に初めて「諦めた」って言おうと思って、一回本気でやってみようと思って。
合唱コンクールが学校であった時に、担当の先生から歌を褒められたりとか、初めて友人とカラオケボックスに行った時に「歌いいね」って褒められてるうちに、その気になったというか(笑)自信がついて、ちょっとやってみたいなと思ったりして(笑)。
何から始めたらいいか分からなくて、デモテープを送ったり、オーディションを受けていました。

木村:全国のこのラジオを聴いてくださっているリスナーの皆さんに、心のメモに留めていただきたいなと思うUruさんからの発言で「本当に本当にやってみて、ダメだったら諦める」って仰っていましたけど、今、そういうモチベーションの方って少数派なんじゃないかなって思います。
やってみる前に、“駄目だったらどうしよう…”っていう頭が浮かびがちなのかなって。
自分に対するナビゲーションを、皆さんにもしていただけたらなって、お話を聞いていて思いました。
そして、来年1月8日にリリースさせていただきます、僕のアルバム『Go with the Flow』に「サンセットベンチ」「I wanna say I love you」という曲を提供していただきました、ありがとうございます!

Uru:こちらこそ、ありがとうございます。

木村:本当のことを全部ぶっちゃけますと、Uruさんもっと書いてくれたんですよ。“嘘でしょ!?”っていう短期間の間に曲を書いてくれて。
3曲、4曲届いて、撮影ロケの車中でずっと聴いて、Uruさんが仮歌を歌ってくれているから完成させれているんですよ。
“この曲、いいなあ”と思って、でも女性のキーだし、Uruさんの声で完成してるから、“これ男性キーに下げたらどうなっちゃうんだろう?”って思って、仮歌も男性に歌ってもらって。
これは僕の本当に個人的な意見なんですけど、仮歌って一番最初の扉じゃないですか? その扉をどういう開け方をするか、押すのか、引くのか、昔ながらの引き戸みたいな入り口なのかっていうのが、仮歌によって決まっちゃうから。
最初、仮歌の方が歌ってくれた、歌を聴いたら「サンセットベンチ」じゃなくなっちゃったんですよ。Uruさんのやってくれる世界観が、全然Uruじゃなくなっちゃったんですよ。

Uru:うんうん。

木村:「申し訳ないんだけど、もう一回違う方で仮歌を録ってもらっていいですか?」ってお願いをして。それで、“この扉だったら入って行けるかな”っていう扉に変わって、実際作業に移らさせてもらったんですけど。
コーラスまでUruさんが担当してくれて、本当ありがとうございました。
大丈夫でしたか?

Uru:感激でした、本当に素敵なものに仕上げていただきました。

木村:イメージ的にはどういうイメージだったんですか?

Uru:木村さんは「海」というイメージがあって、女性側の目線として“木村さんがこんな風に思ってくれていたら、男性がこんな風に思ってくれていたら嬉しいな”っていう、木村さんに歌ってほしい歌詞を想像して書いたので、私がすごく得をする歌詞になっています(笑)。

木村:ミュージックビデオも観ていただけました?

Uru:拝見させていただいたんですけど、すごく素敵で言葉にならないんですけど……。
良かったなと思って、“それそれ!”って思いました(笑)。

木村:良かった〜、むしろ監督やってもらいたかったな(笑)。

M. サンセットベンチ/木村拓哉

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