木村拓哉のFlow - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

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2020年06月21日Flow 第九十九回目

今週もキャプテンの自宅からリモート収録でお届けします。
今日はいろんな相談メッセージが届いてますので、そちらを中心に紹介していきます。

さあ、なかなかな相談まで届いてるらしいですが、まずはこちら。

【大阪府 4枚のはっぱ 62歳 女性】
木村拓哉さま、こんにちは。
私は現在今年17歳になる孫と去年より二人暮ししてます。
自分から寄ってきて色んな話しをしてくれたかと思えば、部屋に閉じこもってたり、話しかけても返事もしなかったりもします。
17歳…思春期の頃のキャプテンはもう仕事をされていたと思いますが、大人との距離をどう感じていたか覚えてらっしゃいますか?


木村:17歳の頃の自分。ちょうど、蜷川さんの舞台を経験してる頃ですね。稽古中に僕、17歳の誕生日を迎えたので。

だから、4枚のはっぱさんと近い境遇というか、東京の婆ちゃんの家に居候してたので、状況はすごい似てますよね。なんだろうな。閉じこもったりは無かったかな。会話…、会話。
でも、「これ食べな」とか言ってくれたのに対して、ほんとにいらないときは「いや、今いらない!」とか、いう感じだったかな。
でも、言えてなかっただろうね。“ありがとう”は、きっと。
「あぁ、今はいらない、ありがとう」「ありがとう、今はいらない」これが全部言えてたら良かったんだと思うけど。「あぁ、今いらね!」ってたぶん、それだけだったと思う(笑)。
違うよね、言えてるのと言えてないのは。無視…、う〜ん。返事しないとかは、あったかな〜? あったかもね!
思春期っていうので、すべてクリアできるとは思わないんだけど。確かにその年齢の頃は、めんどくさくてっていうのはあったかもしれないね。

でもね、すっげぇ、今だから超笑えるんだけど、一時期、それこそ、17くらいの時ですよ。「こんなのが、家の郵便受けに来てたよ」って言って持ってきたのが、「拓哉くん、誰々さんと付き合ってるの知ってるよ」っていう手書きの、名前も何も書いてない、「郵便受けに入ってたよ」って言って見せられたんですよ、婆ちゃんに。
全然最初は、「あぁ、そうなんだ」って言って気にしなかったんですけど。
“ちょっと? うん?? 待てよ!”って思って。その郵便受けに放り込まれていたという、匿名の手紙っぽく書いてある文字、それにちょっと見覚えがあったんですよ。
それで婆ちゃんに、「“らりるれろ”って書いてみ!」って言って(笑)、“らりるれろ”って書かせたんですよ。そしたら、筆跡が全く同じで。

これ、笑えるなと思って。その当時は、“ふざけるなよ!”と思ったんですけど。今思い返したらもう、すげぇ笑えるエピソードだなと思って。
いや、話すきっかけが欲しくてというよりかは、何かこう、そういうね、立場にいるのにね、“そんなことしてていいのか!”みたいな。そういうスタンスだったと思いますよ。“お前、脇甘いんじゃないのか!”っていうことで。口で言ってもきっと分かんないだろうから、“こんなのが手紙に来てたぞ!”っていうので、書いたんじゃないですか!?
いやいや、優しさなんだけどさ。笑えない!?
“完全にそれ、筆跡一緒やん”っていう。そういう思い出がありますね。

まぁだから、そうっすね。返事しないことに対して、お孫さんに「ねぇ、聞こえてる? 返事ぐらいしなさいよ」っていう。それでも返事しないかもしれないですけど。4枚のはっぱさんからは、ちゃんとお孫さんに、今思ったことと感じたことは言葉にしといた方がいいと思いますね。

いやぁ、こんなに時間がたって思うものですからね。“あん時、ありがとう言ってねぇな”っていうね。
はい。いや、ほんとに。ダメだね、そういう若さっていうか(笑)。

もう一つ、メールを紹介しましょう。

【神奈川県 ゆう 23歳 女性】
拓哉キャプテンこんにちは。相談したいことがあってメールしました。
私は建設会社で現場監督として働き始めて2年目に入り、男社会の中で沢山の職人さんと関わり現場を動かしており、目まぐるしい毎日を過ごしています。
ですが、私が想像して楽しみにしていた働いてる自分ってこうじゃないなとか、こうなるために今まで16年間勉強してきたのかな、私は今後どう人生を生きていくのだろうかと考えるようになりました。
このまま忙しくしているうちにあっという間に歳を重ね、気づいたら20代に戻ってやり直したいな〜なんて言うような大人になってそうですごく怖いです。
仕事も自分のこともこのままじゃ嫌だって思っているのに、どうしたいのかもはっきりせず、もやもやしています。
拓哉キャプテンは今後の人生どうしていきたいですか?
また、どうなっていたいとか、どういう人間になりたいとか、夢ってありますか?
もやもやしてる私を助けてください!


木村:え〜っ!? う〜ん!? 23歳にして、すでに建設会社で現場監督として2年やってるんでしょ。すごくないっすか。
なのに、何かこんな頭抱えちゃってるの? なんで??
え〜、でも現場監督ってことはさ〜。神奈川県のゆうが現場監督ってことは、現場だよね。ヘルメットかぶって「おはようございま〜す」から始まって、朝の朝礼があって。こういう気温がどんどん上がってきた最中、現場監督は進行状況もそうだし、現場のね、男社会で作業員の方たちのフィジカルもしっかり気を配りながら監督してるわけでしょ。
それをやってて、なんで、こんな頭抱えてんだろうな?
だって、やりたいから今の建設会社の現場監督になってるんじゃないの? なんでだ?? なんだろうね、飽きちゃってるのかな? ルーティン化しちゃってて。それはないよね〜。だって、建設現場って、日々いろんなことが起きてくだろうし。一つ一つ作っていくものも変わるだろうし。

え〜っ!! 自分がどうしたいかハッキリしないこと?
う〜ん。でも、“今後どんな人間になりたい”とか、“夢はありますか?”って書いてありますけど、僕ないんですよね。夢っていうか。だから、目の前の仕事っていうのが、僕の中では最優先のものなので、やりますよってお話をいただいてても、今やってることが僕の中では一番重要なので、プランニングってそんなにしてないんですよね、自分の中で。
目標!? だから、目標は“今やってることをちゃんとやりきる”って、それだけですよね。
ない! ない! どうなっていたいっていうのもない!! どうなりたいっていうのもないね。

だから、助けてくださいって言ってるゆうちゃん、なんだろうな〜。
まずさ、僕が現場で作業している人間だったら、実はこういうことを思っていて、ちょっと頭抱えそうになっちゃってる現場監督の現場っていうのは、ちょっと不安かも。
だから、ゆうちゃんが自分で自分のことを考えたときには、こういうね、不安だったりとか、もやもやだったりとか、なっちゃうかもしんないけど、ゆうちゃんは現場に行くと、その現場で作業してる人たちをちゃんと監督しなきゃいけない“現場監督”っていう立場に今いるわけで、今作業しているものがしっかり終わって、作業員の皆さんに、「お疲れ様でした。ありがとうございました」っていう言葉を言い終わって初めて考えよっか!
今、向き合ってる建物はしっかり終わらせた方がいいと思う。大変かもしれないけど、応援してます。まだまだ、この先いろんな壁にぶつかると思いますが、ゆうちゃんだけじゃなく、皆さんも刺激に変えて、流されず、それぞれのスタイルを貫いて頑張ってほしいと思います。

M1.Style/木村拓哉

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