木村拓哉 Flow supported by Spotify - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

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2021年04月04日Flow 第百四十回目「拓哉キャプテン × 北村匠海」Part1

今月4月のゲストは、ドラマ『教場Ⅱ』で共演させて頂いた俳優の北村匠海さんをお迎えしました!
一体どんなトークになるのか、お楽しみに!!


木村:早速なんですが、こんなメールが届いております。

【東京都 みるりいぬ 36歳 女性】
キャプテンこんにちは。是非今後ゲストに北村匠海くんも呼んでください!
あの雨のシーンの裏話聞きたいです。よろしくお願いします。


木村:そして、もう一通。

【愛知県 がっぴちゃん 36歳 女性】
キャプテンこんにちは。
『教場Ⅱ』エンドロール後の風間教官の過去、北村匠海くんとのシーンが数分でも衝撃が凄まじかったです。
カメラが回っていない時にどんなことをお話しされましたか?


木村:っていうメールが来てますけども。

北村:ありがたいですね~、本当に。

木村:「ありがたい」とは?

北村:あの時、二日間撮影だったじゃないですか。僕、去年で一番過酷な二日間だったんですよ(笑)。

木村: (笑)。2020年における。

北村:2020年における。すごい、本当に記憶に一番残る二日間で。あそこで頑張ったから、今、木村さんのラジオに来れてるっていう、ほんとにありがたい話だなという。

木村:いえいえ、そんなことないですけど。共演させていただいたのは今回初めてだったので。

北村:そうですね。

木村:あれは横浜だったんですけど、横浜のとある建物の屋上にああいうネオンのセットを組ませていただいて、スタッフのみなさんが水をくみ上げて、その水を雨という形で土砂降りにしてくれた状態で本番をやらせてもらったんですけど。撮影のスタンバイ部屋みたいな場所があったんですけど、そこに行ったら北村匠海は居たんですよ。

北村: (笑)。

木村: “おぉぉぉ、北村匠海だ~!” っていう感じで。

北村:本当ですか!?

木村:本当ですよ!

北村:もう僕からしたら、“あ~、木村拓哉さんだ~!” みたいな。

木村:嘘だよ、全然そういう感じじゃなかったもん! 普通に何かこう、「あ、おはようございます。」って感じで。

北村: (笑)。いや、すましちゃう癖があるんですけど。僕あんまり、人生でワーって、8歳からお芝居とかやってきたので。今まで寺尾聰さんと…。

木村:おぅ、寺尾さん。

北村:寺尾さんと木村さんが憧れでもあったので、ワーってくるものがあったので。すぐにバンドメンバーに「ちょっと衝撃的な出会いをしました。木村さんと共演しちゃいました。」みたいな連絡をするくらいワーってなって。木村さん、マスクをくれたんですよ。

木村:あぁ、そうっすね。

北村:今日してきたんですけど。教場のマスクを。

木村: (笑)。

北村:「良かったら。」って言われたのが第一声で。もう、「ありがとうございます。」しか言えなくて。

木村:あの教場で作ったマスク、あの日に出来上がったんですよ。クランクインの、その日に出来上がって。良かった、クランクインに間に合ったと思って現場に行って、全室のスタッフだったり、みんないるから、みんなにも渡そうと思って、持ってたんですよ。そしたら(北村さんが)座ってたから、“じゃあ早速、共演者第一号!” って、僕はそういう気持ちで、「これ作ったんで良かったら。」って言ったら、「あっ、ありがとうございます。」っていう。“あ、わりと会話弾まなかったな。どうしよっかな。” って思ってたんですけど。

北村: (笑)。人見知りなところが出てたかもしれないですね。

木村: (笑)。人見知りなんですね。

北村:そうなんですよ。距離を踏み込んでいくのに少し時間がかかるタイプで、最初は静かと思われがちというか。喋るのめちゃくちゃ好きなんですけど。いろんな緊張と人見知りの壁で、そんな感じになっちゃったかもしれないですね。

木村:一応確認していいですか? 今日は大丈夫ですか?

北村:今日は大丈夫です。

木村:良かった~。
この『Flow』っていう番組なんですけど、来ていただいたゲストの方がどう人生をFlowしてきたのか、色々トークの中で伺っていく番組なんですけども。
プロフィールとして、北村匠海さん 1997年11月3日生まれ 23歳 東京都出身。
映画『君の膵臓をたべたい』これ、僕も観たんですけど。

北村:ありがとうございます。

木村:こちらで、第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。他にも映画やドラマ、話題作に数多く出演。これ僕、素晴らしいと思うんですけど。このね、ダンスロックバンド「DISH//」ではリーダーであり、ヴォーカルであり、ギターを担当してるっていう。すごい色々、年末の歌番組とか相当いってたもんね。

北村:年末多かったですね。

木村:すごいなぁと思ってたんですけど、8歳から色々子役でお芝居とかもしてたわけでしょ。

北村:してました、8歳から。小学校3年生ですね。最初、スカウトで事務所に入ったので、親が礼儀とか、おはようございますの挨拶から子供のうちに学べるんじゃないかっていうので、「入ってみれば。」っていう。興味が凄いあったわけではなくて。

木村:あ、自分が?

北村:サッカーとかバスケとか水泳をずっとやってたので、自分はスポーツの道に進むんだろうなっていう、漠然とした小学生なりの夢はあったんですけど。いざ飛び込んでみて、最初はダンスから入ったんですよ。

木村:ダンスから。

北村:ダンスレッスンと演技レッスンを訳も分からずやって。でも小3から始めて、“音楽楽しいな”、“芝居楽しいな” っていうのはあって。習い事感覚で行ってましたね。

木村:昔から音楽とか、音とかそういうのは好きでした?

北村:音楽はすごい好きでした。ただ、バンドとかロックとか高校生の時、すごい聴いてたんですけど。

木村:ロック?

北村:ちょっとパンクに近い、疾走感のある、音も綺麗というか気持ちでいってるようなバンドとかをすごい聴いてて。そこに行きつく迄にマイケル・ジャクソンとか。

木村:ほう!

北村:初めて買ったアルバムがジャクソン5だったんですけど。

木村:え、しかもジャクソン5?

北村:ジャクソン5の「I Want You Back」で、当時踊ってたんですよ。

木村:「Bad」でもなく、「Thriller」でもなく、あえてジャクソン5!

北村:ジャクソン5だったんです。

木村:へー! まだこう、ボーンの時ね。

北村:ボーンの時です。

木村:へー! そっから行ったんだ。

北村:そっからで。マイケルもそうだし、当時流行ってたR&Bとかも聴いてきて。で、ロックとかバンドに出会って、そっち方面に。

木村:ダンスロックバンド「DISH//」っていう活動をされてますけど、そのDISH// の結成から9年。

北村:そうですね。今年の12月で10年。

木村:今年で10年。そんで、去年とんでもないスケジュールになった原因が「猫」っていうね。僕も拝見しましたけど、THE FIRST TAKEっていうバージョンがストリーミング累計1億回再生を突破し、爆発的な大ヒットをしてしまったがために、去年の年末はなかなか家に帰れなかったっていうね(笑)。

北村: (笑)。毎日テレビ局でご飯食べてました。

木村:お弁当をね。

北村:お弁当食べてました。

木村:これ、カップリングだったんだね。

北村:そうなんです。僕が19歳の時に出した曲のカップリングで。

木村:「僕たちがやりました」っていうシングルのカップリング曲。

北村:そうです。当時からちょっと繋がりがあったんですけど、あいみょんが『君の膵臓をたべたい』を観て書き下ろしてくれた曲が、この「猫」って曲だったんです。

木村:へー。それは、曲も詞もあいみょんが?

北村:そうです。

木村:すごいなぁ。素敵な曲だもんね。

北村:出来た当時から、「これは、ずっと大切に歌わなきゃいけないな、僕らは。」っていう想いがあった曲で。「僕たちがやりました」っていうドラマのタイアップだったんで、「猫」はカップリングで。

木村:「僕たちがやりました」っていうタイアップがあるんで、それがやっぱり建前上シングルとしてA面という形でやっとくんだが、「猫ってこれ、絶対いいよね!」っていう、多分解釈があったからこそ、タイアップのおそばに猫がいたんじゃない?

北村:そうですね。だからこう、感覚で言うとA面は太陽っぽくて、猫が月のような、すげー光ってるんですけど陰に近くて。でも、ずっと大切に歌ってきて、このFIRST TAKEっていうチャンネルで、あれよあれよと色んな人が聴いてくれてっていう。

木村:あのFIRST TAKEって他の方もわりとトライしてますけど、どういう現象が起きるの?

北村:マイク一本と、カメラが10台ぐらいあって。自分とカメラとマイク。

木村:カメラマンは居るの?

北村:カメラマンは最初に設定したら、出ていくんです。

木村:へー。じゃあ、あの空間には匠海一人しかいないんだ。

北村:そうなんです。だからもう、その緊張感とレコーディングでもライブでもない…。

木村:そうだよね。お客さんがその場に居るわけじゃないもんね。

北村:そうです。もう、独特な中で、“これでいいのか?” でも、“打ち勝たなきゃいけない”っていう戦いみたいなところがありました。“このマイクに勝たなきゃ” みたいな(笑)。

木村: (笑)。一人だから、そういうモチベーションになったんだろうなぁ。

北村:そうですねぇ。バンドで出てたら、また違ったかもしれないし。

木村:Def Techの二人とかね、UruちゃんとLiSAちゃんのFIRST TAKEとか、ああいう一緒にやる、目を合わせながら何かできるっていう相手がいてくれた場合は全然違う空間だったと思うけど。何せ一人だったから(笑)。

北村:一人だったから(笑)。アコースティックのレコーディングは、メンバーが事前にこのためだけに収録してくれた音だったので、“みんなの音を感じながら歌にのせて” っていう感じ。

木村:でも、自分でも弾くでしょ?

北村:自分でも弾きます。でも、このバージョンはギターも任せて、僕はもう歌に専念ということで、メンバーのいつも聴いてる音っていうのを感じながらやってましたね。

M1.猫 〜THE FIRST TAKE ver.〜/DISH//

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