木村拓哉 Flow supported by Spotify - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

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2022年01月09日Flow 第百八十回目

今月は、1月19日にリリースになります2年ぶりのアルバム『Next Destination』を特集させていただいております。
毎週4曲ずつ、アルバム収録順で楽曲を紹介していきます! 今週はCreepy Nutsが提供してくれたあの曲、そして“お笑い怪獣”のあの人が作詞してくれたあの曲もお届けします。お楽しみに!


木村:先週は1曲目から4曲目まで紹介させていただいたので、今週は5曲目からスタートします。「Come Alive」。

M1.Come Alive

木村:お届けしたのは、アルバム『Next Destination』の5曲目に収録されております、「Come Alive」。
こちらはですね、本当に、ライブを前提とした選曲をさせていただいております。なんだろうな…もちろん、ステージ上でパフォーマンスをしたいなっていう気持ちもあったし、あと、来てくれたみなさんにノリノリに踊っていただきたいなぁっていう気持ちでレコーディングをさせていただきました。

続いて『Next Destination』の6曲目になるんですけども、あのCreepy Nutsが提供してくれた曲ですね。
作詞を担当してくれたR-指定曰く、「木村さんのドラマ史に絡めて、“これ言ってほしい!”を詰め込んだファンアートみたいな曲」とのことです。
こりゃぁ、大変でした。「Yes, I'm」。

M2.Yes, I'm

木村:お届けしたのは『Next Destination』6曲目に収録されております、creepy Nutsが提供してくれました「Yes, I'm」。
いやー、これね、2020年11月にゲストでFlowに来てくれた2人だったんですけど、”こう来たか!”っていう感じはありましたね。自分が演らせていただいたいろんな作品を歌詞に散りばめてくれて。そういう紡ぎ方をした場合、わりと“ナニコレ?”っていう着地が多いんですけど、流石っすよね、R-指定って。「はぁ〜!」っていうまとめ方をしてくれていて。
レコーディングしてても楽しかったですし、レコーディングし終わった素材を彼らの元に届けたら、R-指定から「いやぁ、あのラップ、ちゃんとここまで乗りこなすって、ビックリしてます」って。「あ、ホントのラップやってる人って”乗りこなす”って言うんだ!」ってその時思ったんですけど。
でもね、DJ松永も、最後にこれでもか!っていうスクラッチテクニックを入れてくれましたし、こりゃもう、ライブでは盛り上がりに盛り上がるんじゃないかなという、場所にしたいし。いやもう楽しみですね。ありがとうございました!

続いて、アルバム『Next Destination』の7曲目は、糸井重里さんが作詞してくれた曲ですね。
事前に糸井さんとは「最近どうよ?」みたいなお話から始まって、3時間ほど雑談して。で、「こんな(世の中の)状況だけど踏ん張っていこうよ」っていうメッセージを込めていただいております。
でね、曲なんだけど、以前から僕のステージだったりパフォーマンスにサポートでギターで入ってくれているDavy(Bergier)っていうフランス人の方がいるんですけど、彼がね、「良かったら、こういう楽曲、拓哉に合うと思うんだよね」って作ってくれたナンバーで。
そういう身近な、実際にステージで一緒にセッションしてくれてる方が、そういう想いで曲を作ってくれたっていうのもすごい嬉しかったですし、ライブをやるその構成の中でも、ここまでリラックスした瞬間があっても良いんじゃないかなっていうことで選曲して、そしてその詩を糸井重里さんに書いていただいたというナンバーです。
それでは聴いて下さい。「夜は朝に追われて」。

M3.夜は朝に追われて

木村:お届けしたのはアルバム『Next Destination』の7曲目に収録されております、「夜は朝に追われて」。
糸井さんは2019年の7月にFlowのゲストにも来てくれたんですけど、今回の作詞にあたって、
「人と人とがひっそりとしか会えない暗い時期に、歌詞のことを打ち合わせした。
若いときから木村くんには「群れを率いるコヨーテ」みたいなイメージがあったので、そのまま夜の荒野を舞台にして歌ってもらおうと考えた。
すっかり照明を落としたコンサート会場で、この歌が聴いてみたい。
吠え声で、客席のすべての人たちに勇気を湧き起こさせる、その場面に立ち会ってみたい」

というコメントをいただいています。
もうこれ、半分ステージの演出が入ってますね(笑)。
ちょっとこれを元にステージも構成しようかなと思いますけど。糸井さんらしい、“朝が来るんだよ! 光がやって来るよ!”っていう、サウンドはリラックスしてるんだけど、強い意志を持った曲だなと思っています。ありがとうございました。

続いて、アルバム『Next Destination』の8曲目なんですが…さあ、ついに行きますよ。あの“お笑い怪獣”(笑)作詞、BEGIN作曲の共作なんですけど、「Born ready」というナンバー。
2020年の元旦に放送しました「さんタク」(フジテレビ系列特番)のロケ中に「またお前、アルバム作るやろ?」って(明石家)さんまさんが言っていて。「そういうことになったらぜひ作りたいと思います」って言ったら「まぁその時は作詞するわ」って言ってくれたんで、ぜひ有言実行していただこうということで、この曲が実現したんですけど。
今、みんなありますよね、”(世の中が)今こういう時期だから”っていう。「だからお前、これ歌えや」っていう感じで書いてくださってるし、ホントにさんまさんらしいなって。ただカッコつけるだけじゃなくて、チャーミングな部分をしっかり残してくれてるという感じもいっぱいあるし、けっこうね、しっかり1ワード1ワード噛みしめて聴くと”深っけぇな〜”ていうような…なんだけど、絶対に堅苦しくない、フォーマルには絶対まとめないっていうナンバーになっております。すごく好きなナンバーですね。
それでは聴いて下さい。「Born ready」。

M4.Born ready

木村:お届けしたのはアルバム『Next Destination』の8曲目に収録されております、さんまさんとBEGINさんの共作による「Born ready」。
さんまさんから、
「ライブでファンが一緒に歌ったり盛り上がれるような歌詞にしたかったのと、この曲を通じてその時だけでも1つになれるように願いを込めて作詞しました。
Hop Step Slip,人生は繰り返しばかりで思い通りにならない時もある。
そんな時は何をアドバイスしても上手く伝わらないもの。
その後で「I told you so(だから言ったろ?)」と思うことが多いので、あえてこのキーワードを歌詞に入れてみました。
それよりも俺は木村をイメージして作詞したけど、木村はレコーディングで俺自身をイメージしてしまったらしく、笑いながら歌っちゃったらしい。早く自分の物として歌詞を体に入れてくれ!
もう俺の物じゃないんで(笑)」

っていうコメント来てますが(笑)。
でも、俺の気持ちもわかるでしょ? 歌詞を見てると”これさんまさんじゃん!”って部分がけっこうあるんですけど、でもほんとにかっけぇんだよな(笑)。
あとは、裏エピソードとして、今回『Next Destination』を創っていく時に、このナンバーを収録し終わって作業が全て終わったという。作業的にはこの曲が”トリ”だったという感じだったんですけど。スタジオも、いつも作業しているビクタースタジオではなくて、京都の街の中にあるレコーディングスタジオで、“これ友達の家?”みたいなところでレコーディングしたんですけど、でもなんか、あの環境が良かったような気がしますね。友達の家に集まってレコーディングしてモノを創ってみた…っていう感じが、今思い返してもします。

ということで、1月19日にリリースされます『Next Destination』特集は、今週はここまで! 来週は9曲目以降の楽曲を紹介したいと思います。

[O.A曲]
『Next Destination』木村拓哉

M1.Come Alive
M2.Yes, I'm
M3.夜は朝に追われて
M4.Born ready

(後TM:MOJO DRIVE/木村拓哉)

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