木村拓哉 Flow supported by Spotify - TOKYO FM 80.0MHz - 木村拓哉

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2025年02月16日Flow 第三百四十二回目

今週も、1月12日(日)に開催された、木村拓哉 アルバム「SEE YOU THERE」リリース記念 プレミアムイベントでの公開収録の模様をお届けします!
最後までどうぞよろしくお願いします!


昨年のライブの感想と質問です!

【埼玉県 ユキ 53歳 女性】
2024年のライブツアー、本当に最高で感動しました!!
今後ドラマや映画はもちろん、音楽活動(ライブ)は是非続けて欲しいなあと思っているのですが、今の時点でのキャプテンの歌うことや踊ることに対する思いを聞いてみたいです。


木村:歌うことや踊ることに対する思いは…。
やっぱ歌うことってすごく集中力も必要だなって思うし、でも、レコーディングスタジオでマイクに向かって音源を作っていく作業って、すごい苦手なんですよ。本当に。
ヘッドホンで自分の声を聴きながら、歌ってる最中にもわかるんですよ。「あ、今俺(音が)外れた。」とか、「今、行ききらなかった。」とか。その出来なさ加減が、たまにすごく自分の中でストレスになって、イライラしてくるような時もあるんですけど。

でも、曲によって、「これってきっとライブという空間に行けた時は、こういうことになるのかなぁ。」とか、ステージも何もまだデザイン回っていないし、こんな光になっている、こういう空間になっている、これぐらいの皆の存在がいてくれる、っていうのは、全然具体的にはないんですけど、勝手に頭の中でイメージしてやってみたりとかすると、レコーディングスタッフから「あれ、今何か変えました?」とか言われて。「え、何で?」って言ったら、「いや、さっきの歌い方と全然違いましたけど、今の方がいいと思います。」っていうふうに言われて、「やっぱりこういうのって、そのまんま分かりやすく自分が出るタイプなんだな。」って思い…。
ちょっと自分の中で、「あ、できねーな。」とか、「またか…。」みたいな、そっちに向かって進みそうだなっていう時は、ステージ上の自分というよりは、客席にいてくれる皆のことを勝手に想像してやってみてますね。そうすると、何かすごく内容もいい方に変わっているらしいので。スタッフ曰く。
なので、データを作るということではなく、やっぱ「人に届ける」って言うか。ドラマとか映画で言うセリフじゃないですけど、その役が相手に思ったこと、感じたことをその場でセリフとして言うじゃないですか。それとすごく近いと言うか。聴いてくれる人、一緒に歌ってくれる人がいてくれた場合は、自分はその人に向かって何かを発すればいいのかな、っていうふうに思っております。

そして、踊ることですよね。この間も何回かちょっと踊ってはみたんですけど、なんだろうね? ずっとやってきたからなのかどうか、よく分からないんですけど、やってて楽しくなってきたり、気持ちよくなってきたり、ステージ上の目の前で一緒にパフォーマンスをしてくれているダンサーの存在ももちろん大きいと思うんですけど、やっぱ動かしたくなるって言うか。それを「人に見せる」っていうふうになると、ある程度のスキルだったり、クオリティだったりが必要になってくると思うし、そこは出来るんだったらやろうかな、っていう感じかな。

でも今ね、それこそ色んな表現をされているアーティストの方たちがいるけど、もう踊りのスキルがすごいじゃん。Snow Manとかえぐいよね。
自分はいつまでやるんだろう…? 全く分かんない。分かんないけど、勝手に動いた延長が踊りになってたら、まあいいかなとは思いますけど。
ライブやっててふって気づくのが、盛り上がりすぎて、次の曲に行った時に息が切れてる時がちょいちょいありましたね(笑)。それはちょっと気をつけます。

こんな質問も届いています。

【埼玉県 ゆうき 30歳 女性】
ライブでパフォーマンスをしている時に考えていることはありますか?
「ここにいる」という曲が大好きで聴くと気持ちが込み上げてくるんですがキャプテンが歌っていて感じたことがあれば教えてください。


木村:曲自体、楽曲を提供してくれたSUPER BEAVERの亮太には、本当に感謝なんですけど。
仮歌を聴いた瞬間に、自分がレコーディングもしてないのに、「絶対これライブの最後でやろう。」って思ったんですよ。それで、データを作るのは嫌だってさっきも話したばっかりだと思うんですけど、実際に自分が音源をとして作らせてもらって、去年2024年の2年半ぶりぐらいにライブやらせてもらったんですよね。やっぱりね、さっきの話の流れで言ったら、「このセリフを目の前の皆に言った時、俺どうなるだろう?」っていうのが、すごいハードル高くて。かつ、その曲、そのセリフを皆に言った時の、またその生のリアクションが、感情的になっているクルーがいっぱいいて、そのキャッチボールをしてると「やばいやばい。これ絶対やばいじゃん。」っていうふうには、毎回なってましたね。この間は。

だから、「考えてること」っていうのは、細かいことは考えてないですけど、「目の前にいる人達がどういう目をして、どういう表情で聴いてくれてるかな?」っていうのを、全身で僕は感じ取ってる。っていうぐらいじゃないですかね?

ここで、バンドの皆さんを迎えて「ここにいる」をお届けしました。

木村:やっぱりこういうリアクションになるんだね。「皆がいてくれて、俺がいられる」って改めて再確認させて頂きました。ありがとうございました!
こんなに熱くなるとは思わなかった。公開収録でこの選曲をした自分にも責任はあるが、ラジオの公開収録に来てくれている皆が所々で泣いてるっていうこの状況は、早く前に転がそうな、これは(笑)。じゃないと、「泣いてる人の前でラジオ収録してる」っていう変な空間になりますからね。

この後は、バンドの皆にもこのまま同席してもらった状態でラジオの方を進めさせて頂こうと思っておりますが、皆が何を話し出すかがちょっと危険なんですよね。それはちょっと気をつけたいと思います。
今みんながいてくれる状態でお届けした曲「ここにいる」でした。リハーサルはやったんですけど、客席に皆がいてくれると全く違いますね。

藤原:もう熱の入り方が違いますよ。

木村:違いますよね。

藤原:全然違います。

木村:佑介のドラムの音数が増えてるんですよ(笑)。リハーサルの時は、割と優等生な感じで叩いてくれるんですけど、こうやって皆がいてくれたりとかすると、間違いなく音数が増えるパターンね。

藤原:はい、そうですね。でもやっぱり、正直、皆さんから頂くパワーって凄まじいものがありますよね。

木村:ある。だってライブの時もそうだったけど、まあ今もそうかもしれないですけど、何なんですかね、あれ? 別に超能力とか、僕にもないし、皆にも…まあ中にはいるかもしれませんけど、ほら、アニメみたいにさ、手を翳したら何かがこうなるとか、相手を何かするとか、伝えるとか、難しいとは思いますけど、でも実際にライブとかやらせてもらうと、客席の皆からステージに向かって、何か来てますよね。

藤原:いやもう、確実に来てますね。来てます来てます…。

木村:え? 「来てます来てます」って言いますけど、別にスプーンを曲げる人じゃないですよね?

藤原:年代はドンピシャなんですけど、それではないです(笑)。

木村:はい。いつもご機嫌に、ドラムを叩いてくれてる佑介です。

[OA曲]
M1.ここにいる -Live Ver.- 2025.1/12 アルバム「SEE YOU THERE」リリース記念プレミアムイベント/木村拓哉

[後TM]
M. Yellow Summer/Kenichiro Nishihara
レーベル:IntroDuCing! / 規格品番:FAMC-091

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