TOKYO FM

38Stations SATURDAY 14:00-14:55

福山雅治 福のラジオ

TOKYOFM/JFN38 Stations Every Saturday 14:00-14:55

放送後記〜チェリー清水さんの後ろの席から〜

「頭の中にシーンが浮かばないと書けないんです」 東野圭吾先生登場(前編)

2025/09/14 update
9/12に公開がスタートした映画『ブラック・ショーマン』。
この作品の原作者であり、“ガリレオ”シリーズでも福山さんとタッグを組んでいる、小説家の東野圭吾さんをお迎えしました。

映画をごらんになった東野先生のご感想はシンプルに

「おもしろかった。
 福山さんが格好良すぎました。」

福山さんが、どんなところがおもしろかったのかを伺うと東野先生は「どういうふうにこの物語が決着するんだろう?、というところを楽しめるような映画にしてほしかった。」と。
そして、そのとおりになったとのことでした。

この9月で作家生活40周年を迎える東野先生。
小説家になりたいという夢は、高校生のころからぼんやりと抱いていたものの、大学卒業後、エンジニアとして会社員生活へ。
働きながら小説を書き続け、1985年江戸川乱歩賞を受賞した『放課後』でデビュー。

小説家としてどのように作品を生み出しているのか?
福山さんは質問してみました。

・・・僕は頭の中で人物を思い描いて、動かして、場所も決まっていて、一つのワンシーンができるまでは書けない。
セリフまで決まって動くことで、このシーンを書こうってなります。


この話を聞いた福山さんは、自身の音楽づくりと重ね合わせました。

・・・僕は全く先生と同じで、脳内でアンサンブル含めて音楽が鳴っていないと曲を書きだせない。昔はギターを持って曲を作ろうとジャラジャラ弾いていたけど、全然できない。ただのギターの練習の時間になってしまいました。ギターを持たずにギターの音を脳内で鳴らして脳内でアンサンブルを作って、やっと作るんです。自分のギターの技術力で想像力を蓋してしまうので、弾かなくなってしまうんです。

この手法を聞いた東野さんも続けます。
・・・それは同じです。頭の中に描いている映像はもっと素敵なんです。それを文章にするときに本当にうまくできなくて、がっかりすることもあるんです。

小説と音楽、それぞれのクリエイターが語り合う、創作にまつわるお話、そして『ブラック・ショーマン』にまつわるエピソードは、次回(9/20放送)の福のラジオでも続きます。
どうぞお楽しみに!

★放送最新回は radikoのタイムフリー でお聴きいただけます! 

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