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中村修二 第1回 未来授業 Vol.930
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今週からは、2015年10月に全国3カ所で行われた
「FM FESTIVAL 2015 未来授業 明日の日本人たちへ」の
公開授業を、4週にわたりダイジェストでお届けします。

1週目は、TOKYO FMホールで行われた、電子工学者・中村修二さんの授業です。
2014年、青色発光ダイオードの発明でノーベル物理学賞を受賞。
現在は、アメリカ・カリフォルニア大学サンタバーバラ校で教授を務め、
研究を続ける中村さんは、「君たちは、そのまま日本に止まるつもりなのか」
というストレートな問いかけをテーマに、学生たちと熱い議論を交わしました。

それでは中村修二さんの講義、お聞きください。
未来授業、1時間目。テーマは『青色LEDの原点』。

◆中村修二(なかむら・しゅうじ)
1954年 5月22日生まれ 愛媛県出身。徳島大学工学部電子工学科卒業後、同大学院で修士号を取得。1979年、日亜化学工業へ入社し、世界に先駆けて高輝度青色発光ダイオードを発明・開発。同社の青色LED製品化に貢献するとともに、赤崎勇・天野浩と共同で2014年のノーベル物理学賞を受賞する。同技術の特許対価を求めた404特許の訴訟でも有名。2000年よりカリフォルニア大学サンタバーバラ校 (UCSB) 材料物性工学科教授。同大学固体照明・エネルギー電子工学センターディレクターを務め、2007年には世界初となる無極性青紫半導体レーザーの開発に成功している。