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ホシノカケラの出発点

未来授業 稲葉なおと 第1回  Vol. 1713
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今週の講師は、作家の稲葉なおとさんです。
稲葉さんは大学卒業後、一級建築士として、さまざまな建物の設計に携わったのち、文筆家としてデビュー。世界中の名建築を紹介する紀行作家、写真家として活動の幅を広げています。そしてことし、ジャーナリズムを通じて、建築文化の発展に貢献したとして、日本建築学会文化賞を受賞。春には、デビュー20周年記念となる長編小説、『ホシノカケラ』を出版しました。執筆歴は長いけど、小説家としては新人。自らを「ベテラン新人作家」という稲葉さんの仕事術に迫っていきます。

未来授業1時間目、
テーマは「ホシノカケラの出発点」。

『ホシノカケラ』は、稲葉さんのいとこであるロックバンド、B’z(アクセントはB)・稲葉浩志さんの、ソロコンサートへの取材をきっかけに生まれました。

稲葉なおと(いなば なおと)さん プロフィール
作家・一級建築士。東京工業大学建築学科卒業後、設計事務所に所属。商業ビルや分譲マンションの企画・設計を手がけるも、交通事故で3カ月の入院生活を強いられる。これを切っ掛けに名建築を訪ねて
アメリカ本土を5カ月に渡り旅する。1998年、初の旅行記『まだ見ぬホテルへ』で作家デビュー。『遠い宮殿』でJTB紀行文学大賞奨励賞受賞。その後、世界の名建築宿に500軒以上泊まり歩いた経験をもとに写真集、長編小説、児童文学を次々と発表し、2019年日本建築学会文化賞受賞。近著にデビュー20周年記念となる長編小説「ホシノカケラ」がある。