Report Hellosmile活動レポート

7月4日(日)「Let's talk! in TOKYO」トークイベント開催

[2021.07.13]



サンリオピューロランドにて、「Let’s talk! in TOKYO」トークイベントを実施しました。

「Let’s talk!」は、女性の健康に関連する様々なタブーや偏見を乗り越え、オープンに語り合い、
具体的なアクションにつなげる対話型のプラットフォームで、世界的スーパーモデルの
ナタリア・ヴォディアノヴァ氏と国連人口基金(UNFPA)が協力し、2018年よりトルコ、インド、
ケニア、ダボス等、世界中で展開されています。

「Let’s talk! in TOKYO」トークイベントでは、アーティストのスプツニ子!氏、メイクアップ
アーティストでもあり僧侶の西村宏堂氏、PRストラテジストの本田哲也氏の参加の他、
10代からの絶大な人気を誇るひかりんちょ氏が参加し、「生理」について様々な角度から
自由に議論し語り合いました。

また、当日は、サンリオピューロランドの車寄せを利用し、子宮頸がんの検診車を設置し、
24名が受診しました。

 

当日のトークイベントは、2部構成で、生配信も実施。現在、アーカイブ動画も公開中です。

★「Let’s talk! in TOKYO」7月4日イベントのアーカイブ動画はこちらから!
https://www.youtube.com/watch?v=mUrq1Tqshtw


イベント内容をご紹介します♪

■オープニング
サンリオエンターテイメント社長兼サンリオピューロランド館長・小巻亜矢より挨拶の後、
国連人口基金(UNFPA)の親善大使であるナタリア・ヴォディアノヴァ氏より届いた「Let’s talk!」
の取り組みへの応援メッセージムービーを流したほか、HellosmileとMOTHERS編集部の
共同プロジェクトとして立ち上げる絵本制作プロジェクトについて発表しました。

■第一部【Let’s talk! #1】小学生・中学生・高校/大学生スピーチコンテスト



「生理について思うこと」「性ってなんだろう?」というテーマで、事前にご応募いただいた中から
特別賞、ピューロランド賞、Let’s talk!賞を選出し、トークイベントにて表彰式を行いました。
Let’s talk!賞を受賞の座間さん、名淵さんは壇上でスピーチを発表。
タブーとされやすい生理をテーマに、様々な気づきや問題提起、新たな提案を盛り込んだスピーチに、会場からは大きな拍手が上がりました。

 

■受賞者のご紹介
【中学生の部】
・特別賞:大妻多摩中学校・前田彩花さん、飯島佑希さん、曽根雅織さん
・ピューロランド賞:山脇学園中学校・赤坂珠由香さん
・Let’s talk!賞:青山学院中等部・座間耀永さん
【高校生・大学生・専門学校生の部】
・特別賞:玉川大学・小林宏奈さん
・ピューロランド賞:中央大学・今福えなさん
・Let’s talk!賞:United World College Red Cross Nordic・名淵結乃さん

■第一部【Let’s talk! #2】生理にまつわる新しい選択肢について



フェムテックの第一人者であるfermata CCO・中村寛子氏やスプツニ子!氏、ひかりんちょ氏を
トークゲストに迎え、「生理にまつわる新しい選択肢について」をテーマにトークを展開。
スプツニ子!氏は「フェムテックが進み、女性が快適に過ごすための選択肢も増えてきている。
これまでの当たり前をアンロックして考えてみてほしいです。」と話しました。
これを受け、ひかりんちょ氏は「生理って、しんどくて我慢しなければならないものだと思っていましたが、そんなことないのかもしれないと思いました。」とトークの感想を語りました。
中村寛子氏は「若い世代は、フェムテック専門ストアの店頭にもお母さんやお父さんを連れてくるなど、オープンな方が多い。若い世代には恐れずどんどん自分の姿勢を発信してほしいです。」と、
これからの選択肢や生理の捉え方について、明るく話しました。

■第二部【Let’s talk! #3】様々な立場から生理について考える



PRストラテジストの本田哲也氏、メイクアップアーティストでもあり僧侶の西村宏堂氏をはじめ4名のゲストが「様々な立場から生理について考える」をテーマに自由に議論を交わしました。
本田哲也氏は「世界的にも、生理をタブー視しないようにする動きや取り組みは増えてきていると感じています。周りをどんどん巻き込んでいくことが近道だと思います。」と語ったほか、
西村宏堂氏は「実は先日、ナプキンをつけて寝てみたんです。初めてナプキンに触れることに戸惑いもありましたが、自分自身が体験することにより、他の人の気持ちをさらに理解できると感じます。」と意見を述べました。
また、生理のみならず、同性愛などセンシティブなテーマにも言及。これらのテーマについて、
世永亜実氏は「話さないことで、余計にタブーのように扱われることがある。一歩だけでも歩みよることが希望に変わると思います。何事もオープンにする、という機会が増えるだけで、変えていくことができると思う。」と自身の考えを述べたほか、
MOTHERS編集部 編集長の小脇美里氏は「難しいことを難しく話すのではなく、わかりやすい言葉で伝えることが、お互いを分かりあうためにとても大切なことだと思います。」と語りました。

■第二部【Let’s talk! #4】世界の「生理」についての考え方



国連人口基金(UNFPA)東京事務所 所長の佐藤摩利子氏やスプツニ子!氏、西村宏堂氏が登場し、
「世界の『生理』についての考え方」をテーマに意見を交わしました。
佐藤摩利子氏は、世界での生理の受け止められ方について、自身の立場や経験から「貧困が原因で生理用品が買えない女性も多くいるし、生理中の女性は『隔離部屋』で過ごさなければならない文化の国もあります。様々な問題を乗り越えるには、対話することが不可欠です。」と話し、会場からは驚きの声が上がりました。
また、西村宏堂氏は、生理の貧困について自身が考えたことについて言及。「貧しい国に暮らす女性がさらに生理用品を手に入れられるようになれば、皆がより平等に活躍できる機会が増えるはずだと思います。」と話しました。
最後に、スプツニ子!氏が「生活をよくしたい、という気持ちからイノベーションが起きることが多い。『生理や出産の痛みや辛さと、より快適に向き合いたい』と思う気持ちを、もっと応援したいと思います。」と話しました。

■エンディング



MOTHERS編集部 編集長の小脇美里氏や中村寛子氏、佐藤摩利子氏が登場。
トークイベントでのお互いの意見や考え方について振り返りました。
そして、イベント最後には、小巻亜矢より、今後のLet’s talk!について、ロシアにバトンが渡されることが発表され、イベントを締めくくりました。
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