森永乳業 presents 平原綾香のヒーリング・ヴィーナス

平原綾香

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ON AIR REPORT 毎週ゲストをお招きして、その方ならではのパーソナルな“音楽の世界”を辿ります。

08/108月のヴィーナス・ラウンジのゲストはTHE ALFEE 坂崎幸之助さん

2014/8/10 update

もうすぐお盆休みですね。社会人の皆さんは、待ちに待った夏休み。社会人になると1ヶ月の休みってなかなか取れないですよね。もし、長い休みが取れたら何をやりたいですか?
平原さんが最近とても気になっているもの。それは、バブルフットボール!
バブルをかぶってプレーする新しいスポーツで、技術に関係なく楽しめます。基本ルールはフットサルと同じで、5対5でローテーションしながら試合に出場します。ころんでも痛くないそうです。平原さん、「おもしろそう!!」ってテンションが上がっていました。
皆さんも、オススメのレジャーや旅行がありましたら、ぜひ教えてください♪

ヴィーナス・ラウンジのゲストはTHE ALFEE 坂崎幸之助さん
今月のゲストは、THE ALFEE 坂崎幸之助さんです。平原さんとは『MUSIC FAIR 』のリハーサルや、さださんのライブなどですれ違うことはあったのですが、こうしてゆっくりお話するのは初めてです。4週にわたって、お話を伺いますが、今週は、今年デビュー40周年を迎えるTHE ALFEEのヒストリートークをお届けしました!

印象深い出来事は?
「多すぎて、今どれって言えないけど、デビュー前後のことはいまだに覚えているね。鮮明に覚えていることが多いな。放送局でオーディションがあって、それに受からないと出られなかった。逆に言えば、オーディションに受かるとそんなにヒット曲がない人でも出れたし、ヒットしてても建前でオーディションを受けて、一応は受かりましたっていうのがないと出られなかったんですよ。各局全部あった。ラジオ局もあったよ。

特にNHKなんかだと、それで受かると割といい時間帯の歌番組に出られたりするんですよ。でも、あまり受かんないけどね。デビューしてても落ちる人が多いっていうか。みんな、意外に落ちているんですよ。僕らも1回目落ちたし、アリスも落ちたって言ってたな。ガラス張りの向こうに審査員がいて、スタジオの中で、僕らは演奏したり、歌ったりするんですけど、バンドの編成がドラムとピアノとアコーディオンなんです。すごいでしょ?ドラムはいるんだけど、ギター類が1個もないんです。

NHKの職員さんかわかんないけど、おじさんたちがバンドやって、譜面見ながら、弾くんです。ピアノの人がたぶんベースやりながら、コード弾くんじゃないかな。アコーディオンの人がメロディーやイントロの大事なところを弾くんだけど、しっかりアレンジされた楽譜の中で、どれを選んでいるかがわかんないんですよね。サックスをアコーディオンで弾いているのか、ギターをアコーディオンで弾いているのか、わかんないからとっても変なアレンジになってる。ちょうど僕らがデビューした74年って筒美京平先生とかね、やっと日本にも16ビートとかできてきた時代で、その3人の編成で歌うんだけど、全くリズムがキレキレじゃないんですよ。ブレイクしちゃったら、バタってブレイクして、次に入る時にドンって入るから、リズムなんてない。カラオケじゃなかったんです。だから、本当に歌唱力だけを試されているみたいな。」

3人が出会ったのは?
「高校からですね。桜井と高見沢はずっと明治学院高校で、クラスは違っていたみたいですが、お互いに目立っていたみたい。高見沢はハードロックやってて、桜井はフォークグループ組んでて、サイモン&ガーファンクルとか洋楽のコピーをやっていました。僕は桜井とコンテストで出会って、友達になって、桜井のグループに入るようになっちゃったんですね。
それで同じ学校へ行こうっていうんで、僕も大学は明治学院に入って、すぐに高見沢と知り合って。ハードロックやってたくせに、意外とコーラスものが好きだとか、ビートルズが好きだとか、話が合うことが多くて、それで友達になって。”明日、ライブがあるからちょっとギター手伝ってくれないかな?”って桜井の知らないうちに、高見沢をメンバーにしちゃったんですよ。一番ビックリしたのは桜井でね、高見沢、観に来たのかと思ったらしいんですよ。でも、一緒に弾いてるから、”なんだろうな?”って(笑)

高校3年の頃から桜井のグループがフォークコンテストとか、レコード会社や放送局のコンテストで入賞したり、優勝したりしてて、レコード会社の人から大学に入ったら、デビューしようねって言われていたんですね。大学に入って、高見沢がメンバーになったら、桜井君がリードボーカルだったのに、高見沢君いいねって。顔が(笑)桜井君の立場なくなっちゃいましたね。桜井の声で、デビューしようってずっと言われてたのに、”業界、そんなもんなんだな”って、桜井は最初から挫折したみたいですよ。」

41年経って、変わったところは?
「変わったとこはやっぱり、見た目だね。そりゃそうだろ。当然だろう。20歳と60歳じゃ大違いだ。でも、毎日のように会っているから変化はあまりわからないけど、昔のビデオを観たりすると”やっぱりこうだったんだよな、お前は”みたいな。そこは変わったけど、中身は変わってないな。いまだに20歳ぐらいの青春のような感じかもしれない。そこは他のグループやバンドとは違うみたいね。」

ルーツになった曲は何ですか?
「高見沢が大学に入って、僕と知り合った時に、この曲をやろうと言ったんです。69年にアメリカのウッドストックという場所で、すごいアーティストがいっばい集まって、40万人集めたコンサートがあって、それが日本の野外でコンサートの原点にもなっているんですけど。その時に、ロックフェスなんだけど、アコースティック1本でね、3人のハーモニーで、めちゃくちゃかっこいいコーラスをやったバンドがいたんですね。それが、Crosby, Stills & Nash の『青い目のジュディ』。僕らとやるまで、高見沢は自分の声が高いの知らなかったんです。桜井もがんばっていたけど、当時、この一番上のパートが出なかったんです。
誰もこのトップの声出せるやついなくて、アマチュア時代にこの曲やれるバンドって少なかったんです。3人になってやっとできたんです。そういう曲です。」

8月26日のリリースのTHE ALFEEのニューシングル『英雄の詩』と6月18日にリリースされたアルバム『Alfee Get Requests!2』との連動企画があります。詳しくはTHE ALFEE オフィシャルサイトをチェックしてください。来週はフォークソングについて、お話を伺います。お楽しみに!

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