05/20小野リサさん『旅 そして ふるさと』
2018/5/20 update
10歳までブラジルで過されたそうですね。ボサノヴァとの出会いは、自然なものだったんですか？
「父はボサノヴァよりもサンバの激しいリズムが大好きで、そういうものを日本の人に広めたいと思っていたんですね。わたしが父の経営していたお店で、サンバを歌っていると、お客様が踊りだすんです。父がお客様が踊っている間は歌を止めるなと言うので、1時間ぐらい歌いっぱなしになって、疲れちゃうじゃないですか？わたしはそんなに声量がないので、サンバを歌うには無理があり、自分の中で違和感があって、その時に他の方から、ホテルのラウンジで歌わないか？という話をもらいました。そこは静かにお酒を飲む場なので、静かな曲を歌ってほしいと言われて、それだったら、ボサノヴァだけを歌えるなと思って歌ったら、これがわたしの音楽だと言う風に、すごく感じた瞬間があってね、それ以来ボサノヴァにしたんです。」
影響を受けたアーティストはいますか？
「ボサノヴァでいうと、やはりジョアン・ジルベルトさん。スタイルをまねて、ずっとレコードをコピーしていました。ジョアン・ジルベルトが来日した時に、ライブ中に寝てしまったという話がありまして。でも、日本の方がずっと待っていてくださったそうで、ジョアン・ジルベルトが電話をわたしにしてくださったのね。その時の様子を録音したものを電話越しにわたしに聴かせてくれるんです。日本はすばらしいとずっとずっとひたすら言っていました。」
デビューして30年経って、変わったなと思うところと、変わらないなと思うところはありますか？
「一番最初のアルバムを作った気持ちと同じ気持ちで、今でもアルバムを作っているところは変わらないですね。変わったところは、周りが変わって行くのかしら。景色が変わると言った方がいいかな。」
3月にリリースされたアルバム『旅 そして ふるさと』についてお伺いしたいのですが、すごくいいアルバムですね。ご自分で選曲したんですか？
「これは日本語で作ったアルバムの第4弾なんですが、わたしは日本の歌をまったく知らなくて、プロデューサーが選曲してくださいました。」
日本語の響きが新鮮に聞えてきました。原曲よりも切なく聴こえる曲もありますし、逆に玉置さんの『メロディー』は夕暮れのような歌だと思っていたんですけど、お昼のあたたかい陽だまりの中で聴いているような気持ちになって、情景が変わっていくのがとても不思議でした。
「そうですか。ありがとうございます！」
最後に、今後の夢や目標を教えてください。
「もともと目標を作ったことがあまりなくて、いつも行き当たりばったりで来たので、その時にいただいたお仕事を一生懸命やるという感じですかね。平原さんもそうだと思うんですけど、やはり好きっていうことはすごくラッキーだなって思っています。」
小野リサさんは、このアルバム『旅 そして ふるさと』をひっさげ、ツアーの真っ最中です。『LISA ONO 30th Anniversary Tour 〜旅 そして ふるさと〜』について詳しくは、小野リサさんのオフィシャルサイトでチェックしてください。
皆さんからのメッセージをご紹介♪
ラジオネーム おさるさん
「シンガーとミュージカルと歌い方に違いがありますか？」
平原さん
「あまり変えて歌っている意識はないですね。メリー・ポピンズだと思うと、勝手に変わるというか、変えようと思って変えてはないかな。だけど、平原綾香の歌をずっと聴いている方は最初びっくりしたみたいですね。“おはようございます！”って言い方も誰だかわからなくて、すごくお世話になっている、ずっと昔から平原綾香を応援してくれているラジオ局の人もあーやじゃないと思って、探したらしいです。あーやがメリーだって言っているのに！それぐらい声が違うんですかね？わたしはあまり意識ないんですけどね。歌い方より状況が違いますよね。セリフを言った後にすぐ歌うとか、泣いた後に歌うとか。コンサートでは、泣いてしまって歌うというのは、たまにあるけど…、セリフを言った後に歌うというのがあまりないので、新鮮ですね。
ミュージカルは、人間と人間の距離が近いよね。（『ビューティフル』の）キャロル・キングはブチューってのが、あったじゃない？普段、テレビや舞台で歌ってて、あんなのないから！ファンの人たちは、結構、衝撃的だったみたいだけどね。わたしも前日にニンニクとかキムチとか食べられない苦しさを味わいましたよ。」
番組では皆さんからのメッセージをお待ちしています！平原さんへの質問や相談、超個人的な近況報告も大歓迎です。何でも大歓迎です。聴くだけで笑顔になれる「スマイルソング」や、明日への活力となる「エナジーソング」のリクエストも大募集中です！曲にまつわるエピソードをそえて、リクエストしてくださいね。
