先日、JAFと警察庁が、自動車乗車中の6歳未満の子どもを対象に行った
「チャイルドシートの使用状況」と「チャイルドシートの取付け状況、着座状況」調査の
結果が公表されました。そのタイミングで、今回は小さな子どもがクルマに乗る時の
チャイルドシートの大切さについて、お伝えしました。

小さなお子さんがいる皆さん、チャイルドシートはどんな意識で使用していますか?
モータージャーナリスト  岩貞るみこ さんによると、
車両は世界的に身長150cmのダミー人形を使って安全性を確認しています。
それよりも身長の低い子どもは大人用の安全装置であるシートベルトで守ることができません。
そのためチャイルドシートを使う必要があります。

チャイルドシートを使用しない場合と身長150cm以下なのにシートベルトを使っていると・・・
何も使用していない場合は、衝突した時に子どもは前方や上方に放り出されます。
多くの場合は頭から車内のいろんなところにぶつかってしまうため
頭を怪我するケースが多く、脳挫傷が引き起こされます。
命に別状がなくても、脳が大きく揺さぶられる、もしくは内部が損傷する可能性もあります。
その影響で感情障害や記憶障害などを背負うことになってしまうかもしれません。
体格が満たない子どもに大人が使うシートベルトをさせた場合は、
お腹に食い込んで内臓を損傷したり、首にかかって頸椎を損傷したりするかもしれません。

交通事故は、自分に何の非もなくクルマを走行していたとしても、
他のクルマなどによって、巻き込まれてしまうこともあります。
150cmの子どもにチャイルドシートを使用させない事がいかに危険か判ると思います。


次にチャイルドシートの選び方。
ひとくちに「チャイルドシート」と言われていますが、
実は乳児用、幼児用、学童用の3タイプがあります。
学童用はジュニアシートとも呼ばれます。

何よりも大切なのは子どもの体に合うものを選ぶ。
そして、クルマによってシートの形状が異なるので、自分のクルマに正しく付けられるものを選ぶ。
加えてEマークやR129という最新の安全基準に合格しているものを選びましょう。

チャイルドシートをセッティングするのは後部座席。
助手席はエアバッグが開いた時に危険です。
後部座席の左右どちらにつけるかは、状況によりますが、
多くの場合は歩道側にある助手席の後席のほうが使いやすいです。

タイプは2つあって、1つがISOFIXという専用の取り付け装置があって
クルマにガチャンとはめられるタイプ。
岩貞さんによると、こちらが簡単に正しく装着できてお薦めです。

もう1つが、シートベルトに装着するタイプ。
これは少しずつ装着方法が違うので、取扱説明書をよく読み、
取りつけたあとで揺さぶってみてグラグラしないか確認しましょう。
その後も、月に1度ぐらいの割合で定期的に緩みがないか確認して下さい。

さらに、日に日に成長するのが子ども。
身長に合わせて乳児用、幼児用、学童用と買い替えていく必要があります。
また、子どもに直接かけるベルト、ハーネスの位置や背もたれやヘッドレストの高さなども
成長に合わせて調整して下さい。

子どもの命を守るため、チャイルドシートを正しく選び、使い、
楽しい毎日を過ごしましょう。
日没前の午後5時頃から午後7時頃は、死亡事故件数が突出している時間帯。
特に10月から12月は増える傾向にあります。“魔の時間帯”に気をつけましょう。

府広報の発表資料で、令和3年から7年にかけての5年間のデータを見ると、
死亡事故件数が最も多いのが17時台、次が18時台、10時台をはさみ、4番目が19時台。
“魔の時間帯”と呼ばれる所以です。



そして、同じ5年間の月別の死亡事故件数を見ると、多いのは11月、12月、10月の順。
今から3ヶ月がワースト3。気をつけなければいけないことがわかります。




今回、お話を伺った一般社団法人 日本事故防止推進機構 理事長 上西 一美さんによると
17時から19時に、そして10月から12月に死亡事故が多い理由は、
交通量が多い時間帯に視認性が悪くなって歩行者の発見が遅れるから。
秋冬は黒系の服を着用する人が多く、この2点が複合的に重なり合っていること。

JAFのデータによると、ロービームの時は黒い服の視認性が27.6m、白い服は37.6m。
ハイビームだと、黒い服が85.6mで白い服が154m。
クルマのドライバーが歩行者に気づく距離は、明らかに着用している衣服の色で違うのです。

また、反射板が多くついているJAFの制服の場合は、
ロービームだと71.3m、ハイビームにしていれば154m。
反射板が、いかにドライバーにアピールするか分かります。
そして、ハイビームを使うことでも、かなり距離が違ってくることがわかります。

秋冬に白や黄色など明るい色を、
交通安全のためにあえて着るのは難しいかもしれません。
バッグや靴などに反射材をつけるようにして下さい。
お母さん、お父さんは、お子さんが反射材を身につけるようにして下さい。


そして、横断歩道ではないところを横断するのは危険です。
特に高齢者。道路を横断するにあたり、近い方の右側からくるクルマに気をつけても
その先の左からくるクルマに注意せず、遭遇してしまう事故が多いので注意して下さい。
若い時のイメージで道路を横断しても、身体の動きがイメージに追いつけないこともあります。
家族に高齢者がいる方は、こうした点について注意を促して下さい。


ドライバーの注意点は、まず制限速度を守ること。
30km/hを下回るとクルマと歩行者が衝突した事故の死亡率は0.9%。
しかし、30km/h台になると2.7%、40km/h台になると7.8%と上がっていきます。
速度は事故の重大化に繋がるのです。

もう一つは早めにヘッドライトを点灯すること。
クルマが少ない郊外はハイビーム、市街地はロービームと思っている方もいるかもしれませんが、
基本はハイビームで、前を走るクルマや対向車がある時はロービームに切り替えるというのが
正しい使用法だということを念頭においてハンドルを握りましょう。
今日、10月9日は「トラックの日」。
経済と私たちの生活を支えるトラック輸送。
今回は確実・迅速な輸送を心がけて走るプロのドライバーの皆さんが、
危険が大きい高速道路で一般ドライバーに望むことをお伝えしました。

元トラックドライバーで交通心理士の近畿大学 生物理工学部
教授 島崎 敢さんによると、高速道路で気をつける事故は“追突”。
重量が重いトラック。スピードも出ているので、
追突した時のエネルギーは一般道路での比になりません。
当然、軽いクルマのほうが大きなダメージを受けます。
そのために一般ドライバーが気をつけることは、まず車間距離。

基本的には車間を詰めすぎないこと。
トラックは非常に大きいので死角が大きいというイメージがあるかもしれませんが、
高速道路の走行中に死角はほとんどありません。
きちんと車間距離を取って後ろを走っていればトラックからも見えています。
人間は距離感を測るのが苦手。でも、秒数単位であれば、さほど狂いません。
なので、高速道路での車間距離の目安は、
安全なドライバーだと3秒、4秒くらいと秒数で測ることが多いようです。



そして、大きく、重い荷物を運び、安全運転をしているトラックは、
走行スピードが一般のクルマよりも遅くなりがち。
ゆっくり走る追い越しすることもあるでしょう。
そんな時の注意点も覚えておいて下さい。

ギリギリまで寄って右に車線変更すると、
自分のクルマの左前がトラックと接触することがあるので、
十分手前からまずは車線変更することが重要です。

もう1つはトラックを追い越す時に限りませんが、
後ろから速い速度で近づいて来る車がないかを確認すること。
自分のクルマよりもかなり速い速度で走ってくる車があると、
右の車線に出た時に追突される可能性もあるので、先に行ってもらってから変更しましょう。

それからトラックを追い抜く時には、速やかにやることが大切。
トラックと隣の車線で並走している時はリスクが高いもの。
トラックが走る車線の前方に何か落ちている物があれば避けなけれならず、
自分が走る車線に侵入してくる危険もあります。
さらに大きいトラックは風の強さに影響され、ハンドルを取られがち。
こちらは、しっかりとハンドルを握って抜い抜きましょう。

車線変更のあと、トラックの前に入る時には十分距離を取ってから入ることを心がけて下さい。
プロのトラックドライバーといえども急に目の前に入られると怖いもの。
目安はルームミラーに抜いたトラックが全部映るぐらいになってから。



次に高速道路でトラックが自分のクルマの後ろを走っている時は急ブレーキをかけないこと。
重量が重いトラックは制動距離が非常に長いので追突される可能性があります。

そして、出来ればあまりトラックに後ろに突かれないように走りましょう。
何かあった時に、前を走っているのもトラックで、そこへ乗用車が衝突してしまうと、
前後のトラックに挟まれてしまい大事故になる恐れがあります。
自分のクルマの前の車間距離はコントロールできるで、しっかり空けましょう。

もう1つ、対トラックで気をつけたいのが、事故が多い渋滞の最後尾。
後ろからトラックに突っ込まれると、かなりのダメージを受けます。
早めにハザードランプを点け、速度を落としましょう。
それでも万が一、居眠り運転で突っ込まれることもあるので、
ハザードランプ点灯時やブレーキを踏んだ時のトラックの反応をバックミラーで確認しましょう。
後方のトラックもハザードランプを点けたり、ブレーキを踏めば問題はありません。
反応がない時には、車線を変えた方がいいかもしれません。


最後にあなたが走行車線を走っていて、
少し前方でトラックが高速道路に合流しようとしてきた時は、なるべく譲って下さい。
一般のクルマは減速しても、そのあと簡単に加速できますが、
トラックドライバーにとって高速道路に入る加速レーンは、かなり怖いとのこと。
荷物満載だと速度に乗れず、アクセルを踏み込んでも60km/hがやっとのこともあります。
そんな状況で、一生懸命に加速しているので、できれば右車線に移りましょう。


トラックに気遣いをするのは、お互い事故を防ぐため。
高速道路での運転は、今日の情報を活かして下さい。
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