来週水曜日からは新年度。
4月1日から改正道路交通法が施行され、
自転車の交通違反に対してもクルマやオートバイと同じく、
いわゆる「青切符」制度が導入されます。





クルマやオートバイを運転する方にはなじみがあると思いますが、
青切符という言葉がピンとこない方もいるかもしれません。

青切符とは、正式名称「交通反則告知書」。
比較的軽微な交通違反に対して交付される書類のことで、
青い色をしているのでこう呼ばれ、反則金が課せられます。

ちなみに罰金や懲役が課される重大な交通違反に交付されるのが赤色のいわゆる「赤切符」。
正式名称「道路交通法違反事件迅速処理のための共用書式」。
こちらは裁判で有罪になると前科がつきます。





4月から自転車利用には、このうちの「青切符」導入されます。
自転車の安全利用促進委員会  委員の谷田貝一男さんによると
16歳以上が信号無視や一時不停止などで他の車両や歩行者に対して危険を生じさせたり
危険性が高いスマホや携帯電話の使用などの違反を行った時に青切符が渡されることになります。
これに従って違反に応じた反則金を納付すると違反に関する手続きが終了。
刑事罰や前科はつきません。





導入の背景には、大きく2つのことがあります。
1つは交通事故全体における自転車を第一当事者とする事故の現状。
交通事故件数は減少していますが、自転車が関係した数は横ばい。
全交通事故における割合は増加傾向にあります。
また、自転車事故による死亡重傷発生原因として、
自転車側の法令違反が 2024年は75.4%もありました。
そこで、違反によって事故の危険が生じてしまう認識が広まり
安全運転に対する意識を高めるという目的のため。

もう1つは比較的軽い違反に対する罰則がなかったために
違反して検挙されたとしても、いきなり刑事手続による処理となり
時間と手間がかかる上、よほど悪質な場合を除いては、
事実上の指導警告で終わることがほとんどという問題があったためです。





主な違反行為と反則金を挙げると

*信号無視  6,000円
      
*携帯電話の使用など 12,000円
      
*一時不停止 5,000円


青切符を交付される前後の手続きを伝えておきましょう。
まず、警察官から違反行為などが記載された交通反則告知書と
銀行や郵便局の窓口に持参する反則金の納付書が交付されます。
その納付書を持って銀行や郵便局で反則金を納めることで対応処理が終了。
しかし、反則金を納めないと刑事手続きとなり、違反者は指定場所へ出頭、
警察官の取り調べ、検察官の取り調べ、裁判所での裁判となり、
有罪判決を受けるとなると、その経歴が前科として残ってしまいます。





自転車も車両、特に子どもや高齢者の歩行者に対しては、
衝突すれば、大怪我をさせてしまう可能性があることを認識して、
安全に利用するようにして下さい。
もうすぐ新年度。入学や進学、入社・転職など
新しい生活がスタートする方もいらっしゃるでしょう。
そんな自分自身や大切な人に「交通安全のお守り」の意味を込めて
反射材をプレゼントしてはどうでしょうか?

今回は反射材について、詳しい話を 
一般社団法人 日本反射材普及協会 理事長の金子実さんに伺いました。





ドライバーが、危険を感じてブレーキを踏んでから車が止まるまでの「空走距離」と
ブレーキが効き始めてから止まるまでの「制動距離」を合計したのが「停止距離」。
時速40kmだと約22m。時速50kmだと約32m。時速60kmだと約44mです。

では、ドライバーはどのくらいの距離で歩行者や自転車利用者に気づくかというと
時速40kmだと約22m。時速50kmだと約32m。時速60kmだと約44m。
そして、黒や黒に近い服装の人をドライバーがロービーム時に認識する距離は約26mから。
白や白い近い服装だと約38mから。ところが、反射材をつけていれば約60mで認識します。

その時にクルマが時速60kmで走っていても停止距離は約44mですから
反射材をつけていれば、ブレーキを踏んだ時に危険に巻き込まれずに済むのです。





危険回避のためには欠かせない反射材には、大きく4つのタイプがあります。
1つ目は衣服の中に反射材が組み込まれているもの。
2つ目はバッグや傘や帽子などファッションアイテムの中に反射材が使われているもの。
3つ目がアクセサリー、キーホルダー、缶バッジルなどに反射材が組み込まれているもの。
4つ目が自転車や車椅子などモビリティグッズについているもの。
金子さんによると身につけるポイントは後ろか前。
前から来るクルマ、後ろから来るクルマを意識して、反射材があるようにしましょう。





今回、お話を伺っている金子さんは、経営するファッション関連企画会社で
反射材グッズの制作・販売もしています。最近、出てきていて注目して欲しいのは、
首からかけるスマホケースの紐の部分に反射材がついたものやキーホルダー、チャーム。
また、靴の後ろに貼ったりするシール状のものだとか。

これまで使っていない人も、この春からは反射材を利用して、
毎日の生活を、より安全に過ごしていきましょう!
3月半ば。
まだ、地域によっては雪の降るところもありますが、
春が近づいてきました。

寒い時期を乗り越えた愛車は、故障とまではいかなくとも、
どこかに不具合が生じていたりするかもしれません。
春先はいちど、クルマをチェック&メンテナンスする時期です。
今回は、そのポイントを自動車ジャーナリストの高根 英幸さんにお聞きしました。





まず、春先に確認したいのはクルマの下まわり。
泥、砂、雨水、凍結防止剤の影響を受けやすく
錆びによるパーツの欠落や故障リスクがあるため
定期的な洗浄とコーティングが重要になるところです。

特に凍結防止剤の成分はいわば塩。
タイヤが巻き上げて車の下回りにつくと金属部分に腐食が進み
最終的に穴が開く、部品が折れるということが起こりかねません。
そこで、いちどしっかり洗浄とメンテナンスすることをオススメします。
整備工場やディーラーで錆止めコーティングなどをしてくれるサービスもあるので
必要だと判断したら、そうしたものを利用して下さい。





そして、タイヤ。
そろそろ夏タイヤに履き替える方も多いでしょう。
タイヤの空気圧も非常に大きく変動しやすい時期。
タイヤ交換と同時にしっかりと空気圧もチェックしましょう。

タイヤの空気は、自然と少しずつ抜けていくので
定期的に確認して充填することが大事。
万が一、タイヤの空気圧が低いまま走っているとパンクしてしまう
高速道路を走っている時だったらバーストする危険もあります。

タイヤは劣化するとひび割れや溝の降下が起こりますが
タイヤの側面にひびが入ってきたらもう使えないタイヤだと思って下さい。
その場合は新品に交換しましょう。





次にバッテリーの状態確認。
冬はバッテリーにとって厳しい季節。
温度が低い状態で使っていると、急に作動力が落ちることもあります。
始動時にセルモーターの回転が鈍く感じたら、危険信号が出ていると思いましょう。

バッテリーのコンディションは、ディーラーやガソリンスタンドなどで見てもらえます。
また、最近はバッテリーテスターという専用品や車にバッテリーを接続したままで
充電できるような充電器もあって、それらを使うことでもコンディションはチェック出来ます。
使い方は全然難しくなく、自分で利用することも可能です。





さらにエンジンオイルの状態の確認。
最近のエンジンオイルは非常に低粘度で柔らかい性質なので
季節ごとにエンジンオイルのグレードを変える必要はありません。
つまり、一年中同じオイルを使えますが、一年使うとオイルは汚れて劣化しています。

特に近所の買い物、駅までの送迎といった、いわゆる「ちょい乗り」をしていると
エンジンオイル内に未燃焼のガソリンや燃焼した後の水蒸気が溜まりやすくなります。
そうすると、ますますエンジンオイルの潤滑性能が低下してしまいます。

そこで、エンジンオイル点検ができるディップスティックを引き抜いて
一度拭き取ってから差し込むと、エンジンオイルの量とか汚れはチェックできます。
それに加えて、匂いを嗅いでガソリン臭がしたら
燃料によってかなりエンジンオイルが希釈されていると思って下さい。

さらに、エンジンオイルを入れる給油口を取って
裏側を見ると水蒸気が付いていたり、白濁しているオイルがついていることがあります。
これは水分混入で、オイルの性能を劣化させてしまうので、早めの交換を考えましょう。





それから冬の間にワイパーが凍結して劣化、
或いはワイパーブレードが曲がってしまっているかもしれません。
ワイパーの作動とウォッシャー液の確認も忘れずに。

また、エンジン周りのベルト類。
こちらも経年や寒さで劣化している可能性があります。
突然、寿命を迎えて走行中に危険が生じてしまうかもしれません。
状態を見て、必要なら早めの交換をしましょう。

暖かい春を前に、愛車の点検とメンテナンスをしっかりやって、
楽しい春の行楽シーズンを迎えましょう!
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