今週のテーマは「駐車場」での事故に注意。
駐車場・・・ クルマが動いていたとしても、
大したスピードが出ているわけでもないから大丈夫じゃないの?
そう思う方がいたら大間違い。駐車場はかなり危険な場所なんです。
今回はモータージャーナリスト 菰田潔さんにお話を伺い お伝えしました。





損保協会のデータによると車両事故の約3割が駐車場で起きています。
内訳は駐車場内の施設の物と接触が3割。道路上の事故が7割。
走行距離に換算すると駐車場は相当危険な場所と言えます。

公益財団法人 交通事故総合分析センターの発表によると
2021年の駐車場での事故数は15,100件。

そのうちの、およそ62%が「車両相互の事故」で9,384件。
およそ31%が「人対車両の事故」で4,641件。
およそ7%が「車両単独事故」で1,075件となっています。

「人対車両」の事故が4,641件。
買い物などにクルマで出かけた時は皆さん公共の駐車場を利用し、
そこにはお年寄りや子どもがいるので注意が必要です。





運転の注意ポイント。
まず、平面式の駐車場で駐車スペースに入る時と出る時については
通路を走る車との接触に気をつけましょう。
駐車場のスペースに入るのも、出る時も【ゆっくり】が基本。

大型スーパーなど、前から車を止めるタイプの駐車場は
バックで通路に出ていくことになり
通路を走ってくる車とぶつかる可能性が高くなります。
最近は横からクルマが来ることを教えてくれる
クロストラフィックアラート機能搭載の車も増えてきましたが、
それがあっても、いつも慎重に「横から車が来るかもしれない」
歩行者がそこの車の後ろを通るかもしれない」と
確認しながら運転しなければいけません。





立体駐車場では、上り下りの両方で通る通路のカーブが狭く感じます。
それは外側を走る車が内輪差で内側に寄ってくるからで、
こちら側の走るスペースがどのくらいあるのか確認しながら走るのがポイント。
また、自分の存在を示すためにヘッドライトをONすることも大切。
まだ相手の視界に入らないうちから「対向車が来る」と気づかせるようにしましょう。





駐車場で「車 対 人の事故」が起きないため、
歩行者側の注意点についてもお伝えしましょう。

菰田潔さんによると車と接触する歩行者は運転免許を持っていない人が多い。
車の後ろ側の白いランプがついていてもバックすることを知らないのでは?
そして、歩行者からは車が大きく見えていますが
運転席のからは見えていないことも少なくありません。
ドライバーがこちらに気がついているかどうかを見極めた上で
車の周囲を歩くようにしましょう。

お年寄りや子どもは指摘されないとわからないかもしれません。
ご家族に高齢者や子どもがいる方は、上記のことを伝えて下さい。





最後に駐車料金を支払う時も気を抜かず、注意しましょう。
Dレンジでブレーキペダルを踏み、届かない所に手を伸ばすと
足が外れて走ってしまうというケースがあります。
Pレンジに入れる、エンジン止めることで事故が避けられます。
実践してください。
去年の11月、交通安全教育、安全運転教育、安全運転管理など、
通事故防止教育に役立つ教育資料、教材、情報を提供している
シンク出版という会社から1つの冊子が発行されました。

「安全運転朝礼話題集」。
朝礼をおこなっている事業所向けに、
スピーチに使える交通安全の話題を集めた本です。

毎日1つずつでも交通安全の知識を身につけることで
ハンドルを握る時の意識が変わってくることでしょう。

どんな内容が掲載されているのか? 
また、刊行した経緯や想いについて、今回はお伝えしました。





シンク出版 編集部 チーフエディター 光田 雄大さんによると
「安全運転朝礼話題集」は実際に起きた交通事故や事件などを取り上げつつ
安全運転に関する話題を「交通ルール」「安全運転の知識」「安全運転意識」
「高速道路」「駐車後退時」「トラブル対処法」の6テーマに分類して合計22話を掲載。
また、それぞれの話題には関連したスローガンを掲載し、これを覚えておくことで、
朝礼話題の内容を思い出して安全運転意識を高めるものとなっています。

A4サイズで全14ページ。
その中に安全運転に関する話題が掲載されてあるんですが、
1つひとつが、そのまま朝礼で読み上げても1分くらいで
紹介できる位のちょうど良いボリュームです





どんな話題が掲載されているのか。
例えば最初にあるのが「横断歩道上の歩行者優先」。
「手を挙げていなくても歩行者に道を譲ろう」というもの。
横断歩道に人が立っていても車は止まらないクルマが問題になっているので
しっかりと止まって歩行者に道を譲れるようになってほしいという内容です。

また、自転車が倒れた時に「当たってないから大丈夫」と思ってしまって
その場を立ち去ってひき逃げになってしまったという事件も実際に起こっているので
何かあった場合には、まずはその場にとどまってその救護活動を行いましょうという内容。

さらに高速道路でトラブルが発生した時に、
正しい対処法を知らずに事故に巻き込まれるケースが多発しているので
事故やトラブルで車が止まった時には、まず車から降りて、ガードレールの外
に速やかに避難するということなどを記しています。





「安全運転朝礼話題集」はシンク出版のウェブサイトで毎日更新している
朝礼話題から特にドライバーに実践してほしい情報を厳選して1冊にまとめたもの。
多くの人が忘れていたり、わかっているけど実践できてない事になっています。
朝礼は気持ちを仕事モードに切り替える絶好の機会。
そうした場で朝礼話題集を活用して、安全運転に関する話題に触れていただくことで、
安全運転意識を高めていただければと思います。





こうした、きっとドライバーなら情報としてはおそらく知っていることも
朝礼の場で多くの人と一緒に聞く、あるいは自分で読むことで、
「交通ルールを守らないと」という意識も高まるように思います。
朝礼をやっていて、業務にクルマの運転に多く携わる方のいる事業所は、
こうした交通安全スピーチを取り入れるといいかもしれません。
一般財団法人全日本交通安全協会と毎日新聞社が主催する
毎年恒例の「交通安全スローガン」。

令和6年の受賞作品は、去年の11月に発表されています。
新年初回の今週は、全3部門の最高賞にあたる、
内閣総理大臣賞をご紹介しました。





まずは、運転者(同乗者を含む)に呼びかける「一般部門A」。
内閣総理大臣賞を受賞したのは埼玉県の金剛明夫さん。

今日もまた あなたの無事故 待つ家族 

番組の「どういう理由からこのスローガンを考えたのですか?」という質問に
車やバイクの運転や歩行などで加害者にも被害者にもなり得るので
「行って来ます」という元気な声と「お帰りなさい」の家族の笑顔が
ワンセットとなる日々の幸せをイメージして考えたと語って下さいました。

本当にその通り。
ドライバー、歩行者、自転車の利用者、
どの立場にあっても“無事故”で元気に帰宅するよう
今年も1年、気をつけましょう!





「一般部門A」の他の入賞作は

<内閣府特命担当大臣賞>
抜け道と 思うな そこは通学路 
新潟県 関千奈さん

<警察庁長官賞>
挙げる手を やさしく見守る 横断歩道 
静岡県 吉國久嗣 さん 

<全日本交通安全協会会長賞>
飲みません 今日は私が ハンドルキーパー
大分県 岡部 由希さん  

ぎりぎりの 時間と車間が 事故を呼ぶ 
大阪府 栗田 俊夫さん 





「一般部門B」の内閣総理大臣賞 受賞者は、愛知県 栗山凌平さんでした。

身につけよう 交通ルールと ヘルメット

去年4月の道路交通法改正により、
自転車利用者すべてにヘルメット着用が努力義務となっています。
幼児・児童の保護者は子どもにヘルメットをかぶらせるよう務める義務もあります。

面倒だ、カッコ悪いと思うかもしれません。
でも、自転車乗用中に交通事故で亡くなる方の6割が頭部に致命傷を負っています。
また、自転車乗用中の交通事故でヘルメット非着用者着用の致死率は着用者の2倍。
スローガンを作った栗山さんは「自転車でヘルメットを身につけることが
義務付けられていました。今の子供たちにも交通ルールとヘルメットを
身に着けて登下校してほしいと思って」書いたとコメントをくださいました。

「一般部門B」の受賞作は他に

<内閣府特命担当大臣賞>
車だけ? 交通ルールは 皆のもの 
千葉県 川島 菜緒 さん

<警察庁長官賞>
さあ青だ 踏み出す前に 再確認 
埼玉県 坂井 康治さん

<全日本交通安全協会会長賞>
反射材 光って気づいて 事故防止 
静岡県 竹内 彩乃さん

自転車も 歩行者優先 安全走行
滋賀県 玉井 美智子さん





「こども部門」内閣総理大臣賞は茨城県の飯田 奏斗さん

わたるまえ わすれずかくにん みぎひだり

奏斗くんはインタビューで「パパとママにいつも言われていることを
思い出して考えました。事故が多くなってきてるので
よく確認し、事故ゼロの年にしましょう」と語ってくれました。

お父さん、お母さんはお子さんに、道路を渡る時は横断歩道が青だったとしても、
右・左・右とクルマが来ないことを確認してからと念を押して教えて伝えて下さい。

「こども部門」の他の受賞作は

<内閣府特命担当大臣賞>
しんごうき あおでもかくにん わすれない 
埼玉県 五十嵐 華(いがらし・はな)さん

<文部科学大臣賞>
見つけてね ピカピカぼくの はんしゃざい 
茨城県 岩岡 颯佑(いわおか・そうすけ) さん

<警察庁長官賞>
ちょっと待て 車のかげから もう1台 
愛知県 松下 京平さん

<全日本交通安全協会会長賞>
交差点 自分を守ろう 周り見て 
富山県 脇田 絢由沙さん

じゅんびした? じてん車のるとき ヘルメット
富山県 眛押_蹐気





こうした交通安全スローガンを胸に、
2024年も事故を起こさないよう、遭わないよう、
過ごしていきましょう。
«Prev || 1 | 2 | 3 | 4 |...| 154 | 155 | 156 || Next»