第41回 危険!クルマの死角

2016/01/14
クルマを運転している方は気づいているでしょう。

『死角の危険』

運転席からは、どうしても見えない範囲が、存在します。
前にも横にも後ろにも車の周り中に死角があるのです。
そのことを認識して安全運転につとめましょう。
今回は「クルマの死角」を追跡しました。
コメントは自動車評論家 松下宏さんでした。

クルマには死角をなくすためにミラーがついています。
前の席の両側ドアについていて横後方を確認する「ドアミラー」。
室内にあって後方を確認する「ルームミラー」。

さらに、 最近ではクルマの後部にカメラがついている車種や、
助手席側のミラー下にカメラがついている車種があります。
それでも死角が完全になくなることはありません。

死角の原因は大きく2つあります。
1つはクルマのボディとルーフを繋いでいる‘柱’という意味の「ピラー」。
「ピラー」は目視する視界を遮って左右の前方、左右の後方に死角をつくります。

また、さらにドアミラー、バックミラーを使っても、
どうしても避けられない死角があります。
これは左右の斜め後方のある範囲。

これらの死角はさまざまな危険を引き起こします。

例えば、高速道路を走っていて追い越し車線に出ようとする時、
斜め右側の追い越し車線を走っている車がミラーに映らない。
気付かずに追い越し車線に移ってしまうと
追い越し車線の車のほうが速度が高いのでぶつかってしまう。

例えば、左側の斜め後ろ、バイクや自転車などが走っている時、
死角で気づかずに交差点を左折しようすると側面にぶつかってします。

例えば、前方のボンネットフードの先端が見えていたとしても、
その先にいる小さな子供が車の運転席から見えないことがあります。
同様に後方にもルームミラーを使っても見えない部分があります。
自動車メーカーが車から一定の距離を離れたところにいる
1mの子供は見えるというような車作りをしていても、
背の高い車ほど見えない死角の部分は多くなるのです。

以上のような状況にヒヤリとしてことがある人は多いでしょう。
特に車高による死角では、お父さんや、お母さんが帰ってきたことに喜んで、
小さな子供がクルマに近づいていることに気がつかない・・・
というケースもあるといいます。充分に気をつけてください!

♠ 出発前にはクルマの周りを確認!

♠ 前方の死角を少なくするためには運転席で頭を少し動かす!

♠ 後方の死角を少なくするためには目視とミラーで再確認!

♠ それでも目に映ることがクルマを取り巻く全てはないと認識する!

♠ つまり運転には余裕をもって「もしも」に備える! 

といったことを心がけるようにしましょう。
最新の話題としては、車の標準化をしているジュネーブ条約で
斜め後方の視界はドアミラーをカメラで代替えしても良いとなりました。
そのためこれからカメラで置き換えた「ミラーレス車」も登場します。
特に夜の暗い時には目視よりカメラの方が鮮明に見えるところがメリット。

クルマに搭載される技術は、日々向上しています。
しかし、それでも運転席には「死角」はつきもの。
そのことを忘れずに安全運転につとめましょう。