第42回 逆走に気をつけろ!

2016/01/21
今朝、追跡したのは最近たびたびニュースになる大事故に繋がりかねない「高速道路での逆走」。
「逆走」が、どのくらい起きているか?
全国の高速道路管理会社によると「クルマの確保」と「事故」を含む【逆走事案】は毎年200件前後。
注目すべきは、逆走事故による致死率の高さです。

⚫ 全交通事故における死亡事故 →  2.0%

⚫ 逆走事故における死亡事故  → 11.8%

逆走=高齢者というイメージがあります。
しかし、平成23年〜26年に起こった【逆走事案】の年齢構成は
65才以上が69%と割合は高いものの30才〜65才未満で24%、30才未満も7%います。
さらに《運転手の状態》は「認知症の疑い」「精神障害」「飲酒」「調査不能」、
これらを合計しても13%。「その他」が83%。
つまり、高速道路では逆走車に注意すべきなのはもちろん、
自分も逆走しないように気をつけなければいけません。

逆走の開始地点として多い順は

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 サービスエリア、パーキングエリア

そして、逆走が起こる行動の要因としては
1つに行き先の間違いに気付き、高速道路の本線上やランプで方向転換すること。
料金所から本線に入るまでを流入ランプと呼びますが、
そこでUターンをしてしまう、本線に入る加速車線上で間違いに気付き本線を逆走する。
2つめとしては間違って出口のランプ側に入ってしまうといった誤進入。
3つめとしては出たい料金所の出口ランプを行き過ぎてしまい、
本線上をさらに進んだところで出たかったランプの入り口があってUターンで入ってしまう。
といったことが主なものです。

心理的な要因から「逆走」を見ると、
「痴呆など、なんらかの疾患」を除いて多いものは

うっかり、ぼんやり、考えごとのため
案内標識を不確認のため
高速道路の利用方法がわからなかったため
居眠り・寝ぼけのため

→ 悩み事があったり、寝不足の時は運転しない
→ ドライブ中、話に夢中になりすぎない
→ 高速道路に不慣れであれば事前に勉強する

という心がけも必要です。
今回、お話を伺ったNEXCO東日本 関東支社 交通管理課 
大高昭久さんによると、逆走しない為には、まずは案内標識。
しっかりと確認すること。路面表示などで進行方向を充分に確認して走行すること。
行き先を間違えたり、行き過ぎても、
次のインターチェンジで降りて、高速道路を乗り直すこと。
本線上や料金所付近では、絶対にUターンやバックはしないこと。

うっかり自分が本線を逆走していることに気づいたら、
路肩などの安全な場所に停止して非常電話や道路緊急ダイヤルから通報すること。
ランプの入口で逆走に気づいた場合は、
そのまま進んでしまわず、その場に停車出来るのであれば停車する。
ガードレールの外などの安全な場所に避難して通報すること。
慌ててUターンやバックをしないよう気をつけてください。
高速道路はランプ上でも速度が出ているので、
速度を上げて入って来た車とぶつかる可能性があります。

そして、万が一、遭遇するかもしれない「逆走車」に気をつける意識を持ちましょう。
NEXCO東日本の大高さんによると、逆走車が現れるイメージは、
一般の道路、中央線があって行き違っている感覚だといいます。
高速道路で2車線、3車線で走っている巡行の車の列の向こう側から、
反対方向に走ってので、一瞬、目を疑う。
自分が反対に走っている?と思う可能性もあります。

逆走車が走ってくる傾向が多いのがいちばん右側の車線。
逆走車のドライバーは左側の車線を走っているつもりだから。
こちら側から見ると追い越し車線を反対方向に走ってくることになります。

ですから、追い越し車線はあくまで追い越しをするための車線ですから、
追い越しが完了したら、左側の車線に寄っているのが、逆走車予防策の1つ。
逆走車に遭遇した場合は、まずは速度を落として左側の車線に寄って下さい。
もしくは、路肩に停車して頂いて、通り過ぎるのを待つ。
さらに逆走車を見かけたという情報を通報しましょう。

「逆走」の事故に巻き込まれないよう、
そして、自分で「逆走」の事故を起こさないよう、十分、気をつけましょう。