第71回 渋滞対処術

2016/08/11
今日から始まるお盆の帰省ラッシュ。
できればクルマの渋滞は避けたいもの。
事故などのトラブルにも巻き込まれたくありません。
今週は「渋滞対処術」を追跡しました。

近頃では様々なものがある渋滞情報。
モータージャーナリストで日本自動車連盟交通安全委員会委員の
菰田潔さんによると中でも信用度の高いものは、
東日本・中日本・東日本、3社ある高速道路の管理運営会社NEXCO。
ウェブサイトで渋滞情報を発信しているのでお出かけの際には参考にして下さい。

ドライバーの運転も渋滞の原因になっています。
それはハンドルを握る人が力を合わせて防ぐべきこと。
「2秒の法則」を覚えておきましょう。

車間距離を2秒あけて走ればクルマの流れが効率的になり
渋滞になりにくいというデータが出ています。
それより車間距離の時間が詰まるとブレーキを踏むクルマが増えて渋滞が起こる。
反対に5秒、10秒と車間距離を時間的にたっぷり空けてしまうと、
一定時間内に通れる車の数が減るので、これも渋滞につながります。
安全性が保たれて滞が起こりにくいのは車間距離2秒間ということを知り、
多くのドライバーがそれを実行すれば渋滞は減るでしょう。

渋滞の中で一番起こりやすい事故は「追突」です。
まずは「他のクルマに自分が追突しない」ように気をつけましょう。
高速道路の走行スピードはおよそ100キロ。
渋滞が起こっている箇所に到達すると、
その100キロから0キロにスピードを落とさなければいけません。
その際、止まり切れずに渋滞の最後部にぶつかる事故が生じます。

自分が渋滞の最後尾に追突しないように
5台ぐらい前の車の動きを見ながら走るようにしましょう。
目前の車だけを見ていると、その車が急ブレーキを踏んだ時に、
間に合わないという事態が起こりかねません。
しかし、数台前の車まで見ていれば、徐々に止まるなということが分かります。

その時のブレーキの踏み方のコツとしては、
前の車がブレーキを踏んだ場合、同じ車間距離を保ったまま減速する。
そうすれば前の車が予想以上に急に止まったとしても余裕が出来てきます。

反対に「他のクルマに追突されない」ことにも気をつけましょう。
そのコツとしては自分が渋滞の最後尾にならないこと。
前の方で渋滞が起こったら自分の前の車間距離をたくさん開けておきましょう。
そして、自分の後ろに3台ぐらい車が連なったら最後尾に付くようにすれば、
自分が最後尾になることなく、渋滞の列に並ぶようになります。

渋滞の中で、時折ススっと進めることがあります。
そんな時でも渋滞箇所を通り過ぎたとも限りません。
いきなりスピードを上げて前のクルマに追突しないように注意して下さい。

お盆と年末年始。
帰省ラッシュは日本の年中行事のようなもの。
ただ、例えばドイツでは地域ごとに夏休み取得の時期を変えているそうです。
そうすれば渋滞の緩和につながり、観光地も混雑しすぎることがありません。
また、観光地にしてみても、ある時期に一極集中的に来る人が集中してしまう
という事態が避けられ、繁忙期が期間的に続きます。

お盆、大晦日・正月が年中行事としてある日本では難しいかもしれませんが
できる範囲で、休みの時期をずらすということができれば、
今のような車の渋滞を多少なくすことができるかもしれません。