第111回 雨の高速道路に気をつけて

2017/06/01

今日から6月
日本列島は もうすぐ梅雨の季節

関東甲信越の過去3年を見ると 梅雨入りと見られた日にちは
6月5日/6月3日/6月5日 梅雨はもうすぐそこということでしょう

雨の日は交通事故が起こりやすいもの
特にスピードを上げて走っている高速道路は危険です

雨の日は晴れの日より 
どのくらい交通事故の起こる割合が高くなると思いますか?

首都高速道路の調査で
それぞれ1時間あたりの事故件数を算出したところ
雨が降っている時は晴れている時の「5倍」という数字が出ています
雨の日は気をつけなければいけないということがわかるでしょう

今回、お話を伺ったのはJAF東京支部 
事業課交通環境係 金子力生さんでした

雨の高速道路に気をつけなければいけない理由の1つは視界が悪くなるから
時速約40kmの時 人間の視野は約100度
それが時速約130kmになると 人間の視野は約30度に
雨が降っていれば視界がさらに悪くなるので
事故が起こりやすい条件となってしまうのです

雨の日の高速道路が危険な理由の2つめは道路が滑るから
もっとも多い事故はスリップ事故です
高速道路を走行中のスリップにはさまざまな要因が重なります。
路面の水の量 / 出していた速度 / ブレーキを踏んだ加減 / タイヤの状態

JAFのユーザーテストで 新品タイヤと二分山のタイヤで 
時速100kmで走っていた時にどれだけ停止距離が変わるか比較しました

新品タイヤでは47.6mで停車
それが二分山になったタイヤになると70.5mで停車
約1.7倍も停止距離が伸びるというデータが出ました
タイヤの溝の磨耗でそれほどまでにスリップするものなのです

降水確率が高く 高速道路を運転する時は
特に事前の自動車点検をきちんとやりましょう
タイヤの溝がしっかり残っているか 空気圧は大丈夫か
フロントガラスやドアガラスが油膜で汚れていないか。
ガラスの曇りを防ぐエアコンが効くかどうか確認して下さい

また 雨の日は、急がつく動作を控えて頂きたいと思います。
急ハンドル 急ブレーキ 急発進 スリップ事故の原因にもつながります

状況に応じた運転
スピ—ドを控える 車間距離を多く取る
視線を少し先に向けて自分の車の先の動きと状況を把握する
以上のことで 状況に応じた運転がしやすくなるはずです

これからの雨の季節 高速道路だけでなく
安全運転をいつも以上に心がけましょう