第136回 ガラスの曇り対策

2017/11/02

秋冬にクルマでのお出かけ時に
フロントガラス/リアウィンドウ/ドアガラスが曇ってしまい
視界が悪くなり「怖いなあ」と思ったり
そのせいで危ない思いをしたことがある人は少なくないでしょう。

今回は JAF 東京支部 事業課交通環境係
金子力生さんにお話を伺い
油断大敵『窓ガラスの曇り対策』を追跡しました。





窓の曇り軽く考えてしまうのは危険。
曇りで視界が狭められて危険を見落とすこともあります。
公益財団法人『交通事故総合分析センター』の調べによると
2015年にクルマの窓ガラスの曇りが事故に繋がったケースは全国で32件。
少ないとはいえども事故は起こっているのです。





クルマのウィンドウの曇りは結露と似ています。
外気温が低く 車内の温度が高い時は
車内のガラス付近の空気が冷やされます。
暖かい方が空気中に水分を多く含んでいるので
水分が温度が下がることで水滴となりガラスに付着します。

対策の1つとしては
窓が汚れていると水滴がつきやすいのでキレイに掃除をしておく。
2つめは曇り止めスプレーを噴きつけておくこと。

ウィンドウの外側は視界のために拭いたりしますが
内側はついつい掃除をせずに放っておきがち。
日頃から時間がある時に拭いておく習慣をつけましょう。





ただ どれだけ予防をしておいても
冷え込みが強くなれば曇りが生じてしまうことはあります。

フロントウィンドウの曇り除去には「デフロスター」を使いましょう。
扇方の枠に縦に3本のラインが入っているあのスイッチ。
要は高い温度で強い空気をフロントウィンドウにあて
また乾燥した外気を車内に入れることで曇りを取り除くのです。

またリアウインドウの曇りは「デフォッガー」で除去。
長方形の枠に縦に3本のラインが入っているほうのスイッチです。
こちらは電熱線でガラスを暖めて霜や曇りを除去する仕組み。

曇り始めた時に ちょっと寒さを我慢をして
窓を開けて思いっきり外気を入れるのも曇り取りとして有効です。