第171回 夏休みの交通安全

2018/07/26

子供たちは夏休みに入りました。
小学生・中学生の皆さんは夏休みの間も
十分、車には気をつけるようにしましょう。

お父さん、お母さんは、
「うちの子は大丈夫」という根拠のない考えは捨てましょう。
あらためて、お子さんに交通安全の心がけを伝えて下さい。

そして、ハンドルを握るドライバーの皆さんは
夏休み中は思いがけない時間に思いがけないところから
子どもが飛び出してくる可能性を頭にとめておきましょう。
どの立場にあっても、起きてしまった事故は取り返しがつきません。
  
     



子どもが被害者になった交通事故を月別に見ると、
全体としては7月・8月が突出して多いという訳ではありません。





しかし、やはり夏休みは気を引き締めるべきです。
根拠となるデータもあります。

【大阪府】 
平成25年〜27年の3年間、
交通事故で亡くなった中学生以下の子どもは20名。
そのうち5名、4割は7月・8月に遭遇してしまった事故によります。


【徳島県】 
去5年間の子どもの交通事故の月別平均発生件数は
7月が「18.2」件とダントツで1位。
しかも、夏休みに入ってすぐの7月後半に突出しているとして、
去年の今頃、注意を呼びかけています。

JAF 東京支部 事業課 交通環境係 高木孝さんによると
平成29年は7才〜12才の子どもの飛び出し事故が152件発生。
これは全ての飛び出し事故のうち約4割に相当します。
また、6才以下の子どもの飛び出し事故も92件あり
飛び出し事故は全体の7割が12才以下の子供となっています。





子どもは好奇心旺盛。
落ち着きがなくて、ジッとしていられない。 
よく考えて行動せず、衝動的に動く。

それが感受性を育むアンテナになったりしますが、
事が交通事故に至るのは避けなければいけません。
できるだけ彼らの頭に交通安全の意識を刷り込んでおくべきです。
    
子どもの頃を振り返ってみれば、
誰もが「あの時、大きな事故に遭わなくてよかった」
ということが1つや2つあるのではないでしょうか。
体験談を子どもたちに話しましょう!
よりリアリティをもって車の危険を感じるはずです。





前述の高木さんは「止まる」「見る」「待つ」
3つのことを子どもに教えることを提言します。
まずは止まり、見るというのも漠然と見るのではなく
しっかり自分の目で車がきていないかどうか確認する。
その上で、子どもは正確な判断ができない場面もあるので、
すぐ行動せず、いちど待つことを伝えてほしいと話して下さいました。

また、ドライバーに気をつけてほしいことは、
子どもは遠くのものを認識する能力が大人と比べて低いこと。
遠くから走ってくる車があっても何だかわからず
大人は横断しないタイミングで道路を横断し始めたりするもの。
そういう特性があるというのを念頭に置き
子どもを見たらいつでも止まれる運転を心がけましょう。