第184回 こどもミュージアムプロジェクト

2018/10/25

プロのドライバーでも
疲れていたり、イライラしていたり、急いでいたり、
危険な状況で運転していることもあるでしょう。
       
そんな運転手の気持ちを落ち着かせ、
優しい気持ちでハンドルを握るようになる取り組みが注目を集めています。
「こどもミュージアムプロジェクト」といいます。





これは4年前に大阪府高槻市にある運送会社
株式会社 宮田運輸がスタートしたアクション。

「こどもミュージアムプロジェクト」はもともと、
子供たちが描いた絵をトラックにラッピング。
見る人に交通安全を感じてもらい、
トラック運転手は安全運転の意識を強く持つという施策です。

実は宮田運輸は5年前に死亡事故を発生させてしまいました。
物流の仕事は人々に何かを届ける仕事。
それは本来、大きな喜びを伴って、迎えられていいものです。
その一方で子どもにとって大きなトラックは怖い存在でしょうし、
交通事故を起こしてしまっては、本来の仕事の意義が完全に失われます。

悔恨と反省と改革の気持ちでスタートしたのが、
「こどもミュージアムプロジェクト」でした。
この取り組みは、初めて間もない頃から共感を呼びます。

参加をさせてほしいという声が外部からあり
今では参画企業がトラック以外にもデイサービスの送迎車や
営業車両など70社を超えているのです。

ラッピングする絵やメッセージの募り方は参画企業によってさまざま。
宮田運輸の場合は、主にドライバー自身のお子さんや親戚の子が描いたもの。
中には近隣の小学校とコラボレーションして絵とメッセージを描いてもらい、
完成した時にお披露目式することもあるそうです。











「こどもミュージアムプロジェクト」協会の後藤昌代さんによると
この取り組みがスタートして大きな変化が感じられたといいます。
子どもの絵とメッセージが周囲とドライバーを優しくしたようです。

運転中に思いやりの心を持っていれば
乱暴な運転、危険な運転、自分勝手な運転はしないもの。
そして、まともな大人なら、子どもたちが願って描いた
絵やメッセージに何か感じないはずはありません。

「こどもミュージアムプロジェクト」。
素晴らしい取り組みです。もっと全国に広がるといいですね!





こどもミュージアムプロジェクト 公式サイト
http://www.kodomo-museum.jp/