第186回 スタッドレスタイヤ

2018/11/08
昨日は立冬。
暦の上では冬になりました。





ただ、昨日は全国各地で前日より3度近く気温が上昇。
和歌山県では25度を超えて「夏日」を記録して、
北海道は28年ぶりに「初雪」の観測がなく立冬を迎えています。

でも、そろそろ愛車には冬の装いをする時期。
タイヤはノーマルからスタッドレスに切り替えるタイミングです。





一般社団法人 日本自動車連盟 JAF 東京支部 
事業課 交通環境係 高木孝さんによると
今ではノーマルタイヤの性能が非常に上がったため
多少の雪が降ってもノーマルタイヤでそれなりに走れます。

そこが怖いところ。
走ったはいいが止まる時になかなか止まれず、スリップの危険もある。
そういう時に安心なのは、やはりスタッドレスタイヤです。

最近では気候の変化からか、以前は雪の心配がなかった地域にも、
多くの積雪があったりします。
今年1月の40年ぶりという大寒波は記憶に新しいでしょう。

首都圏で23センチ。
九州にも多くの積雪があり、交通機関が大混乱に陥りました。
こうした事態に備えてスタッドレスタイヤにしておく。
そして、スタッドレスタイヤの知識を持っておくことが大切です。

「スタッドレス」タイヤには、それぞれの特性があります。
購入する時は以下のチェックポイントを把握しておきましょう。





【氷上性能】 

降った雪が溶けて水になり その水が気温が下がって凍った
「アイスバーン」と呼ばれる現象の路面を走る時の性能です
 

【雪上性能】 

雪の状態にもいろいろあります
「ふかふかな柔らかい雪」「圧雪された固い雪」「シャーベット状の雪」
どの状態でもバランスよく走ることが理想です


【ドライグリップ性能・ウェットグリップ性能】 

冬の間中、雪がある地域以外では
積雪がなければ普通の路面を走ることになります
ドライは乾燥した道を走る性能
ウェットは濡れた道を走る性能
雪と氷を想定しているスタッドレスタイヤは
ノーマルタイヤに比べて、この部分の性能は劣るため
積雪や凍結が少ない地域に住む方は、特にチェックが必要です


【燃費】 
スタッドレスタイヤはノーマルタイヤより燃費は悪くなります
でも、最近はかなり燃費が改善された製品も出てきました


【価格】 
財布との相談も必要です



  

以上のチェックポイントを覚えておいて下さい。
ショップやインターネット上で、これらの性能も図表解説もあります。
店員に相談する時にも役立ちます。

そして、スタッドレスタイヤには、
気をつけなければいけない点もあります。

特に雪解けで水を多く含んだ路面。
スタッドレスタイヤは排水がうまくできない性質があり
水で滑るハイドロプレーニング現象が起こりやすくなります。

特にウェット路面、雨が降っている時は、
ノーマルタイヤよりもグリップ力弱くなるので、
思うように止まらなくなるということが考えられるので
お気をつけて下さい。

また、スタッドレスタイヤに履き替えたばかりは、
ノーマルタイヤ感覚で運転しがちですが、それは危険です。
ブレーキを踏んでもノーマルタイヤのように思うように止まらない。
カーブの時も、グリップ力が弱くなっていることがあり、
大きく曲がってしまったり、コースアウトしてしまう危険性もあります。
十分に速度を抑えた運転、慎重な運転を心がけましょう。