第191回 色を使った交通事故対策

2018/12/13

各都道府県は、交通事故を減らすため、無くすため、
それぞれの取り組みを行っています
今日はそんな中で「色」を使った施策を追跡しました。

舞台は、まず香川県。
香川県は平成23年・平成24年と
人口10万人あたりの交通事故死者数が全国ワースト^漫
ハードとソフトの両面で対策を講じる必要がありました。
       
ハード面での対策の1つとして平成25年からスタートしたのが
危険な交差点の「分かりやすい路面標示」と「カラー舗装化」。

死傷事故が起きる頻度が高い箇所を抽出。
路面標識を分かりやすくすると同時に
交差点を明るく目立つ青い色で舗装したのです。

青でのカラー舗装化は大きく2パターンあります。
1つは交差点内部。


 


ドライバーに交差点の存在を事前に認識させることによって、
速度の抑制を図ることを狙いました。
確かに、この派手なブルーが見えたらスピードを緩めそうです。

もう1つは車線。
交差点へと直線車線から分岐してできている右折車線。
その入り方を青の印で誘導しています。





交差点の右折進路を明確にすることにより、
急角度の右折 を抑制することを狙ったもの。
普通であればドライバーはインパクトあるこの表示に
逆らおうと思わないでしょう。

「分かりやすい路面標示」「交差点 のカラー舗装化」の結果、
初年度の平成 25 年度末までに対策が完了した箇所では、
事故件数が平均およそ45%減少という結果が出ました。

平成28年 5月に予定箇所全ての実施が完了しました。
その2ヶ月前に対策を講じて1年以上経った295箇所の
効果検証を行ったところ、事故件数は平均およそ32%減。

特に「出会い頭の事故」が多い箇所で実施した交差点のカラー化は、
施工前と比べて平均およそ63%の事故減少につながっていたのです。

この香川県の結果に影響を受けたのが佐賀県。
佐賀県は「人口10万人あたりの人身事故件数」が、
2012年〜2016年にかけて5年続けて全国ワースト^漫

そこで、香川県のカラー舗装化を参考に、
来年度から「SAGA BLUE PROJECT」を本格スタートします。
すでに準備期間としてカラーの舗装化は始まっています。









SAGA BLUE PROJECTも、交通事故減少の効果があり、
こうした交通事故対策が、全国に広がるといいですね。