第206回 交通少年団

2019/03/28

「交通少年団」を知っていますか?
全国で展開するキャンペーンなどを通じて交通安全を呼びかける子供の集団。
一方で子供たち自身の成長も期待できます。





昭和40年代前半に東京都内の交通事故死者数は700〜800人になりました。
子供の死者数も100人を超えるとう事態。
こうした状況の中で子供の交通事故を防止するため
昭和45年に全国で初めて小松川警察署が小松川交通少年団を結成。
それを皮切りに全国各地で交通少年団が誕生しました。

そう説明してくださったのは東京都交通安全協会
安全対策部 部長 新田秀実さん。

現在、東京都内に「交通少年団」は98団。
連合体「東京交通少年団」も誕生していて
管轄しているのが東京都交通安全協会です。
東京都では「交通少年団」を「Boys And Girls for Safety」の頭文字をとり
略称「BAGS(バッグス)」とも呼んでいます。

BAGSは交通安全のイベントやキャンペーンで
街頭に出て、ティッシュを配ったり
高齢者が横断歩道を渡るときに保護誘導したりという
ボランティア活動を中心に行っています。





上の写真のように「東京交通少年団」には、
淡い緑の制服とオレンジの帽子があります。
暑い時期の上半身は半袖の白いシャツ。
雰囲気はボーイスカウト・ガールスカウトと似ていますね。

子供たちに交通安全メッセージの入ったグッズを渡されたり
高齢者が横断歩道を渡る時に、誘導してもらったり
大人も「気を引き締めないといけない」と思うでしょう。
      
そして、子供たちへの好影響があると新田さんは言います。
自分で守るだけではなく、人にも教えることで、交通ルールの意識が高まります。
「交通安全は何才まででいいですよ」というものではありません。
生涯教育で小さいうちから身に着けることが大事ですから」と新田さん。





イベントやキャンペーンなど
ボランティア活動を通した交通安全PRの他にも
1泊2日のリーダー研修会や鼓笛隊による演奏活動、
交通安全のことばかりで飽きるといけないので
「芋掘り」「餅つき大会」「田植え」などの
レクリエーション活動もあるそうです。
いろんな部分で人間形成にも役立ちそうですね。

入団前は恥ずかしがり屋で人前が苦手だった子供が、
交通少年団の活動を通してリーダーシップを発揮するようになり、
驚き、喜ぶ保護者も多いようです。

もうすぐ新年度。
全国各地の交通少年団は団員を募集しています。
塾やスポーツクラブ、今の子供たちは忙しい昨今。
こうした活動もためになるはず。

関心を持ったお父さん、お母さんは、
お子さんに勧めてみてはいかがでしょう?