第207回 小学生の交通事故の傾向

2019/04/05

この「なるほど!交通安全」。
3月までは木曜日の放送でしたが、
これからは毎週金曜日の7:20からお届けしていきます。

そろそろ学校は始業式を迎える時期。
小学校に進学した、新学年に進級した子供が、街を歩き始めます。
環境が変わってすぐは不慣れなことも多いもの。
そこには、交通事故の危険も潜んでいます。




       
子供の生活環境が変わるこの時期。
交通事故が多いことはデータに表れています。

平成26年から去年、平成30年までの5年間、
歩行中に交通事故に遭って亡くなった方と
重傷を負った方の合計数を月別で見てみると

<全年齢層>
ワースト 12月  ワースト 11月  ワースト 10月

<小学生>
ワースト 5月  ワースト 10月  ワースト 4月   ワースト 6月

       
全年齢層では秋の終わりから冬に多く
小学生は4月から6月が上位を占めます。

それでは小学生のどの学年に交通事故被害者が多いのか?
最近5年間の「歩行中」「自転車乗用中」で亡くなった
さらに重傷を負った合計数を見てみると上位は

小学2年生 1,062人
小学1年生 1,059人

       
そのあとは3年生 → 4年生 → 5年生 → 6年生と
学年が上がるにつれて、事故に遭う児童数は減っていきます。

次に小学生の歩行中の交通事故が、
どの時間帯に多いのか? 見てみると

いちばん危険なのは夕方。
16時台が最も多く、次いで15時台、17時台。
この3つの時間帯が、突出しています。
そして、少し差があり、4番目に多いのが7時台。

さらに、歩行中の小学生が、
何を目的に行動していたのかを見ると      
「下校中」が最も多くて約22%。
「登校中」も10%あり「登下校中」で3割を超えています。

その他に多い「行動目的」は「遊戯」が約21%、「訪問」が約12%。
「登下校中」には事故の潜んでいると、
お父さん、お母さんは、子供にきちんと伝えることが大切。
一緒に通学路やよく利用する道路を歩いてみることをおすすめします。





「どこに危険がありそうか?」親子で話しながら歩けば
子供の脳裏にしっかりと刻まれるでしょう。
そして、遊びに出かける時や友だちの家を訪ねる時には、
ハシャギ過ぎないように声をかけましょう。

一方で、ドライバーの方は、
子供たちの登下校時の運転に細心の注意を払って下さい。





もう1つ、子供に伝えたいのは「法令違反」をしないこと。
「法令違反」では、子供には難しいので「飛び出し」や
横断歩道のない道路部分を渡る「横断違反」
「信号無視」をしないように言いましょう。

というのも過去5年間で歩行中に交通事故で亡くなった、
重傷を負った小学生のうち法令違反をしていなかったのは34%。
反対に言うと7割の子供に法令違反があったということなのです。
      
「飛び出し」「横断違反」「信号無視」をしなければ、
交通事故に遭ってしまう確率は減ることでしょう。