第238回 交差点に潜む危険

2019/11/08

道路上では、いろいろなところに事故の危険があります。
中でも特に気をつけなければいけないのが「交差点」。
去年、全国で起きた交通事故の5割強が交差点と交差点付近で発生しました。





1つ、意識してほしいのは、
「交通事故の多い交差点」のようなランキングの上位に
名前が挙がる交差点だけが危険なわけではないということ。

事故発生件数が多いということは、もちろん危険があります。
ただ、一般的には交通量が多い交差点のほうが事故の絶対数も多くなるもの。

絶対数がそれほど多くない交差点の中に、
危険度の高い交差点があるかもしれないのです。





交差点で起きる交通事故の主なパターンは5つ。

交差する道路を走るクルマとの出会い頭の衝突 

右折時、左折時の他のクルマとの衝突 
 
横断中の歩行者・自転車などとの衝突 

右折時、左折時の歩行者・自転車などとの衝突 

停止、徐行した前のクルマとの衝突 


JAF 東京支部  事業課 交通環境係 高木孝さんによると
交差点に入るにあたってドライバーが持つべき姿勢は
「スピードを出しすぎず」「車間距離を保つ」
そして「異変に対処できる余裕を持てるようにする」ことです。





その上で大きな事故が起こりやすい、
信号がある交差点での、いくつかの細かいポイントを挙げると

左折は“巻き込み”に注意

運転席からの視界は死角があります
例えば、自分のクルマの横にバイクがいるかもしれません
ミラーでしっかり確認、首を振って目視もして、
スピードをできるだけ落として曲がります
合図を出すタイミングが遅いと後続車に追突される恐れもあります


右折はその先の“危険”の注意

前のクルマの後に続けとばかりに右折すると
対向車が交差点に入ってくるところだったりするかもしれません
また、横切る横断歩道で進行中だった歩行者が
目の前に来ているかもしれません

また、対向車に気を取られ過ぎても、
右折した先の横断歩道に歩行者がいるかもしれません
右折には特に危険が潜んでいます


交差点内には、いくつもの交通事故の危険が潜んでいます。
注意深く察知して、それらを避ける。
そして、それでも訪れるかもしれない「ヒヤリハット」の瞬間に、
危険を回避できる余裕を持つ。
交差点では特に注意を払って運転をして下さい。