第251回 2019年の交通死亡事故速報

2020/02/07

警察庁が2019年の交通事故死者数に関する統計資料を発表しました。
多くのドライバーの方は意外と根拠なく
「自分は交通事故と関係ない」と思っているかもしれません。

でも、それは大きな間違い。
現実の情報をインプットして、車に乗る時の意識を高め
事故に遭う状況を近づけないようにしましょう。

まだ、速報的なもので細かいデータではありませんが、
今週は発表された統計資料の内容を紹介しました。





2019年に交通事故で亡くなった人は全国で3,215人。
2018年は3,532人。317人の減少となりました。
これは1948年に統計を取り始めてから最も少ない犠牲者数。
最も多かった1970年、1万6,765人の2割強にまで減っています。

交通事故発生件数も1969年の約72万件をピークに減少傾向に入り
2019年は当時の半分ほどの38万件にまでなりました。

これについて国家公安委員会は
「政府をはじめ、関係機関・団体や国民一人一人が交通事故の防止に向け
積極的に取り組んできた結果だと考えている」というコメントを発表しています。





交通事故死者数が過去最低というのは喜ばしいこと。
でも、1日あたり8.8人の人が亡くなっている事実を見過ごしてはいけません。
自分や家族や親戚や友人や知人だった可能性もあるのです。
都道府県別の交通事故死者数が多かったところを紹介しておきましょう。

<┛漫筺 埼 玉 129人
<О漫筺 大 阪 130人
<Π漫筺 神奈川 132人
<グ漫筺 東 京 133人
<ぐ漫筺 兵 庫 138人
<0漫筺 北海道 152人
<位>  愛 知 156人
<^漫筺 千 葉 172人

長らくワースト1位が続いていた愛知県が
17年ぶりに全国ワーストを脱却しました。
替わってワースト1位になってしまったのは千葉県。





ここまでの数字は絶対数。
危険頻度の目安になる人口10万人あたりの交通事故死者数は以下です。

<グ漫筺‘別 4.21人
<ぐ漫筺々眞 4.67人
<0漫筺々畧 4.89人
<位> 鳥取 5.54人
<^漫筺‘租 5.57人

気をつけるべきは絶対数の多い都道府県だけではありません。
上に挙がった都道府県に暮らす人も特に注意は必要です。





そして、気をつけてほしいのが高齢者の方々。
どうしても認知・判断・行動の能力が若い頃と比べて落ちます。
しかし、頭の中のイメージは、変わらない。

その結果、クルマを運転していても
あるいは街を歩いている時や自転車に乗っている時も
事故に遭遇してしまう危険は高まります。

交通事故死亡者数に65歳以上の方が占める割合は、
2010年に50%を越えました。2019年は、55.4%。

さらに、人口10万人あたりの交通事故死者数は
全年齢だと2.54人ですが65歳以上は5.01人。
65歳を超えると明らかに交通事故で命を落とす危険が増えます。
交通事故に遭遇する危険が増えるとも言えるでしょう。
    
65歳以上の方はもちろん気をつけていただきつつ、
身近に65歳以上の方がいる方は機会があるごとに注意を促して下さい。