第256回 JA共済 全国小・中学生 交通安全ポスターコンクール

2020/03/13

子供たちの美術教育の高揚を図るとともに
交通安全への“思い”を広めることを目的に毎年開催されている
「JA共済 全国小・中学生交通安全ポスターコンクール」。
去年の暮れに令和元年度の入賞者が発表されています。

今週はJA共済連 地域活動支援部 大野 祥平さんを迎えて
去年行われた第48回のコンクールについて紹介しました。
大野さんによると最新大会の応募総数は
小学生119,295点、中学生35,701点の計154,996点。

小・中学生が描いた交通安全ポスターには
その時々の交通安全についての「関心」が表れるものですが
『スマートフォンの使用マナー』が7年連続で最多。
また『高齢者運転・免許返納』を呼びかける作品が前年の約8倍に急増したといいます。

「自分のおじいちゃんやおばあちゃんに、
事故の被害者にも加害者にもなってほしくないという
子どもたちのメッセージが込められているように感じます」と大野さん。

また『アクセルとブレーキの踏み間違えに注意』や『あおり運転禁止』など
ドライバーに向けた作品が多く描かれたことも特徴だったといいます。





それでは、ここで受賞作品4点を紹介しましょう。
まずは内閣府特命担当大臣賞を受賞した千葉県の中学2年生の作品。



ながらスマホをしていた自転車と歩行者の事故現場を
地面から見るという画面構成が見る人を引きつける作品。
落ちているスマホに「スマホ見るなら前を見て」という
キャッチコピーが入っているところがユニークですね。
作品全体が暗い不穏な色調で表現されていて
ちょっとくらい大丈夫という軽い気持ちが誰かの命や幸せを奪い
自分の人生も台無しにするということを伝えているようです。


次は農林水産大臣賞を受賞した福島県の小学4年生の作品。



酔った赤ら顔でネクタイ姿のお父さん。
「ビール大好き」のタスキをかけパーティグッズでしょうか?
眼鏡・ヒゲ・帽子などをつけたまま手には車の鍵をぶら下げています。
楽しい宴会が終わり、クルマに乗って帰ろうとしているのでしょう。
しかし、後ろの車は目を吊り上げ、鋭い歯を剥き出しにして怒っています。
赤く「飲酒運転おことわり」とあり
車目線で飲酒運転の危険さをわかりやすく伝えたユーモアのある作品。
お酒を飲んだら絶対に運転してはいけないことを再認識させられますね。


次は警察庁長官賞を受賞した沖縄県の小学3年生の作品。



上の黒いクルマの男性運転手はこぶしを突き上げ
凄い形相で前を走る赤いクルマを威嚇しています。
赤いクルマを運転する女性は怖いのでしょう。
シクシクと泣いてしまっているようです。
煽り運転がニュースでよく取り上げられた去年。
そうしたニュースに敏感に反応したと思われます。
煽り運転による悲しい交通事故が
なくなって欲しいという願いがこもった作品です。


最後は文部科学大臣賞を受賞した鹿児島県の小学5年生の作品。



一転して明るい作品!
青空の下、通学路があって、横断歩道を渡る子供たち。
子供たちを見守る地域の交通安全ボランティアの方は笑顔。
横断歩道で停車して子供が渡るのを待つクルマも笑っています。
そして「思いやりの安全ロード」というメッセージ。
地域全員で安全な交通交通をつくろうと思わされる作品です。

大野さんは最後に、番組を聴いている大人の方には、
子どものよいお手本になっていただきたい、
安全運転に努めてほしいと話して下さいました。

これらの優秀作品は3月16日(月)から31日(火)までの期間
「JA共済交通安全ポスター展 子どもたちの願いをのせた山手線ミュージアム」と題し
JR山手線の電車1編成の中吊りや車内上部モニターなどに掲示する予定です。
また、JA共済のホームページ特設サイト内でも入賞作品を見られます。