第260回 令和2年 春の全国交通安全運動 後編

2020/04/10

来週の水曜日、4月15日までは「令和2年 春の全国交通安全運動」期間。
先週に続いて 警察庁 交通局 交通企画課 渡辺友佳子さんにお越しいただき
その重点ポイントをお伝えする「後編」をお送りしました。

今週とりあげたのは全国重点ポイント3つのうち残りの2つ。
「高齢運転者等の安全運転の励行」と「自転車の安全利用の推進」。

「高齢運転者等の安全運転の励行」については、
最近は高齢ドライバーの事故を見聞きする機会が多くなりました。
高齢ドライバーは他の世代に比べてハンドル操作の誤りや
ブレーキとアクセルの踏み間違い事故の割合が高い。

年齢を重ねると体の機能が変化しますが、
長年の運転経験から、自分で気がつかない場合もあります。
家族や周囲に高齢で運転に不安を持つ人がいたら、
安全運転について話し合う機会を作るようにして下さい。





家族ということでいうと小さな子どもをクルマに乗せる
ドライバーのお父さん・お母さんはチャイルドシートにご注意を。

6歳未満の死亡事故で多いのが歩行中に次いでクルマに同乗中です。
その8割以上がチャイルドシート未使用か使い方を間違えていました。
チャイルドシートを使わなかった場合の致死率は正しく使った場合の10倍。
子どもの命を守るため、チャイルドシートは必ず、正しく使用して下さい。

また、体が成長しても大人のシートベルトでは危険なこともあります。
チャイルドシートには、乳児用、幼児用、学童用の3タイプあります。
子どもの体格に合ったチャイルドシートを使ってください。





最後のポイント「自転車の安全利用の推進」。
昨年、自転車に乗っていて事故に遭い、
亡くなったり、怪我を負った人は全国に約8万人。
そのうちの6割に、何らかの交通違反がありました。
また、自転車乗車中に交通事故で亡くなる高齢者が増えました。

自転車のルール違反は道路や交差点で
前後左右の安全確認をしないケースが最多。
また、信号無視や一時停止場所で停まらないケースも多い。

4月から通学や通勤で自転車を使い始める人もいます。
朝、先を急ぎ、安全確認を疎かにして自転車に乗るのは危険。





スピードが速いほど止まるために必要な距離が長く
ぶつかった時に歩行者が受けるダメージが大きい。
自転車通学の学生がいる家庭では
朝に余裕をもって家を出る心遣いをして下さい。

また、クルマとの事故では出会い頭の衝突が一番多く、
自転車で亡くなった方の多くは、頭に怪我を負っています。
子供だけではなく大人も必ずヘルメットをかぶりましょう。

一方で自転車は交通事故の加害者になることもあります。
過去に、小学生が自転車で走行中に歩行者と衝突、
怪我を負わせて賠償額が約9500万円となった例もあります。
万が一に備え、自転車保険もかけておくようにしましょう。

クルマやバイクを運転する時も、歩行者も、自転車に乗る時も、
充分注意して、交通事故がない社会を目指しましょう。