第265回 チャイルドシート義務化から20年 後編

2020/05/15

先週はチャイルドシートを使わないと子供の安全が脅かされる、
怖いことにチャイルドシートの間違った使用は、
使わないよりも危険という調査結果を伝えました。

さらに、チャイルドシート全体の使用率が7割を超えたといっても
乳児用(ベビーシート)と幼児用(狭義のチャイルドシート)では
9割以上が不適正使用という驚きの数字を紹介しました。





自動車生活ジャーナリストの加藤久美子さんによると
「適正使用」というのはチャイルドシートが車に正しく固定さて
乳幼児がチャイルドシートを適正に使用している場合のこと。
反対に「不適正使用」は事故によってチャイルドシートが
シートベルトから完全に分離してしまい
幼児がチャイルドシートから飛び出した場合のこと。
これが警察の定義づけなのだそうです。

そして、成長の度合いによって3分類あるチャイルドシートのうち
「乳児用」「幼児用」の不適正使用はハーネスに原因があるそうです。

ハーネスはチャイルドシートに付いている子供の体を固定するベルト。
肩ベルトの高さが間違う、締め付けが緩い、よじれているというのがありがちです。
その場合、ちょっとした急ブレーキでハーネスの間から子供が転げ落ち
怪我をしてしまうこともあります。

ちなみに、いちばん大きなタイプ、学童用(ジュニアシート)で
間違った使用で最も多いのが体格不適合です。





多くのお父さん・お母さんは、子どもが6歳になると
「やれやれ、チャイルドシートは卒業だ」と思うかもしれません。
でも、それは間違い。
今度はシートベルトを着用することになりますが、
身長150センチ位までは安全にシートベルトが使えません。

シートベルトは身長が145cmから150cm以上を対象に設計されたもの。
一般の6歳では車のシートベルトで安全に拘束できません。
学童用のジュニアシートを使い、適正なシートベルトの高さに合わせ、
子供の体を守ることが大切になってきます。

この学童用のジュニアシートには大きく2タイプがあります。
日本ではブースターシートと呼ばれる座るところだけのもの。
もう1つは背もたれやヘッドレストもあるフルバスケットタイプ。

以前は6才になってチャイルドシートを卒業すると
すぐにブースターシートがしたらすぐに使えたのですが、
現在は体重が22kg、身長125cm以上と安全基準が変わっています。
年齢にすると7〜8歳ぐらい。気をつけて下さい。

子どもにチャイルドシートをきちんと装着させることは
目前の危険を避けるだけではなく、未来を守ることに繋がります。

幼い頃にチャイルドシートの習慣を身につけた子は
大人になってもシートベルトをきちんと締める。
自分の子どもにもそのことを教育するからです。

愛する子ども、そしてその将来の家族の命を守るため、
子どもには正しくチャイルドシートを装着するようにして下さい。






【お詫びと訂正】

先週の放送内容で道路交通法上の
チャイルドシート着用義務違反「違反点数1」について
運転免許証の違反点数は「累積方式」が正しいところを
誤って「減点方式」として伝えました。
また、チャイルドシート着用義務違反に反則金はありません。