第281回 交通安全川柳

2020/08/14

毎年、交通安全をテーマにした
川柳のコンテストが開催されています。
一般社団法人 東京指定自動車教習所協会が主催している
『「交通安全」川柳コンテスト』。
6月終わり、最新である第11回大会の結果が発表されました。
今週は、その結果を紹介しました。





「交通安全」川柳コンテスト第11回は、
全国47都道府県から総数22,202句の作品が寄せられました。
その中から選ばれたのは入賞5点、優秀賞2点、最優秀賞1点です。


<入賞作品>

ペンネーム めぎょ
ゆずりあい だれでもできる おもてなし 

ペンネーム くましん 
自動車も 濃厚接触 控えましょう 

ペンネーム 博之助
教習車 見るたび直せ 我がふりを 

ペンネーム 減点パパ
返納も マナーのうちと 老いて知る 

ペンネーム おいまる
返納し 増える筋肉 減る脂肪 


思いやりの気持ち、あおり運転に繋がりかねない車間の接近、
そして高齢者の運転免許証の返納問題と昨今の交通問題が出ています。





<優秀賞作品>

ペンネーム まあちゃん
窓を開け コロナと眠気 吹き飛ばす 

新型コロナウィルスの感染防止には三密をさけることが大切です。
車の窓を閉め切ると三密になるため、窓を開けてコロナを追い出し
感染防止を心がけています。また、車の運転には眠気は厳禁。
運転中に眠たくなった時は、窓を開け新鮮な空気を取り入れることが
事故防止に繋がります。窓を開けることによって、コロナ感染防止と
事故防止に繋がればと思い、作りました。



ペンネーム だるま
睡魔とは 戦わないで 一休み 

交通事故は人間社会において車生活がある以上、
なくなることはないと思っています。
しかし、交通事故を減らすことはできる。
そう思い、応募しました。
学校での取り組みを通して、このような貴重な体験をさせて
いただけたことに感謝しております。








<最優秀賞>

ペンネーム 竹里笠杖
心にも 自動ブレーキ 付けておく 

今から46年前、地元の自動車教習所に通い運転免許を取得しました。
運動神経の鈍い私は、うまくいかない実技教習で自動車運転を諦めかけていました。
そんな時、父から「自分ばかりでなく、人様の命にも関わることだから
いい加減に教習を終わらせてはいけない。
時間とお金はかかっても無駄にはならんから」と叱咤激励され、
通常の二倍の時間をかけてやっと実技教習を終えることができました。
我が子から聞く、今の教習所の様子から想像すると、当時私が教わった
教官は、今とは比較にならないほど厳しい方が多かったように思います。
しかし、長く厳しい教習のおかげで、今日まで無事故で過ごすことが
できたように感じております。






こうした交通安全をデータにいろいろ想像して、
考えて、形にしたことは、頭と心に強く残って、
自身の生活にも反映されるでしょう。
その理由で子どもたちが考えるのもいいことです。