第318回 無免許運転

2021/05/07

無免許運転をしたことはありますか?
全ての方が「いやいや、あるわけないよ」と言うことでしょう。
そうであると考えたいところですが、1年に全国で何件ぐらい、
無免許運転が摘発されているか? 考えてみて下さい。

答えは数字が出ている直近の令和元年で
なんと1万8千607件と報告されています。
想像した数より多かったのではないでしょうか。





しかも、この数字には続きがあります。
今回、お話を伺った東京 麹町 みらい総合法律事務所 吉田太郎弁護士によると
令和元年に報告されている危険運転致死傷罪 666件のうち43件が無免許でした。
無免許運転だけではなく、スピード違反、飲酒運転といった危険も犯していたのです。

当たり前ですが、無免許運転のほうが、
免許を保持している運転よりもデータ上では危険だと出ています。
大阪府で平成25年から3年間に起こった交通事故数と
そこに占める死亡事故の割合を見ると無免許が3倍です。

免許保持者    0.3%

無免許運転者   0.9%

意識・知識・技術の違いが数字に表れているのでしょう。





ただ、ひとくちに「無免許運転」と言っても理由はさまざま。
吉田弁護士によると6つのパターンがあります。

免許を持っていない

有効期限切れ

免許の取り消し期間中

免許の停止処分中

持っている免許以外の種別の車両を運転した

日本国内では運転できない外国の免許を持っている


無免許運転は道路交通法違反で3年以下の懲役 
または50万円以下の罰金が科せられます。

また、運転免許証を持っていないことを知りながら
運転をするよう頼み、同乗した人にも罰則があります。

冒頭で「無免許運転? やるはずないよ」と思った方も、
将来、無免許運転をやることがないように注意して下さい。

また、運転免許証を持っていない家族・友人・知人に、
運転することを促さないで下さい。
   

      


6つの無免許運転パターンのうち免許の失効については
「つい、うっかり」ということがあり得ます。

自分の免許がいつまでなのか期間を確認してみて下さい。
そして、更新を知らせるハガキが届いたら早めにいついくのか予定を立てましょう。
この新型コロナ禍で免許の更新がしにくいこともあるかもしれませんが、
期間延長の制度があり、万が一失効しても失効手続きを取れることがあります。

無免許運転は絶対やってはいけません。
事故を起こした場合には自動車保険がきかず、
金銭的な損失も莫大です。
十分、注意しましょう。