第354回 車線キープグリーンライン

2022/01/14
練馬インターチェンジ から長岡ジャンクションへ至る関越自動車道。
その下り、東松山IC付近の路面に緑色の実線が引かれています。

関越道を走行中に「この緑の線は何?」と思った経験がある方もいるでしょうか。
これは「車線キープグリーンライン」と名付けられたもの。

今回はNEXCO東日本関東支社 渋滞予報士
石垣 博将さんにお話を伺い、その設置目的をお伝えしました。





車線キープグリーンラインは2021年 7月に初めて設置されました。
場所は関越自動車道下り 東松山ICの本線合流部から約4kmの区間。
上の写真がそう。いちばん左側の走行車線の左右に引かれています。
また、本線だけでなく東松山ICの流入ランプにもあり、それが以下のイラスト。
ラインの設置目的を利用者に理解してもらうため
左車線キープのメッセージ表示もあり周知徹底を図っているのがわかります。





車線キープグリーンラインの目的は2つ。


キープレフトの促進による渋滞予防

混雑時のドライバーは少しでも早く進もうと追い越し車線を利用しがち。
でも、実は渋滞の多くは追い越し車線から発生しています。
それは車が追い越し車線に集中してしてしまうから。
また、下り坂から上り坂に勾配が変化する地点を「サグ」と言いますが
サグや上り坂は無意識にクルマの速度が低下して渋滞が発生しやすくなります。
車線キープグリーンラインが設置された東松山ICあとは長い上り坂。
そこでキープレフト心がけて渋滞を緩和しようという狙いです。


インターから流入する車の逆送対策

こちらはICのランプから車線キープグリーンラインに沿って走行してもらうことで
本線への交流も自然と正しい方向で合流できるので逆走対策に繋がるという狙いです。





「車線キープグリーンライン」がなくても無闇な追越車線の走行は避けましょう。
また、NEXCO東日本では上り坂の速度低下だから注意地点ですという標識や
ここはサグで渋滞が発生ポイントですよとドライバーに知らせる標識等を設置しています。
見かけた時には速度の回復を心がけましょう。

ドライバーの些細な自分勝手な運転が積み重なって大きな渋滞が発生することもあります。
ひとりひとりが注意したいですね。