第396回 スタッドレスタイヤへの交換

2022/11/04
11月に入り、クルマはもう冬タイヤへの交換時期。
今回は A PIT オートバックス東雲 チームマネージャー
帯川和樹さんにお話を伺い「スタッドレスタイヤ」についてお伝えしました。





いわゆる夏タイヤと比較した時
スタッドレスタイヤの特徴は大きく3つあります。


低温でも柔らかさを保つゴム

サマータイヤは低温になると硬くなってしまいますが
スタッドレスタイヤは低温でも柔らかさを保つことで
雪道の 凹凸路面にしっかり馴染む形で走りやすくなっています


スタッドレスタイヤの溝はサマータイヤよりも深く刻まれていること

これにより水をより排除して凹凸のある凍結路や雪道に密着しやすくなります
例えるなら手で持った氷は濡れていると滑りやすく乾いていると手につくのと同じ
水を排除することで滑りにくくなるという性能を持っています


アスファルトでも走行可能

サマータイヤは雪道では滑ってしまいますが
スタッドレスは雪が降った時にしっかり走行できるとともに
雪が積もっていないアスファル トの上でも走行可能です





そして、帯川さんによるとメーカー/商品によって特徴に違いがあるということで
大きく分類するとタイプは3つ。


氷上性能を重視しているタイヤ

雪上性能を重視し ているタイヤ

アスファルトの路面で走行する性能を重視しているタイヤ



近年はこれまで雪があまり降らなかった地域でも積雪を記録します。
東京でも、今年の年明けすぐに5センチの積雪が予想されて
国土交通省の東京国道事務所が冬用タイヤの着用を呼び掛けました。
北海道・東北・北陸・上信越以外にお住まいの方も
地域の気象特性に合わせてスタッドレスタイヤに履き替えた方がいいかもしれません。





最近の売れ筋としては2つ紹介して下さいました。
北海道や北東北の積雪が多い地域で乗用車の装着率 No.1 はブリヂストンのBLIZZAKシリーズ。
気泡を含んだ独自の「発泡ゴム」を素材としてスポンジのような柔軟さを持つことから
より柔らかい質感で、耐久性、硬くなりにくく雪上性能と氷上性能が高いモデル。





もう1つがダンロップのWINTER MAXXシリーズ。
このタイヤは素材中に占めるゴムの割合が高いと言われていて
磨耗に強いためアスファルトの路面を走る比重が高いユーザーに人気があるモデルです。





ちなみにオートバックスでも、アスファルト重視で、
雪にも対応できるタイプをリーズナブルな価格で販売しているとのことです。





ところで、冬には毎年スタッドレスタイヤに履き替えるという方も多いと思いますが
交換サイクルは一般的に3年に1度が目安。特に雪が多い地域だと2年に1度。
また、溝の深さが50%になって“プラットフォーム”と呼ばれる印が出てしまった時や
タイヤのゴムが硬くなってしまった時は替え時の合図だと思って下さい。

最後にスタッドレスタイヤについては気をつけるべき点があります。
それは装着後すぐには本来の性能を発揮できないので慣らし運転が必要なこと。
一般に言われているのが100km以上というなかなかの距離です。
ですから雪が降り出して慌てて「交換しよう!」ということではなく
予め冬の準備ということで交換を検討してみて下さい。

選ぶ時は、お店に行き、担当の方に話を聴いた上で、
予算と相談して決めるといいでしょう。

もうすぐやってくる冬。
雪道、凍った道に気をつけて、クルマを運転して下さい!