第476回 クルマの梅雨対策

2024/05/24
もうすぐ梅雨のシーズン。
雨の日のクルマの運転は、視界が悪かったり、スリップしたりと、
通常よりも危険度が高まります。
危険を回避するべく、安全な運転を心がけるのはもちろんですが
愛車のきちんとしたメンテナンスが事故を遠ざけます。

そこで、今回は 自動車ジャーナリストの高根 英幸さんにお話を伺い
今のうちにやっておきたい「クルマの梅雨対策」についてお伝えしました。





まずはワイパーについて。
雨の日にワイパーの拭き取る力が悪いことに気づきながら
それを忘れて、また運転してしまう方は多いですが、それはNG。
晴れている時にワイパーの拭き取り具合をチェックしましょう。
線のように拭きムラが出てきたらワイパーブレードゴムの交換時期です。

ワイパーブレードは丸ごと取り替えると高額なので
カー用品店やホームセンターで売っている先端のゴムだけを交換するのがお得。
自分で交換するのも難しくないので挑戦してみてください。

その場合、断面形状には種類があります。ゴムの幅や長さもまちまち。
自分の車に適合するのはどのタイプか? 確認してから購入するようにしましょう。

交換する時は、ブレードをまず車から外して
ブレード先端のゴムを取り替えた方が作業がしやすいことを覚えて置いて下さい。





ワイパーの交換は一般にワイパーゴムが半年 〜 1年に1回。
ワイパー本体は1〜2年に1回が目安です。
屋外に停めている車は、直射日光でワイパーの劣化が進みやすいので、
もっと交換サイクルを早めた方がいいかもしれません。

そして、フロントの視界を確保するために大切なのは、
もう1つ、フロントガラスのコーティング。

フロントウィンドウはワイパーを使って視界は確保できますが、
最近のゲリラ豪雨に遭遇した時は、ワイパーが間に合わないようなことも起こります。
そんな時のためにも、フロントウィンドウのコーティングがお薦め。

近は自分でかけられるウインドコーティング剤もたくさんあって
作業性と耐久性が改善されて、使いやすく、長持ちするタイプもあります。

また、ウインドウォッシャー液でコーティング効果を出すタイプや
ボディーシャンプーで撥水効果を与える商品もありますが、共に効果はそれなり。
しっかりとコーティングをかけた方が長持ちすると高根さんはおっしゃっていました。

次にケアするのはさらにドアミラー。
撥水のように水を弾くのではなく、なじませる「親水タイプ」もあります。
これをサイドウィンドウの外側にスプレーすると雨の日は非常に見やすくなります。





そして、視界の確保につとめたら、
雨の日の事故に大きく関わるタイヤのチェック。

タイヤは走ってるうちに当然磨耗します。
そして、タイヤの残り溝が半分を切ったあたりからウェット性能は低下すると言われていて
そのウェット性能はタイヤ自体の排水性と撥水性で決まり、
排水性と撥水性はタイヤの表面のデザインとゴムの成分によって変わります。

最近は燃費を良くするために転がり抵抗の少ないエコタイヤが一般的です。
タイヤの転がり抵抗を減らす工夫と
雨の日の「ウエット性能」は相反して両立は難しいですが
日本自動車タイヤ協会がタイヤ性能を等級化したラベルがあって
転がり抵抗のグレードとウエット性能のグレードの2つを表示しています。

転がり抵抗は大文字アルファベット
ウェット性能は小文字アルファベットで表記されて
違いはありますが、ともにA/aほど評価が高く
転がり抵抗についてはさらにAの数が多いほど高評価。
これを購入するタイヤを選ぶ時の参考にしましょう。





新品のタイヤの溝は平均でおよそ7.6mm。
通常の夏用タイヤは、残り溝の深さが1.6个泙破猝廚垢襪函
タイヤの使用限界を示すスリップサインが出てきます。

そうなると法律上、使用禁止なので即交換する必要がありますが、
スリップサインが出ていなくても残っている溝の状態でブレーキの効き方に差が出ます。
溝が新品の半分、4mmぐらいになった時には交換しましょう

今から愛車の準備をしっかりして、
梅雨の時期を安全運転で乗り切って下さい。