第16回 交通安全心理テスト その1

2015/07/23
交通心理学という分野があります。
どんなタイプの人が事故をよく起こしやすいか研究し、
その成果を反映させてより安全な車社会を形成しようというもの。
交通心理学士という資格もあり、交通心理学会という組織も発足しています。

今回は、その交通心理学の専門家
九州大学大学院 システム情報科学研究院 
志堂寺和則教授のコメント・監修で「交通心理テスト その1」をお送りしました。

まず、下の3問。
あなたはYESですかNOですか?


<第1問>

【些細なことで、意外とすぐに「イラっと」する】


<第2問>

【忙しい現代社会、特に急いでいなくてもエスカレーターは右側を歩いて進む】


<第3問>

【大切な持ち物でも、どこかに忘れたり、失くしたりする、そそっかしい性格だ】



この3問はせっかちか、短気か、といったことについての質問です。
せっかちな人、そそっかしい人は基本的に余裕のない運転をしています。
一時停止をしない、スピードを出し過ぎる、車間距離をつめて走る。
急いでいる運転を日常的にやっているので
前の車との接触などの事故が起きやすくなる。
さらに短気な人というのも事故を起こしやすいタイプです。
無理な割り込みをされた時に車間をつめて煽るというような行動に出がちです。
運転に限らず、急ぐことと正確さは相反するということがわかっています。
急げば正確度は落ちるし、正確にやろうとすると急いでやれないという事。
安全運転をしようとすると、急がないという事が大事になります。
上の3つの設問がYESだった方、その数が多い方は、気をつけて下さい。


<第4問>

【明るい時、憂鬱な時、1日の中で感情はとても豊かだ】


<第5問>

【買い物で欲しいモノがあると金額や後先のことはあまり考えず買いに走る】


この2つは「感情的か」「衝動的か」ということについての質問。

気分屋タイプ、衝動的な人たちは、基本的にムラがあり安定した動作が出来ません。
調子が良い時は良いのですが、調子が落ちてしまうと危険な運転になりがちです。
また、こういう人たちは自分を抑えられないという特徴を持っています。
一時停止をしないといけないところを、急いでいるからといって、
徐行で通過したりというような行動が多く見られます。

衝動的という場合は、いつもでは無い、そこが気分屋に関わるところで、
ある時はちゃんと落ち着いて行動が出来る、一時停止が出来る。
ところが衝動的な人というのは何か要素が入ってしまう、
例えば、急いでいるという状態になると自分を抑えられないというような事が発生します。
こういったタイプの人は、極力、自分を冷静に見るといいう習慣を身につけて下さい。
冷静に自分を見ることを心理学では「メタ認知」と言います。
運転している自分を冷静に1つ上の視点から眺める事を心がけるようにしましょう。

第1回「交通安全 心理テスト」。
5問出題しましたがYESはいくつあったでしょうか?

YESが多いほど運転が危ないタイプ!
ご自分がYESだったところを、もう一度、思い返してみて、
今後の安全運転に役立てて下さい。
近いうちに、第2回の心理テストも行います。