“交通事故は高齢者の運転が危険”という印象を強く持っている方は多いでしょう。
これはある部分、確かなこと。
しかし、免許保有者10万人当たりの、年齢層別の交通事故件数を見ると、
実は高齢者よりも若い世代のほうが多いのが実情です。
この春に自動車や二輪の運転免許証を取得した方もいるでしょう。
若い世代の皆さんは、運転にはくれぐれも気をつけて下さい。





実は高齢者よりも交通事故の割合が高いのは若者。
令和7年の交通事故件数で、第一事故の最多が16歳から19歳。
次いで20歳から24歳。その次が85歳以上の高齢者なのです。
実は16歳から19歳の交通事故割合は85歳以上の2倍以上。





若い世代の起こした事故では、軽乗用車に5人が乗り、
スピードを出しすぎて交差点を曲がりきれずに全員が亡くなったという例があります。
若い世代はスリルを求めが地なのかもしれません。





若者の傾向として、いいところを見せようとスピードを出す、無理な運転をする。
その一方で、運転技術は未熟の場合が多く、無茶な運転の至る結果が想像できないのかもしれません。
それは重大事故に直結してしまう可能性があります

何より、無謀な運転をすると、とんでもない事故
結果になってしまうことを予想して慎重になることです





若い世代の方は、自身の運転を鑑みつつ、
ゴールデンウィークとその後の運転に臨んで下さい。
他の車両と勝手に速度を競い合ったり
攻撃的になることはやめましょう。

持つべき意識は、まず慎重になること。怖いと感じること。
無謀な運転をするととんでもない事故が起こり、
未来を失う結果になってしまうことを予想して慎重になることです。
もうすぐゴールデンウィーク。
クルマでどこかへ出かける予定がある方も多いでしょう。
ただ、当たり前ですが、運転をする時に飲酒はNG。
「楽しいから、すすめられたから、少しだけならいいか・・・」
それが、あなたの人生を変えてしまうかもしれません。





警察庁によると、全ての交通事故件数のうち、
死亡事故が占める割合を飲酒している場合と飲酒をしていない場合で比較すると、
飲酒をしている場合は、飲酒をしていない場合に比べて7.1倍。

飲酒によって・・・

* 判断が遅れる、ミスが多くなる
* スピード感覚が鈍る
* 運転操作が雑になる、ミスになる

お酒を飲む方は、飲めば運転に悪い影響が出ることは容易に想像できでしょう。
当然いつも決してやってはいけないわけですが、
ゴールデンウィークは、長い休みで意識が緩むかもしれません。
気をつけて下さい。





今回、お話を伺った交通事故調査解析事務所 代表の熊谷 宗徳さんによると
基本的には飲酒事故というのは夜に多いですが、
長い連休の間は日中からお酒を飲む人
あるいは夜通しお酒を飲む人もいるでしょう。
ゴールデンウィークは昼間や朝に発生している例も少なくありません。

例えば、去年は横須賀市で5月5日の午前11時15分に
基準値の3倍のアルコールが検出された31歳のドライバーが信号無視をして加速、
8台の車に衝突して、横断歩道に突っ込むという事故があり8人が怪我しました。
また、京都市で5月6日の午前8時40分に飲酒状態の24歳の男性が運転する
乗用車が対向車線にはみ出して市営バスに正面衝突。逮捕されています。

バーベキューで少し飲む、ランチで少し飲む、旅先の酒蔵やワイナリーで試飲する、
運転する場合は、こうしたことも絶対に避けましょう。
ビール中瓶を1本飲むと、アルコールを分解するには、4時間はかかるとされています。
もっと飲めば、さらにお酒が抜けるまでの時間が必要です。そのことを頭に入れておいて下さい。





そして、飲酒運転で事故を起こしてしまった場合、
厳しい刑事処分と行政処分、さらに民事責任が待っています。

飲酒運転で死亡事故を起こした場合、刑事事件と民事事件の2つの罪を背負います。
まず、刑事事件としては、アルコールの影響により正常な運転が困難な状態で
死亡事故を起こしてしまった場合は危険運転致死罪。
これは1年以上20年以下の拘禁刑。行政処分としては免許点数が62点。
即、免許は取り消しになり、加えて免許を取れない期間が8年から10年、設けられます。

また、酒気帯び運転で死亡事故を起こした場合は過失運転致死罪となり
10年6か月以下の拘禁刑、または200万円以下の罰金です。
行政処罰として、免許点数が26点から45点。
これも即免許の取り消しで、免許を取れない期間が2年から5年。

そして、いずれにしても民事事件においては損害賠償請求が主となり、
最近では賠償金額が1億円を超える場合も出てきています。





お酒が好きでよく飲む人の中には「これくらいなら大丈夫」という軽い気持ちで
ハンドルを握ろうとしてしまう人もいるかもしれません。
家族や親しい人は、そうしたシーンに遭遇した場合は、
楽しいゴールデンウィーク、一緒に過ごす周囲の人たちも気を配り、しっかり止めましょう。

飲酒運転で、楽しいはずの連休が台無しになるだけでなく、
ドライバーのその後の人生や、家族の未来をも暗いものにしてしまうかもしれません。
ゴールデンウィークも「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」
この鉄則を守り、楽しく過ごして下さい。
新年度を迎えて2週間。4月から生活に変化のあった方は、
新しい環境や行動スケジュールに慣れていないかもしれません。
この時期は、特に交通安全の意識を高く持ちましょう。
ハンドルを握る時は「だろう運転」はNGです。「かもしれない」運転を!





今回は静岡県 浜松市で企業向けの安全運転研修を行なっている
交通教育センター レインボー浜名湖 教育課 課長 下浦 紀世人さんにお話をお聞きしました。

新年度が始まった今の時点で気をつけるべきは
新社会人なったり、勤務場所が変わったり、慣れない道での運転が増えること。
そして、新しい通学・通勤ルートに不慣れな人もいること。

その結果、通学路や住宅街での歩行者、自転車との接触事故や
見通しの悪い交差点での衝突、駐車場内での事故で接触や巻き込み事故が起こります。

環境や時間帯に慣れていないドライバーは、
もちろん、運転に集中して、安全に気をつけましょう。
一方で、それまでと変わらない環境や時間に運転している方も、
どこかで遭遇する歩行者や自転車に乗る人が、
環境や時間帯に不慣れかもしれないので、
他者の行動に、いつも以上に配慮してください。





上記を前提にドライバーがやめるべきは「だろう運転」。
例えば交差点を直進をする際に右折待ちの車がいる場合
「直進が優先だから、右折する車は待つだろう」と直進したところ
右折する車が曲がってきてしまうというケース。

また、特に見通しの悪い交差点で「車はいないだろう」と思ったり
いると分かっていながら「自分が通るタイミングでは大丈夫」と勝手な思い込みによる判断、
こうしたことが「だろう運転」の例として挙げられます。





交通安全の領域については、
心配したり、悪いことを想像しましょう。
それが、事故を遠ざけます。ドライバーの場合、いわゆる「かもしれない運転」です。

例えば、住宅街や見通しの悪い道路では
塀の陰から子供や自転車が飛び出してくるかもしれない。
駐停車の車の横を通過する時には、突然ドアが開くかもしれない。
車の陰から人が出てくるかもしれない。
青信号の交差点では、対向車が無理に右折をしてくるかもしれない、など。
自分ごととしてイメージできることが大切です。





そして、今回お話を伺った下浦さんが「かもしれない運転」と
並んで大切だと話して下さったたのは「いる、くる運転」。
そこには車がいる、あるいは歩行者がいる
塀の陰から子供や自転車が飛び出してくる、また、車の陰から人が出てくる
青信号の交差点におきましては、対向車が無理に右折をしてくる
信号無視の車が突っ込んでくるなど、可能性を自分ごととして考える在り方。

「かもしれない運転」や「いる・くる運転」に必要なことは
1つは知識と経験。過去の危なかった経験を糧にしつつ、悪いパターンを想像する。
2つ目は感情。イライラせず、焦らず、油断をせず、ハンドルを握る。
3つ目は状況。慣れた道や急いでいる時というのは危険。自分の危険な状況を認識する。
これらを心がけて交通事故を遠ざけましょう!
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