ー僕が10代の頃は、物心もついていなかった時期というか。
 ほんと、一日一日を精一杯生きていた。


清竜人 やしろ教頭「これ、僕の勝手な感想なんですけど、1枚目のアルバムのときって、外への向き方が、すごく攻撃的だったと思うんですよ。」

清 竜人先生「…はい。」

やしろ教頭「だから2枚目を聴いたとき、びっくりしたんですよ。イメージで言うと、1枚目は、もう、人に殴りかかるギリギリのところだったんですけど、2枚目は、もう、ハグする寸前のような感じで…」

清 竜人先生「1枚目は、17歳とか18歳のときにつくった楽曲が収録されているアルバムなので、ある意味、思春期で反抗期時代の自分がたくさん詰まっている気がします。だから、すごく恥ずかしくもあるんですけど、それ以降の作品にはない良さもあるかなと。」


やしろ教頭「確かに。…清先生って、10代の頃、特に大切にしていたものってあります?僕らはいつも、ラジオで10代の生徒を相手にしているんですけど、たまに、自分で話をしていて分からなくなったりするんです。10代の子にとって、何が大切なのかなって…」

清 竜人先生「うーん… 僕が10代の頃は、物心もついていなかった時期というか。昨日考えていたことは今日忘れている、みたいな毎日だった気がするので、そんなに筋の通った哲学は持っていなかったと思います。ほんと、一日一日を精一杯生きていただけで。」
やしろ教頭「ちなみに、清先生が学生の頃って、どんな感じだったんですか?」

清 竜人先生「昔は友達が多いタイプだったと思うんですけど、小学校1年生がピークで、そっからどんどん友達が減っていって…(笑)」

やしろ教頭「小1でピークは迎えられたんですね(笑)。でも、いい意味で選抜されていってるってイメージですよね。」

清 竜人先生「そう…かもしれないです。友達は、小1を境に年々少なくなってきているものの、すごくいい関係を築けている友人は何人かいるので、交友関係であんまり悩み苦しんだりしたことはない、幸せな人生だった気はします。友達が少ないことを気にしたことも、一度もないですね。」

やしろ教頭「18歳で東京に出てきたんですよね?そのときはどんな気持ちだったんですか?」

清 竜人先生「当時は、あんまり大それた自覚は無かったんですよね。さっきも言いましたけど、ちょっと前までは、昨日考えたことすらすぐに忘れている感じだったので、多分、本当に衝動的に東京に出てきて…もちろん、音楽にかける想いや夢はあったと思うんですけど、ほんと、そこまで難しいことを考えていなかった気がします。」