ー『あと1曲書いてみるか』その気持ちが、積み重なって今に至る

やしろ教頭「『音楽活動』っていっても、いろんなシチュエーションがあるじゃないですか。
例えば、一人で曲を書いているとき、スタジオでレコーディングしているとき、お客さんの前で歌っているとき… 清先生は、何をしているときが一番気持ちいいですか?」

清 竜人先生「うーん…ライブやレコーディングをしているときの自分の方が、まだ生気はあるんじゃないかとは思います(笑)。家にいるときの自分は、本当にだめだなあと思うので…」

やしろ教頭「(笑)。じゃあ、家にいてゴロゴロしていても、どこかで、自分にプレッシャーを与えられている感じなんですね。『こんなんじゃ駄目だぞオレ』って(笑)」

清 竜人先生「そうですね(笑)。やっぱりふらふら暮らしていると、すぐに時間が経っちゃうんで。」

やしろ教頭「そうですよね。あと、清先生にとって、ライブってどんな感じなんですか?」

清 竜人先生「まだデビューして1年ちょっとで、演奏してきたライブの数も、そんなに多い訳ではないので、まだうまく噛み砕けていないんですけど、やっぱり、回数を重ねるごとに変わってきましたね。昔は人前で歌うこと自体、あんまり好きじゃなかったんですけど、徐々に好きになってきて。それだけでもこの1年半、やってきてよかったなと思います。」

やしろ教頭「先のこととかって考えたりします?僕の場合、いつも、もっと面白いものがあったら、すぐにでもそっちに行くぞって気持ちはあるんですけど、なかなかそれが見つからなくて。だから逆に、今の場所がすごく好きなんだとは思うんですけど。」

清 竜人先生「2枚目のアルバムを出したときに、一旦完全燃焼したような気持ちになっちゃったんですけど、ここ最近を振り返ってみると、さっきもお話した通り、ライブも好きになってきているし、『もうちょっとやってみようかな』『あと1曲書いてみるか』という気持ちが、ずっと積み重なって今に至っている、という感じですね。」
清竜人 やしろ教頭「個人的には、清先生のこと、ずっと見ていたいですけどね。20代、30代、40代…。音楽的にも、精神世界的にも、これからどういう場所に行くんだろう、どういう景色を見せてくれるんだろうって勝手に期待しちゃってて。…でも、音楽以外に可能性があるもの、あります?音楽以外に、人生をかけられそうなものって。」

清 竜人先生「新聞配達とか…」

やしろ教頭「えっ!?ウソでしょ?」

清 竜人先生「いや、ほんとに…(笑)。学生時代に、楽器代やスタジオ代を稼ぐためにいくつかバイトをしていた時期があったんですが、その中でも、新聞配達が一番好きだったんですよ。
だから、またやってみたいなってたまに思うんですよね。」

やしろ教頭「新聞配達の魅力って何なんですか?」

清 竜人先生「朝の4時5時って、人が全然いなくて、たまたま通りかかる人がいても、大抵、違う会社の新聞配達の人だったりするんですよ。それでお互い、『今、この街で戦っているのは僕たちだけだ』っていう、無言の仲間意識がなんとなくあったりして…。それがすごくよかったんですよ。」

やしろ教頭「なんとなく分かりますけど…」

清 竜人先生「でも、最近は新聞を取らなくなってきている人が多くなってきてるって…」

やしろ教頭「ひょっとしてこれ、最近の新聞事情に怒ってる話ですか?(笑)一人一社はちゃんと取れと。」

清 竜人先生「最近は、記事をネットで見れるようになったりして…さみしいですね。」

清竜人 やしろ教頭「このままいくと、この対談の結論、『みんな、ちゃんと新聞を読もう』ってことになっちゃいますけど…ちなみに清先生は、もちろん新聞は取ってるんですよね?」

清 竜人先生「いや…」

やしろ教頭「ええええええ!」

清 竜人先生「…あと、前に新聞配達をアルバイトでやっていたときは、早起きがつらくて、一ヶ月ももたなくて…」

やしろ教頭「ちょっとちょっと!今日話した内容で、こういうパターン、他にもないでしょうね。『アレもよくよく考えたら、そんなことねえな』みたいな。」

清 竜人先生「大丈夫だと思います…たぶん(笑)。」