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![]() 壮絶な2組のライブが終わるも、ライブは終わず。 2組から受けた衝撃から醒めるには時間がとても足りないインターバルを終え、スクリーンの黒板に、白いチョークの文字が刻まれる。 BUMP OF CHICKEN ![]() ずっと待ち望んでいたこの光景。 BUMPの後ろには、ステージのセットの大きな旗が見える。 観客の歓声にギターを空にかざし答える藤原先生。 その行為をボクは勝手に「ただいま」って言ってるって思うことにした。 1曲目の「真っ赤な空を見ただろうか」が流れたら、さっきまでダイブしてたやつも、SOLの熱心なリスナーも、うちの職員も、やっぱり一塊になってライブに乗っていく。 ![]() 「SCHOOL OF LOCK!でコーナーをやってる時、ずっとこんな気持ちだった・・・」 そう語って歌い出した新曲「メーデー」 泣いた。 CDが発売されて改めて歌詞を見てもう1回泣いた。 BUMPの後ろにあったSCHOOL OF LOCK!のロゴ、 携帯サイトにもWebページにもある見慣れたあのロゴが、 その瞬間 とっても特別なものに見えた。 ![]() 誰か1人じゃなくて、リスナーみんなの事を思い出した。 学校掲示板の書き込みを思い出した。 掲示板に書き込めず、メールを送ってきたリスナーを思い出した。 この2年間出会ったもの全てがドンドン頭の中に溢れてくる。 ![]() 次の曲が始まるまでの間、シーンとなった会場のあっちこっちで、鼻をすする音がした。 そうだよね。「メーデー」「ギルド」「花の名」と続いたら心もくしゃくしゃになるよね。 「言いたいことは山ほどあるけど・・・・歌います」 そう言った会場にBUMPは「supernova」と「天体観測」を届ける。 さっきまで夕焼け特等席だった会場は、いつの間にか宇宙のど真ん中に変わる。 みんなが振るその1本1本の手が、しっかりと生き物の手になる。 ![]() THE BACK HORNが揺らして、銀杏BOYZが光を照らした折れない旗は、 BUMPが広げた満天の星空の下で、星に負けないぐらい輝き出す。 ![]() そして1番最後にステージを去る藤原先生は、誰にも見えないところで一礼して、奥へと消えて行った。
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