10月31日のミドリトマモルは・・・ back next

自然と一体化したアイヌの生き方を世界へと伝えた
萱野 茂 (かやの しげる)
北の大自然に囲まれ、自由と平和に生きてきたアイヌ民族は、日本とロシアにまたがる北方先住民族である。
そんな彼らは、地球規模で環境破壊が起こるずっと前から自然や生物とのつながりを大切にし、自然の摂理を実践していた。

また彼らの村には神社やお寺などは存在しなかった。
では彼らにとっての神は何かというと、それは海であり川であり、山であり、森であり立ち木であり、、、と自然そのものが神であった。

自然からの恵みを大切にし生きてきたアイヌの人々。
そんな彼らの思想や、言葉、文化、や知恵を後世にまで伝えたいと活動していたのが萱野茂氏であった。

彼は言う。

「自然は売れるものでも買えるものでもない。だれかが所有できるものでなく、大地も海も自然はすべて、生き物共通の財産であるはず。」

だと。

参考HP: 『 平取町立二風谷アイヌ文化博物館のホームページ 』