
自然農法を薦める
福岡正信 (ふくおか まさのぶ)

自然農法とは、耕さない、除草しない、肥料を与えない、
農薬を使用しない、を特徴とする種をまくときと収穫以外の作業を行なわない農法のことである。
まく種は、100種類以上の種が入った「粘土団子」
手当たりしだいにいろいろな種を混ぜた粘土は、その中で一番その時どきの環境と時期に合った種が芽を伸ばして、やがて根を張って育っていく。
どの芽が出るのか?これは自然そのものが決めてくれること。
生命力のない種やその土地の環境に合わない種は目が出ず、
その土地にあった植物が自然と選ばれていく。
福岡さんは、もう何十年もの間「粘土団子」によって、世界の砂漠を緑化する活動をおこなっている。
どんな砂漠の地下にも水はあり、粘土団子に包んで蒔かれた種は発芽するまでの水分が確保され、食欲旺盛な鳥や虫からも守られる。
やがて深い地下水脈に達した根は、水分を葉にくみ上げ、その葉から発散した水分が露となり雲を作り、雨をもたらす。
その雨は次なる種の発芽を促し、草や樹が茂り、やがて砂漠に緑が戻る。
実際に1979年には、米カリフォルニア州で緑化に成功。
以来、福岡氏はアフリカやインドの他、 ギリシャ、スペイン等
欧州の粘土団子による砂漠緑化に取り組んでいる。
種をまく、たったそれだけの事である。
みんなで粘土団子のタネをまけば地球はミドリの楽園に戻ることが出来るのだ。
参考HP: 『 福岡翁のメッセージ (全文) 』
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