
世界を舞台に自然を愛することの大切さについてメッセージに続ける
加藤登紀子 (かとう ときこ)

これまでの環境保全の支援者としての経歴を評価され、国連環境計画の親善大使に任命された加藤は、世界各国を回り自分の目で見た自然環境の現状を広くつたえてきた。
歌手でもある加藤は各地で環境をテーマにしたコンサートを開くなど精力的に活動し環境保全活動の大切さを訴えてきた。
そんな加藤が今、伝えたいこと。
それは「土の大切さ」
何億年もかけて出来た土をコンクリートに変えてしまうことはたやすい。
でも土には私たちが知らない無数の生物のエネルギーで成り立っている。
そんな土をムダにすることはできない。
自分の経験も歴史も思い出も、土の上に降り積もっていく。
そう考えることにより、自分を支えるエネルギーとなるのだと。
加藤は自らの著書、「土にいのちの花さかそ」でこう閉めている。
友達もそこにいる。
家族もそこにいる。
でも、あなたのいのちはあなた自身のもの。
自分のいのちを生きること。
それは、あなたの大切な仕事。
空という、大きな傘の下で、
大地という大きなふとんの上で、土にいのちの花咲かそ。
土にいのちの花咲かそ。
参考文献: 『 土にいのちの花咲かそ 』
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