


熱いのが嫌なワケでもなく、別に冷たいヤツでもない。
昼間はそれなりに熱狂するくせに、夕方になると急に静かになっては、突然、大泣きしたりもする。今年の「夏」は、いつも来るヤツとは、少しタイプの違うヤツだったように思う。
そんな一風変わった性格の「夏」は、やっぱりヘンなヤツで、9月に入った頃には、あっと言う間にどこかへと去って行ってしまった。予定より前倒しで、慌てて呼ばれた、今年の「秋」の空気の中、3年目の学園祭ライヴツアー「YOUNG FLAG 09」は幕を開けた。
2009年9月12日、土曜日。YOUNG FLAG、福岡に次いで、2公演目のその日。
僕ら、スクール・オブ・ロック!は、羽田から、北の大地へと飛び立つ。
(奇跡的に遅刻もなく!(笑))
降り立った最北の地は、慌ててやって来た「秋」を押しのけ、更に次ぎの登板であるハズの「冬」が、もう既にチラチラと顔を覗かせるかのような、ヒンヤリとした風。
想像はしていたけど、やっぱり思う。
「日本は広い」。
3つの気候をまたぐような遠距離を、僕らの電波は、毎晩、旅してるかと思うと、改めて、この鍵の学校の校舎の広さ (長さ?) を実感する。
昼過ぎ、辿り着いた「Zepp Sapporo」の文字を見て、さらに実感する。
"YOUNG FLAG、3年目にして、遂に来たんだ。北の大地に"
会場の外に立てられた「青き旗」が、ヒンヤリとした風になびいてる。
ココロナシか、少し「凜」として見える。
会場入りすると、一番乗りしていた4人の少年達の、照れた笑顔が僕らを出迎えてくれた。「ガリレオ・ガリレイ」。
サスガ地元、北海道! っつっても早すぎるだろ!来んの!(笑)
"閃光ライオット" 以来の再会を喜ぶかのように、少しジャレ合う僕ら。
そうこうしてる間に、続々と出演アーティストが会場入り。
30分も経たない内に、HYのリハーサルが音を鳴らしていた。
そのサウンドチェックをBGMにして、Base Ball Bear、サカナクションが姿を現わす。
来て早々、ベボベのボーカル、コイちゃんこと小出祐介が、サカナクションの楽屋に乱入。
SOL職員のすっちゃんが、サカナクションのコメント収録してるっちゅーのに!
(結局、サカナクションのコメントには、ベボベのコイちゃんの声が紛れ混んだままオンエアされました。笑)
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