第77回 4月6日「天気予報」前編
2025.04.06

今週と来週はリスナーの方から届いたテーマでお伝えします。
それは「天気予報」。
皆さん、毎日の予定や服装や持ち物に天気予報を生かしていると思います。
それは物流業界も同様で、モノを安全に運び、適切に保管するためには、
大雨・大雪・台風・波浪・気温などの気象情報はとても重要です。
天気は農作物の栽培や祭祀に大きな影響を及ぼしました。
人類は古くから空や雲を見て、風を感じて、鳥や植物を観察し、予測していたことでしょう。
気象に関する先人の知恵は『観天望気』と呼ばれて諺として残っています。
「夕日が出ると次の日は晴れる」
「猫が顔を洗うと雨が降る」
「山に笠雲がかかっていると雨が降る」
「カエルが鳴くと雨が降る」
などの言葉です。
こうした情報には科学的根拠がないものもありますが、
考え方としては間違っていないものも含まれています。
やがて、人類は現代的な天気予報を確立するに至ります。
現在の方法は「数値天気予報」と呼ばれるもの。
さまざまな気象データをコンピューターに入れて計算し、未来の大気の状態から天気を予測します。
これを実践したのは、イギリスの数学者・気象学者 ルイス・フライ・リチャードソンさん。
1920年頃、自ら計算して6時間後の天気予報を試みましたが・・・
計算にかかった時間は2ヶ月!
しかも、計算に問題があって当てることは出来なかったそうです。
しかし、彼は著書に「6万4千人が集まって一斉に計算をすれば、予報はできる」と記述。
その信念は「リチャードソンの夢」として知られています。
時が経ち、1950年代に入ると、人間よりも遥かに計算の早いコンピューターが登場。
数値天気予報は、現実のものになっていきます。
それは「天気予報」。
皆さん、毎日の予定や服装や持ち物に天気予報を生かしていると思います。
それは物流業界も同様で、モノを安全に運び、適切に保管するためには、
大雨・大雪・台風・波浪・気温などの気象情報はとても重要です。
天気は農作物の栽培や祭祀に大きな影響を及ぼしました。
人類は古くから空や雲を見て、風を感じて、鳥や植物を観察し、予測していたことでしょう。
気象に関する先人の知恵は『観天望気』と呼ばれて諺として残っています。
「夕日が出ると次の日は晴れる」
「猫が顔を洗うと雨が降る」
「山に笠雲がかかっていると雨が降る」
「カエルが鳴くと雨が降る」
などの言葉です。
こうした情報には科学的根拠がないものもありますが、
考え方としては間違っていないものも含まれています。
やがて、人類は現代的な天気予報を確立するに至ります。
現在の方法は「数値天気予報」と呼ばれるもの。
さまざまな気象データをコンピューターに入れて計算し、未来の大気の状態から天気を予測します。
これを実践したのは、イギリスの数学者・気象学者 ルイス・フライ・リチャードソンさん。
1920年頃、自ら計算して6時間後の天気予報を試みましたが・・・
計算にかかった時間は2ヶ月!
しかも、計算に問題があって当てることは出来なかったそうです。
しかし、彼は著書に「6万4千人が集まって一斉に計算をすれば、予報はできる」と記述。
その信念は「リチャードソンの夢」として知られています。
時が経ち、1950年代に入ると、人間よりも遥かに計算の早いコンピューターが登場。
数値天気予報は、現実のものになっていきます。



