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REPORT

第78回 4月13日「天気予報」後編
2025.04.13
現在の天気の予測は「数値天気予報」。
それを可能にしているのが、コンピュータです。

1954年、世界に先がけて業務的に数値天気予報を始めたのはスウェーデン。
各国があとに続き、日本でも1959年にスタート。
この時、気象庁は初めて大型汎用コンピュータを導入し、
これが日本の官庁に初めて導入されたコンピュータとなりました。

ただ、当時のコンピュータは、今のパソコンよりも遥かに低い精度。
数値天気予報の実行には課題も多く、天気予報に採り入れられるまでには時間がかかりました。

数々の課題をクリアして65年以上が経った今、
天気予報がつくられる流れは・・・

まず、地球の大気・海・陸地を細かい格子に分割します。
その上で、世界の観測データから得た気温や風や海面・地面の温度などの情報をインプット。
スーパーコンピューターに、その「現在」の状態から「将来」の状態への変化を予測させます。
そこに予報サービス提供者の知識や経験が加えられて、天気予報が完成です。

今では分単位の局地的な天気予報まであります。
これはスーパーコンピュータが登場して、超超速の計算をしてくれるから実現していること。
そう考えると、私たちは日々、素晴らしい情報をキャッチできているというわけです。

ちなみに、天気予報の当たる確率はどのくらいの印象でしょうか?
1993年に天気予報は自由化され、複数の民間企業も発表しているので一概に言えませんが・・・
気象庁の的中率はおよそ8割だとか。

これからも天気予報のお世話になりましょう。
関係者の皆様、よろしくお願いします!
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