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REPORT

第97回 8月24日「映画」後編
2025.08.24
日本で映画の歴史がスタートしたのは1897年(明治30年)。
万博視察と商用でパリを訪れた実業家の稲畑勝太郎が、フランス留学時代の級友
リュミエール兄弟が発明したシネマトグラフと興行権、フィルムを買って帰国。
大阪で初めての映画興業が行われました。

翌年には日本人による短編映画の製作も始まっています。
最初の国産映画は、浅野四郎さんという撮影技師が撮影した
『化け地蔵』と『死人の蘇生』という短編でした。

やがて欧米同様に日本でも映画は庶民の最大の娯楽となっていきます。
松竹・日活・大映・東宝・東映などの大手映画会社が誕生。
阪東妻三郎・市川雷蔵・三船敏郎といったスターも生まれ、
黒澤明・小津安二郎・溝口健二・今村昌平などの名監督も現れ、多くの名作が作られました。

時は21世紀になり・・・ 
さまざまな分野でデジタル化が進み、映画も例外ではありません。
かつてのフィルム撮影は、ほぼデジタルに変わりました。

しかし、過去に製作・上映された作品の多くはフィルムに残されています。
実はそれをデジタルにコピーして保存するにはコストがかかり、消失のリスクが伴います。
フィルムは適正な温度と湿度の環境下なら、数百年は安定的に保存が可能。
それを踏まえて、日本にはフィルムの収集・保存・復元・公開を行う国立映画アーカイブがあり
保存庫には2020年2月末時点で日本映画72,443本、外国映画10,503本が所蔵されています。
こうした文化資産が損なわれないよう保存するのも現代を生きる私たちの役割でしょう。
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