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REPORT

第20回 3月3日「図書館」前編
2024.03.03
今週と来週のテーマは「図書館」。 
以前の放送で、本の材料「紙」が世界に伝わったのは12世紀頃とお伝えしました。
しかし、それ以前も紙ではない媒体に記録された書物は存在しています。

古くは紀元前3500年頃のメソポタミア遺跡で見つかっている粘土板。
中国では竹札、古代エジプトでは葦からつくったパピルス、
現在のトルコ南西部に栄えたペルガモン王国で発明された動物の皮を加工した羊皮紙。
現在における本の概念の始まりは6世紀初頭、修道士たちが聖書を書き写した羊皮紙です。

記録物である本が増えれば収蔵場所が必要になります。それが図書館。
世界で最も古いとされているのは紀元前7世紀にアッシリア王が建てた「ニネヴェ図書館」。
歴史上には、その後に建てられた“古代3大図書館”なるものがあります。


<アレクサンドリア図書館>

紀元前3世紀にエジプトのアレクサンドリアに建てられた「古代最大で最高の図書館」。
世界中にある文献を集めることを目的として創設されました。


<ペルガモン図書館>

紀元前2世紀に羊皮紙が発明されたペルガモンで建てられた図書館。
アレクサンドリア図書館に負けない書物数を目指し、
最盛期は20万の蔵書があったとされています。


<ケルスス図書館>

西暦125年にローマ帝国のアジア州総督 ケルススが亡くなった際、
息子が父を記念して作ったもの。アレクサンドリア、ペルガモンに次ぐ、
12,000冊の蔵書を所蔵していました。
現在も遺跡が残り、観光地として多くの人が訪れています。

人類は古くから、情報や得た知識は創作物を本に書き記し、
それを後世に伝えるため図書館を建てて大切にしてきたのです。
「図書館」の物語は来週の後編へ続きます。
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