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ちょっとお正月気分も抜けつつありますが、明けましておめでとうございます。今年も小川さん(が優しいのをいいこと)に、かなりおマヌケなものも含む作品への疑問をぶつけてまいりますので、笑いながら温かく見守って下さいね。さて2018年の1冊目。『堕落論』や『桜の森の満開の下』の印象とはまた違う、若かりし頃の安吾が躍動していましたね。特に小学校の代用教員だった頃の安吾(と思われる青年)は、生徒一人一人にきちんと向きあう素晴らしく教師向きな人物。そのまま教員になっていたら偉大な作家は生まれなかったかもしれませんが、安吾は教師が天職だったのでは?!と思ってしまいます。文豪の意外な一面、知りました。

(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2017年12月31日
2017年マイ・ベストブック
2017年12月24日
樋口一葉
『大つごもり』

2017年12月17日
マイケル・ボンド
『パディントンのクリスマス』

2017年12月10日
柴田錬三郎
『‘眠狂四郎無頼控’より雛の首』

アーカイブ
グッド・モーニング・リトル・スクール・ガール/ヴァン・モリソン
♪リトル・スクールガール、お前の家について行っていいかい?飛行機を買ってお前の町の上を飛び回るのさ、時々悩んでしまう、俺はどうしたらいいんだろうかと♪・・二十の安吾先生、女生徒の行く末を心配し自分と結婚することまで想像していますので。
夢のあとに/フォーレ作曲、堤剛(チェロ)
ジャン・コクトーが書いたサティについの音楽論を翻訳した安吾。同じフランスの音楽、ドビュッシーやフォーレも聴いていました。「二十七歳」「三十歳」に描かれる津世子さんとの苦しい恋をイメージしました。
ハレノヒ/高田漣
「二十」の私は、「太陽というものに生命を感じていた」など人生には目に見えない幸せがあることも知っていました。2017年の高田漣さんのアルバム『ナイトライダーズ・ブルーズ』から。
 
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